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                                 メルマガ IDN 第71号
                                      Inter Depending Network
                                      2005年 3月15日発行
              
                                                          
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                               このメルマガは自立化(相互)支援ネットワーク(IDN)の会員
                             の皆様とこれまでにIDNと関わりのあった方にお送りしています
                      お知りあいの方で、このメルマガをお送りしたら喜ばれる方をご紹介下さい
                          メルマガIDNのバックナンバーをIDNのホームページでもご覧頂けます
                                       
http://www.npo-idn.com/

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                                      《第71号のご案内》
 
1.ふれあい充電講演会 
 
=第47回(3月14日)「スペイン巡礼の記〜ピレネーからサンティアゴまで800kmを単独踏破〜」の報告
 
2.シニアー情報生活アドバイザー講座
  =東京:第33期・第34期のご案内
 =佐藤謙一さん:受講の感想
 
3.IT・PC講座  
  =パソコン楽しみ隊:3月の予定
 
4.「楽しくパソコンライフ」〜武兵衛の近況〜
 =(第2回)シニアネットフォーラム21 in 2005に参加して
  
5.学生,社会人の進路相談  
 =奈良原理事長:故人の意思実現

6.下関支部レポート
 
7.千葉アドバイザーの会「C-PAK」
 =第5回勉強会の報告と今後の案内
 =第3回オフ会の案内

8.アドバイザー埼玉の会「シニアドさいたま」
 第3回勉強会の予告

9.IDN会員募集のご案内 
  =入会を考えている方に(再掲) 
 
10.再開:海外旅行体験話クラブ
 =再開第1回開催(3月21日)のお知らせ (再掲)
 
11.会員のホームページの紹介
 =「シニアドさいたま」のホームページ
 =橋本良子さんのURL
 
12飯塚 渉さん:連載「大江戸こぼればなし」
 =連載をはじめるにあたって
  
13.ふれあい広場 
 =吉澤七重さん:演奏会『美しき自然よ 愛すべき人々よ』の案内(再掲)
 =野口義朗さん〜ハワイ島紀行(その2)〜  
 =「たかお会」の今年の計画
 =「たかお会」メーリングリストへのお誘い(再掲)

14.編集後記 
 =博多から筑肥線で唐津へ
 
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1.ふれあい充電講演会
■第47回「スペイン巡礼の記 〜ピレネーからサンティアゴまで800kmを単独踏破〜」の報告
 
3月14日に第47回のふれあい充電講演会が開催されました。村山雅彦さんを講師にお招きし、今回の講演会を後援していただいた天地シニアネットワークよりも津田代表のほか多数の参加を得ました。講演会終了後の懇親会の席は肘が触れ合う狭い会場でしたが、全員がひとつのテーブルを囲んで和やかに時を過ごすことが出来ました。
 
・テーマ:「スペイン巡礼の記〜ピレネーからサンティアゴまで800kmを単独踏破」
・講師:村山雅彦氏
・主催:NPO自立化(相互)支援ネットワーク
・後援:天地シニアネットワーク
・日時:3月14日(月)午後6時〜7時半
・会場:東京しごとセンター 第1セミナー室
・懇親会:講演会終了後近くの居酒屋で開催
 
 講師の村山雅彦さんは03年8月と04年5月の2回に分けてピレネー東麓の街、サン・ジャン・ピエ・ド・ポーから、サンティアゴまでの累計800kmのスペインの巡礼路を踏破されました。
 村山さんは、思いもかけない病で手術のため6週間ほど入院された。これからの「第二の青春」を楽しむためにも、とりわけ精神的に回復できたと言う自信を感得したいために「計画から実行まで一人でやることで、とにかく病気に負けなかった、という証しにしたい」の一点張りで奥様の説得に努めた結果漸くお許しが出て、出発されたそうである。(懇親会での奥様のご挨拶では多少の相違点もあったようですが・・・)
 巡礼について、宿について、出発当初のご苦労、一日のペース配分が出来るようになってからの余裕の毎日について、最後に写真を見せてもらいながら旅の体験談をうかがいました。会場には、自分も是非行ってみたいと声も聞かれました。
 
お知らせ
講演会の席上でもお伝えしましたが、下記をご希望の方はお知らせください。
 
A:旅行記(レオンまでの道程)をメール添付でほしい
B:同上のコピーがほしい(有料になります)
C:旅行記(レオンよりの後半の道程)を掲載中のメルマガを送ってほしい 
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2.シニア情報生活アドバイザー講座
■ 「シニア情報生活アドバイザー」養成講座とは
  この講座は、高齢期の生活に密着した、情報技術(パソコンやネットワーク)の楽しい活用方法を教えることが出来る人を養成する講座です。NPO(特定非営利活動法人)「自立化支援ネットワーク」(略称IDN)は、「ニューメディア開発協会」(経済産業省の外郭団体)が認定する「シニア情報生活アドバイザー講座」の養成講座実施団体に指定されています。

■東京:33期・34期のご案内
下記の講座を計画しています。ご参加をお待ちします。
毎回土曜日の開催です。
 
第33期:2005年4月  9日(土)〜5月14日(土)
第34期:2005年5月28日(土)〜6月25日(土)

