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メルマガ IDN 【第88号】Inter Depending Network
2005年12月 1日発行
 
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このメルマガは自立化(相互)支援ネットワーク(IDN)の会員
の皆様とこれまでにIDNと関わりのあった方にお送りしています
お知りあいの方で、このメルマガをお送りしたら喜ばれる方をご紹介下さい
メルマガIDNのバックナンバーをこちらでご覧頂けます
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《第88号のご案内》 

1.ふれあい充電講演会
  =第56回(12月13日):年末オムニバス特集の案内
2.シニアー情報生活アドバイザー講座
   =41期 受講生募集のご案内
    =アドバイザー講座受講感想:ふれあい広場に掲載
3.IT・PC講座
   =12月の案内
4.「楽しくパソコンライフ」〜武兵衛の近況〜
  =第18回 パソコン通にお役立ちのURL
5.学生,社会人の進路相談
  =宮様の話の聞き方
6.千葉アドバイザーの会「C−PAK」
  =行事開催予定
7.アドバイザー埼玉の会「シニアドさいたま」
  =第5回シニアドさいたま開催のお知らせ
8.IDN会員募集のご案内 
   =入会を考えている方に(再掲)
9.再開:海外旅行体験話クラブ
  =第4回(12月18日)開催案内
10.会員のホームページの紹介
  =(今回はお休み)
11.井出 昭一さん:新連載「莫妄想」
  =連載を終えて My Museum 東京国立博物館
12.アウトドアクラブ「たかお会」
  =18年度活動計画について
13.ふれあい広場
  アドバイザー講座受講感想:徳堂千恵美さん・丹治佐一さん
14.編集後記
   =有田と伊万里 (その3)「伊万里」を見る−知永古美術館と戸栗美術館−

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ふれあい充電講演会

■第56回(2005年12月13日) 年末オムニバス特集の案内
3人の方の来年にかける夢の掛け橋です!
映像を見ながら、夢を語り合いましょう!
・スピーカー
(1)茶谷紘一さん(IDN会員):
  “偏差値47の金沢工業大学が常に日本一の評価を受けるのは”
  創立40年の大学、成長の秘策は何か
(2)岩井正三さん(IDN会員):
  “菜の花子供教室とNPOの立ち上げ”
  種蒔きから、花の咲くまで、子供たちは、菜の花の成長を追って…
  1500坪の田圃に30人の小学生が菜の花の種を撒いた。黄色い絨毯を夢見て!
(3)藤谷一二さん(IDN会員):
  “台湾の人と社会”−台湾で暮した私の体験−
  台湾の人は、日本に親しみを持つという

・日時:12月13日(火)午後6時から7時半まで(講演会)
     一人25分間の講演です。
     午後7時40分から9時まで(年忘れ忘年会)
・会場:飯田橋 東京都仕事センター第2セミナー室・懇親会場は近くを予定。
     千代田区飯田橋3−10−3 電話03−5211−2307
     (JR飯田橋駅東口、地下鉄飯田橋駅A2から5分、ホテルエドモント隣)
・会費:会員1200円 ビジター1500円
     懇親会費 2500円程度 女性2000円程度
・申込み先: kouenkai@npo-idn.com
 締めきりは12月8日(木)です
責任者(中川  奈良原)

■第55回 ふれあい充電講演会報告
 ふれあい充電講演会の第49回「近代数寄者の楽しい交遊…世外・鈍翁・三渓・耳庵を中心として…」、第50回「東京国立博物館の応挙館茶会」に続いて今回は、井出さんから、普段は聞けないエピソードをまじえて東博の茶室を案内いただきま、それぞれの茶室にゆかりあること、エピソードなど紹介してもらいました。
東京国立博物館のお庭を散策し茶室をご案内していただいた後で懇親会を開催しました。
【開催データ】
・テーマ:「東博の庭園茶室を見学」
・案内:井出昭一氏(東博ボランティア)
     芳野征太郎氏(同上)
・日時:11月22日(火)午後
・案内と解説:庭園内の茶室 
         転合庵→六窓庵→応挙館→九条館→春草盧
・参加者:25名(懇親会:15名)
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シニア情報生活アドバイザー講座

