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                                 メルマガ IDN 第68号
                                      Inter Depending Network
                                      2005年 2月 1日発行
              
                                                          
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                                      《第68号のご案内》
 
1.ふれあい充電講演会 
 =第46回( 2月21日)「全国大学野球神宮記念大会を連覇した東亜大学は何故強くなったか」の案内
 =第45回( 1月17日)「新春 邦楽のひととき」の報告
  =桃井実千子さん(箏奏者) 「お箏は おすましして奏するもの?」 

2.シニアー情報生活アドバイザー講座
  =東京:第32期のご案内(再掲)
 
3.IT・PC講座  
  =パソコン楽しみ隊:2月「スキャナの活用」勉強会の案内
  
4.学生,社会人の進路相談 
  =鹿野啓子さん―アドバイザー講座を受ける理由・・・私とインターネット―

5.下関支部レポート
  =中原郁生遺稿「平家物語探訪」 (13話)小泉八雲と耳なし芳一 
 
6.千葉アドバイザーの会「C-PAK」
 =勉強会:第2回報告と第3回の案内

7.IDN会員募集のご案内 
  =入会を考えている方に(再掲) 

8.ふれあい広場  
 =IDNアウトドアクラブ「たかお会」/メーリングリストへのお誘い(再掲)

9.編集後記 
 =スペイン巡礼でピレーネからレオンまで470kmを踏破した村山雅彦さん
 
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1.ふれあい充電講演会
■第46回(2月21日)「全国大学野球神宮記念大会を連覇した東亜大学は何故強くなったか」の案内

〜チームづくりの原点〜
IDN下関支部のある下関東亜大学野球部は、小柄な選手が多く甲子園組は一人もいませんし、グランドは狭く、ネットもフェンスもなく、トレーニングマシンも、ピッチングマシンもない逆境の中で、2年連続3度目の全国制覇を成し遂げました。
今回は、中野泰造監督の指導を受け、初めて日本一に輝いた時のピッチャーでキャプテンであった本田智之さん(品川プリンスホテル人事課勤務)に、限界に挑戦している若者たちの熱い物語をお聞きします。地方に生きる「若い力の台頭」と逆境に打ち勝つ「チームづくり人づくり」の原点を見つめ直してみようではありませんか。
                記
・テーマ:「逆境に打ち勝って連続日本一になったチ-ムづくり人づくり」
・主催:NPO自立化(相互)支援ネットワーク
・共催:東亜大学
http://www.toua-u.ac.jp/
・後援:山口県東京事務所 下関市東京事務所 中国新聞社
・日時:2月21日(月)午後6時〜7時半
場所: 東京都しごとセンター(旧シニアワーク東京)5F第1セミナー室                 

         千代田区飯田橋3103 0352112307

・会費:1200円(一般) 1000円(会員)
・懇親会費:2000円(講演会後任意参加)
・申込み:中川   03−3869−0315 メール
mgt-naka@cilas.net
      :奈良原 049−267−2688  メールh-p-n@interlink.or.jp
・定員:50名

 

■第45回(1月17日)「新春 邦楽のひととき」の報告
 2005年1月17日(月)新春に相応しい邦楽の演奏会を開催しました。昨年「言音遊び」で琴を演奏された桃井さんと小野寺さんに、山田さん(尺八)が加わっていただき、お三方で演奏をしていただきました。

◆演奏者のご紹介            
桃井実千子さん: 生田流国風音楽奨励会師範「言音遊び」音楽担当 神奈川県大和市在住
小野寺歌波さん: 生田流筑紫会師範「アンサンブル・ヴェガ」代表 群馬県高崎市在住
山田都久山さん: 都山流尺八竹琳軒大師範「都久山と邦楽アンサンブル」代表        

              神奈川県横須賀市在住            
◆日時: 1月17日(月)PM6:00〜7:20(終了後自由参加の懇親会)       

◆場所: 東京都しごとセンター(旧シニアワーク東京)5F第1セミナー室

◆プログラム                        
   1.日本古謡  「越天楽」 笙 桃井実千子 
   2.宮城道雄作曲「春の海」 箏 小野寺歌波 尺八 山田都久山 

3.野村正峰作曲「篝火」  箏 桃井実千子 小野寺歌波 尺八 山田都久山         

        ****  休憩  ****                     

4. 筑紫歌都子作曲「黒田節変奏曲」 箏 桃井実千子 小野寺歌波 尺八 山田都久山
  5.水野利彦作曲「じょんがら変奏」 箏 桃井実千子 小野寺歌波 尺八 山田都久山

