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                               メルマガ IDN【第53号】
                                      Inter Depending Network
                                           2004年6月15日発行
              
                                                        
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                               このメルマガは自立化(相互)支援ネットワーク(IDN)の会員
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                      お知りあいの方で、このメルマガをお送りしたら喜ばれる方をご紹介下さい
                          メルマガIDNのバックナンバーをIDNのホームページでもご覧頂けます
                                       
http://www.npo-idn.com/

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《第53号のご案内》

お知らせ
  =「IDNアドバイザーフォーラム2004」の「企画・運営グループ」担当者の募集
 
1.ふれあい充電講演会
  =第38回(7月22日) 「美術館の楽しみ方」予告 
 
2.シニアー情報生活アドバイザー講座
  =27期・28期の開催案内

3.学生,社会人の進路相談
  =「十牛図」紹介 

4.下関支部レポート
  =
パリから里帰りした長州砲(長州藩鋳造の大砲)

5.リレー連載 「楽しくITライフ」
  =アドバイザーの活用事例発表リスト(第18期―第20期)

6.IT・PC講座
  =「セキュリティー勉強会」の案内   講師:中村公彦さん    

  =Aquaグループ主催の「ワード活用講座講座」の案内

7.IDN会員募集のご案内
  =入会を考えている方に(再掲)
  =2004年入会者の紹介

8.井出昭一さんの新連載 『柳緑花紅』
 =第4回 :東博ボランティアによるガイド


9.ふれあい広場
  =佐藤昌子さん:オリンピック・トーチランナーとして走る

  =「ワード活用講座・テキストの作り方」:2名のかたの受講感想
  =IDNアウトドアクラブ「たかお会」の報告
  =IDNアウトドアクラブ:メーリングリストへのお誘い(再掲)

10.編集後記 

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お知らせ

■「IDNアドバイザーフォーラム2004」の「企画・運営グループ」の担当者の募集
  昨年の秋に「IDNアドバイザーフォーラム2003(ADF2003)」を開催して好評でしたので、本年も秋(10月〜11月)に、ADF2004を開催したいと思います。ADF2004は、IDNでアドバイザー講座を受講した方が一堂に集まり、情報を共有し、それぞれの活動に生かそうとするものです。
  昨年秋の開催時はIDNの17期までの講座が終了した方が対象でしたが、本年は現時点ですでに129名の方がアドバイザーとして認定されています。昨年は、IDNの運営委員会で企画いたしましたが、本年は「企画・運営グループ」を結成し、多くの方の意見をもとに昨年を凌ぐ会合にしたいと思います。 「企画・運営グループ」への参加の意思表示をお待ちします。
・「企画・運営グループ」のメンバーは、IDNの会員に限らせてもらいます
・ボランティアを原則とし、謝礼などは準備できません
・会合は、7月より数回の会合を予定しますが、状況により増えることあります
・連絡先:生部<
k-shobu@sirius.ocn.ne.jp>
・なお、アドバイザーの方には、ADF2003開催の報告書を別途お送ります

1.ふれあい充電講演会

■第38回(7月22日) 「美術館の楽しみ方」予告  
 7月の講演会には、皆さんご存知の井出 昭一さんを講師に迎えて「美術館の楽しみ方」について講演をお願いします。
◆講演の内容(箇条書き)
1.展覧会・美術館巡りの契機
2.感銘を受けた展覧会・美術品
3.お奨めの美術館
4.美術館探訪の楽しみ・効用
   (ご参加の皆様との対話)
    
◆講師の一言
  趣味のひとつとして、展覧会・美術館を意識して見始めたのは、昭和35年(1960年)からです。この間、感銘を受け、印象に残った美術品、展覧会、美術館等についての話題を提供しましす。ご参加の皆様と対話をしながら、楽しい夕べを持ちたいと思います。

◆講師の自己紹介
  シニアライフを満喫しているひとりです
1.東京国立博物館ボランティア
     a.陶磁 b.茶会 c.庭園茶室 d.法隆寺宝物館
2.真向法体操(新宿・朝日カルチャーセンター)
3.三田福茶会(慶應茶道会のOB会)
4.ダイヤ池袋(DAA・・・ダイヤ高齢社会研究財団)
5.ダイヤネット(多摩88ヶ所巡り、歴史探訪会)
6.「メルマガIDN」への寄稿:『柳緑花紅』連載中

