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                                 メルマガ IDN 第83号
                                      Inter Depending Network
                                      2005年 9月15日発行 
                                                                         
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                               このメルマガは自立化(相互)支援ネットワーク(IDN)の会員
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                                      《第83号のご案内》
 
【ADF2005】 アドバイザーフォーラム2005のお知らせ(予告−01)
 
1.ふれあい充電講演会 
 =第53回( 9月18日):「万福寺での座禅体験会と殿ヶ谷戸庭園散策」の案内
 =第54回(10月20日):「深川下町史跡探訪」の案内 
 
2.シニアー情報生活アドバイザー講座
  =第38期・39期受講生募集のご案内
 =受講感想:第36期の 嶺 ひふみ さん・和田邦子さん・佐藤 文俊さん
  
3.IT・PC講座  
  =パソコン楽しみ隊:9月の予定
 
4.「楽しくパソコンライフ」〜武兵衛の近況〜
 =(第13回)インターネットの活用
 
5.学生,社会人の進路相談 
 =アドバイザー養成講座打上げ歓迎会
 
6.千葉アドバイザーの会「C−PAK」
 =ワークショップと月例勉強会の開催予定 
7.アドバイザー埼玉の会「シニアドさいたま」
 
8.IDN会員募集のご案内 
  =入会を考えている方に(再掲) 
 
9.再開:海外旅行体験話クラブ
 =第3回(9月25日)開催案内
 
10.会員のホームページの紹介
 
11.飯塚 渉さん:連載「大江戸こぼればなし」
 =連載第12回(最終回):第二章  (その5)人情裏長屋  (その6) 居酒屋
  
12.井出 昭一さん:新連載「莫妄想」 
 =連載第8回 東博での「フランス美術展」の思い出
 
13.ふれあい広場
  
14.編集後記 
  =オーディオ三昧:(その2)究極のアナログプレーヤーを開発した寺垣 武さん
 
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【ADF2005】 アドバイザーフォーラム2005のお知らせ(予告−01)
 
今年もアドバイザーフォーラム2005を開催するために準備を進めています。
4年間で36回の講座を開催し、165名のアドバイザーが誕生しました。
同窓の仲間が年に1回集まって楽しく有意義な時と場を共有しましょう。
 
◆フォーラム開催のコンセプト
 =フォーラムは「出会いの場」
 =活動事例発表を聞き、共に語らうことにより
 =自他を知り
 =自ら行動を開始する一里塚とする
 =自由闊達な雰囲気のフォーラムに全員が一堂に集う
 
◆開催日時
 ・2005年11月3日(土)
 13:15−19:30
 
◆開催場所
 ・TEPIA(財団法人 機械産業記念事業団) 4階会議室
 ・住所:港区北青山2丁目8番44号 交通:地下鉄外苑前より徒歩4分
 
◆プログラム(案)
(1)フォーラム・特別ゼミ:13:15-16:45
 ・理事長挨拶
 ・招待者の挨拶
 ・TEPIAの活動内容とIDNへの期待〜高齢の受講者への支援〜
 ・地域での活動(千葉C−PAK シニアドさいたま)
 ・パソコン楽しみ隊
 ・アドバイザーの活動事例発表
 ・特別ゼミ:検討中(TM社 MS社の講演)
 
(2)懇親会(参加自由):17:30-19:30 於、2Fレストラン「アーリーズーテラス」

(付)フォーラム開始前の時間帯に
 ・TEPIAの1階で開催中の「最先端技術展」を見る
 ・TEPIAの2FでAVコンテンツの視聴を行う

◆「近況集」の作成
 当日にすべての人が語る時間が取れないので、
  アドバイザーの顔が見えるようにするために、各人に「近況」の記載をお願いする。
 メールまたはホームページで事前にお知らせする。

◆フォーラム参加者へCD-ROMの提供
 昨年のCD-ROMに 37期までの事例発表のコンテンツを追加する
 (アドバイザーのプロフィール・事例発表リスト・事例発表内容(コンテンツ)・受講感想 など)
◆参加費(予定)
 ・フォーラム:2,000円(会場費負担・資料代・CD-ROM代 等)
 ・懇親会(参加自由):3,000円、2,000円(お酒を呑まない方)
 
1.ふれあい充電講演会 
 
■第53回(9月)「万福寺での坐禅体験の会(第2回目)」の案内
 皆々様のご関心の高まりもあり はやくも23名の参加申込をいただいています。心と体を美しくする坐禅 集中力を養い自分自身を省み 自分の本当の生きる力をご一緒に見つけようではありませんか 是非ご参加ください。
 
<以下再掲>
今年も 満福寺岩佐是正ご住職のお導きで「坐禅」体験が叶いました。

まず 坐禅の意義そして座り方 服装 姿勢 作法などをお教えいただき 次に坐禅会の作法―堂内の入り方 歩き方 警策の受け方 茶礼など決められている一つ一つの動作を学びます。

「坐禅」とは身を調え 呼吸を調え そして心を調える とのことです。

調身 調息 調心をご一緒に体験してみませんか。

    

【当日の次第】

 一  講話「座禅の作法」 岩佐師

 二  読経「般若心経」  参加者全員

 三  坐禅          全員(希望者には座椅子の用意あり)

 四  昼食          精進料理で 師を囲んで懇親

 

・日時:9月18日(日)10:30〜13:30

・集合:西武国分寺線「恋ヶ窪」改札口 10時(厳守)

・会場:満福寺  国分寺市戸倉4−34−3 042-321-3594

・会費:一般3,500円 IDN会員3,000円

        懇親会(満福寺内客殿での昼食)代が含まれています

 

・申込み先および問い合わせ先:kouenkai@npo-idn.com

 

【坐禅体験の会の終了後-自由参加】

JR国分寺駅前の「殿ヶ谷戸庭園」(検索ください)へご案内いたします。

武蔵野に自生している野草や昆虫を鑑賞しながらゆっくりと散策し武蔵野の風情をお楽しみ下さい。

また初秋を彩る「ベニムラサイの可憐な花」(萩)も見られることでしょう。

是非ご参加ください。(65歳以上の方は年齢を証明する書類をお忘れなきよう)

 
■第54回(10月20日)案内
深川下町史跡探訪」の案内
キーワードは 江戸深川・松尾芭蕉・清澄庭園の散策と涼亭での懇親会です。
涼亭では桜井康敞氏の『深川における芭蕉』の秘話を予定しています。
ここ小名木北側は、深川発祥の地で慶長元年(1596)深川八郎右衛門等によって深川の開拓の出発がなされた由来ある場所です。
そして、俳聖・芭蕉が暮らしたのもこのあたりです。
 
