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メルマガ IDN 【第93号】Inter Depending Network
2006年 2月15日発行
 
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このメルマガは自立化(相互)支援ネットワーク(IDN)の会員
の皆様とこれまでにIDNと関わりのあった方にお送りしています
お知りあいの方で、このメルマガをお送りしたら喜ばれる方をご紹介下さい
メルマガIDNのバックナンバーをこちらでご覧いただけます
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《第93号のご案内》 

お知らせ
  =IDN第6期(平成17年度)社員総会の予告
  =シニアネットフオーラム21 in 東京 開催のお知らせ
  =IDNのホームページの更新
1.ふれあい充電講演会
  =第58回( 2月23日)「小倉百人一首 競技かるたの魅力について」の案内
2.シニアー情報生活アドバイザー講座
   =第42期・43期の受講生募集のご案内
  =第41期の最終日(2月18日)に恒例の懇親会を実施します
3.IT・PC講座
   =2月の案内
4.「楽しくパソコンライフ」〜武兵衛の近況〜
  =第23回 世界中通話料無料のSKYPE(スカイプ)を使ってみよう
5.学生,社会人の進路相談
  =お休み
6.千葉アドバイザーの会「C−PAK」
  =行事開催予定
7.アドバイザー埼玉の会「シニアドさいたま」
8.IDN会員募集のご案内 
   =入会を考えている方に(再掲)
9.海外旅行体験話クラブ
  =再開第5回の開催予告
10.会員のホームページの紹介
  =お休み
11.新連載:井出 昭一さん『平成つれづれ草子』
  =第2回 モーツァルト・イヤー・2006年
12.アウトドアクラブ「たかお会」
  =平成18年度活動計画について
  =第12回(2月)活動計画
  =第13回(3月)活動計画
13.ふれあい広場
14.編集後記
   =「カメラの世界遺産 ニコンFを使おう」余話

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お知らせ

■IDN第6期(平成17年度)社員総会の予告
来る3月20日(月)にIDN第6期(平成17年度)社員総会を開催します。
詳細は追って連絡いたします。
正会員の方はご出席いただきますようお願い申しあげます。

■シニアネットフオーラム21 in 東京 開催のお知らせ

 今年も「シニアネットフォーラム21 in 東京」が2月27日と28日に全共連ビルで開催されます。今年度の統一テーマは『楽しむ中で社会の支えに〜団塊の世帯も〜』で、基調講演に続くパネルディスカッション(テーマ『新時代に向けてシニアの役割とその方向性を探る』)に、奈良原理事長がパネリストとして出演されます。
また、シニア交流広場にIDNのブースも設けます。是非ご参加ください。
 
詳細は下記ホームページでご覧下さい。
http://www.nmda.or.jp/mellow/
http://www.mellow-club.org/snc2006/

■IDNのホームページの更新
○パソコン活用にお役立ちのURL
  「楽しくパソコンライフ」の17回から21回に連載された、「パソコン活用にお役立ちのURL」
  IDNのホームページにアップしました。
  「ITやパソコンの勉強」ブロックからご覧いただけます。お役立てください。
○IDNの行事予定
  IDNの行事予定
を「事務所」ブロックからご覧いただけます。

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ふれあい充電講演会

■第58回(2005年 2月23日) 「小倉百人一首 競技かるたの魅力について」
 今回は、社団法人全日本かるた協会専務理事の鶴谷博幸氏に登壇していただいて、
小倉百人一首について講演をして頂くことになりました。お誘いあわせの上、多数ご参加下さい。

・講師:鶴谷博幸氏(全日本かるた協会専務理事) 
・日時:2006年2月23日(木)午後6時から7時半まで講演会
     講演会のあと9頃時まで懇親会
・会場:京華スクエア 第2会議室 ・懇親会場は近くを予定。
     中央区八丁堀3−17−9  電話03−3551−3200
     地下鉄日比谷線 八丁堀駅/JR京葉線A3出口から歩1分
     案内図はこちらをご覧ください 

