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                                 メルマガ IDN 【第59号】 
                                      Inter Depending Network
                                      2004年9月15日発行
              
                                                          
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                               このメルマガは自立化(相互)支援ネットワーク(IDN)の会員
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                                      《第59号のご案内》
 

お知らせ (アドバイザー必見!)

   =IDNアドバイザーフォーラム2004を11月6日に開催します


1.ふれあい充電講演会 
   =第42回(10月24日)「坐禅体験の会」の案内
  
2.シニアー情報生活アドバイザー講座
  =第30期の開催案内 

 
3.学生,社会人の進路相談
  =中本英雄さん:
生業は正業であるべきだが必ずしも盛業にはならない 

4.下関支部レポート
  =「林芙美子生誕100年記念碑」母校下関名池小学校に建つ  

5.楽しくITライフ 
  =ホームページに「IT・PCお助けひろば」を作りましょうか?
    
6.IT・PC講座
  =Aquaグループ:「デジカメ写真活用(HP作成)講座」のご案内(再掲)
 
7.IDN会員募集のご案内 
 = IDNの生立ちと近況(今回は都合によりお休み)
 =入会を考えている方に(再掲) 

8.井出昭一さんの新連載 『柳緑花紅』
 
=第10回 :四季を通じて楽しめる“東博”の植物(2)  

9.ふれあい広場
 =Outdoor Club 「曼珠沙華鑑賞会」開催案内 (詳報)
 =武安誠正さん:古川 薫氏出版記念会に出席して

10.編集後記 
 =ピレネー、花とロマネスク教会(その6) アイグエス・トルテス国立公園の東の入りぐち エスポット
 
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お知らせ

 

■IDNアドバイザーフォーラム2004(ADF2004)のご案内

 

目指そう!いきいきアクティブライフ
 〜シニア情報生活アドバイザーの自立と連携をめざして〜

 

開催の趣旨

自立化支援ネットワークが「シニア情報生活アドバイザー養成講座」の実施団体に指定され、第1期の講座を終了したのが、2001年7月のことでした。以来約3年間で28回の講座を開催し、137名のアドバイザーが誕生いたしました。

今後急速に増加することが予測されているシニア達のIT リテラシーの向上に資することや社会貢献を目指して活動するなかで、アドバイザー個々の自己再発見や自己実現の方向を探るために、一堂に会し語り合い有意義な時間をすごしたいと思います。
2003年9月に開催した「IDNアドバイザーフォーラム2003」に引き続いて「IDNアドバイザーフォーラム2004」を開催いたします。本年は、フォーラム開催に向けてアドバイザー(IDN会員)の有志が集まって「企画・運営グループ」を編成し「アドバイザーによるアドバイザーのためのフォーラム」を目指して準備を進めてまいりました。

本年は開催前にアンケートで皆様のご意見を聴取し、当日は分科会形式により密度の高い討議を行ない、アドバイザーとしての今後の方向性に示唆が得られればと期待します。

また、「シニア情報生活アドバイザー」プロジェクトの推進責任者、IDN以外で活躍している人や団体の方も招待し、新たな知見を得るのと同時に外部とのネットワークの環を広げるきっかけにすることも目指しています。

 
<なお、ADF2004への出欠、分科会への参加希望などをうかがう正式のご案内は後日改めていたします

 

ADF2004の運営

◆テーマ:目指そう!いきいきアクティブライフ
      〜シニア情報生活アドバイザーの自立と連携をめざして〜

◆開催日時

・フォーラム:2004年11月6日(土)9:30-16:00

              (以前に11月13日と案内しましたが11月6日に決定)

・懇親会(参加自由):16:30-19:00

◆開催場所

・品川人材開発センター会議室(第1・第2・第3)

◆プログラム(詳細は別途作成し当日に配布)

(1)全体会議

(2)分科会

  ・第1分科会:アドバイザーの夢と現実

  ・第2分科会:アドバイザーとしての更なるスキルの向上

  ・第3分科会:アドバイザーの活躍の機会と場の提供<自らの努力と関係者への期待>

(3)全体会議(分科会の討議を総括する)

(4)フォーラム終了後懇親会を開催

 

◆フォーラム参加者へのご提供品

下記内容を含んだCD-ROMを作成し参加者差し上げます

  ・IDNで資格を取得したアドバイザーのプロフィール

  (認定取得時期・氏名・居住地域などを示す)

  ・アドバイザー講座事例発表リスト(発表題名・発表内容・利用したソフトなど)

  ・アドバイザー講座事例発表内容(企画書・完成品・作成手順などのコンテンツ)

  ・アドバイザー講座受講感想

◆参加資格:IDNでアドバイザー講座を受講した者、IDN会員、および同伴者

◆招待者:検討中

◆運営体制

・総括責任者:奈良原(理事長)

・推進主体:企画・運営グループ(敬称略)

 飯塚 渉・大村久吉・北野正行・國重誠之・小坂武夫・生部圭助・末藤義正・滝村紘一・

 利光信爾・中里三之・橋本秀久・橋本良子・羽澄 勝・村上かをり・山本政光

 
1.ふれあい充電講演会

■第42回「坐禅体験の会」の案内(再掲)

