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メルマガ IDN 【第91号】Inter Depending Network
2006年 1月15日発行
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このメルマガは自立化(相互)支援ネットワーク(IDN)の会員
の皆様とこれまでにIDNと関わりのあった方にお送りしています
お知りあいの方で、このメルマガをお送りしたら喜ばれる方をご紹介下さい
メルマガIDNのバックナンバーをこちらでご覧いただけます
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《第91号のご案内》
1.ふれあい充電講演会
=第57回( 1月26日)「東アジア情勢の見方」案内
2.シニアー情報生活アドバイザー講座
=42期の受講生募集のご案内
=41期を開講しました
=講座の受講感想 長谷部 恒夫さん(アドバイザー第40期生)
3.IT・PC講座
=1月の開催案内4.「楽しくパソコンライフ」〜武兵衛の近況〜
=第21回 パソコン活用にお役立ちのURL
5.学生,社会人の進路相談
=新年から再起動
6.千葉アドバイザーの会「C−PAK」
=行事開催予定
7.アドバイザー埼玉の会「シニアドさいたま」
=第5回の会合を 開催しました
8.IDN会員募集のご案内
=入会を考えている方に(再掲)
9.海外旅行体験話クラブ
=再開第4回を開催しました
10.会員のホームページの紹介
=お休み
11.新連載
=井出 昭一さん『平成つれづれ草子』 連載をはじめるにあたって
12.アウトドアクラブ「たかお会」
=18年度活動計画について
13.ふれあい広場
=お休み
14.編集後記
=カメラの世界遺産 ニコンFを使おう
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ふれあい充電講演会
■第57回(2005年 1月26日) 「東アジア情勢の見方」の案内
第41回(2004年9月)で我が国に大きな影響を及ぼす国際問題について講演をして頂いたNHKの江口義孝氏に再度登壇していただきます。最近までNHK報道局国際部長の要職にあられたので、マスコミの表面を撫でているだけではわからないお話が随所に出てくると思います。
・講師:江口義孝氏
・講師紹介大分県出身 東京外語大卒後NHK入社ペルー大使館突入事件の報道を担当、フジモリ前大統領との人脈を活かした的確なレポートで注目された
最近までNHK報道局国際部長の要職
・日時:2006年1月26日(木)午後6時から7時半まで講演会
講演会のあと9頃時まで懇親会
・会場:飯田橋 東京都仕事センター第2セミナー室・懇親会場は近くを予定。
千代田区飯田橋3−10−3 電話03−5211−2307
(JR飯田橋駅東口、地下鉄飯田橋駅A2から歩5分、ホテルエドモント隣)
・会費:会員1200円 ビジター1500円
懇親会費 2500円程度 女性2000円程度
・申込み先: kouenkai@npo-idn.com
*講演会と懇親会を分けて申し込んでください
・締めきりは1月19日(木)です
・講演の内容
○東アジア情勢にかかわる主要国家
世界第2位の経済国家「日本」
地域最大の軍事国家で急成長の経済国家「中国」
問題となる国「北朝鮮」「台湾」
○東アジアの安全保障
中国・日本・アメリカの戦略上のトライアングル
軍事力を強化する中国
○今後の課題
中国が現実路線を歩むか
日本の軍事力の巨大化−周辺諸国からの懸念への配慮(憲法改正・靖国問題)
台湾の独立志向
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シニア情報生活アドバイザー講座
■「シニア情報生活アドバイザー」養成講座とは
この講座は、高齢期の生活に密着した、情報技術(パソコンやネットワーク)の楽しい活用方法を教えることが出来る人を養成する講座です。IDNはこれまでに39回の講座を開催し、172名のシニア情報生活アドバイザーを養成した実績を持っています。NPO(特定非営利活動法人)「自立化支援ネットワーク」(略称IDN)は、「ニューメディア開発協会」(経済産業省の外郭団体)が認定する「シニア情報生活アドバイザー講座」の養成講座実施団体に指定されています。
