TOP◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
メルマガ IDN 【第89号】Inter Depending Network
2005年12月15日発行
IDNTOPへ
**************************************************************************
このメルマガは自立化(相互)支援ネットワーク(IDN)の会員
の皆様とこれまでにIDNと関わりのあった方にお送りしています
お知りあいの方で、このメルマガをお送りしたら喜ばれる方をご紹介下さい
メルマガIDNのバックナンバーをこちらでご覧頂けます
**************************************************************************
《第89号のご案内》
1.ふれあい充電講演会
=第57回( 1月26日)「東アジア情勢の見い方」案内
=第56回(12月13日):年末オムニバス特集の報告
2.シニアー情報生活アドバイザー講座
=41期・42期 受講生募集のご案内
3.IT・PC講座
=12月の報告と次回の案内4.「楽しくパソコンライフ」〜武兵衛の近況〜この6ヶ月は瞬く間に過ぎてしまいました。月末に原稿を提出して一息ついているとまた次ぎの月央の締切り日が直ぐに来てしまうといったことの繰り返しでした。毎月2回定期的に寄稿するということは、テーマの選定、文章の組み立て、写真の選定ということについて私にとって負担ではありました。
=第19回 パソコン通にお役立ちのURL
5.学生,社会人の進路相談
=お休み
6.千葉アドバイザーの会「C−PAK」
=行事開催予定
7.アドバイザー埼玉の会「シニアドさいたま」
=第5回シニアドさいたま開催のお知らせ
8.IDN会員募集のご案内
=入会を考えている方に(再掲)
9.再開:海外旅行体験話クラブ
=第4回(12月18日)開催案内
10.会員のホームページの紹介
=東川 征夫さん
11.井出 昭一さん:連載「莫妄想」
=連載を終えて
12.アウトドアクラブ「たかお会」
=18年度活動計画について
13.ふれあい広場
=
14.編集後記
=有田と伊万里 (その4)「伊万里」を見る−松岡美術館と東京国立博物館−
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
*1***********************************************************************
ふれあい充電講演会
■第57回(2005年 1月26日) 「東アジア情勢の見い方」の案内
第41回(2004年9月)で我が国に大きな影響を及ぼす国際問題について講演をして頂いたNHKの江口義孝氏に再度登壇していただきます。最近までNHK報道局国際部長の要職にあられたので、マスコミの表面を撫でているだけではわからないお話が随所に出てくると思います。
・講師:江口義孝氏
・講師紹介大分県出身 東京外語大卒後NHK入社ペルー大使館突入事件の報道を担当、フジモリ前大統領との人脈を活かした的確なレポートで注目された
最近までNHK報道局国際部長の要職
・日時:2006年1月26日(木)午後6時から7時半まで講演会
TOPへ
講演会のあと9頃時まで懇親会
・会場:飯田橋 東京都仕事センター第2セミナー室・懇親会場は近くを予定。
千代田区飯田橋3−10−3 電話03−5211−2307
(JR飯田橋駅東口、地下鉄飯田橋駅A2から歩5分、ホテルエドモント隣)
・会費:会員1200円 ビジター1500円
懇親会費 2500円程度 女性2000円程度
・申込み先: kouenkai@npo-idn.com
・締めきりは1月19日(木)です
・講演の内容
○東アジア情勢にかかわる主要国家
世界第2位の経済国家「日本」、地域最大の軍事国家で急成長の経済国家「中国」、問題となる国「北朝鮮」「台湾」
○東アジアの安全保障
中国・日本・アメリカの戦略上のトライアングル
軍事力を強化する中国
○今後の課題
中国が現実路線を歩むか
日本の軍事力の巨大化−周辺諸国からの懸念への配慮(憲法改正・靖国問題)
台湾の独立志向
■第56回(2005年12月13日)年末オムニバス特集の報告
今回は3人のスピーカーに登場していただき、下記についてお話を伺いました。
(1)茶谷紘一さん(IDN会員):
“偏差値47の金沢工業大学が常に日本一の評価を受けるのは”
創立40年の大学、成長の秘策は何か−学生を元気にさせる大学
21世紀の大学の使命
(2)岩井正三さん(IDN会員):
“菜の花子供教室とNPOの立ち上げ”
種蒔きから、花の咲くまで、子供たちは、菜の花の成長を追って…
1500坪の田圃に30人の小学生が菜の花の種を撒いた。黄色い絨毯を夢見て!