  昨今、とみに関心の高まっている坐禅について、多くの方からご要望が寄せられました。ご縁をたどって岩佐師にお願いをしたところ、「これも仏縁です。大歓迎です」と快諾していただきました。達磨大師の面壁九年の故事から数えて千余年もの間続いてきた坐禅を、禅寺でわれら凡夫も実際に体験してみよう、という催しです。お誘いあわせの上、多数ご参加下さい。

 

・講 師:臨済宗建長寺派金谷山満福寺住職 岩佐是正氏

・ 当日の次第:

  (一) 講話「坐禅の作法」:岩佐師 

  (二) 読経「般若心経」 :参加者全員

  (三) 坐禅:全員(希望者には座椅子の用意あり)

  (四) 昼食:精進料理で、師を囲んで懇親 

                                          

・日 時: 10月24日(日)10:30−14:00

・集 合: 西武国分寺線「恋ヶ窪」改札口 10時20分集合

・会 場: 満福寺

             国分寺市戸倉4−34−3  042-321-3594

・会 費: 会員1000円、ビジター1500円懇親会: 2000円(会場は万福寺内客殿

・申込み:

金田 03−3392−1043 afu@k2.dion.ne.jp 

  中川 03―3869―0315 mgt-naka@cilas.net

・定員はありません。〆切は10月18日とさせて頂きます。 

   
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2.シニア情報生活アドバイザー講座

■ 「シニア情報生活アドバイザー」養成講座とは
  この講座は、高齢期の生活に密着した、情報技術(パソコンやネットワーク)の楽しい活用方法を教えることが出来る人を養成する講座です。NPO(特定非営利活動法人)「自立化支援ネットワーク」(略称IDN)は、「ニューメディア開発協会」(経済産業省の外郭団体)が認定する「シニア情報生活アドバイザー講座」の養成講座実施団体に指定されています。

■ シニア情報生活アドバイザー養成講座の案内
◆第30期(募集中)
・開 催:9月25日―10月23日
・会 場:東京
・すべて土曜日の開催です
詳細の案内は下記をご覧ください 
http://www.npo-idn.com/senior2.htm
 
ご希望の方は下記へ申し込んで下さい
 <mailto:idn@npo-idn.com>

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3.学生,社会人の進路相談をいたします

  この欄に、いろいろな方に登場していただいて、厳しい体験をできるだけ本音で語って頂いていますが、今回から数回にわたって地方の金融機関で零細企業を長年見てこられた中本英雄さん(アドバイザー第28期生)に零細企業の(一人ビジネスを含め)強さと弱さなど、「経済的自立」をはかる上で、難しさやそれを克服するノーハウなどを、語っていただくようお願しました。お読みいただいた皆様の感想や質問などをどうぞご遠慮なく投稿して下さい。【奈良原眞吉】

 

■中本英雄さん(アドバイザー第28期生)

   生業は正業であるべきだが必ずしも盛業にはならない

オリンピックに沸き、“時差もどきボケ”と“猛暑ボケ”が覚めやらぬうちに台風16号の強襲で(現在18号が接近)、国中大変な秋の到来になりました。

ところで日本の経済も回復しているかどうか、識者の間でも両論が戦わされておりますが、自殺者が4万人を越えるとなると、少なくとも景気がよくなっているとは中小零細企業においては言えないのではないかと思います。

 

生業(なりわい)についていま少し触れてみますと、生活実感的には貨幣経済に入った江戸中期頃からの感覚で、商売往来に載せられ世間から日常的に必要とされる商品や技術を提供する工・商を指しております。従ってこれ等は現代の感覚から見れば、規模的には奈良茂や紀文、三井の大店から、棒手振りの魚屋の太助や手間取りの左官の熊さんも同様個人経営の域に止まっており、その限りにおいて生業と言ってよいでしょう。共通するところは世間の生活者から、仕事として認められ、「おあし」を頂き、必要とされるものですから正業でないといけません。ですから大前田の英五郎も清水の次郎長もある意味で立派?だったかもしれませんが、やっていたことは商売往来から外れたことですので、この人達の生業(なりわい)は正業でないのは当然でしょう。

 

蛇足ですが高杉晋作や伊藤俊輔が大いに艶名を馳せた稲荷町の大阪屋などの遊郭は正業だったのでしょうか。一部の人達からは必要とされ、その存在を歓迎されましたが、当時縁のなかった私には理解の外です、分かりません。ただラブホテルを営業していた友人がこんなことを述懐していました。「娘が学校に出す書類で、父親の職業・仕事を記入する欄にどう書いたらよいか本当に悩んだ。別に恥ずべき商売ではないと思っていたが、これから彼女が成長し大学や職場に書類を出すようなことにでもなったら、どのような思いで記入するのか俺以上に悩むだろうと考えた。そこで盛業中だったホテルを処分した。将来の逸失利益は大きかったが、売却利益も結構なものだった」と。正業を維持し続けるのも難しいものです。