江戸開府400年を「3つのお題」で一気に訪ねてみます。
(1)まず深川神明宮へお参りし 
(2)芭蕉記念館で館長の説明を聞きながら見学 
(3)史跡展望公園を散策
(4)芭蕉稲荷を経て
(5)臨川寺や雄松院など、芭蕉ゆかりの寺院を訪ね、紀伊国屋文左衛門の墓に詣でます
(6)江戸庶民生活を色濃く伝える深川江戸資料館。ここでも館長から縷縷解説をいただきます
(7)最後に清澄庭園を散策しましょう。散策時間は50分ぐらいです
 
午後1時30分集合。午後4時解散予定。全行程で歩行時間は1時間程度です。
安全安心のため参加者全員に日帰り保険の付与をいたします。
 
(8)自由参加で懇親会
午後5時からは清澄庭園内「涼亭」で黄昏の庭園を愛でたあと懇親会をいたします。 
講師に桜井康敞氏(同人誌「濱」編集部員 江東区歴史と文化を継承する会会員)をお招きし
松尾芭蕉についての秘話をお聞きします。懇親会にもぜひご参加ください。
 
桜井康敞氏による『深川における芭蕉』を下記でご覧になれます。
http://www.npo-idn.com/bashou.html
 

・テーマ:「深川下町史跡探訪」
・案 内:江東区歴史と文化を継承する会
      (今回の責任者:芳野 征太郎氏 IDN賛助会員)
・日 時:10月20日(木) 13:30−16:00
      集合:地下鉄 森下駅 中央改札口(A7出口) 13時時30分
・会 費:1,500円(一般) 1,000円(IDN会員)
・懇親会:17時より 任意参加
懇親会費2,500円
 
・申込み先および問い合わせ先:kouenkai@npo-idn.com

・IDNの責任者:中川 文夫 mgt-na37@cilas.net   03-3869-0315 
*会場の都合で定員は51名です。申し込み先着順で受け付けさせていただきます
 
<以下 再掲>
キーワードは江戸深川・松尾芭蕉・清澄庭園の散策と涼亭での懇親会(桜井さんの芭蕉についてのトーク)のです。

ここ小名木北側は、深川発祥の地で慶長元年(1596)深川八郎右衛門等によって深川の開拓の出発がなされた由来ある場所です。

そして、俳聖・芭蕉が暮らしたのもこのあたりです。

江戸開府400年を「3つのお題」で一気に訪ねてみます。

 

江戸深川の発展は、明暦三年(1657)の大火後、材木商が深川の木場に移転してきたのが始まりです。

その後元禄六年(1693)に「新大橋」が、5年後の元禄十一年(1698)に永代橋が架橋され、御府内との往来が非常に便利になりました。

文化・文政の頃は材木商の分限者が名を轟かした時代です。

文化の担い手が、武士から町人に変わった時代でもあつた。

下町深川は、昔も今も「伊勢屋・稲荷・犬の糞」と言うとおり稲荷社の多い町です。

<「大江戸こぼればなし第9回」を参照してください>

江戸・明治そして平成の時代が隣り合わせに同居している町です。

下町深川は、人生の生活を一休みしてみる場所で、ここで新しい生き方を探しやる気を起こし旅立ちます。

一時のやすむ人々の生活は、時代が変わっても今も昔も同じ所下町です。

参加の皆様が、タイムスリップを感じ気持ちと心が休まれば成功です。

ぜひ本日は、郷土を愛する仲間(継承会)がお迎えしご案内します。

一時風流人の気持ちで気楽に楽しんで下さい。

また来たくなり良かったと思ったら、今日一日になれば幸いです。

いざ、新しい発見の旅に出発です。!!

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2.シニア情報生活アドバイザー講座

■ 「シニア情報生活アドバイザー」養成講座とは
  この講座は、高齢期の生活に密着した、情報技術(パソコンやネットワーク)の楽しい活用方法を教えることが出来る人を養成する講座です。NPO(特定非営利活動法人)「自立化支援ネットワーク」(略称IDN)は、「ニューメディア開発協会」(経済産業省の外郭団体)が認定する「シニア情報生活アドバイザー講座」の養成講座実施団体に指定されています。

■東京:38期のご案内
 下記の講座の受講者を募集中です。毎回土曜日の開催です。
 知り合いのお方でご興味をお持ちの方を紹介してください。
 
第38期:2005年 9月17日(土)〜10月15日(土) すべて土曜日
第39期:2005年10月22日(土)〜11月19日(土) すべて土曜日

・会場:TEPIA(財団法人 機械産業記念事業団)
     港区北青山2丁目8番44号(地下鉄外苑前より徒歩4分)
 
東京での開催の詳細は下記でご覧ください
 
■アドバイザー講座受講感想(アドバイザー第36期生)
良い経験が出来ました:嶺 ひふみさん  
 たまたま広報誌で見かけた「シニア情報生活アドバイザー」と言う文字に目が留まり、早速検索を試みました。そしたら、偶然にもIDNの講座が13日から有るのに行き着き、これは「神のお告げ」なんて思えたのです。なぜならば、講習の日程が私の予定表の空欄にピッタリはまり込むのです。
 それで、早速申し込んでしまったという経緯です。それが、8月5日のことです。アドバイザーと言う名称はあまり意識せず、自分のパソコンのスキルを少しでも高められるかな?という安易な考えからでした。

 受講の初日にテキストの内容と終了の後試験があることにびっくりした次第です。通常のパソコン講習とは内容の深さと広さが違うし、講師陣も多く、ただならぬ気配を感じました。でも同期となる、大ベテランの佐藤さんと、自称中間より初心者の方に近い和田さんとそれより少し中間寄りかな?と思っている私と言うように、少しレベルが違うのがかえって幸いしたようで、大変に参考にもなり、そして何より楽しく、無事に終了を迎えることが出来ました。

 その間、講師の先生方には通常のパソコンや他のセミナー・講習とは違い、個々に合わせた指導内容の濃さと説明具合など一方ならぬご苦労とお心遣いに感謝いたしております。ありがとうございました。
 合否の判定はまだですが、今後は折角暑い中お教えいただいた知識と経験を何かにつけ生かしていければと思っております。
今年の夏は本当に良い経験が出来ました。
今後は皆様の一員にお加えいただき、共に学んで行きたいと思います。よろしくお願いいたします。
 
不安を乗り越えて:和田 邦子さん
 今回の受講は、32期を受講された永合さんと7月ごろ初めてお会いし、この講座が開催されている事を知りました。ちょうど「定年後の生きがい」を模索しているときでもあり、自分の力量も考えず安易に申し込みをしてしまいました。
 そして、2007.8.13不安と暑さの戦いが始まりました。毎回、不安。不安の連続。そんな中、奈良原先生より「不安をなくすには復習をし、疑問点は解決する」こととメールをいただき、疑問点は、生部先生、永合さんにSOSのメールをだすことになりました。