■「シニア情報生活アドバイザー」養成講座とは

  この講座は、高齢期の生活に密着した、情報技術(パソコンやネットワーク)の楽しい活用方法を教えることが出来る人を養成する講座です。IDNはこれまでに37回の講座を開催し、168名のシニア情報生活アドバイザーを養成した実績を持っています。
 NPO(特定非営利活動法人)「自立化支援ネットワーク」(略称IDN)は、「ニューメディア開発協会」(経済産業省の外郭団体)が認定する「シニア情報生活アドバイザー講座」の養成講座実施団体に指定されています。

■東京:41期開催のご案内
 下記の講座の受講者を募集中です。毎回土曜日の開催です。
 知り合いのお方でご興味をお持ちの方を紹介してください。 
・第41期:2006年01月14日(土)〜02月11日(土) すべて土曜日
・会場:TEPIA(財団法人 機械産業記念事業団)
     港区北青山2丁目8番44号(地下鉄外苑前より徒歩4分)
 *東京での開催の詳細はこちらでご覧ください

■アドバイザー講座受講感想:
  
ふれあい広場に掲載
 
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IT・PCの勉強会

 

■パソコン楽しみ隊:11月勉強会の報告と12月の案内
 ・日 時:12月11日(日)13時〜16時
 ・テーマ:「見栄えのよい文書をつくる」(仮)
 ・案内役:奈良原 眞吉 さん
 ・場 所:品川人材開発センターPC室
 ・連絡先:武居 陽子 さん tyoko@inter7.jp
【レポート:國重誠之さん】

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楽しくパソコンライフ」〜武兵衛の近況〜
 
■第18回  パソコン通にお役立ちのURL
前回パソコンのトラブル解決に役に立つURLを紹介した。
今回は超初心者からハイスキルの人にも役に立ちそうなURLを紹介します。
 
50歳からのパソコンライフ http://www.pcfrom50.com/
パソコンのハード、ソフトなどわかりやすく解説してある。

IT講習会支援ソフト http://www.naruhodo.net/it/
教えるときのテキストを作成する時にも役に立ちます。
 
パソコン隊 
http://support.biglobe.ne.jp/island/hikkoshi/index-isd.html
日経新聞に2002年から連載されている記事。お時間がある時に一読をお勧めします。
 
パソコンのデータ引っ越しテクニック
http://support.biglobe.ne.jp/island/hikkoshi/index-isd.html
パソコンを買い換えたときに古いパソコンからデータを移行するときに役に立つところ。

パソコン愛用者をサポートしてくれる http://mbsupport.dip.jp/
再インストールなど普段行わない操作についてやさしく解説してあります。
Windowsの歴史まで書いてある。
 
今回は、初心者にも、ややレベルが高い人にも役に立ちそうなページを紹介しました。
お気に入りに「パソコン関連URL」とでもフォルダーを作成して上記URLをまとめて保管しておかれるように。
お時間がある時にゆっくり読まれると、どこか心を揺さぶられることが書いてあります。
【レポート:小坂 武夫さん】

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学生,社会人の進路相談をいたします

■宮様の話の聞き方
 11月17日夕刻,ドイツ大使館で日本國際医学会80周年記念総会と第4回田原・アショフシンボジュウムの合同レセプションが行われた。会場にはドイツ大使を中心に秋篠宮同妃殿下もお見えになった。会場は、200名近くの医師会会員で溢れていた。
 開会のセレモニーが進んで,間もなく両殿下を別々に取り囲む人の輪ができた。身近に殿下のお姿を拝見するのははじめてである。30分近く経った頃であろうか。ほんの2メートルほどのところに紀子様がおられて、取り巻きの人の姿がまばらになっていた。
 「若しかしたらご挨拶できるかも知れない」と思った瞬間,紀子様とお話いているご婦人の後ろについて出番を待った。やがて婦人が去り,私がご挨拶をする場面になった。IDN会員である須磨幸蔵さんの本「ペースメーカーの父・田原淳」を紀子様のほうに向けて、短く説明をはじめた。

「この本は須磨幸蔵さんが書いたものです」
「須磨先生がお書きになったのですか」
「内容は,丁度100年前にドイツへ留学した田原淳が,心臓の鼓動システムである刺激伝導系を発見した経緯を書いた伝記です」
「100年前にですか」
「はい、明治39年です」
という短い紹介をして,その本を差上げようとしたが,御付の者が受け取り直接の手渡しはできなかった。
「お名前は何とおっしゃいますか」
「奈良原です。お名刺を差上げてよろしいでしょうか」
「はい」と紀子様がいわれて、IDNの名刺を差し上げた。