 

私はここまで生業と言うものは世の中から必要とされ、受け容れられるものとして正業でないといけないと書いてきました。少なくても起業のときはその99%が極々小規模の生業からのスタートですから私の言う正業であって欲しいのであります。当初から詐欺や、ペテンを旨として、お金を払った人が泣きを見るような商売はすべきではない。たまたま結果としてそうなったとしても絶対に正当化することは許されないことであります。これは規模の大小を問わず企業としての倫理であります。

 

  ところで企業の倫理と言いますと、もう一つ抜け落ちてはいけないものに倒産してはいけないことです。奇異に感じられるかもしれませんが、個人の企業に毛が生えたようなものであれば余計に倒産と言う反倫理的なことはいけません。企業の倫理と言うときは、社長や店の主が彼女を作ろうと、子供を脇に何人作ろうと、夜の帝王に何年なろうと関係ないのです。人間としての道徳的倫理から見れば許しがたいことですが、社会の要請にこたえ、企業を維持する限りにおいて企業としての倫理は保たれているのです。(もっとも主人公がそのようになったときは倒産と言う悪魔が向こう岸で口をあけて待っています)【続く】 

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4.下関支部レポート

「林芙美子生誕100年記念碑」母校下関名池小学校に建つ

 「花のいのちはみじかくて、苦しきことのみ多かりき」で有名な女流作家林芙美子[1903年(明治36)生まれ、1951年没]生誕100年を記念した石碑が、芙美子が小学校1年の3学期から4年生の2学期まで在籍した下関市名池(めいち)町の名池小学校に建立されました。在籍当時の芙美子は資料によると、裁縫や体操が得意で算術は苦手だったようです。

 

碑は黒御影石製、高さ約110センチ、横約80センチで、芙美子らしき児童が読書しているデザインです。碑文には著書『一人の生涯』から「私は下関と云う町で名池小學校へ通學するやうになりました」と代表作『放浪記』にある「そのころの私はとても元気な子供だった」が刻まれています。この碑は下関在住の作家、古川 薫さん、清水唯夫さんらが昨年末に建立を提案、有志らが募金を募り実現したものです。ちなみに私の娘3人全員名池小学校を卒業しています。

 

 林芙美子は下関生まれである。 『放浪記』には「母は他国者と一緒になったので、鹿児島を追放されて、父と落ちつき場所を求めたところは、山口県の下関と云ふところであった。私の生まれたのはその下関の町である」と記されています。芙美子の父は愛媛県周桑郡出身の当時行商人だった宮田麻太郎、母は鹿児島市の紅屋林新左衛門の長女キクで、下関市田中町五穀神社横にあった、両親の間借り先ブリキ屋の2階で生まれたのです。五穀神社の境内には「林芙美子生誕地」碑が建てられています。

 

1972年北九州市の医師が芙美子の関係者への聞き取り調査などから「門司生まれ」とする説を発表、門司区内に生誕地の碑を建立したりしています。昔から生誕碑、文学碑がある下関としては、生誕地喪失の危機感もあります。作家古川 薫氏は「下関生まれと書いた芙美子の言葉を否定するのは作家への冒涜、実証する言葉を刻んだこの碑を新しい生誕碑にしたい」と話しています。【レポート:青木紀雄さん】

 
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5.楽しく ITライフ 
■ホームページに「IT・PCお助けひろば」を作りましょうか?

  (その1)メルマガ44号まで、IDNでアドバイザーの資格を取得した正会員の岡角さんと小阪さんが「楽しくPCライフ」の連載をしてくれました。連載中は大変好評で、メルマガの中からこの部分を切り出して別にファイルし、困ったとき助けを求めたり、新しい試みを始めるときに参考にしたりしている、という声も聞いていました。連載をやめるきっかけになったのは、ご両人の「ネタが切れた」のが原因でした。「具体的な質問があれば答えます」と言われてメルマガでも呼びかけましたが、質問は出てこなかったこと。

 

  (その2)8月20日の暑気払いと 「日本未来科学館」・「TEPIAデジタル・プラザ」見学の夕べに大久保さんの奥様もお見えになり、懇親会のときにMACについての質問を受けました。私は自信がないので、メルマガで「楽しくMACライフ」を投稿してもらった高津さん(アドバイザー20期生・賛助会員)を紹介することにしました。高津さんは快諾。大久保さんから質問をされ、高津さんからアドバイスをしていただいています。お二人の質問と回答が公開できたらほかにも参考になる方がおられるのではないかと思ったこと。

 

  (その3)8月22日に「パソコン水彩画体験講座」の後片付けも終わり、講師の大熊さんや藤末さんとお茶を飲んでいるときの会話。IDNで受講したアドバイザーの中にはITやPCについてもっと勉強したい人、教えるスキルを持った人、特定のことに対しての優れものや教えることに喜びを感じるひとがたくさんいるのではないか、という話題になった。IDNのホームページに掲示板を設けて、困った人が気軽に質問をし、知識のある人が優しく答えてくれる場になるといいね、というお話が合ったこと。