 今考えると変な質問も沢山ありましたが、其の時は不安を解消することができました。
8回の講習でしたが、得たものは数えきれません。
試験の結果はともあれ、自分の力を出しきったので悔いはありません。
今後、習ったことを地域に少しでも生かせればと思っています。
奈良原先生、生部先生始め講師の先生方、永合さん、そして36期の佐藤さん、峰さん本当に有難う御座いました。そしてこれからも宜しくお願いいたします。
 
仲間の一員として宜しく:佐藤 文俊さん 
 30年近く前に趣味で始めたパソコン。かなりの投資と独学で苦労して覚えた知識と経験。これを生かせられたらと、図々しくもシルバー世代対象の地域のパソコン教室の講師の一人となって早や2年近く。大勢の人にパソコン生活の楽しさ、便利さなどを体得してもらったと自負していた。それが、今年新しく講師陣に加わった IDN25期の香村さん から「シニア情報生活アドバイザー」やIDNのことを伺い、これまでの無冠を返上しなければと反省。七十の手習いとなりました。

 奈良原理事長はじめ、生部先生ほかの講師の方々の懇切なご指導やご講義、併せて熱心な2名の同期のご婦人に囲まれて、有意義な事柄を数多く学ぶことができました。
 ところで、受講して愕然! 今までの自分の知識のいい加減さ、アンシステマチックさ! 受講回数を重ねる毎にその思いは高まるばかり! 反省しきりでした。この度の受講で得た貴重な経験を、今後の講師生活に十二分に反映させて、より体系的で精度の高い心のこもった講義を行なっていかなければ………と考えております。
 なお、講義後半のプレゼンで、“パワーポイント”の面白さにはまってしまい、肝心のテキスト学習を疎かにし、先生方のご期待に背いて(?)テストは散々!今からもう追試受験の態勢です。なおまた、最終日の打上げコンパ。大勢の先輩方に囲まれ、有意義なお話などなど…とても楽しい一夕でした。今後とも皆様のお仲間の一員として宜しくお願い申し上げる次第です。
 

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3.IT・PCの勉強会

 

■パソコン楽しみ隊:9月の案内

日 時:9月28日(水)13:00−16:00
場 所:品川人材開発センター・第2教室
テーマ:PC活用情報フリマ
連絡先:武居陽子さん tyoko@inter7.jp 

隊員にはパソコンの活用や技術について知識を広げたいとか教え方の理論や実践を深めたいなど、

アドバイザーの役割にかかわるさまざまな要望があります。

今回は時間の大半を自由に使ってフリーマーケットスタイルでPC活用情報の流通を試みます。
知りたいことや困っていることを持ち寄って解決のいとぐちを見つけましょう。
この日のさまざまな会話を通してアドバイザーとしての課題の一端が浮き彫りになれば

パソコン楽しみ隊の今後の運営に反映していきたいと思います。

参加される方は相談してみたいことや知りたいことなど具体的な課題をご用意ください。
パソコン楽しみ隊はシニア情報生活アドバイザーならどなたでも参加できます。ご連絡ください。

【コーディネータ:國重 誠之さん】

 

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4.楽しくパソコンライフ」〜武兵衛の近況〜 第13回 インターネットの活用

 何と言ってもインターネット上のホームページほど役に立つものはない。困ったときの神頼みが最近は「ネット頼り」に変わってきた。パソコンを使うシニアの方が増えてきたこともあり、インターネット、パソコンに関して質問を受けることが多くなった。

 質問の内容はわかるが、さて、それをどのように説明しようかと考えてしまう。そこで役に立つのがネット上で質問の内容を検索してみる。さすがに表現力豊に、初心者向けに説明が出ている。

 

 ご存じの方も多いこととは思いますが、いくつか参考になるページを紹介したい。中でもお勧めは日本経済新聞のウーマンのページ。

http://smartwoman.nikkei.co.jp/interface/ContentView.cfm?sw_ContentNo=51100057

このURLで見られない時は、日本経済新聞のホームページの上にある「ウーマン」そして「パソコン隊」をクリック。数年前からの記事が蓄積してあり、読むだけで理解できるほど優しく書いてある。

 

朝日新聞のホームページに「てくの生活入門」というのがある。このページも役に立つ情報が多い。

http://www.be.asahi.com/20050910/W16/20050829TBEH0008A.html

 

もう一つ、フリーソフトの優れたのが紹介してある。

http://www.be.asahi.com/20050910/W16/20050824TBEH0035A.html

 

残念なのは、二つとも過去に掲載されたものが削除されていてバックナンバーを見ることができない。

新聞社以外では、こんなページもあります。これはパソコンの不具合に対して役に立つ。

http://homepage2.nifty.com/winfaq/

 

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5.学生,社会人の進路相談をいたします

 

アドバイザー養成講座打上げ歓迎会

 先週の土曜日(10日)、第36期アドバイザー養成講座が終了し、嶺ひふみ、和田邦子、佐藤文俊3名の皆さんの打上げ歓迎会が北青山「和民」で行われた。出席者は25名、定刻、いつものように小坂さん(第2期生)の軽妙な司会で始まった。
 先ず、合格された東風谷美幸、小辻和雄(以上34期)、龍昭一郎、大河原章(以上35期)の皆さんへの認定証授与式が、全員の祝福のうちに行われた。

この瞬間は、先輩も後輩もなく、お互いに苦労した体験が共有される厳粛なひと時である。
今回受講された方のうち、特に印象に残ったのは、和田さんであった。
受講申込みの前から、「不安」をメールに書かれ、初日も、受講中も、講座終了直前まで、「不安」を訴えておられた。
 
もう、明日で最終日です。
不安、不安で迎えた初日から1ケ月経ってしまいました。
毎回、不安、不安の連続でしたが、結果はともあれ、努力したからと自分自身を慰めています。
                        
しかし終わって頂いたメールでは、「不安」を見事に乗り切っておられた。
 
無事講習が終わりホットしました。
毎回、不安、不安の連続でしたがおかげさまで無事終了しました。
復習が「自信」に繋がるとのアドバイス、疑問点をためないよう勉強しました。
結果はともあれ、あとは、試験の結果を待つのみです。
本当に有難うございました。
 
何と爽やかなメールだろうか!
本当にご苦労様でした!
 