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2.シニア情報生活アドバイザー講座

■ 「シニア情報生活アドバイザー」養成講座とは
  この講座は、高齢期の生活に密着した、情報技術(パソコンやネットワーク)の楽しい活用方法を教えることが出来る人を養成する講座です。NPO(特定非営利活動法人)「自立化支援ネットワーク」(略称IDN)は、「ニューメディア開発協会」(経済産業省の外郭団体)が認定する「シニア情報生活アドバイザー講座」の養成講座実施団体に指定されています。

■ シニア情報生活アドバイザー養成講座の案内
◆第27期
 会場:東京
 期間:7月17日―8月7日
 すべて土曜日と祝日の開催です

◆第28期
  6月30日―7月28日
  会場:下関
 下関で初めての開催です

詳細の案内は下記をご覧ください 
http://www.npo-idn.com/p_lin018.gif

ご希望の方は下記へ申し込んで下さい
 <mailto:idn@npo-idn.com>
 
■アドバイザー講座の受講感想
 
齊藤三男さん(アドバイザー第23期生):厳寒から紫陽花の季節へ
 今にして想えば、昨年の10月26日、日経新聞のアドバイザー養成講座の記事を紹介され、意とも簡単に気安く、当時は受講者申し込みが多く日程の調整まで御願いしながら、初回受講の2月
14日、それから合格通知を頂いた昨日まで、まさに厳寒の季節から紫陽花の時期へと,巡り回った約半年間でありました。
 合格通知の嬉しさは基よりですが、感慨と言うより寧ろ、この歳にして好い人生経験をさせて頂いたような、そんな気がします。普段多少なりとも、パソコン活動をしているため物事を安易に考えこれぐらいの事は、誰でも解ると多寡をくくり、結局のところ、それが失敗のもとでした。
 自分の無能さを恥じる前に、何が不足しているか原点に立ち返って考えて見ました。それは、とどのつまり、理解出来ていないと言うことでした。本当に自分の物として理解されていない。これではいつまで経っても試験の為の勉強になってしまう、アドバイザーとして自分を写し出し、徹底して基礎からの勉強を仕直しました。
 途中で投げ出したい、そんな心の葛藤と何時も相対しながら、あ、これで好かったんだと,しみじみ感じ入っています。自分の無能さに、うんざりしている時期に本当に長きに亘り、講師の方々のご親切なご指導と励ましにより,今日を迎える事が出来ました。
 
 ここで新ためて厚く御礼もうしあげます。
理事長から受講感想を申し付けられた時 正直,多少の躊躇いと戸惑いもありましたが、後々の受講生の一助の参考になればの思いで、敢えて綴らせて頂きました。
 
 「何事も諦めず そして最後まで 迷った時は原点に帰れ」
 
 この2文字を贈りたいと思います。私もこれを機に、経験を生かし多少なりとも、お役に立てればの心境です。ひとりよがりな勝手気ままな綴りで非礼をお許し下さい。
 
中村 泰則さん(アドバイザー第25期生)
 私が「シニア情報生活アドバイザー」を知ったのは日経新聞の記事でした。しかし、長野地区での開講予定は無いとのことで諦めていましたが、最近になってIDNが積極的に講座を継続していることを知り、意を決して東京で受講する事にしました。
 毎回、片道2時間の新幹線通勤は新鮮でしたが、いざ講座が始まってみると普段のパソコンの取扱いが如何に惰性でやっているかを知らされる事と成り、戸惑いました。今回の講座では特に「知っている事」と「教える事との違い」を改めて認識し、アドバイザーとしての心構えを丁寧に教えていただきました。
 講師の先生方の落ち着いた、親しみの有る指導法には感謝すると共に、感心しました。同期の受講生二名の熟練度は相当なもので大いに助けられ、新たな出合いも楽しめました。
 無事に受講を終えた今、この資格を今後どのように生かし、社会に還元出来るかを末永いテーマとして活動して行きたいと思っています。