■東京:第42期 開催のご案内下記の講座の受講者を募集中です。毎回土曜日の開催です。■第21回 パソコン活用にお役立ちのURL
知り合いのお方でご興味をお持ちの方を紹介してください。
・第42期:2006年02月25日(土)〜03月25日(土) すべて土曜日
・会場:TEPIA(財団法人 機械産業記念事業団)
港区北青山2丁目8番44号(地下鉄外苑前より徒歩4分)
*東京での開催の詳細はこちらでご覧ください
■第41期を開講しました
1月14日(土)に開講しました。今回の受講者は3名です。
第41期の最終日は2月18日(土)です。恒例の懇親会を開催いたします
■講座の受講感想 長谷部 恒夫さん(アドバイザー第40期生)
これまで独学でやっていたので、講習を受けるうちに知っているつもりになっている部分が多くあるということを感じました。 また、講習会のプランの立て方、講義の内容を分かりやすく説明する方法等、本当に勉強になりました。今後、この講習会で学んだ事を生かして活動していこうと思います。
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IT・PCの勉強会
■パソコン楽しみ隊:1月勉強会の案内
楽しくパソコンライフ」〜武兵衛の近況〜
・日 時:1月24日(火)13時〜16時
・テーマ:「画像の活用あれこれ相談」
・案内役:小川 裕子さん
・場 所:品川人材開発センターPC室
・連絡先:武居 陽子 さん tyoko@inter7.jp
勉強会のあとで懇親会を予定しています。
【レポート:國重 誠之さん】
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これまでに何回かパソコンやインターネットでつまずいた時に参考になるURLを紹介してきました。何人かの方から感想もいただきました。ネット上にはこのように「お役立て」の情報がたくさんあります。前回も紹介した
URL「生活情報マイライン」
http://www.emyline.net/の中のリンク先について今一度紹介しておきます。ぜひクリックして見てください。
インターネット情報
http://www.emyline.net/it/internet.htm
ホームページ作成・運用サポート
http://www.emyline.net/it/hp.htm
周辺機器・ソフトウエア情報【レポート:小坂 武夫さん】
http://www.emyline.net/it/pc.htm
パソコン用語辞典集 いろんな辞典を紹介している
http://www.emyline.net/it/tuyogo.htm
各種URLの紹介は今回で終了します。皆様でお役に立つのがあれば教えてください。
次回は無料のネット電話について紹介したい。すでに活用されている方もおられるはず。
事前に情報を送っていただければ幸いです。
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学生,社会人の進路相談をいたします
■新年から再起動
昨年は師走に入って間もなく、自転車に乗ったまま車に衝突し、頭部を19針縫う負傷をして、12月を静養に当てた。この為、年賀状も書けず、多くの方に失礼する結果となっってしまった。この席を借りて失礼をお詫び致します。
交通事故に遭ったのは生まれてはじめてのことだったが、自分が正しくても、相手が一時停止を怠ったり、進路確認をしなければ事故になる。まして自分にも落ち度があればなおさらである。
相手は、30才くらいの女性で事故ははじめてとのこと。母親、旦那、妹さんら総出で、お見舞いに来てくれた。入院した日は、救急の大学病院で遅くまで待っておられたが私自身会う気になれず失礼した。
翌日、午後再び見舞いに来られたのでお会いしたが、痛々しいくらい事故を詫びておられた。120円の温かいお茶の容器にストローを入れて、「のどが乾きませんか?」といって差し出された時、丁度水が飲みたくなっていたので、「ハイ、頂きます」といってゴクンと一息飲みこんだ。