◆講師の鶴谷博幸氏の言葉
藤原定家によって、天智天皇から順徳院までの百人から一首ずつ選ばれたと言う小倉百人一首の概要と、お正月の風物詩としてマスコミでとりあげられる名人位、クイーン戦を頂点とした競技かるたのルール、楽しみ方等についてご案内させていただきます。
◆鶴谷博幸氏プロフィル
社団法人全日本かるた協会専務理事  東京吉野会会長
競技かるた段位 九段

・会費:会員1200円 ビジター1500円
    懇親会費 2500円 女性2000円
・申込み先: kouenkai@npo-idn.com
・締めきりは2月16日(木)です

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シニア情報生活アドバイザー講座

■「シニア情報生活アドバイザー」養成講座とは

  この講座は、高齢期の生活に密着した、情報技術(パソコンやネットワーク)の楽しい活用方法を教えることが出来る人を養成する講座です。IDNはこれまでに39回の講座を開催し、172名のシニア情報生活アドバイザーを養成した実績を持っています。
 NPO(特定非営利活動法人)「自立化支援ネットワーク」(略称IDN)は、「ニューメディア開発協会」(経済産業省の外郭団体)が認定する「シニア情報生活アドバイザー講座」の養成講座実施団体に指定されています。

■東京:第42期・43期 開催のご案内
下記の講座の受講者を募集中です。毎回土曜日の開催です。
知り合いのお方でご興味をお持ちの方を紹介してください。 

・第42期:2006年02月25日(土)〜03月25日(土) すべて土曜日
・第43期:2006年04月08日(土)〜05月06日(土) すべて土曜日
・会場:TEPIA(財団法人 機械産業記念事業団)
     港区北青山2丁目8番44号(地下鉄外苑前より徒歩4分)
 *東京での開催の詳細はこちらでご覧ください

■第41期終了日に恒例の懇親会を開催
第41期の最終日は2月18日(土)です。恒例の懇親会を開催いたします

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IT・PCの勉強会

 

■パソコン楽しみ隊:1月勉強会の報告と2月の案内
次回(2月)の予定
日時:2月19日(日) 13:00−16:00
場所:品川人材開発センター 第1教室
   ノートパソコンを使える方はご持参ください。
   プロジェクターは用意する予定です。
【レポート:國重 誠之さん】

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楽しくパソコンライフ〜武兵衛の近況〜
 
■第23回 世界中通話料無料のSKYPE(スカイプ)を使ってみよう
 前回は世界中無料で会話ができるSKYPEについて紹介した。今回はSKYPEを実際に使っている方の感想を紹介してみたい。
 
武兵衛のブログを読まれた人から
1.SKYPEを知ったきっかけは、
私がポーランドにいるときに、Windowsメッセンジャーでタイにいる娘と連絡を取っていたら、同じ寮の学生が「なぜ直接話さないの。SKYPEという便利なソフトがあるよ」と教えてくれました。それから孤独感も感じることなく自由に会話が出来るようになりました。
2.SKYPEを使っています。
タイ在住のむすめといつもSKYPEを通して会話しています。
まるですぐ隣で話しているようです。SKYPEでファイルや写真を送ることが出来ます。
送ってきた写真をその場で見ながら娘と話しています。環境を共有できていいですよ。
 
武兵衛の友人。ハムの世界では名のある方の感想
1、大容量のファイルデータを、無制限(?)で、送れること。実例として、30分のテレビ画像を、相手に簡単に送れたこと。現在のE-mailでは、せいぜい1回に100MB程度しか送れませんから。SKYPEは、素晴らしいです。
2、4人で一緒(現在は5人まで)に、雑談ができること。以前、オーストラリアのハム仲間と、日本のハム仲間2人で、合計4人で雑談ができました。英語の苦手な私でも、仲間の助けで楽しめました。(会話中、デレーが有って、慣れるまでとまどいましたが・・)
3、インターネットやソフトを同時に立ち上げて、いろいろ指導ができること。操作方法などを、同時に立ち上げて、アドバイスできるので、便利です外国のホームページなど、いちいち読んで訳していると大変なので、経験者から、指導して貰うと、早く解決します。
 