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3.学生,社会人の進路相談をいたします

■十牛図」紹介
   一昨日、PPS研究会第50回記念講演会で、山梨大学名誉教授古屋健治先生の人生における「成長の壁」−やりがいのある仕事は何か「人間の壁」−というテーマの講演を聞いた。その中で話題の一つになった「十牛図」について紹介します。
  インドでは古来「牛」を大切にしますが「十牛図」では、自己実現の途上において「求めるもの」が牛の姿で表されています。話題の中の「牛」は、その時自分が大切にし、求めているもの(アドバイザー資格でも、恋人でもよい)と思って下さい。 
第1は「尋牛」です。(牛を尋ね探す段階です)「パソコンってどんなものだろう」と興味をもって探し始める時です。
第2は、「見跡」です。(牛の足跡を見つける段階です)「近くにパソコン教室ができたらしい」とパソコンの匂いを感じるときです。
第3は、「見牛」です。(牛を見つけたのです!)「安売りの広告を見て店に入りました」そしてキーボードにも触ってみました。
第4は、「得牛」です。(牛を手に入れました!)「少し重いがノートパソコンにしようと買う品物を決めました」
第5は、「牧牛」です。(牛を飼いならしました)「パソコンの接続や設定は面倒を見てくれるというので安心しました」
第6は、「騎牛帰家」です。(牛に乗って家に帰りました)「包装されたパソコンを車に積んで我が家へと向かいました」
第7は、「忘牛存人」です。(牛がいなくなり気がつくと自分がいます)「パソコンに上達して、一通りのことが身についてパソコンが珍しくなくなりました」
8は、「人牛倶忘」です。(人も牛も倶に忘れてしまいます)「アドバイザーの講師になってインストラクターをしています」(パソコンも自分も日常的で意識しなくなりました)
第9は、「返本還源」です。(人も牛も使命を終えて自然が姿を現す)「柳は緑、花は紅」の境地に至る。
第10は、「入テン垂手」(町々を歩き手をぶらりと下げて何もしない)
良寛さんは、このことを別な角度から「ひふみよいむなや ここのとを 十とおさめてまた始まるを」と読まれたそうです。自己実現は限りなく続く道でしょうか。
【レポート:奈良原理事長】

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4.下関支部レポート

パリから里帰りした長州砲(長州藩鋳造の大砲)
 下関市立長府博物館に展示されている長州砲は幕末の1863年(文久3年)長州藩と米英仏蘭四カ国連合艦隊の間で初めて起こった下ノ関戦争の名残りを今に伝えるものです。
  維新前、長州藩は一時的に鎖国継続(攘夷)の政策を取り、外防を固めるとして、関門海峡沿いの前田、壇ノ浦、細江、彦島などに砲台を配備し、下関通過のアメリカ、フランス、オランダの船舶を砲撃しました。

  これへの報復と長州藩や幕府の鎖国主義を粉砕するのを目的として、長州藩に対して、フランス、イギリス、オランダ、アメリカの四カ国が連合して下関砲撃すべしとの合意が、ちょうど140年前の夏、1864年(元冶元年)619日決定した。幕府が静観するなか、連合艦隊が7月27日横浜を出港、8月5日、四カ国連合艦隊(軍艦17隻、砲門288門、兵員5,014名)が長州藩の下関海岸砲台を攻撃。近代兵器の威力の前に、長州兵士はなすすべもなく、6日にはイギリス海兵隊1,400人、フランス兵350人、オランダ兵200人が上陸し、海峡沿岸の砲台を全滅させ、8日午後には高杉晋作、井上聞多、伊藤俊輔(のちの博文)ら休戦協定を締結しました。これを契機に長州藩は開国政策に転換し、やがて維新への大激動となったのです。
   この馬関戦争で長州藩は洋式砲台だけでは間に合わず、萩に反射炉をつくり、大砲を鋳造した。萩から下関に急ぎ長州砲(荻野流一貫目青銅砲)を持ち込んだが、射程距離が短く武器性能は劣り使われることはなかったのですが、雲龍紋の装飾が美しい青銅製で珍しく、四カ国側が戦利品として持ち帰り、海を渡りました。このうちの一門は直木賞作家古川薫氏がパリのアンヴァリッド軍事博物館で発見しました。それを故安倍晋太郎元外相らの働きかけで、1984年(昭和59年)貸与の形で持ち帰り下関の長府博物館に展示されています。パリから里帰りした貴重な国産大砲(砲身に刻まれた銘は、天保十五年甲辰、郡司喜平治信安作)は140年前、巌流島(海峡)を望む彦島弟子待砲台に設置されていたものです。
 【レポート:下関支部
青木紀雄さん】