 

  (その4)「(仮称)IT・PCお助けひろば」をIDNのホームページに公開し、IDNの会員やアドバイザーからはもちろん、それ以外からの質問も受けて答える。IDNの「お助けひろば」に質問すると必ずいい答えが返ってくるよ、と評判になる。そこまで広げると、責任とプレッシャーも感じ入るが、そうなるといいなと思ったこと。

 

  その4までいきなりはじめるのはともかくとして、「(仮称)IT・PCお助けひろば」を開設する件について実行しましょうか?質問に答えるだけでなく、日々の体験の中からたくさんの人に知ってほしいことについても投稿してもらえたらいいですね。【生部


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6.IT・PCの勉強会
■Aquaグループ:「デジカメ写真活用(HP作成)講座」のご案内(再掲)
 ・テーマ :デジカメ写真活用(HP作成)―ホームページビルダー8使用―
 ・日  時:2004年09月25日(土)   13:00〜16:00
 ・会  場:品川人材開発センター
               臨海都市線 品川シーサイド駅徒歩3分
              京浜急行 青物横丁駅徒歩12分
 ・定  員:10名(受付順にて締め切り)
 ・料  金:1500円(オリジナルテキスト込み)
 ・締切日:09月23日(木)
  ・申し込み先: otemo@jcom.home.ne.jp
 
 講座内容は「デジカメ写真活用」となっていますが、例えばパソコン水彩画の絵や、スキャナーで読み込んだ古い写真なども同様の手順でHPに利用できます。環境の関係で実際のサイト転送は行わず、テキストでの説明になりますが便利さより、分かりやすさに重点を置いた内容を心がけております。 
 今回、PCルームではなく会議室での講座になります。そのため、ノートPCをお持ちの方は持参して頂くようお願い致します。(スタッフのPCでの体験も可能です)
 またホームページビルダー8をお持ちでない方は、30日間限定ですが体験版もございまし、それ以外のバージョンでも結構です。皆さまの御参加をお待ちしております。【Aquaグループ 三好みどり  さん】 

過去のIT・PCの勉強会の開催内容や受講感想をIDNのホームページに掲載しています。
TOPページのメニューからご覧ください。
    http://www.npo-idn.com/

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7.IDN会員募集のご案内

■IDNの生立ちと近況

    (今回は都合によりお休み)


■ IDN会員募集中
NPO(特定非営利活動法人)自立化(相互)支援ネットワークでは、正会員と賛助会員を募集しています。
*会員の方々には、会員の活動状況や情報を掲載した機関誌を、年4回発行し配布いたします。
*会員の方々には、各プログラムの割引が適用されます。
*入会金及び年会費については「入会を考えている方に」を参考にして下さい。
*詳しいことをお知りになりたい方は、eメールで、事務局までお問い合わせください。


■入会を考えている方に(再掲)
  会員になるには,自分の意思(Will)がなんといっても大切です。少なくとも何のために入会しようとしているのか,目的を決めて入るのが賢明です。

  入会の手続きとしては,入会申込書と,入会金の支払いが必要になります。会員には,正会員(主体的に活動を行う会員で,総会の議決権を有する会員)と賛助会員(団体の主旨に賛同し,直接、間接時間の許す範囲内で活動する会員)の二つのタイプがあります。どちらの会員になるかは,やはり自分の意思で決めて下さい。

会費には入会金と年会費とがあります。
入会金は正会員が1万円,賛助会員が千円です。
年会費の方は,正会員が年間一口1万円,賛助会員が一口千円です。
年会費を何口にするかも,ご自身の意思で決定して下さい。

 賛助会員の年会費の口数を決めるに当たっては,以下を御参考にお考えになって下さい。
いまの法律では,一人3千円以上の会費を支払った賛助会員の会費の合計が,その団体の年間経費の25%を越えていれば,その団体(NPO)は、一般の多くの市民に支持されている優良な団体として税務署が認め,その団体に対し一般の人が寄付したお金は、税金を払ったと同じように認められ,納税時に配慮されるという点です。(ちなみに一人3千円未満はその計算の対象にならないということです)

 メール送信先:<
mailto:idn@npo-idn.com>
 ホームページ:
http://www.npo-idn.com/


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8.連載:井出 昭一さん 『柳緑花紅』
■第10回:
四季を通じて楽しめる“東博”の草木(2)

多種多様のサクラとツバキ

東博の樹木では、サクラとツバキの種類が多い。植え替えられたり、枯れたりして正確な数は判らないが、サクラはおよそ20種類弱、ツバキは20数種類ある。

東博の春は、カンヒザクラ<ヒカンザクラ>(寒緋桜)の開花とともに始まる。正門を入ってすぐ左手にあって、濃い紅紫色の花が1〜2個集まって下向きに釣鐘状に咲く。

  国頭(くにがみ)の 山の桜の 緋に咲きて さびしき春も 深みゆくなり

国文学者折口信夫は、野生のカンヒザクラを見ようと沖縄に行き、国頭の八重岳で詠んだ歌で、近代短歌ではただ一首のカンヒザクラの歌だという。

本館前の池を挟んでユリノキと対峙し半円形の姿をしているのはヨシノシダレ(吉野枝垂)。この満開の時が、本館が最も華やかに輝く時でもある。東博のシンボルとして「右近のユリノキ、左近のヨシノシダレ」となりつつあり、いずれも四季の変化が楽しめる樹木である。