武兵衛の講義に参加した人
!?パソコンを使って無料で音声通話が出来るって?!
スカイプって「便利そう」と思いながら、見過ごしていました。フォトクラブの中で説明を聞いて、関心が深くなり、夕飯後、パソコンに向かうと「検索」「スカイプ」のホームページを開けども、「何とか、何とか、読むと難しそう」? 見るだけで考えず「ダウンロード」「マイアカウント」の作成に進み、スカイプ名、パスワードを決めたら、早くもFさんと、会話し、その日のうちに3人で会話をする事が出来ました。
他のグループの知人へメールをすると、既に設定していて、「コール」してくれました。そして、次は5人会話をしようとメールが来ました。
進歩のすばらしさに感心するばかりです。
【レポート:小坂 武夫さん】

お知らせ!! パソコン活用にお役立ちのURLをホームページにアップしました
 「楽しくパソコンライフ」の17回から21回に連載された、「パソコン活用にお役立ちのURL」
 IDNのホームページにアップしました。
 「ITやパソコンの勉強」ブロックからご覧いただけます。お役立てください。

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学生,社会人の進路相談をいたします
今回はお休み

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千葉アドバイザーグループ C−PAK

■月例勉強会開催予定
・3/9日(木) 14:00〜17:00 近藤さん
・場所:千葉県高齢者生協 佐倉センター2F

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埼玉アドバイザーの会「シニアドさいたま」

当会の活動の内容を下記でご覧下さい。
http://blog.goo.ne.jp/seniad_saitama

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IDN会員募集のご案内

■ IDN会員募集中
NPO(特定非営利活動法人)自立化(相互)支援ネットワークでは、正会員と賛助会員を募集しています。
*会員の方々には、会員の活動状況や情報を掲載した機関誌を、年4回発行し配布いたします。
*会員の方々には、各プログラムの割引が適用されます。
*入会金及び年会費については「入会を考えている方に」を参考にして下さい。
*詳しいことをお知りになりたい方は、eメールで、事務局までお問い合わせください。


■入会を考えている方に(再掲)
  会員になるには,自分の意思(Will)がなんといっても大切です。少なくとも何のために入会しようとしているのか,目的を決めて入るのが賢明です。

  入会の手続きとしては,入会申込書と,入会金の支払いが必要になります。会員には,正会員(主体的に活動を行う会員で,総会の議決権を有する会員)と賛助会員(団体の主旨に賛同し,直接、間接時間の許す範囲内で活動する会員)の二つのタイプがあります。どちらの会員になるかは,やはり自分の意思で決めて下さい。

会費には入会金と年会費とがあります。
入会金は正会員が1万円,賛助会員が千円です。
年会費の方は,正会員が年間一口1万円,賛助会員が一口千円です。
年会費を何口にするかも,ご自身の意思で決定して下さい。

 メール送信先:<mailto:idn@npo-idn.com>
 
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海外旅行体験話クラブ

■再開第5回開催予告
06年3月19日(日)13:00−16:00に開催します

詳細の案内をまもなくいたします。ご予定ください。

*これまでの開催状況をこちらでご覧いただけます
 

■再開にあたってのコーディネーターのメッセージ(再掲)
「海外旅行体験話クラブ」のコーディネイトをしております、伊藤政弘と申します。
  しばらくの間、お休みをしていたクラブですが、本年3月より再開の運びとなりましたのでお知らせいたします。このクラブは、海外旅行(海外滞在)で経験した貴重なお話を、写真や資料、ビデオなどを加えながら楽しくお喋りしていただくクラブです。肩の凝らない楽しいクラブですので、海外旅行に興味のある方もない方も、ぜひ一度のぞきに来て下さい。ご参加お待ち申し上げます!