・会場:TEPIA(財団法人 機械産業記念事業団)
     港区北青山2丁目8番44号(地下鉄外苑前より徒歩4分)
 
東京での開催の詳細は下記でご覧ください
URL:http://www.npo-idn.com/senior2.htm
 
■佐藤謙一さん(アドバイザー第31期生):受講の感想
 最初に、生部圭助先生はじめ、諸先生に御礼申し上げます。次に31期生全員が合格できたことは、5人の受講生が、それぞれ個性を発揮できたからだと思います。同期の皆様にも感謝いたします。
 「私たち受講者に、Word人間とExcel人間の二通りがいる」という31期生の一人の方の発言から、31期の環境が想像できると思います。Word人間というのはどんな人間で,Excel 人間とはどんな人間でしょうか。ちょっと面白い発言を楽しみました。私はどうも、Word人間のようです。

 私は、昭和61年に定年退職して、もう、19年たちました。定年退職後、凄い頭痛(激痛)に13年間悩まされました。原因は不明です。13年かかって、70歳で、やっと頭痛が取れ健常者になったのです。空白の13年間は取りもどせませんが、一瞬一瞬を大事に生きていきたいと思っています。
 71歳のとき、長男が、次男のパソコンが遊んでいるのを見て、「お父さんが使ったら、お父さんだったら出来るよ」といって、分厚い本をぽんと5冊置いてゆきました。Windows98、Word、Excel、Internet、Photoshop LEの5冊です。それではやってみるかと、独学で、勉強し、大体マスターしました。そのころ、タイミングよく国の援助で、「Word, Excel, Internetの中級コース」の講座が、市の主催、受講料1000円で開催され、それを受講して、やっと一人前に近くなりました。それから、パソコンとの付き合いを始めました。
 2年目で「Windows98」を独力で「Windows XP」にグレードアップし、73歳のとき、車に追突され、自動車事故後遺症で、家にくすぶっていたとき、メールフレンドから、「暇をもてあましているでしょう。ホームページを作ってみたら」と言われ、指導を電子メールの送受信で受けて、今のホ−ムページを作りました。「四季のギャラリー」です。
 
 昨年、NHKの「シニアのパソコン教室」を偶然見て、27期の大山和子さんに出会い、「Blog句会」に投稿していたら、「IDN」を受講しないかとのお誘いがあって、74歳にもなって無理かなあと思いながら受講したわけです(受講が、終わって、合格通知を受けたときは75歳になっていました)。31期に、「Blog句会」で知り合った鹿野啓子さんも、受講されました。受講の日に、初めて、顔をあわせました。その後、懇親会で、大山和子さんにも初めてお目にかかりました。
 
 受講の中で、一番気を使ったのが、「 Presentation 」でした。今までに、身につけていたノウハウを使って、作りましたが、発表時間が、15分以内でしたので、大変でした。後から考えて見ますと、このチャンスがなかったら「Googleは楽しく面白い」と言う文書はは作っていなかったと思いました。
 それに、「初心忘るべからず」と、謡曲観世流の観世阿弥の「花伝の書」にありますが、初心の心に戻れたのが、一大収穫だったと思います。
 これからは、出来れば、シニアの初心者に教えて上げたいし、また、仲間作りをしたいと思っています。
 
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3.IT・PCの勉強会

■パソコン楽しみ隊:3月予定

 スキャナで取り込んだ画像などを加工する方法を勉強します。

・テーマ:「PhotoshopEL3による画像処理(仮題)」
・日時:3月27日(日)13時〜16時

・場所:品川人材開発センター
・案内役:津田勝子さん
・連絡先:三好みどり  さん  
otemo@jcom.home.ne.jp


まだメンバーでない方もご都合が宜しければ,お集まりください。
「パソコン楽しみ隊」メンバー,MLメンバー,只今募集中です。

【レポート:國重誠之さん】

 

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4.楽しくパソコンライフ」〜武兵衛の近況〜

■第2回〜シニアネットフォーラム21 in 2005に参加して〜
 2月28日、3月1日の両日、日本青年館にて財団法人ニューメディア開発協会主催により開催された。IDNからは10数名の参加者がいた。
 基調講演のマイクロソフト社、古川 享氏は幅広いネット社会についての講演。今後の携帯電話をふくむ携帯端末の将来についてのお話しは興味があった。昨年はIDNのメンバーとして会の運営手伝いで忙しく、思うように講演を聞くことが出来なかった。今年はその運営がよそにかわり好きなように聞くことが出来た。


 「シニアネット交流広場」には7つの団体の出展があった。その一つにIDNも出展した。IDN発行のメルマガ希望者を募ったところ、わずかな時間の中で10名の申し込みがあった。その中から3月のふれあい充電講演会への申し込みもあった。喜ばしい限りである。
 ジャストシステムのコーナーもあり最新情報について直接質問が出来た。愛用しているメールソフトの「Shuriken」と、最近の「ネタの種」について質問。詳しいカタログを申し込んだら、すぐに自宅に送ってくれた。「ネタの種」はインターネット上のホームページをクリック一つでスクラップできる。「ネタの種」からは一太郎にも編集できる。早速、10日間の体験版をインストール。役に立っている。