(3)藤谷一二さん(IDN会員):
台湾駐在体験を通して
“台湾の人と社会”−台湾で暮した私の体験−
台湾の人は、日本に親しみを持つという
台湾の人と社会・歩み・数字台湾・経済データ・宗教・産業
中台関係・独立国家か?
最近の出来事
【開催記録】
・日時:12月13日(火)
・会場:飯田橋 東京都仕事センター第2セミナー室
・講演会終了後、年忘れ忘年会を開催しました
・参加者:20名(懇親会19名)
*2***********************************************************************
シニア情報生活アドバイザー講座
■「シニア情報生活アドバイザー」養成講座とは
この講座は、高齢期の生活に密着した、情報技術(パソコンやネットワーク)の楽しい活用方法を教えることが出来る人を養成する講座です。IDNはこれまでに39回の講座を開催し、172名のシニア情報生活アドバイザーを養成した実績を持っています。NPO(特定非営利活動法人)「自立化支援ネットワーク」(略称IDN)は、「ニューメディア開発協会」(経済産業省の外郭団体)が認定する「シニア情報生活アドバイザー講座」の養成講座実施団体に指定されています。
■東京:第41期・42期 開催のご案内下記の講座の受講者を募集中です。毎回土曜日の開催です。■第19回 パソコン通にお役立ちのURL
知り合いのお方でご興味をお持ちの方を紹介してください。・第41期:2006年01月14日(土)〜02月11日(土) すべて土曜日
・第42期:2006年02月25日(土)〜03月25日(土) すべて土曜日
・会場:TEPIA(財団法人 機械産業記念事業団)
港区北青山2丁目8番44号(地下鉄外苑前より徒歩4分)
*東京での開催の詳細はこちらでご覧ください
TOPへ
*3***********************************************************************
IT・PCの勉強会
■パソコン楽しみ隊:12月勉強会の報告と1月予定
楽しくパソコンライフ」〜武兵衛の近況〜
12月11日(日)に品川人材開発センターPC室で勉強会を開き、
武居さんの案内役でデジカメ写真を人気のフリーソフトJTrimで加工してオリジナルカードを作成しました。
カードを創る体験を通して画像処理の楽しさを実感したという感想を多数いただきました。
手軽で奥の深いJTrimの応用例はこれからも登場する機会がありそうです。
お断り:予定していた「見栄えのよい文書をつくる」はあらためて計画します。
次回予定
・テーマ・案内役:調整中です。後日お知らせします。
・日時:1月24日(火)13時〜16時
・場所:品川人材開発センター
【レポート:國重誠之さん】
TOPへ
*4************************************************************************
【レポート:小坂 武夫さん】
前回パソコンのトラブル解決に役に立つURLを紹介した。
今回はWindowsXPに関する、役に立ちそうなURLを紹介します。
WindowsTIPS
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/index/win2ktipsindex.html
パソコンを活用する上で、役に立つ情報が、カテゴリー別のインデックス選択ができる。
WindowsXP大百科
http://pcweb.mycom.co.jp/special/2001/windowsxp-sp/
名前の通り、まさにWindowsXPのことが満載。見るだけで知識が増える。
Custom Windows
http://planet.xrea.jp/
Windows最新情報や活用情報など幅広く紹介されている。このURLにあるリンク先はためになる。
すでに紹介した物もリンク先にある。
パソコントラブルリンク集
http://www.uzumechan.com/
パソコン入門者向けのページとして一見の価値がある。
今回もパソコンを活用する上で、お役に立ちそうなページを紹介しました。
お気に入りに「パソコン関連URL」とでもフォルダーを作成して上記URLをまとめて保管しておかれるといいでしょう。
この続き、パソコンお役立ちURLの紹介は次回をもって最終とします。
TOPへ
*5***********************************************************************
学生,社会人の進路相談をいたします
今回はお休みです
【レポート:奈良原理事長】
TOPへ
*6***********************************************************************
千葉アドバイザーグループ C−PAK
■SPK:打合せ会議
・日時:12/22日 14:30〜17:00
・場所:生涯学習センター地下1F
12/2日にご連絡打合せ場所JR船橋駅前フェイス5階を上記センターに変更
・対象者:SPK P担当者
・講師:飯塚さん
・サブ講師:北野さん、巳城さん、近藤さん
・技術顧問:橋本さん、山室さん
・事務局:大村、利光計8名
・内容:講師用PC機に導入新規ソフトの操作説明センター担当者準備事項打合せ【レポート:利光 信爾さん】