「不安」に耐えながら、「不安」をエネルギー温存し、転換しながら、よくこの1ヶ月間を頑張ってこられたと思う。
「不安」は、こうしてみると「排除」すべきものでなく、人生の宝物であるかも知れない!
【レポート:奈良原理事長】 
 

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6.千葉アドバイザーグループ C−PAK      

■ワークショップの開催
・日時:9/29(木)13:00〜16:00  
・場所:千葉県高齢者生協 佐倉センター2F
・講師:橋本さん          
・内容
 1)お好み音楽CDの作成
    iTunes(無料ダウンロード)の利用
    CDからMP3に変換、CD作成  
 2)カセットテープからMP3に変換CD作成
    GoldWave v4.26お試し版(旧版)
 3)カセットテープからMP3に変換
    ♪超録ーパソコン長時間録音機(フリーソフト)     
 
■月例勉強会の開催
・開催:第2木曜日 14:00〜16:00
・講師:勉強会出席者 各自1回順番制で担当する。
・日程:10月13日 飯塚さん
     11月10日 村杉さん
     12月  8日 北野さん
       1月12日 巳城さん
           2月  9日 羽澄さん
      3月 9日 近藤さん

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7.埼玉アドバイザーの会「シニアドさいたま」 

今回の報告はありません 

当会の活動の一端を下記ポータルサイトでご覧下さい。
http://blog.goo.ne.jp/seniad_saitama

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8.IDN会員募集のご案内

 

■ IDN会員募集中
NPO(特定非営利活動法人)自立化(相互)支援ネットワークでは、正会員と賛助会員を募集しています。
*会員の方々には、会員の活動状況や情報を掲載した機関誌を、年4回発行し配布いたします。
*会員の方々には、各プログラムの割引が適用されます。
*入会金及び年会費については「入会を考えている方に」を参考にして下さい。
*詳しいことをお知りになりたい方は、eメールで、事務局までお問い合わせください。


■入会を考えている方に(再掲)
  会員になるには,自分の意思(Will)がなんといっても大切です。少なくとも何のために入会しようとしているのか,目的を決めて入るのが賢明です。

  入会の手続きとしては,入会申込書と,入会金の支払いが必要になります。会員には,正会員(主体的に活動を行う会員で,総会の議決権を有する会員)と賛助会員(団体の主旨に賛同し,直接、間接時間の許す範囲内で活動する会員)の二つのタイプがあります。どちらの会員になるかは,やはり自分の意思で決めて下さい。

会費には入会金と年会費とがあります。
入会金は正会員が1万円,賛助会員が千円です。
年会費の方は,正会員が年間一口1万円,賛助会員が一口千円です。
年会費を何口にするかも,ご自身の意思で決定して下さい。

 メール送信先:<
mailto:idn@npo-idn.com>
 ホームページ:
http://www.npo-idn.com/

 

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9.海外旅行体験話クラブ

 

■再開第3回開催案内
御無沙汰いたしております。
さて、9月25日(日)に、第3回目の「海外旅行体験話クラブ」が下記により開催されますので、お時間がございましたら、是非御参加お願い
申し上げます。
今回は、御手洗氏の「わたしの海外生活体験談」(仮題)です。
今回も、貴重なお話が聞けそうです!
また、参加者全員による「ひとこと体験話」の時間を設けていますので、こちらもよろしくお願いいたします。
今回の場所は東京駅前です。

「海外旅行体験話クラブ」コーディネータ 伊藤政弘

 記
・日 時:9月25日(日)午後2時半−4時半
・場 所:ザ・ヒルトップ倶楽部(代表:大井直樹 氏)
      住所:中央区八重洲1−8−17新槙ビル4階
      (東京駅八重洲口を出て左前方に見えるビル:みずほ銀行の4F)
      TEL:03-3272-5660
・会 費:一人500円
・テーマ :
◇テーマ1:「オランダ駐在体験と旅の楽しみ(ヨ−ロッパを中心に)」 御手洗 健氏
◇テーマ2:「私のひとこと海外体験話」 参加者全員

 今回の発表は「海外での生活体験談」ということで、旅行での体験話と比較すると、
ひと味もふた味も内容の濃いお話が聞けると思います。お楽しみに!
 「テーマ2」では、参加者全員による海外でのちょっとした体験話を、

ご披露していただこうと思います

(海外旅行をした際のハプニング・失敗談・発見・感動したことなど)。
時間の関係もありますので、お一人5分〜10分程度を考えております。

 肩の凝らない楽しいクラブですので、海外旅行に興味のある方もない方も、ぜひ
一度のぞきに来て下さい。ご参加お待ち申し上げます!

※ パソコンの持ち込み自由。プロジェクター・VTRも準備可能

・参加の申し込み:
 伊藤政弘さん ma-itou@bd5.so-net.ne.jp

 

*これまでの開催状況をIDNのホームページよりご覧いただけます

 

■再開にあたってのコーディネーターのメッセージ(再掲)

「海外旅行体験話クラブ」のコーディネイトをしております、伊藤政弘と申します。
  しばらくの間、お休みをしていたクラブですが、本年3月より再開の運びとなりましたのでお知らせいたします。このクラブは、海外旅行(海外滞在)で経験した貴重なお話を、写真や資料、ビデオなどを加えながら楽しくお喋りしていただくクラブです。肩の凝らない楽しいクラブですので、海外旅行に興味のある方もない方も、ぜひ一度のぞきに来て下さい。ご参加お待ち申し上げます!

 

【海外旅行体験話クラブの趣旨】
◇海外旅行者の目で見た、外国の習慣・文化・地理などを、楽しく発表し学習します。
◇海外旅行をした際のハプニング・失敗談・発見・感動したことなどを共有します。
◇日本と外国の習慣(考え方)・文化の違いなどを比較しながら社会の学習をします。
◇珍しい体験をされた方の実話や動機、その後の人生観などを共有します。
◇楽しかった「観光ツアー」や「オプショナルツアー」などの情報交換を共有します。
◇色々な生き方があることを学習し、自立した人生へのヒントを探ります。

 

【参加申し込みや問い合わせ先など:コーディネータの伊藤政弘さん ma-itou@bd5.so-net.ne.jp

 

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10.会員のホームページの紹介 

今回はお休みです

■ブログもOK 自薦・他薦をお願いします

 メルマガIDN第69号(2月15日発行)よりホームページの紹介を開始しました。今回までに5名の方のページと「シニアドさいたま」のページを紹介しました。遠慮しないでどうぞ手を上げてください。以下に趣旨を再掲いたします。

 会員のホームページを紹介するコーナーを設けます。会員の顔をもっと見えやすくすることが主な目的です。会員相互の交流のきっかけになればと期待します。ご希望のあった方から順次紹介します。簡単な紹介で結構ですから下記あてにご連絡ください。メルマガIDNで紹介したホームページのURLをIDNのホームページに紹介し、リンク集を作ります。

申し込み先:<mailto:merumaga-idn@npo-idn.com>

 

これまでに登場した方のURLと紹介文をIDNのホームページでご覧になれます

http://www.npo-idn.com/

 

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11.連載「大江戸こぼればなし」 飯塚 渉さん(アドバイザー第20期生)

 

■連載第12回(最終回):第二章 江戸の情景  (その5)人情裏長屋  (その6) 居酒屋

第二章−5 人情裏長屋

 この物語に初めて出会ったのは数年前のことです。ここに引用したくだりを読んだ時「我が意を得たり」と共感を覚えながら思い出した記憶があります。
 
 社命で出張をしていた頃(たいてい地方都市へ数泊の一人旅)、仕事のあとは町を探訪しながら、手ごろな飲食店でゆっくり土地の味を楽しむのが常でした。午後八時頃に商店の灯が消え人通りがなくなる土地柄ですから宵の口から出かけます。飲食店は客が立て込まない時間なので自由に席を選べますが、一番いい場所や常連客が座りそうな位置は遠慮して、目障りにならない地味な良い加減の席に着きます。注文の品も出来るだけ“郷に従った”のは言うまでもありません。
 