 この間ほんの2,3分であったが,二言三言の会話の中に心の交流が成り立っているのに驚いた。短い会話でも,つぼを抑えてオオム返しに確認する会話は,基本中の基本である。
 皇室の方々は,これをものの見事にやっておられる。最後にお別れするまでの2時間、お二人は立ち通しであった。
【レポート:奈良原理事長】 

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千葉アドバイザーグループ C−PAK

■月例勉強会・ワークショップの開催予定
掲題の件、下記ご連絡申し上げます。
年内確定しているスケジュールをご連絡しますので、確認の上予定組込をよろしくお願い申し上げます。
  記
12月定例勉強会について
・日時:12/8日(木) 
・場所:千葉県高齢者生協 佐倉センター2F
・テーマ:
・講師:巳城さん
   
次回以降の担当日程
 1/12日:羽澄さん 2/9日:近藤さん 3/9日:未定

■SPK:施設見学、SPK打合せ会議
・日時:12/2日(金) 13:00〜17:00
・場所:千葉市生涯学習センター地下1階
・内容:施設見学・SPK打合せ会議

【レポート:利光 信爾さん】

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埼玉アドバイザーの会「シニアドさいたま」

■第5回シニアドさいたま開催のお知らせ(再掲)
シニアドさいたまが誕生してから1年経ちました。
忘年懇親会を兼ねて次の予定で第5回の例会を開催します。
皆様から活動状況を積極的に紹介してください。
・日時:平成17年12月16日(金)13:30から
・場所:さいたま市生涯学習総合センター9F学習室1
     シーノ大宮センタープラザ(大宮駅西口)
・内容:
    1)ADF2005と事前打合せの報告
    2)各自活動紹介
    3)スキルアップ情報紹介(松浦さん他)
    4)その他
・懇親会は17:30から開催   東風谷宴会部長選定中

当会の活動の一端を下記ポータルサイトでご覧下さい。
http://blog.goo.ne.jp/seniad_saitama

【レポート:幹事 岩井さん】

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IDN会員募集のご案内

■ IDN会員募集中
NPO(特定非営利活動法人)自立化(相互)支援ネットワークでは、正会員と賛助会員を募集しています。
*会員の方々には、会員の活動状況や情報を掲載した機関誌を、年4回発行し配布いたします。
*会員の方々には、各プログラムの割引が適用されます。
*入会金及び年会費については「入会を考えている方に」を参考にして下さい。
*詳しいことをお知りになりたい方は、eメールで、事務局までお問い合わせください。


■入会を考えている方に(再掲)
  会員になるには,自分の意思(Will)がなんといっても大切です。少なくとも何のために入会しようとしているのか,目的を決めて入るのが賢明です。

  入会の手続きとしては,入会申込書と,入会金の支払いが必要になります。会員には,正会員(主体的に活動を行う会員で,総会の議決権を有する会員)と賛助会員(団体の主旨に賛同し,直接、間接時間の許す範囲内で活動する会員)の二つのタイプがあります。どちらの会員になるかは,やはり自分の意思で決めて下さい。

会費には入会金と年会費とがあります。
入会金は正会員が1万円,賛助会員が千円です。
年会費の方は,正会員が年間一口1万円,賛助会員が一口千円です。
年会費を何口にするかも,ご自身の意思で決定して下さい。

 メール送信先:<mailto:idn@npo-idn.com>
 
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海外旅行体験話クラブ
 
■再開第4回開催のご案内
 今回もワクワクする内容になっています。お時間がある方は、是非ご来場下さい。きっと楽しいお話が聞けるはずです!
なお、今回は終了後忘年会を実施いたします。こちらの方も是非ご参加ください。
・日 時:12月18日(日)午後2時?5時(その後、近くで忘年会!)
・場 所:品川人材開発センター第3教室
      (品川区東品川3−31−16 TEL:03−3472−3572)
・会 費:500円
 
・テーマ1:「海外生活 あれこれ」 発表者:龍 昭一郎さん
 今回は数多い逸話の中から、最初の米国と昭和40年から6年間のオーストラリア駐在にしぼり、40年前の「お上りさん」のあたふたした昔話を恥を忍んで、記憶をたどりながらご披露することにしました。
 離豪後、同国を訪問したのも今からもう15年前の一昔になりました。 最近訪問された方から、今はこうなっているよ、とのお話を逆に頂ければ、と楽しみにしています。
 