■月例勉強会開催予定
・1/12日(木) 14:00〜17:00 羽澄さん
・2/ 9日(木) 14:00〜17:00 巳城さん
・3/ 9日(木) 14:00〜17:00 近藤さん
・場所:千葉県高齢者生協 佐倉センター2F
TOPへ
*7************************************************************************
埼玉アドバイザーの会「シニアドさいたま」
■第5回シニアドさいたま開催のお知らせ(再掲)
シニアドさいたまが誕生してから1年経ちました。
忘年懇親会を兼ねて次の予定で第5回の例会を開催します。
皆様から活動状況を積極的に紹介してください。
・日時:平成17年12月16日(金)13:30から
・場所:さいたま市生涯学習総合センター9F学習室1
シーノ大宮センタープラザ(大宮駅西口)
・内容:
1)ADF2005と事前打合せの報告
2)各自活動紹介
3)スキルアップ情報紹介(松浦さん他)
4)その他
・懇親会は17:30から開催 東風谷宴会部長選定中
当会の活動の一端を下記ポータルサイトでご覧下さい。
http://blog.goo.ne.jp/seniad_saitama
【レポート:幹事 岩井さん】
TOPへ
*8***********************************************************************
IDN会員募集のご案内
■ IDN会員募集中
NPO(特定非営利活動法人)自立化(相互)支援ネットワークでは、正会員と賛助会員を募集しています。
*会員の方々には、会員の活動状況や情報を掲載した機関誌を、年4回発行し配布いたします。
*会員の方々には、各プログラムの割引が適用されます。
*入会金及び年会費については「入会を考えている方に」を参考にして下さい。
*詳しいことをお知りになりたい方は、eメールで、事務局までお問い合わせください。
■入会を考えている方に(再掲)
会員になるには,自分の意思(Will)がなんといっても大切です。少なくとも何のために入会しようとしているのか,目的を決めて入るのが賢明です。
入会の手続きとしては,入会申込書と,入会金の支払いが必要になります。会員には,正会員(主体的に活動を行う会員で,総会の議決権を有する会員)と賛助会員(団体の主旨に賛同し,直接、間接時間の許す範囲内で活動する会員)の二つのタイプがあります。どちらの会員になるかは,やはり自分の意思で決めて下さい。
会費には入会金と年会費とがあります。
入会金は正会員が1万円,賛助会員が千円です。
年会費の方は,正会員が年間一口1万円,賛助会員が一口千円です。
年会費を何口にするかも,ご自身の意思で決定して下さい。
メール送信先:<mailto:idn@npo-idn.com>
TOPへ
*9***********************************************************************海外旅行体験話クラブ
■再開第4回開催のご案内(再掲)
今回もワクワクする内容になっています。お時間がある方は、是非ご来場下さい。きっと楽しいお話が聞けるはずです!
なお、今回は終了後忘年会を実施いたします。こちらの方も是非ご参加ください。
・日 時:12月18日(日)午後1時−4時(その後、近くで忘年会!)
・場 所:品川人材開発センター第3教室
(品川区東品川3−31−16 TEL:03−3472−3572)
・会 費:500円
・テーマ1:「海外生活 あれこれ」 発表者:龍 昭一郎さん
今回は数多い逸話の中から、最初の米国と昭和40年から6年間のオーストラリア駐在にしぼり、40年前の「お上りさん」のあたふたした昔話を恥を忍んで、記憶をたどりながらご披露することにしました。
離豪後、同国を訪問したのも今からもう15年前の一昔になりました。 最近訪問された方から、今はこうなっているよ、とのお話を逆に頂ければ、と楽しみにしています。
・テーマ2:「海外でのコンサート三昧」 発表者:生部 圭助さん
会社人生のなかで1973年から1998年までの25年間に8回欧米に出かけ、延べ18回のコンサートを体験した。18回の体験のなかには、思いもかけないコンサートに行ったこと、印象に残ったこと、楽しかったこと、人との出会い、夜の街で恐い思いをしたことなど、思い出は尽きない。
コンサートにまつわるエピソードをお話します(できるだけ写真も)。
「ニューヨーク空中散歩」と「アメリカのクリスマス」の写真をプロジェクターで紹介します。
【参加申し込みや問い合わせ先など】
コーディネータの伊藤政弘さん ma-itou@bd5.so-net.ne.jp
*これまでの開催状況をIDNのホームページよりご覧いただけます
■再開にあたってのコーディネーターのメッセージ(再掲)
「海外旅行体験話クラブ」のコーディネイトをしております、伊藤政弘と申します。
しばらくの間、お休みをしていたクラブですが、本年3月より再開の運びとなりましたのでお知らせいたします。このクラブは、海外旅行(海外滞在)で経験した貴重なお話を、写真や資料、ビデオなどを加えながら楽しくお喋りしていただくクラブです。肩の凝らない楽しいクラブですので、海外旅行に興味のある方もない方も、ぜひ一度のぞきに来て下さい。ご参加お待ち申し上げます!