 小料理屋、鮨屋、炉端焼き、赤提灯、どこでもそうしていましたが、一見客・よそ者として卑屈になっていた訳ではないのです。その店と地元客・馴染み客に敬意を表し、大きな顔をせずに「ちょっとお邪魔致します」というくらいの気持ちでした。地場の飲食店というものは、土地の人々が疲れを癒してくつろぐ大事な居場所であり、気心知れた同士の溜まり場になっています。
 
 店の雰囲気やもてなし方や品書き、そして独特の居心地なども、元はといえばいつも出入りする客が時間を掛けて作り上げたものであり、店はそういう風に出来あがってきているものです。
 一見客やよそ者が、この肌触りとかけ離れた目障りな“異物”になっては誠に申し訳ないことです。今風に言えば、土地の人々のコミュニティーにしばしの間混ぜていただくわけですから、その場所や文化、持ち味に同化する気持ちで臨むのが外来者のせめてもの礼儀ではないでしょうか。
 
 コミュニティーは「村落共同体」と言い換えてもよいと思いますが、いちいち看板を出してはいないもののいたるところに有って、前記のような性格が共通点です。隣組や町内会、自治会などもその一つ。そうした場でも「元○○会社 △△(肩書き)」など前歴をことさら言いたがる無粋者が居る、というのはよくある話ですが、それがコンプレックスの屈折した衝動によるものであるにしても、状況判断と公共観を欠いた粗雑な神経の持ち主は、周囲の顰蹙を買い拒否反応を招きます。
 
 江戸の庶民が密集して住んでいた裏長屋は、まさに「村落共同体」の典型でした。住いと家政は個々別々でも、共用施設(後架=便所、井戸、ごみ溜めなど)は連帯責任で管理され、井戸浚い、どぶ掃除、ごみの搬出も定期的に住民総出で行われ、日常の助け合いや面倒見も細やかでした。プライバシーは否応なく曝け出され、互いの様子が手に取るように分かるから、住人同士が身の丈の視線と分相応の物差しを共有する平らな関係で、お互い様の目配り・気遣い・庇い合いの生活でした。武士でも浪人は持ち家を許されないため、町人と同じ長屋に住み暮らしていました。
 
 「松村信兵衛の住いは木挽町一丁目の十六店(たな)という裏長屋であるが、殆ど寝るとき以外は居たためしがない。会いたければ京橋炭屋河岸の丸源という居酒屋へゆけばいい。彼はいつも酔っている。(略) 浪人だということは慥(たし)かだし、これといって稼ぐ風も見えないが、年中酒びたりの上に相長屋で困っている者があるとよく面倒をみる。 
 
 長屋うちで稼ぎ手に寝られるとか、仕事にあぶれて困る者などがあると、さりげなく米味噌を届けさせたり銭を持っていって遣ったりする。『どうせ持っていれば飲んじまうんだ、困るときは誰でもお互いさ』 決して相手に遠慮や引け目を感じさせないさらっとした態度である。 
 
 年はまだ三十になるまい。目にはちょっと凄みはあるが笑うと人なつっこい愛嬌が出て子供たちにも人気がある。いつも垢のつかない着物を着て、髭も月代(さかやき)もきれいに剃っているから、素面のときはなかなか凛とした人品だ。こういうわけで、もうずっと以前から松村信兵衛は長屋全体の『先生』と慕われていた。 
 
 酒も好きなのだろうが、何か酔わないじゃいられないようなことがあるらしい、というのが長屋連中の推量である。酔い過ぎたときとか醒めているときなどに、信兵衛のもらす独り言は絶望的であり冷笑と侮蔑に汚れている。その目つきや表情には現在の貧しい環境のほかの凡ゆるもの、特に権力や富や威厳に対する否定と嘲弄の色が明らかであった。
 
 居酒屋の丸源で飲むときには、いちばん安い酒にいちばん安い肴と定(きま)っている。心付けは法外なくらい置くが、酒肴は必ずいちばん安いのを誂える、常連の熊公 八公らと近づきになってから盃をさすのに、『すまないが一杯つきあってくれ』と、下手に出るのが定(きま)りだ。初めのうちは誰にもこの謙遜の意味がわからなかった。すると、或る宵のことだったが三十二、三になる“ふり” の客が一人まぎれ込んで来た。どこかの通い番頭というものらしい。
 
 髪を油で光らせて、やわらか物を着て、襦袢の衿で首を絞めるような恰好で、雪駄の裏金をちゃらちゃらさせて入って来るなりから店の中を眺めまわしたが、『このうちでいちばん高い酒を持っといで』と黄色いような声を出した。それから壁に貼った書き出しや、そこにあるつけ板の品書きを見ていたが、『このうちじゃあここに書いてある物っきり出来ないのかい、鯛の刺身とか蒲焼とか鱸の洗いぐらい無くっちゃ飲めないじゃあないか、酒の肴は“きどり”といって少しぐらい高価(たか)くってもきれいごとでないとうまくないよ』 
 
 『へえ、相済みません』 亭主の又平が温和しく頭を下げて、・・・・『なべ公お銚子が上がった』つきだしに燗徳利をのせて盆を出すなべ公という十三になる小僧が運んで来て置くとたんに、『この酒はいくらだい』ときた。なべ公が恐る恐る『幾ら幾らです』という。こっちは盃でちょいと舐めてみて、軽侮に堪えないという顔をする。『値段だけのもんだね、これがいちばん高価いのかい、もっと高価いお酒はないのかい』 なべ公は尊敬のあまり水っ洟をすすった。『ええ、これがお客さんいちばん高価いんです、お菜はなにを上りますか』 『なにをといったってこれじゃあ一つも食べられるものはないじゃないか、親方にそう云っておくれ、神田川から鰻でもとれないかって』
 
 店の中はしんとなった。虎も熊公も竹造も八も“いかれ”のかたちである、この手合いはふだん鼻っぱしの強いことを云うくせに、金持ちとか厚顔(あつかま)しい人間の前へ出るとだらしもなくしぼんでしまう。 ― そうでもねえ、またどんなことで世話になるかも知れねえから。こう考える癖が身に付いている。自分一人では生きられないということを知っているからであるが、彼等はこいつを逆手にとってのさばるのが通例だ。 ・・・みんな肩をすぼめて、話し声もちょっと途絶えた。
 