■海外旅行体験話クラブの趣旨
◇海外旅行者の目で見た、外国の習慣・文化・地理などを、楽しく発表し学習します。
◇海外旅行をした際のハプニング・失敗談・発見・感動したことなどを共有します。
◇日本と外国の習慣(考え方)・文化の違いなどを比較しながら社会の学習をします。
◇珍しい体験をされた方の実話や動機、その後の人生観などを共有します。
◇楽しかった「観光ツアー」や「オプショナルツアー」などの情報交換を共有します。
◇色々な生き方があることを学習し、自立した人生へのヒントを探ります。
【コーディネータ:伊藤政弘さん ma-itou@bd5.so-net.ne.jp 】

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*10**********************************************************************

会員のホームページの紹介
今回はお休み

■ブログもOK 自薦・他薦をお願いします
 メルマガIDN第69号(2月15日発行)よりホームページの紹介を開始しました。今回までに10名の方のページと「シニアドさいたま」のページを紹介しました。遠慮しないでどうぞ手を上げてください。以下に趣旨を再掲いたします。

 会員のホームページを紹介するコーナーを設けます。会員の顔をもっと見えやすくすることが主な目的です。会員相互の交流のきっかけになればと期待します。ご希望のあった方から順次紹介します。簡単な紹介で結構ですから下記あてにご連絡ください。メルマガIDNで紹介したホームページのURLをIDNのホームページに紹介して。
申し込み先:<mailto:merumaga-idn@npo-idn.com>
 

これまでに登場した方のURLと紹介文をこちらIDNのホームページでご覧になれます

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新連載 『平成つれづれ草子』 井出 昭一さん

■第2回 モーツァルト・イヤー・2006年
モーツァルトに惹かれて40年
 ことしは、モーツアルトの生誕250年記念の年です。かつて1991年も、没後200年ということで、「モーツァルト・イヤー」としてのイベント・公演が世界的に盛り上がりましたが、ことしもその再来で、モーツァルト・ファンにとっては楽しみが溢れる年になりそうです。
 モーツァルトの音楽の素晴らしさに一旦取りつかれると、その魅力から逃れることはできないといわれますが、例に漏れず私もそのひとりです。私がモーツァルトを聴き出したのは、今から40年前の昭和41年(1966年)1月からです。昭和39年に入社し、ようやく会社生活が落ち着いてきたので、元旦を期して毎年ひとりの作曲家に焦点を当てて徹底的に聴こうと計画しました。最初の年は親しみ易いモーツァルトを選び、その後、ベートーベン、ハイドン、チャイコフスキーなど、毎年対象とする作曲家を変えてゆくつもりでいました。

 当時、始まったばかりのFM放送は、それまでの中波と違って雑音が入らないという点で画期的なものでした。「FMファン」という雑誌を購入してNHKとFM東海の放送番組を事前にチェックし、モーツァルトを聞き始めたわけです。ただ聴くだけでは曲を覚えないのではないかと思い、B6版の用紙に自分で独自のフォームを作り、日時、番組名、曲名、ケッヒェル番号、演奏者、指揮者、楽団、コメントなどを書き止めることに決めてスタートしました。

 驚いたことにモーツァルトが登場することがあまりに多く、7ヶ月間で230曲のメモが溜まってしまうほどでした。重複する曲が多くなったこともあって、メモは止めることになりましたが“モーツァルト熱”は高まるばかりで、翌年も別の作曲家に移る事はなくモーツァルト、モーツァルトと続き、40年経過した現在でも“高熱”が継続中です。
したがって、今年は私にとってもモーツァルトに惹かれて40年という節目の年でもあります。
 
作曲年代を推定できる便利なケッヒェル番号
 モーツァルトの作品には、ケッヒェル番号が付けられています。これは19世紀のオーストリアの自然科学者ルートウィッヒ・フォン・ケッヒェル(1800〜1877)がモーツァルトの全作品を整理して年代順に付けた番号です。モーツァルト以外のものが含まれていたり、逆に漏れてる作品もあったようですが、その後の研究で大幅に改訂され、モーツァルト愛好家にとっては、わざわざ曲名をいわなくても“ケッヒェル○○番”といえば通じるのですっかり定着しています。
 例えば、K136、K137、K138と100番台の3曲のディヴェルティメントは軽快で若さいっぱいですが、これはモーツァルトが16歳のときの作品です。K191のファゴット協奏曲も何回聴いても聞き飽きのこない曲です。これも完成度の高い曲ですが、なんと18歳の時書いたものですから信じられないことです。このようにケッヒェル番号で凡その作曲年代が推定できるので大変便利な番号です。
 