■海外旅行体験話クラブの趣旨
◇海外旅行者の目で見た、外国の習慣・文化・地理などを、楽しく発表し学習します。
◇海外旅行をした際のハプニング・失敗談・発見・感動したことなどを共有します。
◇日本と外国の習慣(考え方)・文化の違いなどを比較しながら社会の学習をします。
◇珍しい体験をされた方の実話や動機、その後の人生観などを共有します。
◇楽しかった「観光ツアー」や「オプショナルツアー」などの情報交換を共有します。
◇色々な生き方があることを学習し、自立した人生へのヒントを探ります。
TOPへ
*10**********************************************************************会員のホームページの紹介
■東川征夫さん(アドバイザー第15期生)
・ 開設:開設:2001年1月
・ページタイトル:「山好きおじさん」のホームページ
・URL: http://www004.upp.so-net.ne.jp/y-higasi/index.htm2000年11月、自分のホームページでも作って山の写真でも載せようかと思い立ち、『一週間でマスターするホームページの作り方』という250ページほどの本を購入し、取り組んだ。本の通りに進めば、月曜日のホームページの基礎から始まり、日曜日にはウェブサイトをアップロード出来るはずであったが、ところがドッコイHTMLってなんだから始まるのだから、一週間でマスターどころか一ヶ月以上もかかって、やっと極めてシンプルなホームページが立ち上がった。
この時は高い山を征服したような爽快な気分になった。
あれから丸5年経つが、見栄えのしない野暮ったいデザインは当時のままである。
半年後の7月に立ち上げた
所属山岳会【大宮岳稜会 http://www.miyagaku.sakura.ne.jp/】
の更新管理に追われ、自分のホームページの内容は「紺屋の白袴」状態である。
■ブログもOK 自薦・他薦をお願いします
メルマガIDN第69号(2月15日発行)よりホームページの紹介を開始しました。今回までに10名の方のページと「シニアドさいたま」のページを紹介しました。遠慮しないでどうぞ手を上げてください。以下に趣旨を再掲いたします。
会員のホームページを紹介するコーナーを設けます。会員の顔をもっと見えやすくすることが主な目的です。会員相互の交流のきっかけになればと期待します。ご希望のあった方から順次紹介します。簡単な紹介で結構ですから下記あてにご連絡ください。メルマガIDNで紹介したホームページのURLをIDNのホームページに紹介し、リンク集を作ります。
申し込み先:<mailto:merumaga-idn@npo-idn.com>
これまでに登場した方のURLと紹介文をこちらIDNのホームページでご覧になれます
連載「莫妄想」 井出 昭一さん
TOPへ
*11**********************************************************************
■連載を終えて
しかしその負担を帳消しにするような効用がいくつかありました。そのひとつは、オーバーないい方になりますが、物の見方が変わってきたように思います。展覧会に行ったり、美術館を訪れた際に、目に触れるものが何かこれからのエッセイの材料になるのではないか、これは使えるのではないかということで物のしっかりと深く見るようになってきたことは事実です。
文章を書くことは頭の体操といわれます。投稿前の草案をプリントして電車の往復に読み返して見ますと、重複した言い回し、長すぎて読みにくい文章、難しい言葉などパソコンに向っている時には気がつかなかったことが目に止まり、わずかな時間が推敲のための貴重なひとときとなって、結果として頭の体操をしていたのではないかと思います。
二つ目は、定年後の単調になりがちな生活に節目ができたことです。毎月2回文章を書くという目標ができたことによって、テーマの選定、文章の構成、肉付けのための資料探しを否応無しにせざるを得ず、その間、確認のために読み返した本、埋もれていた新聞のスクラップなどの中で思いがけない再発見が何回もありました。