 そのとき松村信兵衛が、『おいそこの番頭さん』と呼びかけたのである、『おめえ店の銭箱から幾らくすねて来たか知らねえが、一世一代の積もりなら座敷のある家へ這込んだらどうだ、ここは居酒屋といって地道に稼いだ人間が汗の匂いのする銭でうちわにつつましく飲む処だぜ、済みません場違いですがお仲間に入れて下さい、こういう気持ちで来るんならお互いさまよ、みんなの飲む酒みんなの食べる肴で、ご馳走さまと云って飲むがいい、なんだ、白痴(こけ)が火の見櫓へ登りゃあしめえし、高え高えが聞いて呆れらあ、気の毒だが勘定は払ってやるから出ていってくれ、まごまごすると向こう脛を・・・』
 
 その者は一議に及ばず退散した。亭主もなべ公も熊も八も虎も喝采した。そして、松村先生の謙遜の意味が初めてわかったのである。この店は地道に稼ぐ人間が汗の匂いのする銭でつつましく飲む処だ。場違いですがお仲間に入れて下さい。つまりそれである。従って、こういう処へ来てまで人を見くだしたり、金をひけらかしたりする人間には容赦しないのであった。 (略)」
(出典:「人情裏長屋  山本 周五郎 著 新潮文庫」所収  『人情裏長屋』 ( )内ルビ:筆者)
 
第二章−6 居酒屋
 文政年間(1818年〜1829年)の大工の手間賃は一日五百文前後、これで夫婦と子供一人が暮らして寝酒が飲める程度だったという。普通の酒は一合二十文前後で酒屋から買えた。当時の江戸の一人当たり酒消費量は現在と殆ど同じだったらしい。男の単身者が大勢集まっていた江戸には当然酒を飲む場所も多かった。料亭・料理屋、各種の茶屋、蕎麦屋、居酒屋、屋台店などであるが、庶民が外で飲む場所は横丁の安い居酒屋か屋台店である。
 
 当時の居酒屋は夕餉前の時間に客が立て込んだ。前回、燈火の話でも触れた通り、普段、五つ(午後八時頃)には暖簾を下ろしたからである。名のある料亭ならいざ知らず、横丁の居酒屋が夜遅くまで安酒を飲ませていては油代になる筈がなかった。それより遅く庶民が飲むとすれば、いわゆる「夜あかし」という、立ち飲みか仮設の床几で簡便に飲む屋台店しかないのである。
 
 居酒屋の様子はTVや映画にもよく登場するが、間近にじっくりと見せられることはあまりない。
一人の岡っ引きが秋(旧暦十月:現代の十一月)の夜更けに、他の客が居ない馴染みの親爺の店で一人飲む情景に、しがない居酒屋の中の様子が細かく描かれています。店の佇まい、岡っ引きのわだかまった心理、親父とのやり取り、これらが相まって、渋味の利いた江戸居酒屋の秀逸な風情であり、「・・・・・・酒は静かに飲むべかりけり」の季節感を絵に描いたような場面です。
 
 「夜も更けて、その暗い居酒屋の片隅に、岡っ引きがひとり、飴色の醤油樽に腰を据え、店の親父を相手に酒を飲んでいる。親父はとうに六十をすぎた小柄な老人で、頭の上に乗っている髷は銀糸色、背中もずいぶんと丸くなっている。岡っ引きのほうは三十後半、ようやく親分と呼ばれることが板についてきたという風情だ。
 
 客が十人も入れば満杯という店だが、この時刻になると、さすがにもう誰もいない。夜明け前には縄のれんの代わりに一膳飯屋の看板をあげるという店だから、いつもならとっくに店じまいのはずなのだが、ふた月に一度、岡っ引きが店の隅のこの樽に腰を落ち着けに来る夜は、親父もとくに、彼ひとりの長い酒に付き合うことになっている。それがもう何年も続いてきた。
 
 岡っ引きは鮫の皮の煮こごりだけを肴に、熱い燗酒を手酌でちびちびとやっていた。染付けの銚子がひとつ空くと、親父がすいと手を伸ばし、新しい熱いのを代わりに置く。それが三本目になったら止めてくれというのが、岡っ引きのいつもの注文だった。ふたりはあまり話をしなかった。岡っ引きは黙々と飲み、親父も静かに洗い物や明日の仕込みにかかっている。時おり包丁の鳴る音がする。黄色味がかった行灯の明かりの下で、湯気がゆらゆら揺れている。
 
 親父の立つ帳場のうしろの壁に、三枚の品書きと並べて暦が一枚貼ってある。岡っ引きはそれを見上げた。毎日書き換えられる品書きの紙は白いが、正月元旦から今日の日まで、煮炊きの煙に燻されてきた暦は、薄茶色に染まっている。暦は俺と同じだ、ちゃんと年齢をくう―岡っ引きはふとそんなことを考えた。『今年ももう神無月になったな』 銚子を傾けながら、岡っ引きはぼそりと言い出した。親父は俯いて手を動かしながら、口元にかすかな微笑を刻んでうなずいただけだった。
 
 『神無月だ。嫌な月だよ。親父、覚えているかい、ちょうど去年の今ごろだったよなあ、俺の話したことを』 親父はまたうなずいた。脇のざるから葱を一本取り上げて、それを刻み始めた。 『葱を刻んで何をするんだい』 『納豆汁をこさえますんで』 『ああ、そりゃあ有り難い。だがもうそんなに飲んでるかい』 『それが三つ目の銚子ですよ』 葱を刻み終えると、親父は手を洗った。
 
 湯がしゅうしゅうと沸いている。銚子の具合を見ながら、親父は言った。『去年初めてあの話をしたときも、親分は納豆汁を食って帰りなすった』 『そうだったかな。好物だからな』 岡っ引きはまだ暦を見上げていた。親父もそちらに頭を振り向けた。『今日は仏滅ですね』 『いい塩梅だ。しんき臭い話をするにはおあつらえむきじゃねえか』 親父はわずかに眉をひそめた。『今年もあったんですかい』 岡っ引きは首を振った。『いいや』 銚子を手に取り、それを傾け杯を満たす。ちょうど空になった。そこで手を止めて、岡っ引きはもう一度首を振った。(略) 
 
 親父が煙草をふかした。湯気と煙がいりまじった。(略) 岡っ引きはゆっくりと杯を空け、目をしばしばとまたたいた。頭の奥に残っている光景を思い出そうとして。(略) 親父が煙草を消し、納豆汁を火にかけた。岡っ引きは皿の上の煮こごりもきれいに箸でさらった。『おつもりだ』と言うと、また目をしばたたかせながら壁の暦を見上げた。(略) 親父は納豆汁を椀によそい、飯といっしょに岡っ引きの前に並べた。まだ少し浅いですがと言いながら、茎漬けの小皿を添えた。『有難うよ、こいつはうまそうだ』 岡っ引きは箸をとった。音を立てて納豆汁をすすった。(略) 」
(出典:「市井・人情小説傑作選『江戸夢あかり』学研M文庫 所収 『神無月』 宮部 みゆき著」)
 