 2日目の特別セミナーで「インターネットを活用する際の安全対策」講演がウイルスバスター2005のメーカーからあった。今まではパソコン購入時に付いていた他社のウイルスソフトを使っていた。期限が切れて更新もしていないので、この際このソフトに切り替えてみた。とても良い。迷惑メールの自動仕分け処理をしてくれる。毎日の迷惑メールに困っていた。最近は一日5件くらいを処理してくれる。ウイルスソフトもここまできたかという感がある。迷惑メールでお困りの方、質問に応じます。


シニアフォーラム21 in 2005の内容については下記のホームページで

http://www.ichiekai.net/event/snf2005/index.html

 

【レポート:小坂武夫さん】

 

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5.学生,社会人の進路相談をいたします

故人の意思実現

 メルマガIDNに連載中の「平家物語・探訪―中原郁生遺稿集」が今日(3月15日)から読売新聞(山口県全県版20万部)に連載されることになった。ここに至るまでの関係者の皆様のご尽力に対し、心から敬意を表します。
 長年下関の図書館長であり、郷土史家であった故中原郁生さんは、IDN下関支部の創立者の一人であり、支部の初仕事としてホームページに平家物語にまつわる民話や伝説を掲載し、全国津々浦々に散在する平家物語ゆかりの地とリンクして、インターネット上でサミットを開くのが夢であった。


 故人の命日は、2001年1月17日なので、略4年かかってその夢が引き継いだ人々によって、その夢の一部が実現されたことになる。亡くなる前年の春に、読売カルチャーセンターの分厚いパンフレットを私にくれた。その巻頭に、「平家物語開講にあたって」と題して彼の挨拶文が掲載されていた。間もなく北九州市のカルチャーセンターで、彼の講座が開講する予定になっていたのだ。
 
 「胃の手術の為1か月間入院してくる」と言い残して、その後間もなく入院、9ヶ月後に帰らぬ人となった。訃報を聞いた時は、私も病院のベッドの上であった。葬儀をすませた後、お悔やみの席でこのことが話題になった。その遺稿は中原夫人によって、ダンボール箱に大切に保管されていることがわかった。ボリュームは記事にして30回分くらい、中には一部散逸したものもあるが未完であった。
 
 それから3年が経過し、2004年2月1日、メルマガIDN紙上で連載が始まった。海峡座主宰の武部忠雄さんのリライト、青木紀雄さんのカメラコンビで、ゆかりの地を探訪しネット紙上を飾って14回まで進んでいる。第5話「俊寛の悲劇」では、鹿児島県大隈半島の南東に浮かぶ「鬼界ヶ島」まで取材に行くかどうかで随分もめていたのを思い出す。「メルマガには折角苦労を重ねて撮った写真が載らない」とカメラの青木さんは残念がっていた。第2話の「沙羅双樹とナツツバキ」では、熱帯植物の沙羅双樹が佐賀県小城町に生息していて、この町はメルマガ編集長生部さんの生まれ故郷から車で15分くらいのところにある。生部さんは、子供の頃によく遠足に出かけたという思い出話にまで発展した。いかにも平家物語らしい奇談が出始めたのもこの頃である。
 
 今、NHK大河ドラマで、平家物語「義経」が時代の脚光を浴びている。今年になってメルマガIDNの記事が、読売新聞社下関支局長の目に止まった。「このような記事は我々が書かなければならない記事です」といって、早速採用の動きが始まり、間もなく今日からの連載が決定された。こうして故人の意思(夢)が4年たって実現するのも、平家物語らしいできごとである。志は、感動とともに生き続けるものであろうか。

【レポート:奈良原眞吉記さん】

 

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6.下関支部レポート

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7.千葉アドバイザーの会「C-PAK」
■勉強会:第5回報告と今後の案内

第5回勉強会の報告    
・日時:3/10(木) 14:00〜16:00
・会場:千葉県高齢者生協、佐倉センター2F  
・テーマ:圧縮、解凍について、+LHACAの活用方法
・講師:橋本、山室講師担当
・出席者:13名
  
第6回勉強会について
・日時:3/24(木)14:00〜16:00
・テーマ:パソコンの仕組みとメンテナンス
     PC解剖(山室講師)  
・出席予定:3/14日現在 10名
 
               
第3回オフ会について 
・日時:3月24(木) 16:00〜17:00
・検討事項:「今後の進め方」
        勉強会の継続、場所、回数、内容  
        活動の具体化、情報共有、対策
・C−PAK登録会員の再確認:オフ会、勉強会出席者の固定化  
・出席予定:3/14日現在 10名です 
 
                                     
懇談会
・時間:17:00〜19:00 
・会場:千葉県高齢者生協、佐倉センター
     「炉ばた焼 美浜」(勉強会会場の1F)
・懇親会費用:1人3,000円位の予定です。
・出席予定:3/14日現在  10名
・ご連絡宛先:c-pak@yahoogroups.jp
 