・テーマ2:「海外でのコンサート三昧」 発表者:生部 圭助さん
 会社人生のなかで1973年から1998年までの25年間に8回欧米に出かけ、延べ18回のコンサートを体験した。18回の体験のなかには、思いもかけないコンサートに行ったこと、印象に残ったこと、楽しかったこと、人との出会い、夜の街で恐い思いをしたことなど、思い出は尽きない。
コンサートにまつわるエピソードをお話します(できるだけ写真も)。
 最後に、「ニューヨーク空中散歩」と「アメリカのクリスマス」の写真をプロジェクターで紹介します。

【参加申し込みや問い合わせ先など】
 コーディネータの伊藤政弘さん ma-itou@bd5.so-net.ne.jp

*これまでの開催状況をIDNのホームページよりご覧いただけます
 

■再開にあたってのコーディネーターのメッセージ(再掲)
「海外旅行体験話クラブ」のコーディネイトをしております、伊藤政弘と申します。
  しばらくの間、お休みをしていたクラブですが、本年3月より再開の運びとなりましたのでお知らせいたします。このクラブは、海外旅行(海外滞在)で経験した貴重なお話を、写真や資料、ビデオなどを加えながら楽しくお喋りしていただくクラブです。肩の凝らない楽しいクラブですので、海外旅行に興味のある方もない方も、ぜひ一度のぞきに来て下さい。ご参加お待ち申し上げます!
 

■海外旅行体験話クラブの趣旨
◇海外旅行者の目で見た、外国の習慣・文化・地理などを、楽しく発表し学習します。
◇海外旅行をした際のハプニング・失敗談・発見・感動したことなどを共有します。
◇日本と外国の習慣(考え方)・文化の違いなどを比較しながら社会の学習をします。
◇珍しい体験をされた方の実話や動機、その後の人生観などを共有します。
◇楽しかった「観光ツアー」や「オプショナルツアー」などの情報交換を共有します。
◇色々な生き方があることを学習し、自立した人生へのヒントを探ります。

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*10**********************************************************************

会員のホームページの紹介
今回はお休みです
■ブログもOK 自薦・他薦をお願いします

 メルマガIDN第69号(2月15日発行)よりホームページの紹介を開始しました。今回までに5名の方のページと「シニアドさいたま」のページを紹介しました。遠慮しないでどうぞ手を上げてください。以下に趣旨を再掲いたします。

 会員のホームページを紹介するコーナーを設けます。会員の顔をもっと見えやすくすることが主な目的です。会員相互の交流のきっかけになればと期待します。ご希望のあった方から順次紹介します。簡単な紹介で結構ですから下記あてにご連絡ください。メルマガIDNで紹介したホームページのURLをIDNのホームページに紹介し、リンク集を作ります。
申し込み先:<mailto:merumaga-idn@npo-idn.com>
 

これまでに登場した方のURLと紹介文をこちらIDNのホームページでご覧になれます

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連載「莫妄想」 井出 昭一さん

■連載を終えて―My Museum 東京国立博物館―
 東京国立博物館の3つの魅力は、
@膨大な収蔵品 
A美しい建物群(本館、表慶館、東洋館、平成館、法隆寺宝物館)
B落ち着いた環境(庭園、茶室、樹木)で、四季を通じて楽しめるところです。
こうした恵まれた上野の杜で、東博ボランティアの皆様と楽しみながらの活動も今年の4月で3年となりました。

 この間の状況をエッセイ『柳緑花紅』として、2004年5月から11月まで「メルマガIDN」へ毎月2回投稿いたしました。現在とは状況が変わって、修正したい点も多々ありますが、編集担当者のご好意により全体をとりまとめていただきました。
こちらでご覧いただけます。

 また、熱心な読者からのご要望もあって、この6月から『柳緑花紅』の続編として『莫妄想』の連載を再開しました。
こちらでご覧いただけます。
時間のあるときにご高覧いただければ幸いです。メルマガでは紹介しなかった写真や表も追加されています。
 