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5.リレー連載「楽しくITライフ」  
■アドバイザーの活用事例発表リスト(第18期―第20期)
   メルマガ45号より7回、本シリーズを連載してきましたがここらで一服。今回はアドバイザー第18期から20期までのの方が講座で発表された活用事例のタイトルを掲載します。17期までについては昨年秋のADF2003開催時に作成したCD−ROMの中に収められています。また、21期から25期の方については次号で紹介する予定です。
  ご覧のように発表内容は多彩であり、「優れもの」がたくさんいらっしゃいます。今後、メルマガ紙上にたくさん登場してもらうのと平行して、「(仮称)活用事例紹介講座」も企画したいと考えています。7月11日に開催予定の中村公彦さんの「セキュリティー勉強会」はその先駆けとなるものです。取り上げるテーマについて、皆様の自薦・他薦を期待しております。是非、メルマガへの投稿し、講師として登壇することをご検討ください。(氏名の敬称を略します)

18期>

雨宮 雅夫    パソコンdeダイエット自分流

吉澤 七重    「ペイント」と母親が仲良しになる

<19期>

梅津 弘章    インターネットとゴルフ

鈴木 勝治    ダイエットとWalkingについて

茶谷 紘一     我が家の備忘録を作ってみませんか

鷲尾 昭       オリジナルTシャツ作り

藤嵜 勅       自分のパソコンで趣味の名刺をデザイン

武井 順子    回覧板

<20期>

佐藤 照子    《自分の写真を背景》にしてみよう

松浦 鴻行    電子アルバムをつくろう

水口 秋子    楽しいパン作り イラスト入りのレシピを作ろう

大西 賢        縦書き文書に挑戦しよう

末藤 義正    パソコンで絵を描こう

高津 博        シニアの資産管理

高久 哲郎    「会員募集チラシ」をつくろう!!

寺嶋 滋夫    想い出の記録を幾倍にも楽しむアルバムづくり

今道 千穂子  メールに動画を入れて楽しもう

立山 健        クラス会の幹事はパソコンで

安部 一郎     メールマガジンを購読し、投稿してみよう

飯塚 渉        「楽しい招待状」の作り方

中澤 一        オリジナル季節カレンダーを創る

岩井 正三     地域活動に密着した「チラシ」を作る

平山 修平    インターネットで読書を

小野 芳史樹  スケジューラー・カレンダー「おかる」を使って文字入力の練習

吉原 憲一     PCで音楽を楽しもう ♪ (MP3ファイルの活用)

高野 文雄    地酒データベースを作る

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6.IT・PCの勉強会 

■「セキュリティー勉強会」の案内
   アドバイザー24期生の中村 公彦さんを講師に迎えます。中村さんはプロバイダーの立場でセキュリティについて、日夜活動されています。貴重なお話が聞けると思います。是非ご参加ください。
・講 師:中村 公彦さん(アドバイザー24期生)
・日 時:2004年07月11日(日)   14時−16時
・会 場:品川人材開発センター
・定 員:20名(受付順にて締め切ります)
・料 金:1500円(オリジナルテキスト込み)

◆企画趣旨
 昨今のウイルスの蔓延に見る、セキュリティーを守る為の昨今の事例と、対応方法についての勉強を行う。昨今のインターネットにおけるウイルスは日に日に巧妙になり、被害の拡大と蔓延は、大変嘆かわしいものとなってきております。ウイルスに 限らず、セキュリティー上の危険から守る為及び、より多くの方の被害を 防ぐ為、ウイルスの基礎的事項から、セキュリティーを確保する為の方法 について、勉強会を行う。
  勉強会時間予定 2時間(質疑応答を含みますが、皆さん元気で、好奇心旺盛な方々が多く感じられますので、質疑と言うか、ディスカッションも良いのではないかと思います。)

◆勉強課題(多少変更することがあります)
・ウイルスを構成する種類
・セキュリティーアタックとは
・無防備なセキュリティー
・セキュリティー対応
・ウイルス感染時の対応
・メールヘッダーの見方
・セキュリティー関連参考情報(Webの案内)
・そのほか
申し込み先:<k-shobu@sirius.ocn.ne.jp>
■Aquaグループ:「エクセル入門講座」の案内
   第3回目の講座を下記の内容で開きます。
 ・テーマ :エクセル入門講座―スケジュール表作成―
 ・日  時:2004年07月03日(土)   13:00〜16:00
 ・会  場:未定           
 ・定  員:10名(受付順にて締め切り)
 ・料  金:1500円(オリジナルテキスト込み)
 ・締切日:06月30日(木)