*現状申込を頂いていますが、ご連絡を頂いていない方で出席できそうな方は、3/16日(水)迄に連絡をよろしくお願い申し上げます。【レポート:利光 信爾さん】
 

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8.埼玉アドバイザーの会「シニアドさいたま」

■勉強会:第3回の予告

第3回勉強会は、5月11日(水) さいたま市生涯学習総合センターで開催します。

詳細は後日案内いたします。

 

当会の活動の一端を下記ポータルサイトでご覧下さい。

「会員のホームページ紹介」でサイトの紹介と内容の説明をしています
http://blog.goo.ne.jp/seniad_saitama

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9.IDN会員募集のご案内

■ IDN会員募集中
NPO(特定非営利活動法人)自立化(相互)支援ネットワークでは、正会員と賛助会員を募集しています。
*会員の方々には、会員の活動状況や情報を掲載した機関誌を、年4回発行し配布いたします。
*会員の方々には、各プログラムの割引が適用されます。
*入会金及び年会費については「入会を考えている方に」を参考にして下さい。
*詳しいことをお知りになりたい方は、eメールで、事務局までお問い合わせください。


■入会を考えている方に(再掲)
  会員になるには,自分の意思(Will)がなんといっても大切です。少なくとも何のために入会しようとしているのか,目的を決めて入るのが賢明です。

  入会の手続きとしては,入会申込書と,入会金の支払いが必要になります。会員には,正会員(主体的に活動を行う会員で,総会の議決権を有する会員)と賛助会員(団体の主旨に賛同し,直接、間接時間の許す範囲内で活動する会員)の二つのタイプがあります。どちらの会員になるかは,やはり自分の意思で決めて下さい。

会費には入会金と年会費とがあります。
入会金は正会員が1万円,賛助会員が千円です。
年会費の方は,正会員が年間一口1万円,賛助会員が一口千円です。
年会費を何口にするかも,ご自身の意思で決定して下さい。

 メール送信先:<
mailto:idn@npo-idn.com>
 ホームページ:
http://www.npo-idn.com/

 

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10.海外旅行体験話クラブ

■再開にあたってのコーディネーターのメッセージ

「海外旅行体験話クラブ」のコーディネイトをしております、伊藤政弘と申します。
  しばらくの間、お休みをしていたクラブですが、本年3月より再開の運びとなりましたのでお知らせいたします。このクラブは、海外旅行(海外滞在)で経験した貴重なお話を、写真や資料、ビデオなどを加えながら楽しくお喋りしていただくクラブです。肩の凝らない楽しいクラブですので、海外旅行に興味のある方もない方も、ぜひ一度のぞきに来て下さい。ご参加お待ち申し上げます!

【海外旅行体験話クラブの趣旨】
◇海外旅行者の目で見た、外国の習慣・文化・地理などを、楽しく発表し学習します。
◇海外旅行をした際のハプニング・失敗談・発見・感動したことなどを共有します。
◇日本と外国の習慣(考え方)・文化の違いなどを比較しながら社会の学習をします。
◇珍しい体験をされた方の実話や動機、その後の人生観などを共有します。
◇楽しかった「観光ツアー」や「オプショナルツアー」などの情報交換を共有します。
◇色々な生き方があることを学習し、自立した人生へのヒントを探ります。

 

■再開第1回開催のお知らせ(再掲)
 再開後第1回の海外旅行体験話クラブを下記により開催しますご参加ください。
佐藤昌子さんがプレゼンテーターを快諾され、伊藤さんも自ら登場される。佐藤さんは「渡るアメリカに鬼はなし」をメルマガIDNに12回連載された方。伊藤さんも「アラスカ紀行」を12回連載。伊藤さんが再開のメッセージにも書いているように気軽に参加してほしい。お三方の名文をメルマガIDNのバックナンバーでご覧になれます。
       記
・日時:3月21日(月曜祝日) 14時?17時(3時間)
・場所:関東シニアライフアドバイザー協会目黒事務所
    〒153-0063目黒区目黒2−10−5
          ライオンズマンション101号室          
          (JR/地下鉄 目黒駅から権之助下り、目黒川渡り、下目黒小学校そば)

・内容発表者1 伊藤政弘さん「テーマ:アラスカ紀行」
          アラスカの大自然を、写真やビデオをまじえて紹介。
          会社退職後の一人旅奮闘記!
    発表者2 佐藤昌子さん「テーマ:渡るアメリカに鬼はなし」
          アメリカの小中学校で、日本の文化を紹介する「民間親善使節
          ボランティア」での奮闘記!
   ※発表は一人約50分間。その後交流タイムといたします。
・参加費:500円(お茶とお菓子代)
         
以前の内容をお知りになりたい方は、「海外旅行体験話クラブ日記帳」をご覧ください

 

参加申し込み先:コーディネータの伊藤政弘さん  ma-itou@bd5.so-net.ne.jp

 