*「大江戸こぼればなし」の連載を下記からご覧になれます
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12.連載「莫妄想」 井出 昭一さん
 
■連載第8回 東博での「フランス美術展」の思い出
 私の手元にある東京国立博物館の特別展の図録で最も古いものは、昭和35年の「日本国宝展」(1960/10/2〜1/6)です。変形のB5版で、高山寺の鳥獣人物戯画の表紙で、カラー刷りはわずか4枚のみで、定価230円というものです。翌昭和36年の「中国宋元美術展」(1961/4/22〜5/21)も見てはいるものの、いずれも興味が薄かったのか正直のところ記憶に残っていません。

 その年の秋開かれた「ルーブルを中心とするフランス美術展」(1961/11/3〜1/15)があまりにも強烈な印象だったからです。当時は、もちろんインターネットはありません。テレビも白黒の時代でしたから、頼りになる情報源は、僅かに新聞と雑誌に限られていました。
 大学に入ったばかりで、時間にも余裕があったので、この展覧会を主催した朝日新聞を丹念に読みました。ただ読み捨てるだけではと思い、「フランス美術展」という文字が目に止まれば、単に朝日新聞ばかりではなく、「日本経済新聞」「アサヒグラフ」「芸術新潮」、更には週刊誌の「女性自身」に掲載された記事まで集め、少し厚手のスクラップ帳を購入して丁寧に貼り付けました。

 すでに40年以上も経過していますから、周りが褐色に変わって、他人が見れば目を背けるほど埃にまみれ古びたスクラップ帳ですが、私にとってはフランス美術展の記憶を蘇らせるかけがえのない宝物なのです。
 この展覧会は、フランス美術史のなかで「黄金の百年」といわれる1840年から1940年までの一世紀間の油絵、彫刻、版画など478点が、東博本館29室に展示されるということで当時としては画期的なものでした。
 ルノワール、マネ、ミレー、ピカソ、ブラックをはじめ、マチスの色彩豊な「装飾模様の中の人物」の大作(130×98cm)があるかと思うと、ドーミエの「弁護士」のように小粒のもの(22×16cm)もありました。ボナール、ヴィヤール、マルケ、モリゾー、カリエールなどもこの展覧会をキッカケとしてなじみ深くなった画家が急に増えたのも事実です。気に入ったセザンヌの「青い花びん」、ユトリロの「コタンの袋小路」は絵葉書を買って色あせるまで机の上に飾っておいたほどです。
 今では、国立西洋美術館や東京芸術大学の構内で気楽に見ることができるロダンの代表作パジャマ姿の「バルザック」も当時は新鮮でした。

 しかし、何よりも強烈な先制パンチを受けたのはドラクロアの「狂えるメディア」でした。最初の部屋(多分、現在の本館1階の11室…彫刻…だと思います)に入ると真っ赤なビロードの壁面に金色の額装の「狂えるメディア」が迫ってきたからです。ドラクロアの代表的大作「キオス島の虐殺」「サルダナバロスの死」「民衆を導く自由の女神」などは、その後ルーヴル美術館で見ることができましたが、私にとってはこのドラクロアが最初の衝撃的な出会いでした。ドラクロワは、好んで劇的な場面に取り組み、その情熱をキャンバスに展開したといわれています。

 若い娘に心を惹かれた夫イアソンへの憎しみから、次々に愛児を血に染めて行くメディア。短剣を振りかざすメディアの顔を横切る影が、険しい表情をより効果的に表現し、何も知らないあどけない子供の目とは対照的でした。このギリシャ神話を題材とする絵がなぜか脳裏に焼きついていました。
 絵そのものが素晴らしいことはもちろん、その展示・演出の効果も良かったうえに、何回かスクラップを繰り返して読んだことなどが印象づけたのではないかと思います。

 今年の夏、この「狂えるメディア」に図らずも再会できたのです。
 6月27日、近代数寄者のひとり・原三溪の集めた建物を訪ねてみようと横浜の三溪園へ行った帰り道、閉館時間に間に合ったので急に横浜美術館の「ル−ヴル美術館展」に立ち寄ってみました。
 あちこちに貼られている「ルーヴル美術館展」のポスターやチラシは、フランス国外初公開という、アングルの「トルコ風呂」一色でした。
会場に入って驚いたことに、なんとドラクロアの「狂えるメディア」(横浜展では「怒りのメディア」と表示)が展示されていたのです。44年ぶりの再会でした。激しい迫力ある作品にめぐり会えて、懐かしさの余り、しばらく立ち去ることができませんでした。

 東博での展示では、暗い最初の部屋に入るや、真っ赤なバックにスポットを浴びたドラクロアがいきなり眼前に飛び込んできたのに対し、横浜では明るい部屋に展示されていたので、受ける印象は全く異なるもののようでした。
 家に帰って、色あせたスクラップを埃をたてないようにして読み直して見ますと、東博での作品の飾りつけは、当時パリ近代美術館次長であったベルナール・ドリバル氏の総指揮の元に行われたことがわかりました。
 ドリバル氏は、日本人にいかに好印象を持ってもらうか入念に検討し、年代別、流派別に展示室ごとに壁面の色彩、材質を変えたようです。あまりに強烈な色彩の展示室もあって批判的な見方も出されたようですが、単に名画を数多く集めるのではなく、細心を払って名画、名品を展示しようとした斬新な展覧会でもあったようです。

 また、今ではお馴染みのヘッドフォンで会場の名品の解説をきくオーディオ・ガイドも「美術鑑賞器」という名前で初登場したとか、昭和天皇、皇后両陛下が開会式に先立ってご覧になられたとか、出品される美術品は、飛行機ではなく船で一ヶ月近くかけてマルセイユから横浜まで輸送された……など、楽しい記事も多く、時の過ぎるのも忘れて読み通してしまいました。

 こうして古い資料が、ただ懐かしいというだけではなく、思いがけず時を経て役立つことが判りました。これからは、新聞、雑誌から切り抜いたスクラップの山の中から掘り出しものを探し出すことをシニアの愉しみの一つとしてみたいと思います。
 
ホームページでは、「莫妄想」の過去の連載をご覧になれます。
メルマガでは紹介しなかった写真や表も追加されています。

http://www.npo-idn.com/

 

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13.ふれあい広場
 
■IDNアウトドアクラブ「たかお会」/メーリングリストへのお誘い(再掲)
  IDNアウトドアクラブは自然に親しむことを通じて会員の健康維持や相互の親睦をはかることを目的として発足しIDN-ADF2003で産声をあげたばかりです。活動内容はみなさまのご意見をもとに広げていく計画です。連絡や情報交換のためにメーリングリストを開設しましたのでアウトドアに関心のある方、お気軽にご連絡ください。「お名前」、「メールアドレス」をお知らせください。メーリングリストに登録します。
なお、たかお会に加入したい方、また、活動計画にご意見ご要望がありましたら下記まで連絡ください。
連絡先:  
idn-outdoor@yahoogroups.jp