  今回は、エクセル入門編として「スケジュール表作成」をテーマと致しました。セルの色付け、結合、コピー、罫線など、今までとは一味違ったエクセルの 利用方法について学習してみませんか?
ご希望の方は下記(三好アドレス)へお申込ください。
 
otemo@jcom.home.ne.jp

*前回の「ワード活用講座・テキストの作り方」:2名の方の受講感想をふれあい広場に掲載します

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7.IDN会員募集のご案内

■ 「自立化支援ネットワーク」は
内閣府(旧経済企画庁)より認証を受けているNPO(特定非営利活動)法人です。
自立化(相互)支援ネットワークの目指すもの! 
それは…自分らしい生き方・自分らしい職業を見つけてもらうこと!
同じような悩みを持っている人同士、仲間になって「自立」を助け合い、よりよい社会生活を支援していくことが我々の願いです。
 
■ IDN会員募集中
NPO(特定非営利活動法人)自立化(相互)支援ネットワークでは、正会員と賛助会員を募集しています。
*会員の方々には、会員の活動状況や情報を掲載した機関誌を、年4回発行し配布いたします。
*会員の方々には、各プログラムの割引が適用されます。
*入会金及び年会費については「入会を考えている方に」を参考にして下さい。
*詳しいことをお知りになりたい方は、eメールで、事務局までお問い合わせください。

■入会を考えている方に
  会員になるには,自分の意思(Will)がなんといっても大切です。少なくとも何のために入会しようとしているのか,目的を決めて入るのが賢明です。

  入会の手続きとしては,入会申込書と,入会金の支払いが必要になります。会員には,正会員(主体的に活動を行う会員で,総会の議決権を有する会員)と賛助会員(団体の主旨に賛同し,直接、間接時間の許す範囲内で活動する会員)の二つのタイプがあります。どちらの会員になるかは,やはり自分の意思で決めて下さい。

会費には入会金と年会費とがあります。
入会金は正会員が1万円,賛助会員が千円です。
年会費の方は,正会員が年間一口1万円,賛助会員が一口千円です。
年会費を何口にするかも,ご自身の意思で決定して下さい。

 賛助会員の年会費の口数を決めるに当たっては,以下を御参考にお考えになって下さい。
いまの法律では,一人3千円以上の会費を支払った賛助会員の会費の合計が,その団体の年間経費の25%を越えていれば,その団体(NPO)は、一般の多くの市民に支持されている優良な団体として税務署が認め,その団体に対し一般の人が寄付したお金は、税金を払ったと同じように認められ,納税時に配慮されるという点です。(ちなみに一人3千円未満はその計算の対象にならないということです)

 メール送信先:<
mailto:idn@npo-idn.com>
 ホームページ:
http://www.npo-idn.com/ 
■2004年入会者の紹介
2004年にもたくさんの会員をお迎えしました。IDNに入会された方のお名前を紹介します

(敬称を略します)
1月 賛助会員 : 立山 健・篠崎 恵子
2月 正会員    : 中里 三之
2月賛助会員  : 小野 芳史樹・飯塚 渉・中澤 一・末藤 義正
                     ・鷲尾 昭・梅津 弘章・茶谷 紘一・松浦 鴻行
                     ・高津 博・藤嵜 勅・橋本 秀久・井出 昭一
                     ・寺島 滋夫・羽登 かおり
3月 正会員    : 巳城(みき)雅康

3月 賛助会員 : 佐藤 隆一・武井 順子・野嶋 治
4月 正会員    : 津田 啓・藤谷 一二・大村 久吉・利光 信爾
4月 賛助会員 : 芳野 征太郎・金子 利勝
5月 賛助会員 : 滝村 紘一・鈴木 勝治