 アンコールをお願いしたら、当日の演奏よりリクエストしてほしいとのことで、「春の海」を演奏していただきました。 お琴の調弦の間に、山田都久山さんが千 昌男の「北国の春」を、こんなことも尺八でできると言って演奏してくださいました。

 

桃井実千子さん(箏奏者) 「お箏は おすましして奏するもの?」

 IDN会会員のみなさまはじめまして。117日の第45回「ふれあい充電講演会」にお招きをいただきました桃井実千子と申します。今日は お箏について少しお話をしたいと存じますのでお付き合い下さい。

 

 私が生まれ育ったのは 福島県の山村の石川町です。お隣がお箏の先生のお宅で朝から晩までお箏の音が聞こえていました。私の方から“お箏を習いたい。”と母に言ったそうです。テレビはもちろんラジオも普及していませんでしたので 毎日お箏の音を聞いて育ちました。「六段」を弾いた時は(7歳でした)ちょっぴりよい気分になりましたが 曲の奥深く存在する気高さ・色っぽさ・時のうつろい・雄大さなどを知ったのはだいぶ後です。

 

 ところで 「六段」の作曲者八橋検校(16131683)は 大作曲家バッハ(16851750)とほぼ同世代であることはご存知ですか? バッハの作品は難解なものが多いですね。しかしヴァイオリン・チェロは世界中に伝わり世界中の演奏者が発表していますので,聴く機会はたくさんあります。それに比べ邦楽はどうでしょう。お正月にながれる「春の海」「さくら」くらいで その機会はあまりにも少ないのです。演奏会にでかけても「お箏は聞いてもよくわからないし近寄りがたくて…」と。確かに演奏する曲は聞き慣れない音階で作られたものが多く 演奏側も聞き手側も多少なりともお箏に関わっている方が多いとなると「気軽に…」とはいきません。

 

 ちょっと視点を変えてみませんか。バッハの「シャコンヌ」を1回聴いてその虜になるとは限りません。でも何か不可思議なものが心に入りこむと「この摩訶不思議な気持ちは,なに?」と思い,自分の奥に深く眠る感性の扉を開けようとします。俗に言う〔ハマッタ〕状態です。「六段」も同じかと思います。

 

 箏曲で「古曲」といわれるものは その特性から口ずさめるような曲は少ないのですが 先日演奏しました現代曲「篝火」のように1回聴いただけで心が揺さぶられる曲も多く作曲されています。日本の風土にあった・日本人の琴線にふれる・日本人のDNAを感じさせる作品が多く創られています。それらの多くは作曲者が五線譜で創作しますので他のパ−ト(尺八・十七絃)をフル−トなどの洋楽器で演奏が可能です。そしてお箏と相性がいいのです。 

 邦楽は もちろん「音楽」です。演奏側も聞き手側も一緒に「音」を「楽しむ」ものと思います。お箏の音の可能性を追求・模索しながらお箏と溶け合った演奏ができればと日々悪戦苦闘しています。ですから私にとって「お箏は おすましして奏するもの?」ではないのです。お箏に携わっているひとりとして「生の素敵な箏の音」を聴いていただきたく演奏の場を求めています。またその機会を多く創っていきたいと思っています。

                  
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2.シニア情報生活アドバイザー講座
■ 「シニア情報生活アドバイザー」養成講座とは
  この講座は、高齢期の生活に密着した、情報技術(パソコンやネットワーク)の楽しい活用方法を教えることが出来る人を養成する講座です。NPO(特定非営利活動法人)「自立化支援ネットワーク」(略称IDN)は、「ニューメディア開発協会」(経済産業省の外郭団体)が認定する「シニア情報生活アドバイザー講座」の養成講座実施団体に指定されています。

■東京:32期のご案内(再掲)
2005年に入り、下記の講座を計画しています。
毎回土曜日の開催です。ご参加をお待ちします。
2005年 2月26日(土)〜2005年 3月26日(土)
・会場:TEPIA(財団法人 機械産業記念事業団)
    港区北青山2丁目8番44号(地下鉄外苑前より徒歩4分)
 
東京での開催の詳細は下記でご覧ください
URL:http://www.npo-idn.com/senior2.htm 
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3.IT・PCの勉強会