神の子・神童・モーツァルト
 有名な「レクイエム(K626)」が最後の曲ですが、実際にモーツァルトが作曲したのは626曲より遥かに多い700曲ほどだといわれています。作曲ばかりでなくモーツァルトは、生涯に400通の手紙を残しています。35年の短い生涯の三分の一は旅に明け暮れたということですから、モーツァルトは手紙を書くか、作曲をするか、そのいずれかだったのかと思いますが、映画の「アマデウス」を見ると、天真爛漫でその短い生涯を楽しんでいたようです。
 モーツァルトの三大交響曲といわれる第39番変ホ長調(K543)、第40番ト短調(K550)、第41番ハ長調「ジュピター」(K551)は、1787年にわずか46日間で作曲しています。
 とくに第39番は3〜4日で書きあげたと聞いてただ驚くばかりです。早いというだけではなく、その作品が比類なき傑作である点が驚嘆に値するところです。ベートーベンが「交響曲第九番(合唱)」を完成するのに6年以上の歳月をかけ、その構想のスケッチから計算すると12年近くを費やしていることと比べるとまさに対照的です。
 「神の子」モーツァルトは、止めどもなく湧きでる楽想を五線譜にペンを走らせたのでしょう。それにも拘らずモーツァルトの原稿の譜面には書きなおした後が見られないほどきれいだったとのことです。神童とか天才ということばは、まさにモーツァルトのために作られたのではないかといえます。
 
魅力的な第二楽章の旋律
 ベートーベン、チャイコフスキー、マーラーは重厚で荘重だといわれるのに対し、モーツァルトは、明るく、明快、わかり易い、愛らしい、やさしく微笑みかける音楽、みずみずしい詩と優しさ、神々しいまでの美しさと崇高さなど様々な賛辞が寄せられていますが、単に明るいというだけではなく、どこか痛切な哀しみを秘めた明るさともいわれています。
 概して、モーツァルトのゆっくりしたテンポの第二楽章は親しみのある旋律が多く情感溢れるものばかりです。そのため、演奏の稚拙がはっきりするところでもあるため、聴く人にとっては極楽でも、演奏家にとっては地獄だともいわれているようです。
 ピアノ協奏曲第20番(K466)の第二楽章は、あの「アマデウス」の最後の字幕のバックに流れ、続く第21番(K467)の第二楽章は、映画「短くも美しく燃え」のテーマとして耳に残っている名旋律です。このほか、フルートとハープのための協奏曲(K299)、ホルン協奏曲の5曲(第1番K412、第2番K417、第3番K447、第4番K495)、クラリネット協奏曲(K622)など管楽器の協奏曲のいずれの第二楽章も珠玉のメロディーだと思います。
 
小林秀雄の「モオツァルト」
 モーツァルトのエッセイとして、最も名高いのは小林秀雄の「モオツァルト」です。文庫本で50ページですから、決して長い文章ではありませんが、「無常という事」と並んで小林秀雄の傑作に数えられています。
 この執筆を考えたのは戦前の昭和17年(1942年)で小林秀雄が40歳のときで、昭和18年(1943年)、中国の南京旅行の際に書き始め、戦後の昭和21年12月、に雑誌「創元」の第1輯に発表されました。モーツァルトの作曲のスピードと比べると、小林秀雄が推敲の推敲を重ねた上に完成された練絹のようなエッセイで、ある書評によりますと「モーツァルトの音楽の本質を短調に見出し、・・・・行間からモーツァルトの音楽が響いて来るようなエッセイである」といわれています。その最後のところで、モーツァルトのレクイエム(K626)の「最初の部分を聞いた人には、音楽が音楽に袂別(べいべつ)する異様な辛い音を聞き分けるであろう」と記しています。とても難解な表現です。
 モーツァルトを評したことばとしては、有名なアインシュタインの「死とはモーツアルトが聞けなくなることだ」の方が、直接的で明快そのものです。逆に言うと、生きていることは、モーツァルトを聴けること、楽しめることです。
 ことしは、その楽しみがいっぱいの年なのです。気張らずにモーツァルトを満喫したいものです。

        