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8.連載:井出 昭一さん 『柳緑花紅』

■第4回:東博ボランティアによるガイド

「陶磁室エリアガイド」を中心に
  東京国立博物館(愛称:東博)の生涯学習ボランティアも発足以来2年を過ぎ、ボランティアの自主企画としての各種ガイドが盛んになってきている。
  東博では、これまで「列品解説」(原則として毎週火曜日の午後)と称して、研究員による陳列品1点に焦点を絞って専門的な解説が行われてきた。これに対して、ボランティアによるガイドは、東博の初心者あるいは一般の来館者向けに易しく平易に紹介をするのを狙いとしている。ボランティアとして、お客様と展示品との仲立ちをして、展示品を理解していただくためのヒントを提供できればよいのではないかと思っている。
現在、東博ボランティアによる展示室のガイドとしては、「浮世絵版画展示ガイド」、「陶磁室エリアガイド」、「考古展示室ガイド」、「法隆寺宝物館ガイド」などの分野別のものと、国宝室を中心に本館の主な作品を紹介する「本館ハイライトツァー」がある。
  また、展示品以外のガイドとしては、庭園内の名木あるいは珍しい樹木を紹介する「樹木ツアー」、本館北側に点在する由緒ある茶室・史跡・樹木を案内する「庭園茶室ツアー」もある。このうち、私が参加しているのは、陶磁室エリアガイド、法隆寺宝物館ガイド、庭園茶室ツアーの3グループで、ガイドの方法は、グループによって異なっている。
「陶磁室エリアガイド」の場合は、毎週土曜日に実施している。午後2時10分に本館1階のインフォメーション・カウンター前に集合し、当日のガイド担当者が、東博のあらましと展示室のテーマ「江戸と桃山の陶磁」について紹介したうえで、担当者が好みの特定の作品数点あるいは展示されている特定のケースを選んで30分程度説明をする。
このガイドが他と異なる点は、当日のガイド担当者のほかに数名のサポーターが、解説終了後30分間ほど展示室内に待機していて、参加者からの個別の質問を受けたり、陶磁に関する対話をすることになっている点である。
この方式は、初めての来館者にとっては、東博の歴史、展示館、収蔵品等の概要を知ることができ、さらに陶磁の展示室がどのような考えのもとに陳列されているかも理解できる。そして、疑問点や不明な点はサポーターに個人的にゆっくりと尋ねることができるので、こうした対話方式はお客様にとっても好評のようである。
  