三つ目は、デジカメ写真の整理についての糸口が掴めたことです。私は外出するときデジカメをいつも携帯して備忘録替わりに使っています。デジカメでは撮影日時が自動的に記録されていますから、私自身の最も正確な行動記録であると考えています。今回の『莫妄想』では、編集担当の生部さんが可能な限り多くの写真を掲載していただきました。文章が出来上がっても、最適な写真がなかなか見つからず苦労しました。撮った写真が多すぎて抽出するのに時間がかかり過ぎたからです。
私は、デジカメの写真を撮影日順に時系列で整理しています。例えば11月3日東博で撮った写真は、「0511031東博」と名前を付けてその日の内にパソコンに保存します。1ヶ月過ぎたところで一括して「2005年12月」という名前のファイルを作り、これを外付けのハードディスクに保存したり、CDにバックアップしています。ところが、今回この方法では必要な写真が思うように抽出できませんでした。というのは、「いつかは使えるだろう」ということばかりが先走って、好奇心の趣くまま写真を撮り続けたために、撮影枚数が老化した私の頭の管理限度を越えてしまい、検索にかなりの時間を要したからです。あるときには目指す写真が見つからず、再度取り直しに出向いたこともありました。
その反省として、「時系列整理」にプラスして「項目別整理」を導入しなければならないことが判りました。既存のものまで整理をするのは難儀ですから、将来に向って、これからはファイルの名を付ける時に詳しい項目を付記することにしました。例えば、「051103東博」を、「051103東博・建物」「051103東博・樹木」「051103東博・展示品・陶磁」「051103東博・展示品・茶道具」「051103東博・ボランティア活動」というように……。
メルマガIDNの読者からは、ありがたいことに「毎回読んでいます。」とか「次回を愉しみにしています。」「いつでも手元で読めるように子供にプリントさせて読んでいます。」などの感想が寄せられました。
プリントしてご覧いただいているという方が何名もおられましたので、私も全体を通して印刷してみました。A4版の用紙に2ページずつ片面印刷しますと、「柳緑花紅」は13回分で39ページ、「莫妄想」の方は12回分で25ページとなり、分量の多さに自分でも驚きました。これをふたつに折って表紙を付けて綴じればA5版の冊子本が出来上がります。こうしておけば、活字は多少小さいですが、見たい時にはパソコンを開くことなく手軽に見る事ができて便利に使っています。
ところで、東博本館前のユリノキの紅葉が特にきれいです。好評で大盛会の「北斎展」(平成館)と「華麗な伊万里・雅の京焼」(表慶館)が12月4日までと会期がわずかとなりました。まだご覧になっていない方にはお勧めです。今後これだけのものは当分見られないでしょうから…。重要文化財の表慶館の中に入ることができるのも久しぶりです。是非、建物の内部の装飾を見学することもお忘れなく。
最後になりましたが、前回の「柳緑花紅」に引き続いて、投稿の機会を与えてくださいました奈良原理事長に感謝申し上げます。また、毎回の掲載に関し多大なご配慮をいただきました生部さんに厚く御礼申し上げます。
ご愛読いただきました皆様に御礼申し上げ、「莫妄想」終了のご挨拶とさせていただきます。
最後に失敗談をひとつ。
11月27日に益子へ行ってきました。IDNのバスツアーで平成14年5月、益子の窯をご案内いただいた陶芸家の菊池昭さんが近作の作陶展を「つかもとギャラリー」で開催中(11/23〜12/4)だというので伺った次第です。IDNの皆様の中には懐かしいと思われる方も多いかと考えて、この稿に掲載しようと会場内で菊池さんの新しい技法による新作とか地元新聞に大きく紹介された大皿などを愛用のデジカメに収めました。帰宅して写真をパソコンに保存しようとしたところ、どこを探してもカメラが見当たりません。私の不注意でどこかに落としてきてしまったようです。
したがって、菊池さんの話題の新作も紅葉のきれいな山の上の蕎麦処「かまくら」(バスツアーの時、昼食をしたところ)の写真が掲載できず寂しい最終回になってしまいました。作陶展の会場で菊池さんのご推薦の備前風徳利で自棄酒を飲んでこの原稿を書いていますので誤字・脱字、あるいは意味不明の部分があるかもしれません。ご容赦ください。
井出 昭一さんのメールアドレス:ides316@warabi.ne.jp