エッセイ『柳緑花紅』の内容
 1.04.05.01 第50号 「ボランティアによる応挙館での茶会」
 2.04.05.15 第51号 「東博の外で舞う蝶・中で舞う蝶(1)」
 3.04.06.01 第52号 「東博の外で舞う蝶・中で舞う蝶(2)」
 4.04.06.15 第53号 「東博ボランティアによるガイド
                …陶磁エリアガイドを中心に…」
 5.04.07.01 第54号 「知られていない法隆寺宝物館
                …そのすばらしい建物と宝物とデジタル・アーカイブ…」
 6.04.07.15 第55号 「魅力あふれる“東博”の建物(1)
                …明治以降の近代建築…」
 7.04.08.01 第56号 「夏日休話 2題
                …こだわりのビール・こだわらないお茶…」
 8.04.08.15 第57号 「魅力あふれる“東博”の建物(2)
                …庭園内の5棟の茶室…」
 9.04.09.01 第58号 「四季を通じて楽しめる“東博”の草木(1)」
10.04.09.15 第59号 「四季を通じて楽しめる“東博”の草木(2)」
11.04.10.01 第60号 「生まれ変わった“東博”本館」
12.04.10.15 第61号 「東博ボランティアに三楽あり」
13.04.11.01 第62号 「“柳緑花紅”を書き終えて」


エッセイ『莫妄想』の内容
 1.05.06.01 第76号 「“柳緑花紅”の続編を書くにあたって」
 2.05.06.15 第77号 「東博と仏教寺院関係の特別展」
 3.05.07.01 第78号 「東京国立博物館の平常展のススメ」
 4.05.07.15 第79号 「東博で陶磁を楽しむ」
 5.05.08.01 第80号 「陶磁展花盛り(上)」
 6.05.08.15 第81号 「陶磁展花盛り(下)」
 7.05.09.01 第82号 「東博絵巻物語」
 8.05.09.15 第83号 「東博でのフランス美術展の思い出」
 9.05.10.01 第84号 「上野の杜の建物よもやま話(1)」
               (清水観音堂、上野の森美術館、日本芸術院会館)
10.05.10.15 第85号 「上野の杜の建物よもやま話(2)」
               (東京文化会館、国立西洋美術館、国立科学博物館、日本学士院会館)
11.05.11.01 第86号 「上野の杜の建物よもやま話(3)」
               (両大師、寛永寺旧本坊表門、旧因州池田家江戸屋敷表門、旧十輪院宝蔵)
12.05.11.15 第87号 「上野の杜の建物よもやま話(4)」
               (京成電鉄・旧「博物館・動物園駅」、黒田記念室、国際こども図書館、
               東京藝術大学大学美術館、正木記念館、陳列館、大石膏室、赤レンガ1号館、
               赤レンガ2号館、東京藝術大学奏楽堂、東京音楽学校奏楽堂、東京都美術館)

井出 昭一さんのメールアドレス ides316@warabi.ne.jp
柳緑花紅のURL http://www.npo-idn.com/rennsai-ide.htm
莫妄想のURL http://www.npo-idn.com/rennsai-ide2.html

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*12**********************************************************************
アウトドアクラブ「たかお会」
■IDNアウトドアクラブ(たかお会)18年度活動計画について
 18年度もたかお会会員の皆さんのご希望を聞いて活動計画を作りたいと考えています。
来年1〜2月に実施予定の第一回活動時に、年間計画を提示し検討したいと思います。
つきましては、ご希望がありましたら12月中旬までに下記アドレスへメール連絡ください。
連絡先: idn-outdoor-owner@egroups.co.jp
 現在1〜2月計画の希望として 
(1)子の権現参り(足腰健康祈願)をして浅見茶屋で新年会。
(2)高尾山登山後 麓で新年会。  などが出ています。
  また、山田牧場スキー場での【スキー体験楽しみ計画】は現在6名の参加希望があります。
  実施時期は、黒瀬さんにお願いして、3月4日(土)〜6日(日)天狗山荘を予約していただきました。
  参加希望者は早めに連絡ください。    
 
※アウトドア活動に参加しませんか。
IDNアウトドアクラブ(たかお会)は自然に親しむことを通じて会員の健康維持や相互の親睦をはかることを目的として発足しました。活動内容はみなさまのご意見をもとに広げていく計画です。
活動計画の連絡や情報交換のためにメーリングリストを開設していますので、アウトドアに関心のある方、お気軽にご連絡ください。
「お名前」、「メールアドレス」をお知らせください。メーリングリストに登録します。
なお、たかお会に参加加入したい方、また、活動計画にご意見ご要望がありましたら下記まで連絡ください。
連絡先:  idn-outdoor-owner@egroups.co.jp
【幹事:東川・滝村】
たかお会の活動状況や案内をこちらでご覧になれます

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*13**********************************************************************
ふれあい広場

■アドバイザー講座の受講感想
徳堂千恵美さん(アドバイザー第39期生)