  これはまた、ボランティア側にとってもメリットがある。というのは、ボランティアは専門の研究員ではないので、すべての展示品の詳細についてまで熟知しているわけではない。もしガイドが思い違いあるいは無意識のうちに誤ったことを話したような場合はサポーターがチェックしていてその場で訂正する。また、お客様からの質問に答えられないような場合、「私はお答えできませんが、その点については、あちらのサポーターが詳しいので、ご紹介しますからどうぞ」というように、ガイド担当者、サポーターがお互いに補完できることである。
  陶磁の好きなボランティアだといっても、いきなりガイドはできない。そこでまず基本となる勉強をしようということになり、東博の陶磁室長(当時)に講師をお願いし、「特別講義:日本陶磁通史」を受講することができた。
  次いで、教科書として推奨していただいた「日本やきもの史」(美術出版社)を、時代別、各章毎に担当者を決めて輪読・発表の自主勉強会を開いた。これは毎月2回の割合で5ヶ月続けた。輪読といっても単に教科書を読むのではなく、発表の担当者は、関係した参考図書、資料等に当たり、取りまとめ工夫した資料を配布したので、今ではかなり詳しい資料が蓄積することになった。
 陶磁について東博のすばらしい点は、日本と東洋(主として中国陶磁と朝鮮陶磁)あらゆる時代の代表的な作品が見学できることである。例えば、本館2階「日本美術の流れ」の第14室「茶に遊ぶ」では、茶道具、本館1階第20室の「近代の工芸」では、人間国宝クラスの名品が、平成館の考古展示室では発掘されたもの、東洋館では中国陶磁と朝鮮陶磁の優品を見ることが可能だ。といっても、本館、平成館、東洋館は離れているし、展示室も多いのでどこにどんな作品がわかりにくい。そこで役立つのが、今年の4月から大幅なリニューアルをして内容が格段に充実した東博のウェブ・ページである。(http://www.tnm.jp/ 
  トップページを開き、「今日の博物館」見れば、その日展示されている作品が展示館別、展示室別に見ることができる。さらに「催し物」をクリックし、「ボランティアによる解説・イベント」の見ると詳しいスケジュールも確認できる。
  パソコンやインターネットが苦手の方は、本館と平成館のインフォメーション・カウンターにある「東京国立博物館ニュース」(隔月刊行・無料配布)をお奨めしたい。これは東博のいろいろな情報が盛り沢山でしかもカラフルだ。その最終ページには、2ヶ月間の東博の展示・イベントに関する予定がまとめられ、「ボランティアによる解説・イベント」も一覧できる。このように東博もボランティアによる各種のガイド・催しの広報に力を入れている。それだけに、ボランティアの責任も重くなってきている。 
  今年の4月からボランティアのガイドで大きく変わった点の一つは、コアタイム制を導入したことである。すなわちボランティアの一般向けの催しを2時から4時までのコアタイムに集中させて、この時間帯に東博に来れば(火曜日を除いて)ボランティアの何らかの催しがあるということになった。
  もう一点は、「予約ガイド」の実施である。学校、各種の団体に案内のチラシを配布して、事前に申し込みを受付ける。ボランティアの該当グループとの日時の調整がつけば、個別に対応してガイドをおこなおうとするものである。すでに、いくつかの学校から予約の申込みもあって、これからはボランティアのガイドもますます忙しくなりそうだ。 
  これまで、本館第1室は、日本の陶磁を3か月毎に展示替えをしてきた。好評の「江戸と桃山の陶磁」はこの6月末日で終了する。東博の陶磁の看板であった仁清の「色絵月梅図茶壷」、尾形光琳・深省合作「銹絵観鴎図角皿」(いずれも重要文化財)ともしばらくお別れである。というのは、本館はニューアル工事のため7月と8月の2ヶ月間閉館となるからである。9月からどんな形で陶磁が展示されるのか、期待と不安が交錯している。
  最後に、東博には3つの魅力があるといわれている。第1は、10万件以上にのぼる収蔵品(うち国宝91件、重文616件)、第2は、本館、表慶館をはじめとする建物、第3は、建物を取り囲む広い庭園と多彩な樹木である。そこで、われわれボランティアは、東博の第4の魅力として、来館者から評価されるようなボランティア活動を展開してゆきたいものである。
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9.ふれあい広場
佐藤昌子さん(アドバイザー第11期生):オリンピック・トーチランナーとして走る
   アテネで開催される夏期オリンピックの聖火が、初めて五大陸25カ国33都市を駆け巡ることになり、オーストラリア・シドニーから空輸され日本には6月6日早朝に東京・羽田に着きました。そして都内を136名のランナーによってリレーされ、都庁に夕方たどり着きました。聖火はランナー一人一人の思いをこめて受けつながれました。私も136名の一人に選ばれ、家族・友人・観客の見守る中でお台場を走りました。聖火を持って走っているときは、世界でただ一人のランナーなのだという誇りとこの聖火が世界につながっているのだという責任を感じながら本当に気持ちよく走りました。小坂さんが駆けつけてくださり、すばらしい写真を沢山撮ってくださいました。
 昨年11月に東京都の広報誌で聖火ランナー募集の記事を見て、オリンピック選手としての参加は不可能だが、聖火ランナーとして参加できればと思い応募しました。「聖火をつないで、世界を一つに」というテーマでの小論文と社会貢献活動が選考基準でした。

  決定の通知を受けたときは、夢ではないかと思うほどの驚きと喜びでした。当日までに何回もの確認の連絡やユニフォームのサイズの連絡をいただき、スタッフのご苦労がしのばれました。当日も136名のランナーを何千人ものスッタフによって支えられていたのです。感謝の思いでいっぱいです。
 聖火が世界を巡ってアテネにたどり着くのだと思うと、オリンピックがとても身近に感じられ、今まで以上に選手を応援したくなりました。(写真は小坂さん)
「ワード活用講座・テキストの作り方」:2名の方の受講感想

佐藤 博範さん
「ワード活用講座・テキストの作り方」に参加させていただき有難うございました。
・受講の動機
私は現在親類、友人、知人にシリーズでパソコンを使って何か交流できるものがないかと考えた結果「気ままな新聞」を媒介として気楽に発行して少しでも感動を与えたいと続けております。この新聞を作るパソコン操作で基本となるのは画像と文章との調和のとれた配置、バランスを考えることだと思います。そのためにはそれなりのテクニックを習得する必要がありますが、今回の講座が正に「テキストの作り方」と直ちに申し込みました。