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11.会員のホームページの紹介

 会員のホームページを紹介するコーナーを設けます。会員の顔をもっと見えやすくすることが主な目的です。会員相互の交流のきっかけになればと期待します。ご希望のあった方から順次紹介します。第1回目は金田和友さん。

 もっと簡単な紹介で結構ですから下記あてにご連絡ください。メルマガIDNで紹介したホームページのURLをIDNのホームページに紹介し、リンク集を作ります。

<mailto:merumaga-idn@npo-idn.com>

 

■「シニアドさいたま」のホームページ

・開設:2004年12月

・URL:http://blog.goo.ne.jp/seniad_saitama
・開設のきっかけ
 「シニアドさいたま」は「IDNアドバイザーフォーラム2004」に集まった埼玉県在住のアドバイザー仲間が集まってその年の12月初旬に発足しました。発足会で、自分のブログを個々に立ち上げようということになり、あっという間に10本を越えるブログが出現しました。ブログではRSSリーダーによる最新情報の確認、コメントやトラックバックによる交流ができますし、メーリングリストも設けましたが、象徴的なものが有っても良いかなという軽い気持ちで、「シニアドさいたまのひろば」なる名称のポータルサイトを開設しました。
・ページの内容・特徴
 ページは、「ひろば」、「ちょっと立ち話」、「耳よりテクニック」、「教えて!」の4構成で、タイトル通りの内容です。リーダー4名で運用を開始しましたが、内々にIDとパスワードをメンバー全員に公開し、誰でも投稿可能です。MLではできないこともあり、特に「教えて!」コーナーでは、問題提起のページのコメント欄で、あれこれと持論や経験を対話的に披露できます。もちろん、Bookmarkにはメンバーのブログがリンクされてここからも飛べます。最近では、自分の広告塔に活用している方もいます。
・こんなこともありました
「教えて!」コーナーで次のような技術交流を行ったことが印象に残っています。
○初心者にWinXP SP2導入を推奨すべきか
 現場のアドバイザーとしての悩みとマイクロソフトへのやるかたない気持ちの問題提起があり、個人のブログからこちらに移し  て公開意見交換をしました。
○RSSリーダー(ブログの更新チェッカー)の紹介と使い勝手
 各人の使っているRSSリーダーを選択した経緯と活用状況について意見交換しました。
○ウイルス対策ソフトによるトラブル対応へのアドバイス
 現実に遭遇したトラブル対応を即時にページに投げかけ、アドバイスを求めたものです。その対応の結果を報告し、更に、コメントに勇気付けられて処置したリアルタイムのトラブル対応でした。


ロゴを作る際に案を並べてコメントを書き込んでもらうような、お愛嬌も行っています。気軽に使いながら新しい利用法を開拓できればと思っています。
【レポート:岩井正三さん アドバイザー第20期】

 

■橋本良子さんのURLへのアクセス

 メルマガIDN第70号で紹介した橋本良子さんのURLへのリンクに不備がありました。下記よりアクセスしてください。

http://www5a.biglobe.ne.jp/~yskhas/

 

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12.連載「大江戸こぼればなし」 飯塚 渉さん(アドバイザー第20期)

■連載をはじめるにあたって

 昨年のいつ頃だったか、連載寄稿を求める微かな気配を感じたことがあった。その後、夏の終わり頃に、「名乗りを上げるタイミングです。どうですか?」と言われたが、その時は身辺落ち着かず「今はご容赦願いたい。いずれ落ち着いてから書く方向で準備します。翌年3月頃まで待ってください。」とパスさせていただいた。 後で考えればこれは辞退でなくて先送りにほかならず、以来、大型債務(?)を背負う身となった。 今年になってから、別の或る事を打診された。これは自分の柄でもないし、前からの債務履行が四六時中頭にこびりついていて更に丁度プライベートで面倒な役回りがヤマ場に掛かる事情もあって、「とても新しい依頼にはお応えできません。先の債務返済(連載準備)に集中させてください」と、お断りしている。 情勢は益々多重債務(?)へ傾斜して、先送りしていた最初の約束も着手を確約する方向へ追い込まれ日々自分の首が絞まってゆく悪夢のようなデフレ・スパイラルに陥った。

 

 二つの債務のうちの一つくらいは世の先例に倣って「塩漬け」扱いにしてもらうとしても、両方とも「回収不能」にしたのではモラルハザードの誹りを免れず、「破綻懸念先」に仕分けられて「貸し剥がし」や「再生機構送り」の事態になっても困る。 なによりも自分の「男が廃る」。この際往生ぎわよく性根を据えて、債務返済に取り組む覚悟を固めるに至りました。

 IDNメルマガは、広報と教養記事と投稿を基本に構成されているから、読者の方にはこの連載も投稿と受け止められるのは致し方ないが、今回の場合は、「投稿」という語感にこもる意欲的、積極的イメージとは程遠い先送り債務の返済であり、「意地と(ヤセ)我慢の塊り」にすぎないことを前記の経緯と併せて白状しておきます。 

 