このヨシノシダレとともに三島市の国立遺伝学研究所から昭和44年に寄贈を受けたケンロクエンキクザクラ(兼六園菊桜)、ミカドヨシノ(御帝吉野)も見落とせない桜の名品種である。現在、最もポピュラーなサクラは、江戸で生まれで江戸で育ったソメイヨシノ(染井吉野)であるが、その両親に当たるオオシマザクラ(大島桜)とエドヒガン(江戸彼岸)は、いずれも本館北側のベランダの近くにある。これらを眺める最高の花見席は、池の向うの転合庵である。

 

上野の杜で発見されたソメイヨシノ

このソメイヨシノの発見と命名が東博の職員によってなされたことを知ったのは最近のことで、その経緯はつぎのようである。

博物館の初代局長(館長)町田久成のもとで博物科長、天産課長を務め、2代目の博物局長となった田中芳男(男爵)は、パリ万博に出向き海外から新しい農作物を導入した生物教育の先駆者でもある。この田中芳男が農商務省から藤野寄命(よりなが)を博物館の天産部職員に迎え、上野の山のサクラの詳細な調査を計画し明治18年から19年にかけて実行した。藤野は精養軒の前の通路のあたりで移植されて間もない見慣れないサクラを数本発見し、これが染井から来たサクラであることを突き止めて新しい品種だと判断した。そこで染井(現在の東京都豊島区駒込6〜7丁目付近)から来た吉野桜の意から「染井吉野」と命名したという。ソメイヨシノが初めて公表されたのは明治33年になってからのことで、藤野寄命が論文「上野公園桜花の性質」を『日本園芸会雑誌』に発表し、翌34年、学名プルヌス・エドエンシスが与えられ、ここで正式に認知された。いずれにせよ、ソメイヨシノと東博が関係にあることは興味深いことである。

 

庭園内で、純白のオオシマザクラ(大島桜)、エドヒガン(江戸彼岸)、ソメイヨシノ(染井吉野)が咲き、さらにレモンイエローの変わり色のギョイコウ(御衣黄)、ショウフクジザクラ(正福寺桜)が次々に咲く。その後、八重咲きのイチヨウ(一葉)、カンザン<セキヤマ>(関山)と続き、北側庭園のケンロクエンキクザクラ(兼六園菊桜)が最終ランナーとなる。

このほか、ロトウザクラ(魯桃桜)、ウスズミカンザクラ(薄墨寒桜)、ショウワザクラ(昭和桜)、キクザクラ(菊桜)、センダイヤサクラ(仙台屋桜)などもあって、まさに東博は「桜の園」でもある。

法隆寺宝物館の英文の館銘表示の近くにあるカンザンの花びらが池に散った姿も美しい。池の近くで見ても良く、宝物館の2階に上がり、格子越しに眺めるのも面白い。

いやはてに 鬱金ざくらの かなしみの ちりそめぬれば 五月はきたる

 

逝く春を惜しんで北原白秋は歌を詠んだが、カンザンの花びらが池に散ると東博の春は終わりさわやかな初夏を迎える。東博のウコンザクラ(鬱金桜)は記録には残っていたが、枯れてしまって残念ながら今では見ることはできない。ちなみに万葉集では4516首のうち160種の植物が登場するが、最も多いのはサクラで50首。やはり、古代から日本人に愛されてきた花である。

 

様々なツバキ

茶の木と同じ仲間で、茶席を飾る早春の花がツバキ(椿)である。秋に咲くサザンカ(山茶花)とともに日本原産の樹木。ツバキの花は一般にポトリと落ちるので打ち首を連想して武士に嫌われたことで有名だが、一方、サザンカの花は花びらがバラバラに散る。ツバキの花は2種を除いてほとんど匂いがないが、サザンカは匂いあるものもある。ツバキは、材が堅いことから邪気や災いを祓う杖として古くから使われた。正倉院の宝物の中に、女帝の孝謙天皇が天平勝宝4年(675年)東大寺の大仏開眼供養の際に使われたという金銀など五彩に仕上げたツバキの杖があるが、まだ拝見する機会がない。 

ツバキは園芸品種が多く、現在では1万種を越す品種が認められている。東博にツバキが多いのは、森永徳弘氏の尽力の賜物のようだ。昭和42年から約3年間、東博の総務部長を務められた森永氏はその在任中、庭園内の樹木の保護と補植に努力され、サクラ11本、ツバキ26本・19品種、前庭のスイレン4種、カイノキ(楷の木)、ヤマボウシ5本、ハギ10株を植えたとされている。