柳緑花紅のURL:http://www.npo-idn.com/rennsai-ide.htm莫妄想のURL:http://www.npo-idn.com/rennsai-ide2.html
TOPへ
*12**********************************************************************
アウトドアクラブ「たかお会」
■IDNアウトドアクラブ(たかお会)18年度活動計画について(再掲)
18年度もたかお会会員の皆さんのご希望を聞いて活動計画を作りたいと考えています。
来年1〜2月に実施予定の第一回活動時に、年間計画を提示し検討したいと思います。
つきましては、ご希望がありましたら12月中旬までに下記アドレスへメール連絡ください。
連絡先: idn-outdoor-owner@egroups.co.jp現在1〜2月計画の希望として
(1)子の権現参り(足腰健康祈願)をして浅見茶屋で新年会。
(2)高尾山登山後 麓で新年会。 などが出ています。
また、山田牧場スキー場での【スキー体験楽しみ計画】は現在6名の参加希望があります。
実施時期は、黒瀬さんにお願いして、3月4日(土)〜6日(日)天狗山荘を予約していただきました。
参加希望者は早めに連絡ください。
※アウトドア活動に参加しませんか。
IDNアウトドアクラブ(たかお会)は自然に親しむことを通じて会員の健康維持や相互の親睦をはかることを目的として発足しました。活動内容はみなさまのご意見をもとに広げていく計画です。
活動計画の連絡や情報交換のためにメーリングリストを開設していますので、アウトドアに関心のある方、お気軽にご連絡ください。
「お名前」、「メールアドレス」をお知らせください。メーリングリストに登録します。
なお、たかお会に参加加入したい方、また、活動計画にご意見ご要望がありましたら下記まで連絡ください。
連絡先: idn-outdoor-owner@egroups.co.jp【幹事:東川・滝村】たかお会の活動状況や案内をこちらでご覧になれます
TOPへ
*13**********************************************************************
ふれあい広場
■「ふれあい広場」について
皆様の近況・IDNに対する意見・催しもの案内・等など内容に制約はありません。
思わぬ出会いがあるかもしれません。
下記のメールアドレスへ自由に投稿して下さい。お待ちしています。
<mailto:merumaga-idn@npo-idn.com>
TOPへ
*14**********************************************************************
編集後記
■有田と伊万里 (その4)「伊万里」を見る−松岡美術館と東京国立博物館−
松岡美術館
白金台にある松岡美術館の「古伊万里展−古九谷・柿右衛門・金襴手(2005 9/10-12/24)」を見に行った。
松岡美術館は1975年11月に新橋の自社ビル内に美術館を開設し、2000年4月に港区白金台の創立者私邸跡地に、建物として独立した新美術館を建設し、移転再開された。
今回の展示のコンセプトは明快で、館蔵の日本陶磁コレクションより、17世紀から18世紀初頭にかけての江戸時代前期に開花した古九谷・柿右衛門・金襴手の作品に限って約50点が展示されており、いずれも重厚なもので、ずっしりとした見ごたえがある。
2階の展示室4に入り、独立して置いてある3つの単独ケースの中身に驚かされる。
・色絵芭蕉柳図輪花鉢(17世紀中期 古九谷様式)、径45cm
・色絵牡丹樹木文大皿(17世紀末〜18世紀前期 古伊万里)、新収蔵 56cm
・色絵唐人物図大壷(17世紀後期 柿右衛門様式)、高さ50.5cm
いずれも大型のもので、当館の自慢の収蔵品である。
L字型の展示室を右回りに歩いて、まず【A側】から【B側】の古九谷様式の19点を見る。
1610年代に有田の西部地区で磁器が焼かれ始めたことが定説になってきている。1640-50年代より技術革新により色絵磁器が登場する。1640年代中国の技術を導入して始めて焼造された初期色絵磁器「古九谷」様式は、「五彩手」、「青手」、「祥瑞手(南京手)」に大別され、日本固有の意匠をあらわしており、独特の豪奢な雰囲気を醸し出している。