その喉越しに味わうお茶の味と、相手の誠意が一つに溶けて、すっかり相手を許していた。相手は、勤めもある方だが、最初の1週間は殆ど毎日のように見舞いにきてくれた。加害者と被害者で立場の違いはあるものだが、あの一瞬の喉越しに溶けた許す気持ちは、これまで経験したことのない、身体で感じた相手との共感であった。人と人との気持ちの通じ合いは、いつどんな時に訪れるか分からないものである。
今回の私の事故は、ちょっと間違えば大事に至りかねない危険なものであったが、多くの方々から頂いた励ましや、心のこもったお気持ちのおかげで貴重な体験をした。
昨日は新年の初仕事として、アドバイザー養成講座の開講挨拶に、外苑前のTEPIAまで出かけてきた。
【レポート:奈良原理事長】
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千葉アドバイザーグループ C−PAK
■月例勉強会開催予定
・2/9日(木) 14:00〜17:00 巳城さん
・3/9日(木) 14:00〜17:00 近藤さん
・場所:千葉県高齢者生協 佐倉センター2F
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埼玉アドバイザーの会「シニアドさいたま」
12月16日(金)に第5回の会合を、さいたま市の生涯学習総合センターで開催しました。
当会の活動の内容を下記でご覧下さい。
http://blog.goo.ne.jp/seniad_saitama
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IDN会員募集のご案内
■ IDN会員募集中
NPO(特定非営利活動法人)自立化(相互)支援ネットワークでは、正会員と賛助会員を募集しています。
*会員の方々には、会員の活動状況や情報を掲載した機関誌を、年4回発行し配布いたします。
*会員の方々には、各プログラムの割引が適用されます。
*入会金及び年会費については「入会を考えている方に」を参考にして下さい。
*詳しいことをお知りになりたい方は、eメールで、事務局までお問い合わせください。
■入会を考えている方に(再掲)
会員になるには,自分の意思(Will)がなんといっても大切です。少なくとも何のために入会しようとしているのか,目的を決めて入るのが賢明です。
入会の手続きとしては,入会申込書と,入会金の支払いが必要になります。会員には,正会員(主体的に活動を行う会員で,総会の議決権を有する会員)と賛助会員(団体の主旨に賛同し,直接、間接時間の許す範囲内で活動する会員)の二つのタイプがあります。どちらの会員になるかは,やはり自分の意思で決めて下さい。
会費には入会金と年会費とがあります。
入会金は正会員が1万円,賛助会員が千円です。
年会費の方は,正会員が年間一口1万円,賛助会員が一口千円です。
年会費を何口にするかも,ご自身の意思で決定して下さい。
メール送信先:<mailto:idn@npo-idn.com>
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*9***********************************************************************海外旅行体験話クラブ
再開第4回が05年12月18日(日)に品川人材開発センターで開催されました。
今回のスピーカーは、龍 昭一郎さんと生部 圭助さんでした。
*これまでの開催状況をこちらでご覧いただけます
■再開にあたってのコーディネーターのメッセージ(再掲)
「海外旅行体験話クラブ」のコーディネイトをしております、伊藤政弘と申します。
しばらくの間、お休みをしていたクラブですが、本年3月より再開の運びとなりましたのでお知らせいたします。このクラブは、海外旅行(海外滞在)で経験した貴重なお話を、写真や資料、ビデオなどを加えながら楽しくお喋りしていただくクラブです。肩の凝らない楽しいクラブですので、海外旅行に興味のある方もない方も、ぜひ一度のぞきに来て下さい。ご参加お待ち申し上げます!