幹事:東川・國重
 
たかお会の活動状況をIDNのホームページでご覧になれます

http://www.npo-idn.com/


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■「ふれあい広場」について
皆様の近況・IDNに対する意見・催しもの案内・等など内容に制約はありません。
思わぬ出会いがあるかもしれません。
下記のメールアドレスへ自由に投稿して下さい。お待ちしています。
<
mailto:merumaga-idn@npo-idn.com>

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14.編集後記

 

■オーディオ三昧:(その2)究極のアナログプレーヤーを開発した寺垣 武さん
 究極のアナログプレーヤーを開発した寺垣 武さんには1991年に最初にお目にかかり、今年(2005年)8月28日の「第3回池上祭」のイベント会場でお会いした。81歳になられた寺垣さんはお元気で意気軒昂だった。

 1991年8月に、科学技術と経済の会の懇話会でお話を聞く機会があった。当日は寺垣さんが開発されたアナログプレーヤーが会場に持ち込まれ、講演の後、何枚かのレコードを再生し音を聞かせてもらった。視聴の最初の曲は藤山一郎の歌。寺垣さんが、音の良し悪しがわかります、と言われたことが印象に強く残っていた。
 懇話会終了後事務局より懇話会聴講記を書くことを依頼され、「原点回帰から生まれたアナログレコードプレーヤー」と題した1800字ほどの拙文が機関紙「TTレター(第18号)」に掲載された。TTレターをお届けしたことなどがきっかけで、翌1992年4月に寺垣研究所(大田区 矢口)を訪問した。

 今年のある日、テレビの番組で藤山一郎の歌を聴いていて、ふと寺垣さんのことを思い出し、ホームページで寺垣さんを検索してみた。たくさんのページがヒットしたのに驚きながら幾つかのページを見ているうちに、8月28日の池上祭のイベントのひとつに「不思議音機・寺垣武氏の講演・実体験者の募集」という記事を見つけた。
 説明には、「(前略) 氏が3億円の開発費をかけて製作されたアナログプレーヤーΣ5000と独創的な波動理論に基づいて設計された全方位フラットスピーカーをお借りして、オーディオ界の重鎮を唸らせた良質で立体感のあるサウンドを皆さんと体験しましょう (後略)」とある。
 当日、寺垣さん関連のファイルとレコードを何枚か持参して池上本門字近くの会場に行った。100人近い人が集まり、寺垣さんのトークと視聴の会が行われた。
 
 レコードの150ミクロンの溝をカットするのに数百ワットの電力が使用されていることを偶然知った、レコードに刻まれた情報を十分に取り出していないのではないか、レコードは時代の音を刻んだ文化遺産、CDに取って代わり捨て去るのは冒涜である、当時のオーディオは個性を重視した「いい音」を作るという良くない傾向にあった、以上がアナログレコードプレーヤーを開発することの発端になった。

 オーディオは手段(目的ではない)、本質を見極め認識からスタートするべし、素直にものを見る、自然に逆らわない、レコードの溝に刻まれた音を色づけしないで忠実に取り出す装置を開発する、というのがコンセプトだった。
 発端とコンセプトについては、14年前の講演と今回のトークの内容と変わるところはない。

 視聴盤には、オンデコ座、ライオネル・ハンプトン(57年前の録音)、フランク永井、さだまさし、グレン・グールド、ドン・カルロス、聴衆の持ち込んだレコードなどの視聴の後、最後にラッカー盤(レコードのカッティングを行った原盤)による驚異的なダイナミックレンジの音を聞かせてもらった。私も持参した、1956年に、ルイ・アームストロング・オールスターズがバーンスタインとニューヨークフィルと共演した「セントルイスブルース」(カーネギーホールのライブ)レコードをかけてもらった。ニューヨークフィルの前奏が終わり、アームストロングが登場するあたりまで聞かせてもらって満足した。
 
 プログラムが終了した後で聴衆が装置の周りに集まって、近くで見せてもらい、さわりながら寺垣さんに質問を投げかけていた。寺垣さんは、私が持っていた資料に目を留め、なぜその資料を持っているのか、この資料はごく限られた方にしか差し上げてないのに、と質問された。持っていた資料は、寺垣研究所を訪問したときにいただいたものであり、プレーヤー開発に至った経緯、プレーヤー設計のコンセプト、1号機から7号機を経てΣ3000(第11号機)に至る説明書で、それぞれの製品には紙焼きのカラー写真が貼り付けてある。Σ3000については技術的に見た9つの特徴が記されている。

 14年前に科学技術と経済の会の懇話会でお話を聞いたこと、TTレターに聴講記を書いたこと、研究所をお訪ねしたことを説明したら、私のこともTTレターはっきりと思い出してくれた。科学技術と経済の会での懇話会は、たくさん行った講演の中で最も充実したものだったこと(日本の有力企業の技術者がたくさん出席していたこと)、また、会の当時の顔だった只野常務のことも記憶しておられた。

 1992年に研究所を訪問したときに、見慣れないスピーカーが目についた。寺垣さんがプレーヤーの開発を一段落して、スピーカーの開発を手がけ始めた時期だったと記憶している。今回は「波動スピーカー」も聞かせてもらったが、スピーカーについては省略する。

 オーディオテクニカの創業者の松下秀雄社長(当時)が3年間に3億円ほど支援。さまざまな工夫を凝らしたプレーヤーは、リコーの協力を得て、昭和62(1987)年に「Σ3000」として発売、値段は230万円で6台を販売。セイコーエプソンなどの支援により平成6(1994)年にΣ5000を発売、320万円にもかかわらず、30台ほどは売れて評判になり、海外からの取材もあった。続けてセイコーエプソンから140万円の廉価タイプのΣ2000を出して、これは47台ほど売れた。20年間に5.5億円を投じたことになるという。(販売実績などについては、インターネットより最近得た知識)

 予定された時間が過ぎ、片付けをはじめる前に、池上祭のコーディネーターやスタッフの方々が記念写真を撮るために装置の後ろに寺垣さんを中心に並んだ。私にも声がかかり仲間に入れてもらった。
 寺垣さんから、どうぞ研究所においでください、という丁重なお言葉をいただいて会場を後にした。


後日K氏よりいただいた写真

 世の中には「技術の権化」と言われる人に出会うことがある。日立で日本最初の電子顕微鏡を開発した科学技術と経済の会の只野常務もそのひとり。寺垣さんは工作機械で培った技術と技術屋魂を、レコードに刻まれた音を忠実に取り出すことに注力された。寺垣さんのことを書いていて、物理化学の技術を駆使して「耀変天目茶碗」を生み出した安藤 堅さんに寺垣さんとの共通点を感じる。最近、著書「碗の中の宇宙」を入手することが出来た。いずれ編集後記で取り上げてみたいと思う。
【生部】

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