 残暑の厳しい日に夏の日に見つけた、YAHOO掲示板の記事、そこにはシニア情報生活アドバイザーと言う文字とURLがありました。
ちょっと興味が湧いてジャンプしてみたら、興味深い内容の羅列です。
私ごとで恐縮ですが、昨年4月に夫が急逝しました。何の心構えも無く、夫も長生きタイプではないと思いつつ、しかし手を繋いで過ごす老後を思い描いていた私です。生活もあり、泣いてるわけにも行かない1年を過ごし、この夏、やっと平常心に戻った自分を感じた時に出合った掲示板のURLでした。
 奈良原理事長の親切なお誘いの元、ネット上で理事長のお顔を拝見して受講に至りました。大体が仕事以外でどこかに勉強に行くなんて皆無に等しい生活をしていましたから受講初日は緊張していました。
 一見、神経質そうな生部先生と几帳面そうなA先生(ごめんなさい<(_ _)>)内心「ウワ!大丈夫かなぁ私(>_<)」第3週からの橋本先生は温厚な感じで安心して何でも聞けるって感じ、なんて勝手に印象を持ちながら、どの先生も優しく、丁寧に講義をしてくださり沢山の助言をいただきながら、なんとか最終日にこぎつけました。
 私自信ネットライフを楽しむようになってから、6年、HPを作ってからは4年が経っています。人に教えを請うという事が苦手なので、マイペースでどんな事もやる気になるまでそのままという、のんきな性格なのに、期間限定、最後には試験!というこの状況は極めて私の不安を掻き立てました。
 でも、先生方の毎回の講義と帰り道の雑談がとても楽しみでこの5週間、緊張ながら楽しく過ごさせていただきました。これから、アドバイザーとしてどんな活動をするのか、今のところなんのビジョンもありませんが、私自身が築き上げた、楽しいネットライフを高齢の皆さんにも伝えることが出来たら、私の遊びも少しは世間のお役に立てましたよ〜って、夫への土産話にできるようになりたいです。
ありがとうございました。

丹治佐一さん(アドバイザー第39期生)
 試験というのは何歳になっても、いやなものですね。終わってホッとしているところです。この5週間、毎週土曜日がつぶれてしまい、休みが無い状態で過ごしました。先に合格していた諸先輩方から「実技も筆記もプレゼンテーションも」君だったら大丈夫!と毎日のようにプレッシャーをかけられ、つらい日々を過ごしました。これでやっと楽しみにしていたDVDがやっと見られる...。
 講義についてですが、パソコンのことは知っていても、実際に生徒を前にしてパソコンを教えてゆくことは非常に難しいと感じました。パソコンの知識が豊富な方が相手であれば「一言」ですんでしまうことでも、シニアのみならず初心者が相手となると何十倍もわかりやすい言葉と内容にしなければ伝わらないと感じました。
 さらに、「授業を行う場合の注意点」といったことは頭では分かっているつもりでも、自分が教壇に立ち、実際に行ってみると、真似事であるのにも関わらずその難しさを痛感しました。
 プレゼンテーションは、たまたま作成していた「PhotoBook(写真集)」を題材に行いましたが、これもいい経験をさせてもらったと思います。テーマを自分で決め、それを決められた時間で説明する。仕事でのプレゼンテーションは目的、相手が非常に明確であるため行いやすい面があるのですが、題材が自由となると、その自由な題材を絞り込むことことから考えてしまいました。日頃から人が楽しいと感じられることを常に自分の中に持っていなければならないと思いました。
 受講目的として、パソコンを教えること、教えてゆくためのノウハウ的なものを習いたいと思っていただけに、たとえその入り口だけだったとしても習えて本当によかった思います。

■「ふれあい広場」について

皆様の近況・IDNに対する意見・催しもの案内・等など内容に制約はありません。
思わぬ出会いがあるかもしれません。
下記のメールアドレスへ自由に投稿して下さい。お待ちしています。
<mailto:merumaga-idn@npo-idn.com>

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編集後記

■有田と伊万里 (その3)「伊万里」を見る−知永古美術館と戸栗美術館−
 「伊万里」のことを書こうと思って道草をしてしまった。現代の佐賀の陶工たちの「「大英博物館佐賀県陶芸展」での活躍、私のふるさとの近くの「有田ポーセリングパーク」と「大川内山」について書いた。
 幾つかの美術館で「伊万里」を見て最後が東博の「伊万里と京焼」展に到達することになるが、「伊万里」の奥の深さを知るにつけ、ここに書くことの不遜を自覚している。でも今回たくさんの「伊万里」を見ることにより、単に陶器である作品を眺めるのではなく、「伊万里」の系譜の中でそれぞれの位置づけをしっかりと意識することが身についてきた。私なりに知り得たこと、感じたことを書いてみたいと思う。文字のみではわかりにくいと思われるので、それぞれの美術館のホームペーにのURLを記しておくので、写真もぜひ見ていただきたい。