■海外旅行体験話クラブの趣旨
◇海外旅行者の目で見た、外国の習慣・文化・地理などを、楽しく発表し学習します。
◇海外旅行をした際のハプニング・失敗談・発見・感動したことなどを共有します。
◇日本と外国の習慣(考え方)・文化の違いなどを比較しながら社会の学習をします。
◇珍しい体験をされた方の実話や動機、その後の人生観などを共有します。
◇楽しかった「観光ツアー」や「オプショナルツアー」などの情報交換を共有します。
◇色々な生き方があることを学習し、自立した人生へのヒントを探ります。
【コーディネータ:伊藤政弘さん ma-itou@bd5.so-net.ne.jp 】
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*10**********************************************************************会員のホームページの紹介
今回はお休み
■ブログもOK 自薦・他薦をお願いします
メルマガIDN第69号(2月15日発行)よりホームページの紹介を開始しました。今回までに10名の方のページと「シニアドさいたま」のページを紹介しました。遠慮しないでどうぞ手を上げてください。以下に趣旨を再掲いたします。
会員のホームページを紹介するコーナーを設けます。会員の顔をもっと見えやすくすることが主な目的です。会員相互の交流のきっかけになればと期待します。ご希望のあった方から順次紹介します。簡単な紹介で結構ですから下記あてにご連絡ください。メルマガIDNで紹介したホームページのURLをIDNのホームページに紹介して。
申し込み先:<mailto:merumaga-idn@npo-idn.com>
これまでに登場した方のURLと紹介文をこちらIDNのホームページでご覧になれます
新連載 『平成つれづれ草子』 井出 昭一さん
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■連載を始めるにあたって
「メルマガIDN」の2004年5月1日号に『柳緑花紅』を掲載して以来、2006年6月からの『莫妄想』へと続いて、上野の東京国立博物館に関するエッセイを中心に連載しました。自分の考えをまとめる良い機会を与えられたものだと考え、今までに集めた資料・文献などを読み返すのも頭の運動になるかとも思って、毎月2回ずつ書き続けてきました。
東京国立博物館の平常展の楽しみ方とか建物、樹木、環境など知れざる一面を私なりの考えで紹介したことにより、“東博ファン”の増加に多少ともお手伝いできたのではないかと考えています。
思いがけない人が読んでいたり、大勢の皆様から感想を寄せられたり、その反響も多く、インターネットの威力に今更ながら驚いているところです。
今回は、『平成つれづれ草子』と題して、東博にとらわれず6分野(ジャンル)を選定し、2回ずつ書いてみようと思います。今考えている6分野とは、茶道、陶磁器、絵画、建築、数寄者、音楽で、いずれも私がいままで興味を抱いて、見たり、聴いたり、体験してきた分野です。2月1日号からスタートしますが、書く順番・内容は目下検討中です。
ご意見、ご感想をお寄せいただければ参考になります。
つれづれなるままに 日暮らし パソコンに向ひて
心に湧き出づる 思ひ出の数々を そこはかとなく書き綴ることこそ
シニアライフの愉しみなれ
…武蔵の國の蕨とかいふ人里に住める健忘法師…
次号より開始します。
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アウトドアクラブ「たかお会」
■IDNアウトドアクラブ(たかお会)18年度活動計画について(再掲)
18年度もたかお会会員の皆さんのご希望を聞いて活動計画を作りたいと考えています。
来年1〜2月に実施予定の第一回活動時に、年間計画を提示し検討したいと思います。
つきましては、ご希望がありましたら下記アドレスへメール連絡ください。
連絡先: idn-outdoor-owner@egroups.co.jp
現在1〜2月計画の希望として
(1)子の権現参り(足腰健康祈願)をして浅見茶屋で新年会。
(2)高尾山登山後 麓で新年会。 などが出ています。
また、山田牧場スキー場での【スキー体験楽しみ計画】は現在6名の参加希望があります。
実施時期は、黒瀬さんにお願いして、3月4日(土)〜6日(日)天狗山荘を予約していただきました。
参加希望者は早めに連絡ください。
※アウトドア活動に参加しませんか。