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*12**********************************************************************
アウトドアクラブ「たかお会」
■18年度年間活動計画
たかお会18年度年間活動計画が出来ました。IDNホームページのたかお会ページに掲載していますのでご覧下さい。今年度は宿泊を伴う計画が2回組まれています。
 7月から9月の間は、有志による中級登山計画を組み入れたいと考えています。
 それぞれの計画の詳細は、実施2週間前までにメール添付で連絡します。

■第12回活動計画
2月25日(土)埼玉県飯能市 「子の権現」ハイキングと浅見茶屋での新年会開催。

■第13回活動計画
3月3日(金)〜5日(日)長野県 南志賀 山田牧場スキー場 「スキー体験楽しみ活動」初心者・お友達・ファミリーの参加歓迎です。
山田牧場スキー場ホームページ http://www.minamishiga.co.jp/

☆ 第12回・13回活動計画の詳細と参加申し込み方法は、IDN HPのたかお会ページに掲載していますのでご覧下さい
☆ たかお会に参加加入したい方、また、活動計画にご意見ご要望がありましたら下記まで連絡ください。 
連絡先:  idn-outdoor-owner@egroups.co.jp
【幹事:東川・滝村】

たかお会の活動状況や案内をこちらでご覧になれます

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*13**********************************************************************
ふれあい広場

■「ふれあい広場」について

皆様の近況・IDNに対する意見・催しもの案内・等など内容に制約はありません。
思わぬ出会いがあるかもしれません。
下記のメールアドレスへ自由に投稿して下さい。お待ちしています。
<mailto:merumaga-idn@npo-idn.com>

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*14**********************************************************************
編集後記

■「カメラの世界遺産 ニコンFを使おう」余話
 
メルマガIDN第91号(1月15日)に「カメラの世界遺産 ニコンFを使おう」を書いたら、反応が多く、カメラに思い入れのある人との新しい交流が生まれた。

たくさんのカメラ愛好家たち
カメラ好きの飯塚さん:同第92号(2月1日)のふれあい広場に、飯塚さんのカメラへの思いを掲載した。大阪万博が予定されていたこともあって決心一大決心をして本格的なカメラ「キャノンFT」を新宿西口ヨドバシカメラ(第1号店)で買ったこと、休みの日にはカメラを担いで一人都内の古い建物などを写したこと、6ケ国20日間の旅、シンガポールや中国にも携行した思い出などが書かれている。
 
カメラに凝っていたYさんのお父さんの後日談:学生時代にアルバイトをし、社会人になってからの分も足してコンタックスを購入。お亡くなりになった後、眠っていたカメラを浅草にある古いカメラの修理で有名なお店で写せるようにしてもらったこと、修理代がすごく高かったとのこと。田中長徳著「温故知新のコンタックスG1」より古い時代のシリーズの写真を見てもらったら、そのカメラはコンタックスVであることが判明。機会があったら触らせてもらうことを楽しみにしている。

カメラ収集家の林 佳次郎さん:コンタックスの話題では、林 佳次郎さんが年賀のメールで「コンタックスG2の28ミリ2.8つき」を買ったというニュースもあった。百数十台の収集に、新しいコンタックスの中でも定評のある28ミリレンズつきの新たな1台が追加された。

TM研究会での広がり:1月30日に開催された、科学技術と経済の会のTM研究会で工業製品(家電)の耐久性について話題になり、Iさんより「ニコンFは一度も故障しない」という発言があった。
 TMとは、「テクノロジー マネージメント」の略称。以前に勤めていた会社で、科学技術と経済の会の窓口(「キーマン」と称した)をしていたときに、R&Dの企画や管理を主な仕事をしている人達が集まって研究会を行い、異業種の交流を行う場があった。研究会に集まって有意義に楽しく過ごしている人も、会社で役職が変わると窓口も変更になり、研究会に出席できなくなった。各社のキーマンたちは、せっかく親密になったので、何らかの形で交流を継続できるようにしようとつくったのがTM研究会。年に数回の研究会と懇親会を通して親交を深めることが、リタイヤーした後も継続している。
 TM研究会のあくる日2月1日に、TM研究会のメーリング・リストを利用して、編集後記にニコンFについて書いたことをIさん知らせた。