 なにがしかの延滞利息も付くのでしょうが、或る主題のもとに一定期間続けられるネタのストックがそうそう有るわけではなく上手く書く自信は尚更おぼつかない。そこでこの数年ヒマさえあれば濫読してきた江戸(時代)を舞台とする時代小説や江戸の逸話、当時を理解するために調べた関連資料など有り合わせの素材をネタに、江戸の面白さや人々の人情、和の風情などをエンピツ舐め舐め書いてみることにしました。

 

 もとより、その方面へ専門的・学究的に迫った訳ではないし、歴史(日本史)観で読んだのでもなく、個人的なエンターテインメントとしての読み漁りです。ご存知のとおり「時代小説」は「歴史小説」でも「歴史書」でもないから、時代考証の正確性やディテールの精度は不十分かもしれません。 その代わりに、階級社会の中層以下で営まれた江戸市井の日常や人々の生き方を通して、現代に失われてしまった日本の、日本人の、規範や価値観、超アナログ時代の人間的な味わいやぬくもりが行間から感じ取れます。 面白さのままに時代小説に引き込まれ読むうちにいつの間にか傍証調べにも手が広がり、江戸の地理や年表、社会・経済システムへの理解も少しずつ深まると一層面白くなってさらに嵌ってゆく。 名のある作家の書くものはストーリーと共に流石に考証も綿密、達者な筆致で江戸の空気、佇まいや風景、人々の息遣いと体臭まで描かれ、嘆息とともに「いいなあ!」と呟き、「・・・・・」と頷く。 それらの作品からサワリを引用したり出典も紹介しますが、それで江戸もの時代小説ファンが増えればそれもまた楽しいことです。 引用しても、ここではヨコ書きで、頻繁な改行も限られ味のある漢字(旧字・本字など)にルビを振る手法も無理、原作の含蓄には及ばないとは思いますが・・・。

 

 最近は静かな時代小説ブームらしい。 古本屋でも時代小説は一般本よりも高値で買い取られ売値も少し高く設定されているようだ。TVの時代劇はむしろ衰退傾向だが読み物の世界では古くからの作者・作品の人気は根強く、中堅作家の実力向上や新進の台頭も著しい。読んで面白い時代小説は確実に増えています。 その気があれば古本屋の百円コーナーでも見つかります。Web上でもプロ、アマ多くの方が江戸(時代)や時代小説に関する薀蓄を傾けています。

 

 民主主義と科学、無いものはない暖衣飽食と便利・重宝社会しか知らない若い世代には、万事「人間力」が全てであった江戸時代は理解を超える世界なのかもしれないが、シニアの方々にはあの時代の遺伝子(例えば尺貫法が分かる、自然律・生活律を弁えている、武士道などを知っているetc)も埋蔵されていて、無い無い尽くし・欠乏時代の原経験も刻まれているから、江戸時代に思いを馳せてイメージできる感性と想像力があります。 そうした方々にとっては江戸の香りがメモリーを起動してくれて、セピア色の古写真を見つけた時のように心を揺らし、癒される部分があると思います。 若い人に伝えようとしても難しい。 まずはご自身で一人静かに楽しんでいただければ幸いです。 江戸を逍遥するクラシック・ツアー、題して「大江戸こぼればなし」、ご一緒に出掛けましょう。

 

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13.ふれあい広場
吉澤七重さん:演奏会『美しき自然よ 愛すべき人々よ』のご案内(再掲)
・曲目1:イギリスの作曲家エルガーの、有名な「威風堂々」と並ぶ名曲。
 VAREATIONS Composed by EDWARD ELGAR,Op.36.
 エルガー/エニグマ(謎)変奏曲 作品36
 
・曲目2:南オーストリア、アルプスの山々に囲まれた避暑地で作曲された。
 Symphonie Nr.2 Johannes Brahms op.73 
 ブラームス/交響曲第2番 ニ長調 作品73
 
・開催日:2005年3月20日(日曜日)14:00開場/14:30開演
・場所:明治大学アカデミーホール(中央線 丸の内線「お茶の水」駅下車・徒歩5分)
・指揮:小倉輝彰
・演奏:尾原勝吉記念オーケストラ(明大OBオーケストラ)
・チケットご希望の方は  
v_n@k5.dion.ne.jp   吉澤七重さん(Viola)まで。
 
■野口義朗さん(アドバイザー第30期生)〜ハワイ島紀行(その2)〜 
3日目(快晴)
 朝に食料買出しと島の様子を知るため島の中心部コナの町に出かける。小さな街を一回りした後、スーパーで食料(ヤキソバ、牛乳、スパム)とマカデミアンナッツ等のお土産を買い、昼食は1ドル半のソフトドリンク付ホットドックとした。
 午後、迎えの車が来て、今回のメインイベントであるマウナケア山と星空観測に出かける。持ってきたGPS機器で、位置及び高度をリアルタイムにモニターしながら走る。雄大なマウナロア山を右手に眺めつつ北東に向う。夕方になって2,800米のオニズカセンターに着いて、暖かい天婦羅ウドンが配られ、ここで1時間ほど体を高高度に慣らすため過ごす。すでに酸素が少ないため少しふらふらしながら防寒装備をした後、きれいに輝く沢山の銀剣草に会いに行く。