IDNアウトドアクラブ(たかお会)は自然に親しむことを通じて会員の健康維持や相互の親睦をはかることを目的として発足しました。活動内容はみなさまのご意見をもとに広げていく計画です。
活動計画の連絡や情報交換のためにメーリングリストを開設していますので、アウトドアに関心のある方、お気軽にご連絡ください。
「お名前」、「メールアドレス」をお知らせください。メーリングリストに登録します。
なお、たかお会に参加加入したい方、また、活動計画にご意見ご要望がありましたら下記まで連絡ください。
連絡先: idn-outdoor-owner@egroups.co.jp【幹事:東川・滝村】たかお会の活動状況や案内をこちらでご覧になれます
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ふれあい広場
■「ふれあい広場」について
皆様の近況・IDNに対する意見・催しもの案内・等など内容に制約はありません。
思わぬ出会いがあるかもしれません。
下記のメールアドレスへ自由に投稿して下さい。お待ちしています。
<mailto:merumaga-idn@npo-idn.com>
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編集後記
■カメラの世界遺産 ニコンFを使おう
アサヒカメラ06年1月増大号にニコンFが登場
「カメラの世界遺産 ニコンFを使おう!」という記事に惹かれて、アサヒカメラ06年1月増大号を買ってみた。「永遠に古びない完全なる一眼レフ」というサブタイトルがついており、「いまさら、ニコンFでもあるまい。そう思った読者は、・・・」という書き出しで赤城耕一氏の解説が始まっている。
デジタル時代になっても、一眼レフの基本形にして完成形は紛れもなくニコンFであり、デジカメに取り囲まれて身動きが取れなくなっているときに「帰る場所はニコンF」であり、「母なる一眼レフ」である、と赤城耕一氏は思いを述べる。
次のページには、ニコンFの特徴について説明があり、アサヒカメラの昭和34年(1959)9月号のニューフェース診断室の内容について振り返っている。そこでは、Fの三角プリズムのデザインを評した「亡者のマークの三角布のようで縁起がよくない」と言った木村伊兵衛のエピソードなども紹介されている。
47年前、アサヒカメラのニューフェース診断室を読んで買う気になった
私は47年前の「アサヒカメラ」を今も大切に保管している。このときのニューフェース診断室では手厳しい評も書かれているが、この時点でニコンFが是非ほしいと思った。当時の学生の身分では高値の花であり、とても手が出ないのは当然、ウインドウを眺め、お店で実物に触らせてもらい思いをつのらせていた。
東京オリンピックが幸運をもたらした。米軍の宿舎が建っていた代々木のワシントンハイツを選手村にする事になり、米軍の宿舎を壊す前に、建物の図面をトレースするアルバイトの仕事があった。カメラの代金の大半をこのアルバイト代で支払ったが、高かった。当時のカタログによると、F1.4レンズ付き本体の定価が72,100円、速写ケースが2,500円、U型露出計が4,800円。ニューフェース診断室を読んでから3年経っていた。その2年後に社会人になってもらった初任給が25,000円だったと記憶している。
「ニコン党入門」で企業姿勢と製品の系譜を見る
書棚の片隅にあった「ニコン党入門」を久しぶりに開いた。昭和58年(1983)に池田書店より発行された新書版(254ページ)によると、日本工学工業(株)の変わらないカメラ作りの姿勢とカメラやレンズの製品群の系譜について詳細に示されている。この本は、日本写真家協会の会長を務めたこともある三木 淳氏の他、日本工学で検査部門を経て相模原製作所の副所長を務めた渡辺 良一氏、フォトコンサルタントの渡辺 澄張晴氏の共著になるもの。
ニコンFは昭和34(1959)年6月から昭和49(1974)年5月 までの15年間モデルチェンジすることなく一眼レフの王座を占めてきた。1965年に20万台目を生産し、D.D.ダンカン氏(「ライフ誌」の写真家、朝鮮戦争のときにニコンで取材したことが、米国でニコンが広く知られるようになった)に贈呈したことは書いてあるが、最終的に何台生産されたかは書かれていない。当時に一世を風靡したSシリーズの発売時期(SP:昭和32年9月、S3:昭和39年5月)とニコンFの発売時期との前後関係なども知ることが出来た。SPがほしいと思ったけれど高くてとても手が出なかったことを思い出す。
(日本工学工業(株)は1917年に設立され、1988年に株式会社ニコンに社名変更されている)