■パソコン楽しみ隊:2月「スキャナの活用」勉強会の案内

みなさまとともにスキャナの楽しい活用を探ります。スキャナに興味のある方、これから使ってみたい方にスキャナの選び方、使い方等をご案内します。すでに活用している方はぜひスキャナの魅力や便利な使い方をご披露ください。

・日時:2月19日(土)13時〜16時
・場所:品川人材開発センターPC教室
・講師:國重誠之さん
・連絡先:三好みどり  さん
 
otemo@jcom.home.ne.jp

 

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4.学生,社会人の進路相談をいたします

  この欄に、いろいろな方に登場していただいて、厳しい体験をできるだけ本音で語って頂いています。第31期アドバイザー受講中の鹿野啓子さんは、インターネットを活用することによって、手術をする決断がついたといわれます。今回紹介する内容は仕事の進路をきめる話ではありませんが、ある決断をする際の厳しい選択の体験です」
 お読みいただいた皆様の感想や質問などをどうぞご遠慮なく投稿して下さい。【奈良原眞吉】

 

鹿野啓子さん(アドバイザー講座第31期受講生)

   ―アドバイザー講座を受ける理由・・・私とインターネット―
 私は8ヶ月前に人工股関節手術を受けました。子供の時、歩き始めたら傾く歩き方で「左股関節脱臼」と診断を受け2年間ギブスに入って、木馬にまたがっていました。それですっかり治ったと思っていたのです。 しかし、弱いところから老化が始まるもので、10年前の45才位から痛みが増し、人工股関節手術を勧められておりました。そして、1年前には足の長さが数センチ違って、爬行(ビッコ)は全身の不調を引き起こしており、やっと手術を決意しました。

 私の場合は身内にも友達にも股関節患者がいなく、良い医療情報がありませんでした。インターネットに病院や専門医師や患者HPが有ると分りました。「人工股関節手術」と入れると 検索できました。昨年の今頃はドクターとメールの交換をしていました。HPの手術体験者ともメール交換もしていました。HP掲示板に質問を書いても反応があります。
「ご心配ですね。この掲示板をご覧の皆さんからお知らせがあると思います。
(**地方で詳しい方、よろしくお願いいたします)

☆地方でもよろしければメールしますので、お知らせ下さいね。
患者が医師を選ぶ時代なので、少なくても2〜3の病院・医師の診察を受け、ご自分が納得&信頼できる医師を見つけられますように・・・」と。

 私は札幌に住んでいて地元の手術後の方と実際に会いました。地元病院に手術直後の患者さんのお見舞いにも一緒に行きました。入院中の方々のお話を直に聞けて、私は自分が安心して手術を受ける決心ができました。

 2004年4月に十分な安心を得て、私は手術を受けました。同年8月には東京に引越しをして、東京の患者会HP掲示板に書き込み時々はオフ会で集まり医療情報交換をしています。新年会で今年2005年1月26日には東京池袋サンシャインに集まります。

もし、自分がパソコンを使えなくて、インターネットで病気や病院の事を調べることができなかったら、手術はしていなかっただろうと思います。 

 

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5.下関支部レポート

中原郁生遺稿「平家物語探訪」 13話 小泉八雲と耳なし芳一

 小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は、私の敬愛する作家のひとりである。八雲ほど日本を理解し愛した外国人はいない。古き良き日本の心と姿とを美しい抒情的な文学作品で、全世界に紹介した。

 八雲は1890年(明治23)4月に来日し、9月松江中学(旧制)の英語教師になり、士族の娘・小泉節子と結婚、武家屋敷に住んだ。この節子夫人との幸福な生活がなかったら、八雲は日本に永住することにならなかったかもしれない。

 

 作品の中で最もすぐれたものは『古今著聞集』などの古典や民間伝説に取材した著作集『怪談』であり、叙情性ゆたかな筆致で怪異に満ちた話を描き、日本紹介の域を超えた文学的芳香の高い短編小説だと評価されている。節子夫人の語るところによれば、八雲の好きだったものは「西の空、夕焼け、夏の海、遊泳、芭蕉、杉、さびしい墓地、虫、怪談、浦島、蓬莱」等。古谷綱武は「おそらく八雲は、日本人の因習や信仰を深く知るにつれ、その風土と信仰がいかに怪談の貴重な温床であるかと大きな喜びを発見したに違いない。『怪談』がたんなる妖怪談の記述ではなく人間的な美しさや寂しさを描いているのが八雲文学の生命だ」と述べている。