TM研究会できっかけをつくったIさん:早速Iさんより返事が来た。若いときは、いつも一緒にいたカメラで、国内・海外問わず旅行には常に持って行ったこと、様々なイベントでは大活躍をしたこと、山スキーで転んで岩にぶつけても少しへこんだだけでびくともしなかった時は感動したこと、F100を手にいれこの6年はこれを愛用していたが、これを機会にFも少しは使ってやらねばと思い始めていること、アサヒカメラ(06年1月号)を早速手に入れて読んでみようと思っていること、などが書かれていた。

ニコンOBのNさん:同じ日に、ニコン(株)に勤めていたTM研究会のメンバーの一人であるNさんからメールが来た。メーリング・リストにおける私とIさんの対話が、ニコンに勤めていたものとしてうれしかったこと、本「ニコン党入門」で紹介した3名の方をすべて知っていること、ニコンFを提供したものにとっても伝説に近いカメラになってきており、大切に扱われること(時々は動かされる様)を願うこと、Nさんも入社して1年目にレンズ2本付けてニコンFを購入、初任給の3倍強したこと、などが書かれていた。

Hさんの2つの質問:2月2日にTM研究会のHさんより、メーリング・リストに投稿があった。ニコンF(ボディーは3台)など各機種ともに、ボディーは勿論、望遠・広角などかなりの部品が残っている、昔買った時は、当時の資力から見てかなり高価なこともあり、また製品そのもののデザインのよさと、日本の技術力の塊のように見えて、なかなか手元から離れないまま現在に至っていることが書かれ、昔のカメラの処分法とフィルム生産の持続の見通しについての2つの質問がなされた。

最近のカメラと関連業界の動きは激しい
ニコン:ニコンのフラッグシップカメラ「F6」と写真を勉強する方の入門機として定評のある「FM10」を中心に生産を続けるものの新規開発はやめ、6機種については生産を終える、ニッコールレンズ群40本以上、アクセサリー群については今後とも生産を継続し基本的に本事業を継続する。(06年1月11日と2月3日のニコンのニュース)

コニカミノルタ:カメラ事業については06年3月31日をもって終了し、デジタル一眼レフカメラ関連の一部資産をソニーへ譲渡。カラーフィルム、カラーペーパーについては段階的に品種の絞り込みを進め、06年度下期末までに生産を終了する。(06年1月19日プレスリリース)

キャノン:引き続きフィルムカメラの開発・生産を今後も続ける、発売する機種は減るだろうと表明。(新聞情報 06年1月30日の平成17年12月決算発表のときの田中稔三専務のコメント?)

富士写真フィルム:銀塩写真を中心とした感材写真事業を継続し、更なる写真文化の発展を目指すとともに、写真をご愛顧いただけるお客様、ご販売店様の支援を今後とも続ける(06年1月19日お知らせ)

このような最近のニュースを受けて、私の独断により予測してみる
・カメラは急速にデジタルに移行しつつある。今後デジタル一眼レフのシェアが増大する
・フィルムカメラは、生産と供給量は減少するが、膨大なストックがあるので永久に残る
・ただし、フィルムカメラはプロやマニアの世界に徐々に限られてゆく
・アクセサリーやレンズについてはデジタル一眼レフ用にも兼用される
・レンズについては、兼用されるが適用不十分との意識が浸透してゆく
・銀塩写真は生き残る。プロとマニアと(デジタルに乗れない人)が愛好する
・現在もサービスが受けられる、白黒の銀塩写真についても消滅はしない

Hさんの質問のひとつ、昔のカメラの処分法について
 2月7日の朝日の「ひととき」にある塚本文子さん(69歳)の投書「夫の残したカメラ」を紹介しよう。「銀塩写真には、デジタルに勝る優位さもあり、写真の原点・・・」というリストラを表明したメーカーのコメントに「私もそう思うよ」とその記事に赤線を引いた。相当数のカメラを集め、手入れと称して眺めていた夫が買ってくれた一眼レフを使い続け、「夫の残したカメラを大事に守って行こう」という塚本さんの気持ちは、古いカメラの処分を考えるときに参考になるのではないだろうか。
【生部】

編集後記集のURL: http://www15.ocn.ne.jp/~ryuss/

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   新ファックス :03−3358−1954 
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