ニコンFとの長い付き合い
仕事に趣味に一度の故障もなく伴侶として仲良く過ごしてきた。学園祭で大きく引き伸ばした白黒の写真、京都や奈良で撮った写真、会社に入ってから研究所の暗室で土曜日の午後から深夜までこもったこと、海外出張にも必ず携帯した。先日の海外旅行体験話クラブでの「ニューヨーク空中散歩1982」ではニコンFで撮ったものを皆さんに紹介した。お花を初めて以来、定期的に撮ることになり、ニコンFの活躍の機会が多くなった。
ピレネーでロマネスク様式の教会を撮った
04年の夏にピレネーへ花とロマネスク様式の教会を見に行った。このときはデジカメとニコンFを携行した。「花を見るのを終わり、これからはロマネスク教会に変わります」とコーディネータの虔之介さんが言い、その手始めにエスクナウの「サン ペール教会」を見たときから、これはデジカメでなくニコンFで撮りたいと思った。
結局、花の写真と風景はデジカメで撮り、教会についてはフィルムで残すことになった。ストロボも携行していたので、教会の内部の写真もたくさん撮ることが出来た。
もどってから1年後に紙焼きの写真集も纏まった。紀行文と写真を私のホームページで公開している。これは「ほあぐら さん(メルマガIDN第85号参照)」も見てくれている。
使用したレンズ
ニコンの一眼レフ用のレンズマウント「Fマウント」はFの発売時期から変わることなく豊富なレンズ群が準備されている。このマウントはデジタル一眼レフにも継承されている。私が使ったことのあるレンズはいずれもマニュアルフォーカス単焦点レンズである。
・標準レンズ50mm F1.4と広角レンズ28mm F2.8を所有し愛用
・望遠の400mm F4は面白いけれどピントの甘さを感じた
・「あおり」付のPCニッコール35mm F3.5(1962年7月に発売)は建築の写真に使用、
高層の建物の上部が細くならない写 真を撮ることが出来る
・近接撮影用マイクロニッコール55mm F3.5は複写用に使用。接写用のリングも使って、
海外出張でもらってきたカタログや資料を報告用のスライドにするのに活用した。
ニコンF分解図
アサヒカメラの06年1月号には、当時のカタログより「Fシステムの完成図」がコピーし掲載されている。システムを構成する付属品が網羅されており、「撮れないものはないといったシステムの充実ぶり」と解説されている。
私のところに、「NikonF分解図」がある。林 佳次郎さんが2部入手したからと言って送ってくれたもの。CAPA2月号(2003年)臨時増刊 カメラGET! 別冊付録と記されている。新聞紙大の両面印刷されたもので、分解手順も写真付きで示されている。通常見ることの出来ないカメラの内部や部品の一つひとつまで見ることができて興味深い。
デジタル一眼レフとニコンF
写真撮影の原点は、撮りたい構図とレンズの焦点距離により立つ位置を決め、レンズの深度を想定し絞りを決め、シャッタースピードを決め、フォーカスをしっかりと定め、ぶれないようにシャッターを押す。撮影条件により絞りとシャッタースピードの順序が逆の場合もある。露出計を使うこともあるが、ニコンFで撮影するときはこれらをすべて自分の判断で行う。自動露出・オートフォーカスが開発され撮影はすっかり楽になった。デジカメを使い出してからは、便利ではあるが物足りなく感じることもあり、撮影する時の姿勢がすっかりルーズになってしまった。
ニコンのデジタル一眼レフにはニコンF用の旧型ニッコールレンズを取り付けることが出来る。その道のプロ達は、最新のデジカメに使用するレンズは新しくそれ用に開発されたものを使用すべき、という意見が大勢を占めるであろう。しかし、アサヒカメラの1月号では、旧型ニッコールはカラーバランスに問題があり、カラー撮影には向いていないが、被写体によっては面白い効果となる場合がある、デジタル一眼レフではホワイトバランスで色補正が出来るから、という意味のことを赤城耕一氏は書いている。
ニコンの最新のデジタル一眼レフとニコンFの2台を携えて撮影を楽しむことで、新しい世界が開けるような気がしてきたが・・・。
【生部】
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ピレネーの花の中で 露出計とストロボを装着
文中の「ニューヨーク空中散歩1982(スライドショウ)」やピレネーの「ロマネスク教会」の写真をご覧になれます。
URL: http://www15.ocn.ne.jp/~ryuss/
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