                                                           

 さて、その珠玉のごとき作品集『怪談』の冒頭に書かれているのが「耳なし芳一のはなし」である。平家伝承のなかでも傑出したこの話は、地元下関にも昔から知られてなく、八雲によってはじめて有名になったわけである。節子夫人の回想で、八雲の「芳一」執筆にたいする格別な思い入れが語られている。「ヘルンはなかなか苦心いたしまして、もとは短いものであったのを、あんなにいたしました。“門を開け”と武士が呼ぶところでも、いろいろ考えて“開門”といたしました。執筆中は日が暮れてもランプをつけていません。私がふすまをあけないで次の間から、小さい声で、“芳一、芳一”と呼んでみました。すると“わたしは盲目です、あなたはどなたですか”と内から言って、それでだまっているのでございます」さらに八雲は、深夜、庭の笹の葉ずれの音に耳を傾け“あれ、平家が滅びてゆきます”とか、風の音を聞き“壇の浦の波の音です”と平家物語の世界に没入してこの作品を書き上げた。

 

 ところで八雲の『怪談』の種本について、下関の郷土史家で今は故人となられた藤村直、永岡栄吉両氏の貴重な比較論考がある。次回にその典拠を詳述したい。 

(付記 昨年は小泉八雲没後100年記念イベントが国際規模で開催され、とくに生誕地ギリシャのレフカス島は八雲の名声を再認識し、顕彰活動の驥尾に付いたと伝えられる)

【リライト:武部忠夫さん/写真:青木紀雄さん】

 

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6.千葉アドバイザーの会「C-PAK」

■勉強会:第2回報告と第3回の案内 

 千葉アドバイザーの会「C-PAK」は本年の活動を開始しました。本年第2回目の勉強会を開催しましたので報告します。

・日時:127日(木) 午後2時−4時

・場所:千葉県高齢者生協、佐倉センター

・出席(敬称略):山室、橋本、飯塚、大村、中澤、近藤、津田、利光、村杉、巳城、生部

 

1.勉強会テーマ

・データのバックアップ(講師:山室さん)

・メールの保存とリカバリー(講師:橋本さん)

2.メンバーネットワーク

・メーリングリストに21名のメンバー全員を登録済み(橋本さん)

・橋本さんが主催していたブログは一旦閉鎖する

 

第3回勉強会の案内

C−PAK第3回勉強会を下記予定しています。出席希望の方は2/6(日)までにご連絡お願いします。
  ・日時:2/10(木) 13:00〜16:00
  ・会場:千葉県高齢者生協、佐倉センター2F

  ・内容 LAN関連知識の学習(講師:山室、橋本)
  ・2/24(木)のテーマ決め

  ※連絡先は下記宛てにお願いします。

  c-pak@yahoogroups.jp

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7.IDN会員募集のご案内

■ IDN会員募集中
NPO(特定非営利活動法人)自立化(相互)支援ネットワークでは、正会員と賛助会員を募集しています。
*会員の方々には、会員の活動状況や情報を掲載した機関誌を、年4回発行し配布いたします。
*会員の方々には、各プログラムの割引が適用されます。
*入会金及び年会費については「入会を考えている方に」を参考にして下さい。
*詳しいことをお知りになりたい方は、eメールで、事務局までお問い合わせください。


■入会を考えている方に(再掲)
  会員になるには,自分の意思(Will)がなんといっても大切です。少なくとも何のために入会しようとしているのか,目的を決めて入るのが賢明です。

  入会の手続きとしては,入会申込書と,入会金の支払いが必要になります。会員には,正会員(主体的に活動を行う会員で,総会の議決権を有する会員)と賛助会員(団体の主旨に賛同し,直接、間接時間の許す範囲内で活動する会員)の二つのタイプがあります。どちらの会員になるかは,やはり自分の意思で決めて下さい。

会費には入会金と年会費とがあります。
入会金は正会員が1万円,賛助会員が千円です。
年会費の方は,正会員が年間一口1万円,賛助会員が一口千円です。
年会費を何口にするかも,ご自身の意思で決定して下さい。