・受講後の感想
1. テキストは簡潔ですっきりと判りやすく、順序どおりに操作すると完成するように出来ていました
2. 三好アドバイザーの説明はゆっくりとはっきりとした声で、わかりやすく、「なるほどあのように説明すればいいのか」と大 変参考になりました。
3. 時折り、「テキストにはない当講座に参加された人のみの極意」も披露され、何となく得をした気分になりました。
4. 補佐の女性軍も我々生徒につきっきりで助言、指導しておられ大変良い雰囲気で受講でき嬉しく思いました。
5. WORD2000、XPとバージョンの違いのため説明に苦労し神経を使われていました。

  最後に私のモットウ:講習を受けたら必ずもう一度自分で最初から最後まで復習しないと決して自分ものにならないし、他人に教えることは出来ないこれからも出来るだけ参加させていただきたいと思います。

巳城 雅康さん
  私は23期生で講習完了して2ヶ月経過しようとしていますが、学習した事がだんだん風化している様な感じがして不安な気になって来ました。そこで奈良原理事長に相談しましたところ、三好先生の講義に参加してはとご推薦頂き参加することになりました。人数制限あるので空きがあればとの事で連絡待ちしておりました。自宅と勤務先で別々にメールを見ていたので三好先生のメールを見落とし参加を諦めて居た所自宅へ再度メール頂き慌てて駆けつけ15分遅刻してしまいました。講義は既に始まっておりましたが、先生のご配慮により何とか入り込めることが出来ました。

  主題は『ワードの活用』がテーマで、普段やっている事で何でもないように思われるのですが、イザやってごらんと言われると『あれあれ』と言った感じで、教えて貰う事と成りました。パソコンのやり方は無数にあるようで、何と無く出来る事があり、自分では出来たと思っているのだが、実際は自分の意思で行き着いたのではない事が多い。今回参加して随所に隠れた裏技が飛び出し目から鱗が落ちる思いがしました。自宅に帰り全て記憶出来ているか心配ですが、繰り返しトライする事、学習を継続することが如何に大事であるかを改めて教わった講義でもありました。今後、さらに色々なテーマで学習の機会を作って貰えたら有難いと思います。講義終了後の明日への活力となる『やきとりや』での意見交換会創出のきっかけにも成ることお忘れなく。
■IDNアウトドアクラブ「たかお会」の報告

  権現山探鳥会に参加されたみなさまたいへんお世話になりありがとうございました。6月とは思えない空気の澄んだ好天に恵まれました。畑先生のご指導のもと、水辺で、山道で、水場での野鳥とのふれあい、楽しかったですね。

 ・開催日時:2004年6月4日(金) 8:30〜16:00
 ・場 所:権現山野鳥サンクチュアリとその周辺
 ・集 合:小田急線秦野駅改札口
 ・解 散:鶴巻温泉駅
 ・ルート:権現山→弘法山→吾妻山→弘法の里湯
 

■IDNアウトドアクラブ「たかお会」/メーリングリストへのお誘い(再掲)
  IDNアウトドアクラブは自然に親しむことを通じて会員の健康維持や相互の親睦をはかることを目的として発足しIDN-ADF2003で産声をあげたばかりです。活動内容はみなさまのご意見をもとに広げていく計画です。連絡や
情報交換のためにメーリングリストを開設しましたのでアウトドアに関心のある方、お気軽にご連絡ください。
連絡先 
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mailto:idn-outdoor-owner@yahoogroups.jp>
会員の「お名前」、「メールアドレス」をお知らせください。メーリングリストに登録します。

■「ふれあい広場」について
皆様の近況・IDNに対する意見・催しもの案内・等など内容に制約はありません。
思わぬ出会いがあるかもしれません。
下記のメールアドレスへ自由に投稿して下さい。お待ちしています。

<
mailto:merumaga-idn@npo-idn.com>

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10.編集後記

  52号までは、W95でEudoraを使用してメルマガを作成していました。W95では着実に動いてくれるけれど、スピードに難点がありました。今回の53号では、W−Meで Outlook Expressを使用しました。ウイルスなどのセキュリティの面でリスクは増大するかもしれませんが、アドレスの扱いなどには注意します。

  なお、お見苦しい点がありましたらご容赦ください。【生部】

 
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