本館の西側には、「つらつら椿」とか「九連椿」といって、壁面に沿ってキンギョツバキ(金魚椿)、オオニジ(大虹)、ベニワビスケ(紅侘助)、フクリンイッキュウ(覆輪一休)、コモミジ(小紅葉)、ベニオトメ(紅乙女)、ハクオトメ(白乙女)、コンロンクロ(崑崙黒)、キョウカノコ(京鹿子)の9種ノツバキが一列に並んで植えられている。この「つらつら椿」という命名は、おそらく万葉集の歌からの引用だろうが、なかなか洒落ていて面白い。

     巨勢山(こせやま)のつらつら椿つらつらに見つつ偲ばな巨勢の春野を(巻第一 54)

     川の上のつらつら椿つらつらに見れども飽かず巨勢の春のは (巻第一 56)

大伴家持もツバキを詠んでいる。

    あしびきの八つ峰(やつを)の椿つらつらに見とも飽かめや植ゑてける(巻第二十 4504)

音感が共鳴するのか3首とも「椿」と「つらつら」のことばが詠み込まれている。

このほか東博でツバキがまとまって植えられているところは、正門を入った左側にランビョウシ(乱拍子)、ベニグルマ(紅車)、ミケンジャク(眉間尺)、アマノガワ(天の川)、ホシボタン(星牡丹)、表慶館の西側にベニグルマツバキ(紅車)、アマノガワ(天の川)、ユキツバキ(雪椿)が、本館北側の裏門近くから六窓庵の道路沿いにかけて、ナギサカモン(渚花紋)、アマノガワ(天の川)、ハクオトメ(白乙女)、ベニワビスケ(紅侘助)、クマサカツバキ(熊坂椿)、カンツバキ(寒椿)がある。

 

珍しい木、話題の木

タラヨウ(多羅葉)

珍しい名前のタラヨウは、法隆寺宝物館と十輪院の校倉の間に1本、六窓庵の燈籠のそばに1本ある。葉の裏側を傷つけるとその部分が黒くなる。

仏教の聖木であるターラ樹(別名:多羅、オオギヤシ)の葉に性質が似ているためこの名がついたらしい。古代インドではターラ樹の葉を乾かして紙の代用としたものを貝多羅葉(ばいたらよう)と呼び経文を書いたという。法隆寺宝物館にある重文「梵本心経および尊勝陀羅尼」は貝多羅葉に梵字で墨書したもので、一見しただけでは紙に書かれているものと区別がつかない。横の長さが約28cmあるので、ターラ樹の葉はタラヨウの葉と比べて数倍大きい。

 

メグスリノキ(目薬の木)

メグスリノキは、九条館の前にある。カエデ科の落葉樹の高木で、日本の山地にのみ自生している数の少ない日本特産の薬木である。江戸時代以前から、この木の小枝や樹皮を煎じて服用したり、洗眼すると目の病気に良いとしてかなり知られていたようだ。明治以降、西洋医学の導入で一旦は忘れられた存在となっていたが、最近になって、眼精疲労のみでなく肝臓の強化にも効果があることがわかり、メグスリノキの樹皮や小枝をチップ状にしたものが販売されている。標高700m前後の山地にしか自生しないという樹が東博の庭園で見ることができるのは、やはり明治時代の天産部の遺産であろう。

 

スイフヨウ(酔芙蓉)

スイフヨウは晩夏から初秋にかけて花が咲く。朝に白い花を咲かせ、午後になると次第にピンクにかわり、夕方から夜にはさらに赤みを増す。酒を飲んで酔いが廻り次第に顔が赤くなることにたとえて、「酔う芙蓉」から「酔芙蓉」と名付けられたという。東博では、本館の東側、レストランラコールとの間にあって、毎年初秋には花を咲かせる。この開花の時期には東洋館で国宝・南宋の李迪「紅白芙蓉図」が展示される。粋な計らいである。

 

オリ−ブの大木

東博には東京近辺では珍しいといわれるオリーブの大木がある。法隆寺宝物館の英語の館名表示の裏にあって、枝が池まで張り出している。もとは北側庭園の六窓庵の近くの日陰にあって枯れかけていたものを、現在のところに移植して助かったという歴史があるという。銀白色の葉裏がキラキラと光るのは美しい。

 

ハクショウ(白松)

  アカマツ(赤松)、クロマツ(黒松)は、松葉が2本であるのに対し、ハクショウは3本にわかれている。老木になると灰白色になるのでこの名がついたという。ハクショウで有名なのは高野山の伽藍、御影堂の前にある「三鈷の松」である。東博のハクショウは、まだ若々しく高さも2mに満たない。本館北側の庭園の初代博物局長町田久成の顕彰碑の前にあるが、気をつけて見なければ見過ごしてしまうほどである。高野山では聖木であるが、東博では目立たない。

 

このほかにも、東博には「生きた化石」といわれているメタセコイヤ(曙杉)、孔子の墓所に植えられているので別名「孔子木」と呼ばれるカイノキ(楷の木)など話題とする樹木がある。