 メール送信先:<
mailto:idn@npo-idn.com>
 ホームページ:
http://www.npo-idn.com/


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8.ふれあい広場
■IDNアウトドアクラブ「たかお会」/メーリングリストへのお誘い(再掲)
  IDNアウトドアクラブは自然に親しむことを通じて会員の健康維持や相互の親睦をはかることを目的として発足しIDN-ADF2003で産声をあげたばかりです。活動内容はみなさまのご意見をもとに広げていく計画です。連絡や情報交換のためにメーリングリストを開設しましたのでアウトドアに関心のある方、お気軽にご連絡ください。「お名前」、「メールアドレス」をお知らせください。メーリングリストに登録します。
連絡先:<
mailto:idn-outdoor-owner@yahoogroups.jp>
 
 
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■「ふれあい広場」について
皆様の近況・IDNに対する意見・催しもの案内・等など内容に制約はありません。
思わぬ出会いがあるかもしれません。
下記のメールアドレスへ自由に投稿して下さい。お待ちしています。
<
mailto:merumaga-idn@npo-idn.com>

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9.編集後記

■スペイン巡礼でピレーネーからレオンまで470kmを踏破した村山雅彦さん

 マルチメディア振興センターの異業種交流会の懇親会で、天地シニアネットワークの小俣さんと話す機会があった。その後、メルマガIDNを送り、天地シニアネットワークのメルマガ「ネットワーク テーブル」を送ってもらうようになった。
 04年の6月に私もピレネーへ行って、ロマネスク様式の教会に心引かれて戻った直後に、村山雅彦さんが連載している「スペイン巡礼の記―ピレーネからレオンまで470kmを徒歩で、ひとりで大丈夫?」に興味を持ち、初回から改めて読み返した。04年の7月初めは第10回を連載中で、その後も継続し今年の1月に最終回の24回を迎えた。


 村山さんはスペインの巡礼の旅を計画し、03年8月27日(水)にパリからピレネー山麓へに到着。それから03年9月19日にかけてピレネー東麓の街、サン・ジャン・ピエ・ド・ポーから、スペイン中央高地の中ほどの都市レオンLeonまでの累計473kmを踏破された。


 村山さんは、思いもかけず食道と声帯にガンないしガン性のポリープ有りとの宣告を受け、それらの手術のため6週間ほど入院された。これからの「第二の青春」を楽しむためにも、とりわけ精神的に回復できたと言う自信を感得したいために「計画から実行まで一人でやることで、とにかく病気に負けなかった、という証しにしたい」の一点張りで奥様の説得に努めた結果漸くお許しが出て、出発されたそうである。


 早朝に宿を出発しその日の行程が始まる。歩きながら色々なことを反省したり、空想したり妄想にふけったり、風景や建築美術も楽しみむ。教会や聖堂をおとづれる。半日歩いて、午後は知り合った連中とワインやビールの杯を傾けながらのお喋りをする。いろいろな人々との出会いを楽しむ様子が毎日の記録として書かれている。


 「病気に負けなかったという証」という大袈裟な命題を掲げて歩き始めたが、同じような気持ちで歩いている人々がかなりいることを発見した。肺癌の手術をして完治しそのお礼参りの巡礼をする人、巡礼結願ののち手術や化学治療に臨むので、ご加護を願う旅をしている人。自分自身でも、はじめは恐る恐る体力との綱引きのつもりで歩いていたが、その綱引きのこつが分かってくるとあまり気にせずに歩けるようになった。いくつもの聖堂・教会を巡拝しているうちに、神々しくも恐ろしげなものに対する抵抗感が薄れ、また優しげで慈しみ深いものに対して素直に頭を垂れる気持ちになっているのに気付く。はじめは「負けないぞ」と挑戦的であったのが、なんとなく柔らかなというか、平かなというか、そんな気持ちで帰国することが出来た。最終回ではこのようなことが書かれている。


 メルマガ「ネットワーク テーブル」の村山さんの文章を読み続けるうちに、直接お話を聴きたいという気持ちが強くなった。思い切って小俣さんにメールで、IDNのふれあい充電講演会の講師にお迎えできないかうかがってほしい、とお願いをした。直接村山さんと面識のある天地シニアネットワーク代表の津田さんの労により、3月の講演会においでいただくことの了承を得た。村山さんは、04年5月にサンティアゴまでの後半部分も踏破されそうで、今からお話をうかがうことを楽しみにしている。【生部】

 

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