展示物は、最初から径が30cmを越すものが並んでおり、濃厚な色使いの古九谷様式に圧倒される。中でも江戸時代に作られた、径が44.3cmの「色絵唐人物図鉢」は豪華である。
【B側】の最後から、「柿右衛門」様式が始まり【C側】に続く。
1670年代頃からは、「古九谷」の濃厚なものに比べて軽やかなものになり、「濁手」と呼ばれる乳白色の独特の素地に絵付けを施した柿右衛門様式が登場し、ヨーロッパへの輸出向けとして人気を博した。
このゾーンでは、「色絵花鳥文六角壺や色絵粟鶉図八角鉢」が見どころである。
【C側】の途中より、17世紀後期から18世紀前期に作られた金襴手様式が登場する。
1690年代になると「オールドジャパン」と呼ばれ、初めてヨーロッパで日本製磁器として認められた古伊万里・金襴手様式が、ヨーロッパでも宮殿の室内装飾品として珍重された。輸出用の金襴手は染付の濃紺に赤と金の組み合わせで強烈な器になっている。
【C側】の終わりに近いところに、展示品リストに記載されていない「鍋島 色絵紫陽花図皿 17〜18世紀」が1点展示されている。
【D側】に進むと、大型の瓶や壷が並んでおり、新収蔵の金襴手様式「色絵楼閣美人図大皿 径59cm」などは、古九谷様式の奔放さとは違って、絵付けの細やかさや色使いの華やかさなど、完成度の高さを感じさせる。
なお、「色絵百花唐人物図大皿 古九谷様式」と「色絵傘人物図有蓋壷 柿右衛門様式」の2点は、同時期に開催されている東博の「華麗なる伊万里、雅の京焼」に貸し出してあり、東博の会場で見ることが出来る。
展示室の古伊万里関連年表によると、1650年から1757年の108年間に1,233,418品が輸出されており、中国船で運ばれたものも含めると727万品にも及ぶ、と書いてあったのが目を引いた。
松岡美術館のホームページ: http://www.matsuoka-museum.jp/
東京国立博物館
東博の「華麗なる伊万里、雅の京焼」を見に行った。
建物自体が重要文化財になっている表慶館が会場である。表慶館には1階に4室、2階に4室、あわせて8つの展示室があり。単純に考えると、1階の4室を「伊万里」、2階の4室を「京焼」に配分するところであろうが、1階の2室と2階の2室を「伊万里」に、2階の2室と1階の2室を「京焼き」に配分し、この順序を導線としている。2室の「伊万里」を見た後、すばらしい空間の階段室を上がった2室で後半の「伊万里」を見るという配置と導線に対する意図がすばらしい。「京焼き」については、2階の2室を見て、階段を下りて1階の2室を見ることになる。
「伊万里」の系譜については、それぞれの美術館や学芸員の中で、大筋のところで共通になっているように思われるが、今回の東博の「華麗なる伊万里」では、初期伊万里・古九谷様式・柿右衛門様式・金襴手・鍋島の5つに明快に区分している。展示室毎に1〜2つのテーマ定めて展示し、「伊万里」の全貌を見せようとしているところに特徴があると思う。53点の「伊万里」が展示されている。
T.磁器誕生―初期伊万里
15〜16世紀の朝鮮の白磁皿と白磁鉢の展示から始まり、景徳鎮窯を経て、「染付吹墨月兎図皿 口径19.9 cm 1620〜30」が登場する。吹墨月兎文については、戸栗美術館のところで述べた。このコーナーでは、重要文化財で初期伊万里の大皿を代表する「染付山水図大鉢 1630〜1640年代 径45.4cm」など、磁器草創期の初期伊万里を15点を見ること出来た。
U.磁器に彩を―伊万里・古九谷様式
ここでは、「五彩手」・「青手」・「祥瑞手」の磁器が紹介され、古九谷様式の特徴ある磁器を最初に紹介している。古九谷様式の10点の中には、松岡美術館の「色絵百花唐人物図大皿」や重要文化財の「色絵蝶牡丹図大鉢 1640〜1650年代 径40.5cm」を見る。「色絵鳳凰図大皿」は古九谷様式にしては、絵付けが精密で細やかであり、古九谷様式特有の豪放さは見られないが大好きなものである。
「伊万里」と「九谷」に似ているものがあるなは何故だろうか、という疑問を持ち続けてきた。今回東博で発行された冊子では伊万里についての情報がふんだんに盛り込まれているが、この疑問にも答えてくれる。