いずれにせよ、東博ほど美術品、建物、庭園草木の3拍子が揃っていて四季を楽しめるところは他にはない。東博の3つの魅力である。

 

初回からの『柳緑花紅』はIDNのホームページでご覧いただけます。
メルマガに掲載しなかった写真もあります。TOPページのメニューからご覧ください。
  
 

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9.ふれあい広場

 

■IDNアウトドアクラブ「たかお会(Outdoor Club)」主催

   第4回:曼珠沙華鑑賞会開催連絡

 9月中旬武蔵野の里 高麗郷巾着田に約百万本の曼珠沙華が次々に花を付けます。この曼珠沙華を鑑賞する集まりを計画しました。満開日の特定は大変難しいのですが、日高市役所産業振興課と巾着田管理事務所に聞きますと、猛暑の後大変涼しい日が続き8月30日に発芽が見られ、2週間後の15日〜20日が見頃となるとの事です。したがって実施日を9月17日(金曜日)と決めさせて戴きました。

今回は2つに班編成致します。

  ☆ A班は3時間半程度のハイキング後巾着田の曼珠沙華観賞へ。

  ☆ B班は直接巾着田へ。

 

1.行動計画

●A班

・集合場所    :西武秩父線 武蔵横手駅 出札口

・集合時間    :午前8時45分

・ハイキングコース :武蔵横手駅⇒五常の滝⇒北向地蔵⇒物見山⇒日和田山⇒

巾着田(歩行時間約3時間半)

●B班

・集合場所    :巾着田管理事務所前(西武秩父線高麗駅より徒歩30分)

・集合時間    :午後12時45分(A班と合流し昼食会)

2.参加費      1,000円 (傷害保険料等含む)

3.持ち物

・歩きやすい服装と履物で。(救急セットは幹事が持参)

  ・昼食・飲料水・雨具・敷物・帽子・タオル・保険証(写)・常備薬・カメラ・その他嗜好品(お酒等)

※ 交通例 A班:西武池袋線池袋7:24飯能乗換え西武秩父線武蔵横手8:37

          B班:西武池袋線池袋11:13飯能乗換え西武秩父線高麗12:09

※ 解散予定は午後3時頃

※ 当日小雨の場合は実施したいと考えていますが、中止の場合は前日16日午後6時までにメールで連絡します。

※ 参加ご希望の方は、A班かB班かを明記し下記までメールください。

   idn-outdoor-owner@yahoogroups.jp   (幹事  東川・國重)

 

※ 曼珠沙華開花状況は下記URLにアクセスし御覧下さい。

http://www.kinchakuda.com/

 

[注]当初は高麗川河川敷でバーベキューの予定でしたが、器材の準備が出来ないため、昼食・飲み物は各自持参とさせて戴きました。(現地でも簡単な食事と飲み物はあります。)


■IDNアウトドアクラブ「たかお会」/メーリングリストへのお誘い(再掲)
  IDNアウトドアクラブは自然に親しむことを通じて会員の健康維持や相互の親睦をはかることを目的として発足しIDN-ADF2003で産声をあげたばかりです。活動内容はみなさまのご意見をもとに広げていく計画です。連絡や情報交換のためにメーリングリストを開設しましたのでアウトドアに関心のある方、お気軽にご連絡ください。「お名前」、「メールアドレス」をお知らせください。メーリングリストに登録します。
連絡先:<mailto:idn-outdoor-owner@yahoogroups.jp>

 

■武安誠正さん(下関支部):古川 薫氏出版記念会に出席して

9月11日の古川 薫氏の「惑星が行く 久原房之助伝」出版記念会には、多くのIDNの皆さんのご協力を賜り、心より御礼申しあげます。奈良原真吉理事長は体調不良にも拘わらず車椅子で参加され、5日間断食中とかで大変心配いたしました。

 IDN下関支部としては、これまで二回出版記念会を開催しています。第一回は平成14年9月、IDN本部林圭次郎氏に来関してもらい、「ライカM3に追いつけ追いこせ」(文芸社)の話をしていただきました。二回目は下関市出身の須磨幸蔵氏の、「世界の心臓学を拓いた田原 淳の生涯」(考古堂書店)の発刊を期に「誇るべき心臓学会・日本人の功績」と題して講演していただきました。この時は古川 薫氏も講演会に足を運ばれ、「ふれあい通信」でも報告されました。今回の会は十七名の発起人により呼びかけがなされました。古川先生の親しい作家や出版関係者、久原房之助や義兄鮎川義介の子孫並びにその関連企業の役員の方々が出席されました。当日は河村建夫文部科学大臣も出席され、また地元下関からも出席者があり大変盛会でした。

                          

(追伸)10月22日(金曜日)下関の赤間神宮にて、水野宮司の「源平合戦縁起絵巻」の絵解き再現が開催されます。興味のおありの方は下関支部へご連絡下さい。 

 

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■「ふれあい広場」について
皆様の近況・IDNに対する意見・催しもの案内・等など内容に制約はありません。
思わぬ出会いがあるかもしれません。
下記のメールアドレスへ自由に投稿して下さい。お待ちしています。
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mailto:merumaga-idn@npo-idn.com>