湘南の知永古美術館 古伊万里と時代箪笥の館
 湘南知永古美術館はJR藤沢から車ですぐ、湘南の海までそんなに離れていないところにある。この美術館は、古伊万里と時代箪笥の館と銘打っているとおり、2つのコンセプトで成り立っている。
 2004年3月に江ノ島館(古伊万里が中心)を開館し、湘南館(時代箪笥が中心)を2004年4月に開館している。

 小冊子「小さな蕾」の2004年4月号に、中村 功、中村 知永子ご夫妻の手記と収蔵品の一部が掲載されている。
 ペルシャの出土品の収集家であったアメリカ人のお宅で、広い階段の踊り場においてあった帳場箪笥の上に伊万里の徳利が置いてあり、外国人がそれを愛用していたのにカルチャーショックを受けたことが始まりだとのこと。
 昭和49年より募集開始。銀行員であったご主人の功さんと知永古さんは、骨董・古美術品の多い東北・日本海側の骨董店を毎月定期的に訪れ、功さんは和箪笥を、知永古さんは古伊万里を集めることから開始。集めた古伊万里の皿でもてなししているうちに、多くの方から譲ってほしいと頼まれ、それならと、骨董商の免許を取り業者の市にも出入りするようになった。

 当初は18世紀後半のものを中心に集めたが、17世紀後半から前半へ、古九谷からついに初期伊万里へと遡ることになったそうである。集めた伊万里が3000点になり、「伊万里300年の歴史を旅する」という理念に沿って様式別にまとめた募集を完成させることが出来た。そして、日本の工芸美として埋没させては申し訳ないという思いから美術館を開館することを決心された。

 江ノ島と藤沢に2つの美術館を開館し1年が過ぎた頃から、2つを同時に運営することが困難になり、古伊万里の江ノ島館を2005年6月に閉館し、同年11月に2つをミックスして、「古伊万里と時代箪笥のコラボレイションにて江戸の粋を見せる藤沢館」をリニューアルオープンした。現在、リニューアル最初の企画展「盃洗・盃台と猪口」(05/11/3−06/2末)が開催されている。
 最近、藤沢館を訪れ、ご夫妻のご説明で企画展を見せていただき、お話を伺った。

 展示室に伊万里の系譜を書いた小さなパネルが展示されており、パネルのコピーがほしいとお願いしたら、その日のうちに知永子さんがメールで送ってくださった。「初期伊万里様式の成立と魅力」と「古九谷様式の成立と展開」についてはホームページに詳しく説明してある。
 メールでいただいた内容は「18世紀の伊万里」と題がつけられており、前半は、17世紀の初期伊万里から古九谷様式、柿右衛門様式を経て、18世紀に入って伊万里磁器の全国普及と大衆化の時期が到来するまでを概観してある。
 後半には、18世紀前半の伊万里の特徴について詳述してある。伊万里と中国製の違い、染付や色絵、赤地の上に描かれた金彩の描き方、柿右衛門様式の終末、梅花・唐草などの描き方など多岐にわたっており、プロの目と知識が示されている。

 知永古美術館所蔵の逸品は何か私が断定することは出来ないが、ホームページの「企画展」と小冊子「小さな蕾」で紹介されている器が共通しているものがあり、おそらくそれらが自信のある収集品であろう。
 私は「染付吹墨二兎文七寸皿 口径 19.5cm 1630〜40」」が印象に残っている。以下に示す美術館・博物館で合計4枚の「白兎文」の皿を見たことになる。4枚を比較して見ると面白い。知永古美術館所蔵のものは陶肌が磁器風の透明感がなく、陶器風で柔らかい感じがする。また、最近見た4枚の中では、兎が2羽描かれており、他に見る短冊は描かれていない。
 企画展「盃洗・盃台と猪口」が終わり、新しい企画展が始まるであろう、来年の春にはまた訪れてみたいと思う。
  知永古美術館のホームページ http://www.chieko-museum.com/