「古九谷」とは17世紀に加賀の九谷窯で焼かれたものという意味。しかし、伊万里の初期の色絵が「古九谷」の名前で親しまれていた焼き物であることが明らかになり、そこで生まれた言葉が「古九谷様式」という言葉である。1647年に酒井田喜三右衛門(初代柿右衛門)が最初に完成させた色絵を買ったのは加賀藩だったこと、1655年に伊万里の技術で九谷の磁器窯が開かれたことなどが記されており、無知なるが故に感じていた「伊万里」と「古九谷」の関係について知ることが出来た。
V.世界へT―伊万里・柿右衛門様式
オランダ連合東インド会社(VOC)は、中国の景徳鎮窯磁器生産が17世紀の中ごろに中断することになった時、中国の影響を受けながらも独自の美的世界を展開した有田で作られた磁器をヨーロッパの王侯貴族に届けるために買い付けた。おかげで膨大な量の伊万里がヨーロッパに存在している。
「濁手」と呼ばれる乳白色の独特の素地に絵付けを施した柿右衛門様式は、現在の14代柿右衛門へ脈々と引き継がれていることのルーツを見ることができた。重要文化財の「色絵花卉文有蓋八角壷 1670〜1690年」や松岡美術館より借用の「色絵傘人物図有蓋壷 1670〜1690年」は見ごたえがある。
W.世界へU― そして国内へ
西欧向けには、柿右衛門様式に変わって、赤を主とした色絵と金彩の「金襴手」へと展開する。一方「金襴手」は輸出向けと同時に国内向けにもつくられるようになった。染付けに、赤・緑・金彩が融合する「元禄柿」や「赤玉」と呼ばれるものなど、作風の違いを見ることが出来る。このゾーンでは豪華絢爛ともいえる大皿や鉢の「金襴手」を8点見た。
X.極められた洗練―鍋島
伊万里を領内に擁した佐賀鍋島藩が1675年に大川内に御用窯を築き、朝廷や将軍家、諸大名に献上品を焼いた。明治まで続いた窯は30室に及ぶ大規模な窯だったという。つくられた磁器は、木盃形の皿が多く、一尺・七寸・五寸・三寸の定型だった。染付けと色絵によって意匠と技術が極限まで追求されている。
「鍋島」のコーナーでは、古九谷様式の流れを感じさせる「古格鍋島」、水墨画を見るような青の濃淡で染付けられた櫛歯高台の典型的な皿、伝統意匠である水車、可憐な野の花、組紐の文様、5客の組み物などを皿に限って7点が展示されているが、もっとたくさんの「鍋島」を見たいと思った。
東博URL:「華麗なる伊万里、雅の京焼」が終了したので、現在は展示物の写真を見ることが出来ないようです
まとめ
今回は4回にわたって「伊万里」について書いてきた。
4回の順序は見たり訪れた順番とは異なっているが、整理してみると下記のようになる。
・個人の努力の結晶である知永古美術館と、公的な知識と財力と知名度のある東博において、
「伊万里」の全貌を体系的に見て知ることが出来た。
・戸栗美術館では磁器草創期の初期伊万里をたっぷりと、
松岡美術館では色絵の世界に浸り、古九谷・柿右衛門・金襴手を集中的に見せてもらった。
・有田ポーセリングパークでの「陶磁の東西交流展」では、
有田・デルフト・中国の相互影響を見ることで「伊万里」の歴史にも接した。
・伊万里の・大川内山へ2回行ったことは、「鍋島」の発祥の地を訪れたことになる。
・5年前の佐賀の陶工たちの「大英博物館佐賀県陶芸展」では、
現代の陶工たちの中に「伊万里」や「鍋島」の伝統が息づいているのを見た。
今回たくさんの伊万里を見ることにより、「伊万里」の奥の深さを感じる。でも今は、「伊万里」を見て楽しむための入り口にたどり着いたところ。単に磁器である作品を眺めるのではなく、「伊万里」の系譜の中でそれぞれの位置づけをしっかりと意識することが身についた。
もう一度ここに登場した美術館や博物館を訪れると、見る目が違っているのかも知れない。以前より希望をしていて実現していない、栗田美術館へ行ってみたいと思う。
TOPへ
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇
今後このメールをご不要な方は、大変お手数ですが下記までお知らせ下さい。
東京都新宿区三栄町8-37 K1ビル3F
自立化支援ネットワーク(IDN)事務所
新電話番号:03−3358−1958
新ファックス :03−3358−1954
Eメール :<mailto:merumaga-idn@npo-idn.com>
TOPへ
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