 5時過ぎから一気に4WD車で頂上に向かう。ぐんぐん高度を上げ、酸欠にならないように、吸うより吹く息を深くする呼吸法の指導を受ける。山自体が大きいため勾配が緩いので、山がやさしく感じられるが、GPSが富士山の高度を示す位置を過ぎるころには周りは一面の雪原となり、頂上の望遠鏡群が見え始める。更に上がると形に特徴のある日本のスバル望遠鏡が目の前に迫り、センターから約40分で頂上部分4,200米に到着する。
 周りの雪と沈みつつある真っ赤な太陽とのコントラストが最高度にすばらしく言葉がでない。それにもまして良くぞここまで来たとの感激で酸素不足(地上の60%)を忘れてしまう。振返るとハワイ人が神の山として外国人が近づくことを拒否している本当の頂が隣の丘にあり、そこには行かなかったが小さい祭壇が見える。(望遠鏡群の横に世界最高地点の特設トイレがある。!)
 全身が感動でいっぱい満たされて、暫くボーとしてしまい制限時間があっという間に過ぎてしまう。再び2,800米のオニズカセンターに戻り、ここに大型望遠鏡を設置し星空観測が始まる。北斗七星が地平線ぎりぎりに位置するなど、星座の位置が日本と異なり、また全天が星また星また星のため判別が逆に難しい。そんな贅沢な中で、オリオン大星雲や土星などを見て、スタッフの宇宙への熱い思いを聞いた後8時過ぎに山を下り帰途につく。宿舎のハレモエモエには11時頃帰り着く。

4日目(少し曇りなれどまずまずの晴れ)
 今日も、熱いがなんとなく空気はやさしい。庭で鳴く小鳥の声を聞き、窓の緑ヤモリをみながら手作りの朝食を食べたあと、ハワイ人タクシーを呼んで、鯨ウォッチの港に向かう。60ドル払い50人乗り程度の小型遊覧船での3時間のツアーが始まるが、我々4人以外は全部外人(実は我々が外人)で英語の説明が早すぎ聞き取れない。波の静かな沖に出てソフトドリンクとスナックが出されるころ、鯨の親子が海面に上体を現したり、時折大きな尻尾を水面に出してくれるので歓声が上がる。その後、何匹かの鯨と会い、帰りにはイルカも船と伴走してくれた。
 港に迎えに来てくれたタクシーでその後キングカメハメハホテルに向かい、ルアウショーまで時間があるため、コナの美しい海岸を歩く。ハワイ王室の別荘だった博物館で王国の歴史を学び、庭に出ると子供たち10人くらいが太鼓に合わせフラダンスの練習をしていてその姿がほほえましくしばらく見とれてしまう。

 5時から、もどったホテルの裏庭でハワイ伝統芸能のショーが始まる。最初にバーが開かれ、簡単なフラダンスの講習会や椰子の葉でのアクセサリー作りイベントのあと、海からカメハメハ大王が船で現れると、ハワイの伝統料理(少し甘め)と豚の丸焼きがバイキングスタイルでサーブされる。食事が一段落するころ、まわりで焚かれた篝火が心地よい風にゆれ、舞台ではポリネシアンダンスが披露される。退役軍人、イラクで戦での休暇中の兵士、ハネムーンや結婚30年、40年、50年のカップルが紹介されるなどアメリカらしいショウの進行が印象的だった。隣の席にカナダ人の女性2人が座り、仲間とともに少し話をする。その夜は早く(10時)宿舎に戻り、明日の帰国のためのパッキングを行う。
 
5日目(晴れ)
 4時に起床し最後の朝食を簡単に済ませ、部屋の後始末と整理整頓を行う。5時半に迎えの車がきてコナ空港に向かい、開放的な(屋根のない)待合所にあるハワイ女性像の前で、短かくも充実した日々を思い起こしつつ搭乗までの最後の時間を過ごす。
 そして、帰りの飛行機の窓から、次回はぜひ岐阜の妻と一緒にもう一つの山マウナロアにでも登りたいものだと一人思いながらハワイ島が小さくなるのを見つめていた。
 
■IDNアウトドアクラブ「たかお会」の今年の計画(再掲)
 今年の「たかお会」の計画をご案内します。6月〜9月の間は会員のリクエストの応じた活動を取り上げたいと考えています。
それぞれの実施計画は、実行2週間位前には、E−メール連絡致します。大勢の参加を期待しています。
(冬鳥探鳥会のご要望もありましたが、組み入れる余裕が時間的にありませんでした。夏鳥を空いている月に入れられれば入れたいと考えています。)
 
第 8回:3月下〜4月上善福寺川緑地公園
      さくら見物しながら約6Kmをハイキングする
第 9回:5月中下旬自然観察会宮本森林インストラクター
      神武寺・鷹取山の自然を訪ね、自然観察を行なう。
第10回:10月中旬谷川岳 天神平
      紅葉狩りと「たくみの里」の見学。定期観光バスを利用します。
     