戸栗美術館 初期伊万里と陶片展
 メルマガ発行の直前に時間の隙間を見つけて、松涛の戸栗美術館へ「初期伊万里と陶片展」を見に行った。戸栗美術館は1987年10月に旧鍋島藩屋敷跡地に開館した古陶磁専門美術館で、7000点の伊万里、鍋島などの有田磁器および中国、朝鮮の陶磁器を所蔵している。

本年は「伊万里と鍋島」をシリーズで企画展示しており、今回は「初期伊万里」を中心に105点が展示されている。
・古伊万里 色絵の誕生と変遷(1/4−3/27)
・古伊万里の展開 魅惑の作品類(4/2−6/26)
・鍋島焼名品展(7/2−9/25)
・初期伊万里と陶片展(10/1−12/25)

 会場でいただいたリーフレットによると、今回の展示のコンセプトは『・・・主に磁器草創期より「初期伊万里」を焼成していた小溝窯(おみぞよう)、天神森窯(てんじんもりよう)、山辺田窯(やんべだよう)等の代表的な古窯跡から出土した陶片をキーポイントに、それに類似する当館所蔵の伝世品をあわせて展示します。・・・』と記されている。近年発掘調査により明らかになってきた「初期伊万里」の歴史を示そうとの意図が見える。なお、陶片資料は佐賀県の有田町歴史民俗資料館より借用したものである。

 最近の考古学的な発掘調査の結果、時代を少し遡って1610年代に有田の西部地区で磁器が焼かれ始めたことが定説になってきている。それから色絵磁器が誕生する1640-50年頃までに染付を主体に製作された磁器が「初期伊万里」と総称されている。

 今回は、2階の3つの展示室が使用されている。
 第1展示室は「日本磁器のあけぼの−初期伊万里の誕生−」と題して、磁器草創期の作品が展示されている。モノトーンの意匠、直径の3分の1にも満たない高台、「生掛け」のために生じる掛けむらも随所に見られ、形状にも歪みが見られる。借用した小溝窯・天神森窯・山辺田窯・百間窯・山小屋窯・天狗谷窯などより出土した陶片と所蔵品とを並べて、焼かれた窯を類推して示しているところがユニークである。

 第2展示室は「初期伊万里の奥深い魅力−皿類を中心に−」と題して、絵付けの全くない「白磁 皿」から始まり、「壷」や「瓶」も展示されている。展示No42のうっすらと赤味がかった白磁の瓶は今回のお気に入りのひとつであ。染付けのある10点ほどの瓶も形、地の色、絵柄のバランスがすばらしいと思った。
 第2展示室には、「染付け 吹墨白兎文 口径21.0 cm」と「染付け 吹墨月兎文 口径19.5 cm」が展示されている。当館の蔵品選集にはもうひとつの「染付け 吹墨白兎文 口径19.6 cm」が紹介されている。描かれているのは、兎と短冊は共通であるが、もうひとつの絵は順に雲・月・雲と異なっている。展示されている地の色は、前者が磁器風に青みがかった白であり、後者は展示No42に近い陶器風の白である。白兎文の初期伊万里は、知永古美術館(江ノ島)、戸栗美術館(2枚)、東博と3箇所で4枚見たことになり、それぞれの違いにまで興味が深まった。
 当館のホームページの「学芸の小部屋」では、この絵付けでは兎の耳が長く描かれていること、兎の耳は時代を遡るほど大きく描かれ、時代が下るにしたがって短くなることが紹介されている。

 第3展示室は「初期伊万里の奥深い魅力−立体作品を中心に−」と題され、染付けの壷、茶道具が展示されている。この室の最後には、楠木谷窯の陶片と並んで「染付 唐草文木瓜形皿」や角福と銘のある祥瑞の「染付 山水人文 瓢形皿」などもある。
 パネルによる説明によると、1642〜52に色絵が始まった後、祥瑞手、四方襷文、菱形木文、唐草繋文等と共通のものを「藍九谷・藍古九谷」と言う、と説明されている。私は、これらの丁寧で繊細で洗練された絵付けを見ていると、「鍋島」へ継承されているように感じたが、素人の勝手な見方であろうか。
  戸栗美術館のホームページ  http://www.toguri-museum.or.jp/home.html

見てすぐに、忘れないうちに書いておこうと思っていたら長くなってしまった。
松岡美術館(古九谷・柿右衛門・金襴手)と東京国立博物館(華麗なる伊万里)については次号に続けることにしたい。

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