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10.編集後記

 

■ピレネー、花とロマネスク教会(その6) アイグエス・トルテス国立公園の東の入りぐち エスポット 

  4日目の朝9時に、アンドラ公国の小さい町ラ・マーサのホテル・リュトランを大きいおなかの運転手ハビちゃんのバスで出発。当日のハビちゃんの最初の仕事は、公国を出る前に税金のかからないガソリンを給油することだった。ルートCG1を南へ走り国境を9時40分に通過。タバコの密輸には神経を使っているらしいが、われわれのバスは何事もなく通過。スペイン領内のルートN−260を西へ向う。途中自転車競技の集団に出会う。トップ集団は少人数で、縦に連なった多人数の集団がそれに続き、もう終わりかと思ってから相当の間があって最終の走者がやってきた。登りのきついところであり、走ることを楽しんでいる顔と苦しそうな顔が交錯して過ぎていった。

 

標高1725Mのコユ・デ・カントー峠でバスを降りて晴天の中散策した。コユは英語のコル、鞍部や峠のこと。ピレネーの山々では、東西に走る主稜線を南北に超える時はもちろんだが、南北にはしる稜線を東西に越える得る場合も高度の高いものが多い。この道路も10年前は砂利道で砂ほこりばかりだったが、今では観光バスも走る風光明媚な観光道路となている。山には草原性草花が多い。以上は虔之介さんの解説による。山肌一面がエニシダで黄色く染められているのを遠くに望みながら、なだらかな丘の日当たりのいい斜面で10時から12時過ぎまで花を見て過ごした。こんなにたくさんの花を一度に見たのは始めてである。今回はピレネーの景色や教会ををNikonで、花をデジカメで撮るように使い分けた。あとで数えてみると、2時間の間に30種類ほどの花が写真に収められていた。

 

N−260を西に向ってさらに標高を下げ、700Mのところにあるソルの町はずれのレストランで昼食。いつものようにワインがでて、前菜・メイン・デザートを選択して食事に2時間を費やす。食後はルートC−13に入り北へ走って標高を上げ、3時すぎに山間の静かな町エスポットに到着。

エスポットは、標高1300Mほどのところにある人口250人弱の町。今回訪問する主な目的地のアイグエス・トルテス国立公園の東の入り口の拠点となっている。ホテルの外観は相当古いが、内部は改装されてきれいな造りになっていた。部屋の窓を開けるとホテルの裏手にある18世紀に作られた教会が見えた。町を散策。ホテルの前を流れている川に沿って上流のほうへ歩いてゆくと古い石造りの橋を渡る。12世紀に造られたということで相当年期が入っている。左前方の小高い丘の上には石造りの丸い物見の塔が見えた。これも古い。町外れの石畳の道路に沿って農家が連なっており、道路にはヤギか羊の糞が散乱しており一帯が動物の糞のにおいが充満している。昔の田舎のにおいがここには残っていた。

 

夕方の5時に町役場兼国立公園の管理事務所に集合。ここでジェラール・ヒメネス氏の説明を聞いた。この管理事務所では、公園を訪れる人たちに対する種々のサービスや公園の自然保護の啓蒙活動を行っている。この建物の中には公園に関する展示室やVTRによるプレゼンルームも完備している。今回は虔之介さんがヒメネス氏を指名してくれたらしい。ヒメネス氏はこの公園の草花の本を出版しており、サインもしてもらった。ヒメネス氏は、次の日からの2日間の公園の中でのスケジュールを示し、展示パネルなどを使って2億年前からのイベリア半島の生い立ちや公園の概要について熱心に説明してくれた。

   ホテルに戻って夕食の前にテレビを見ていたら、ポーランドで開催されているサッカーの欧州選手権第9日の試合で、スエーデンが宿敵ポーランドに0対1で負け8強に残れなかったことを放送していた。ギリシャと勝ち点4で並んだが総得点で下回った。スペインチームの選手は個人としての力量は十分であるが、チームとしてのまとまりに欠ける。スペインの歴史が証明しており、地域ごとの独立意識が強すぎて、現在も国全体としてのまとまりがよくないことが、サッカーにも影響しているらしい。

 8時半から夕食。メイン料理として小ぶりの鱒2匹食べた。前菜にこの土地特有の煮込みスープを注文したが、半分ほど食べて降参した。豚の血をたっぷり混ぜた豚肉のソーセージと野菜が煮込んであるもので、香りが独特である。このソーセージは、「ブティファーラ・ネグラ(黒生ソーセージ)」という。ネグラは黒の意味で、通に言わせるとブランカ(白)よりもおいしいユニークな食べ物だそうである。虔之介さんの著書「カタルーニャの四季」の「豚殺」の中に、親戚一同が集まって、重さ90kgの生後4ヶ月の豚から生ハムや部位ごとにさまざまの製品を作るシーンが描写されている。せっかくの当地自慢の料理を出してしてもらったのに失礼してしまった。【生部】


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