 
■IDNアウトドアクラブ「たかお会」/メーリングリストへのお誘い(再掲)
  IDNアウトドアクラブは自然に親しむことを通じて会員の健康維持や相互の親睦をはかることを目的として発足しIDN-ADF2003で産声をあげたばかりです。活動内容はみなさまのご意見をもとに広げていく計画です。連絡や情報交換のためにメーリングリストを開設しましたのでアウトドアに関心のある方、お気軽にご連絡ください。「お名前」、「メールアドレス」をお知らせください。メーリングリストに登録します。
なお、たかお会に加入したい方、また、活動計画にご意見ご要望がありましたら下記まで連絡ください。
連絡先:   idn-outdoor-owner@egroups.co.jp

幹事:東川・國重
 
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■「ふれあい広場」について
皆様の近況・IDNに対する意見・催しもの案内・等など内容に制約はありません。
思わぬ出会いがあるかもしれません。
下記のメールアドレスへ自由に投稿して下さい。お待ちしています。
<
mailto:merumaga-idn@npo-idn.com>

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14.編集後記

■博多から筑肥線で唐津へ

 いなかの実家に行くときには、福岡空港よりバスで佐賀へ行くか、福岡空港より地下鉄で博多に出てJRの特急で佐賀へ行くルートをとるのがほとんどである。以前より博多から筑肥線で玄界灘を見ることの出来るルートで行ってみたいと考えていた。2001年の暮れに甥の結婚式に出席することになり、時間的にゆとりがあったので積年の思いが実現した。


 福岡空港より乗った地下鉄は筑肥線に乗り入れており、90分ほどで唐津に到着する。福岡空港からは随分便利になった。右に玄界灘が見えてくると車窓が豊かになり、やがて列車は「虹の松原」を抜ける。虹の松原は唐津湾沿いの長さ5KM、幅1KMほどの松林。約100万本の松が植えられており、日本3大松原のひとつに数えられている。松原の陸側には、海抜284Mの鏡山がある。春の鏡山からは、みどりの麦畑と菜の花畑が格子状に広がり、その向こうが虹の松原、その先に唐津湾を望む。鏡山は新羅へ出兵する武将と松浦の娘佐用姫の恋伝説の舞台となっている。

 やがて海に通じる松浦川を渡り、唐津線に寄り添い唐津駅に到着。出来たてのシュウマイと暖かいうどんの昼食。


 天候不順のなか、まず唐津神社へ。唐津へ来ることが出来たことを感謝し旅の無事を祈る。すぐ近くの、からつ曳山展示場で14台の曳山を見る。11月の「唐津くんち」でそろいの法被を纏った唐津っ子がねり回す勇壮な装置。「一閑張(いっかんばり)」と呼ばれる工法による曳山は、木組み・粘土の原型や木型上に和紙を数百回張り重ね、麻布を張り、幾種類もの漆で塗り上げ金銀を施して仕上げたもので、完成までには2年前後の歳月を要するという。


 唐津城の三の丸跡に立てられた唐津西ノ門館(出土文化財管理センター)を見た後、旧家の大島邸を見て、石垣の散歩道を歩いてもうひとつの旧家である高取家を訪れる。いずれも中には入ることが出来ず門の外より前庭と建物をうかがう。高取家の先を左に曲がると「西の浜海水浴場」の砂浜に出る。子供の頃の夏休みの大きな楽しみであったところだが、今見ると以外に小さく感じた。


 街なかにもどり、唐津焼きの窯元のお店を6軒ほど見て、さらに窯元が共同で運営している展示場を訪問。唐津焼きを堪能し、唐津焼きを理解した気になる。唐津焼は約400年前、朝鮮から渡来した陶工たちによって広まった。「登り窯」も彼らがもたらしたといわれている。斑唐津、朝鮮唐津、三島唐津、絵唐津などがその代表である、と観光案内のパンフレットに書いてある。唐津焼の魅力は素朴で飾り気のない土の味わいである。


 2000年10月から2001年1月にかけて、「大英博物館佐賀県陶芸展」が催され、佐賀の陶芸家62名の124点が展示され大好評を博した。その「帰国記念展」が2001年1月30日から2月4日にかけて日本橋三越で開催された。出展者は県内の在住者であるが、有田の陶工が圧倒的に多い。勿論、14代柿右衛門や13代今右衛門なども名を連ねている。その中の唐津在住者としては、大橋 裕、熊本 千治、中里 重利、中里 太郎右衛門、中里 忠寛の5名が名を連ねている。三越で見た124点のすべてについてすばらしいと感動した覚えがあるが、唐津の5人の10作品を「大英博物館佐賀県陶芸展」のパンフレットで見ると、唐津の伝統と今が融合した作品をとおして、5人の意気込みに圧倒される。


 唐津を訪れた日は、みぞれまじりの雨。予定より早めに唐津線で小城(おぎ)へ向かった。実家は、私が小さい頃「小城郡三日月村」と呼ばれた佐賀平野でも山よりの田舎にある。実家のある田舎は理屈抜きに懐かしいが、両親が亡くなってからは訪れる機会はめっきり少なくなってしまった。
【生部】

 

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