IDN NPO自立化支援ネットワーク | ||||||||||||||||||||
メルマガ IDN 【第365号】 2017年 7月 1日発行 IDNのTOPへ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ |
||||||||||||||||||||
このメルマガは自立化支援ネットワーク(IDN)の会員の皆様 これまでにIDNと関わりのあった方にお送りしています お知りあいの方で、このメルマガをお送りしたら喜ばれる方をご紹介下さい メルマガIDNのバックナンバーをこちらでご覧になれます ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ What’s New? 第365号( 7月 1日号)の見どころ
|
||||||||||||||||||||
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 《第365号のご案内》 1.ふれあい充電講演会 =第152回の報告:シニアライフを謳歌する~ニューヨーク在住経験と上智大学での学生生活 2.シニアー情報生活アドバイザー講座 =アドバイザー講座(第134期)を開催中 =アドバイザー講座(第135期)の開催予告 =ICCHの7名のアドバイザーがIDNに移籍されました 3.IDNパソコンひろば =2017年7月の四谷ひろばパソコン教室の講座の案内 =シニアのためのスマホ講座:開催の案内 パソコン交流会 5.千葉アドバイザーの会「C-PAK」 =2017年7月例会(142回)の案内 6.アドバイザー埼玉の会「シニアドさいたま」 =シニアドさいたまのブログとメーリングリストのご案内 7.IDN会員募集のご案内 =入会を考えている方に 8.会員のホームページ・ブログ・ツィッターの紹介 =会員やアドバイザーのホームページ・ブログ・Facebookなどを紹介 =IDNの《Facebookページ》を公開しています 9.アウトドアクラブ「たかお会」 =第113回活動の案内:信州安曇野の自然と美術館巡りバスの旅 10.IDNゴルフ会 11.ふれあい広場 12.編集後記 =龍が活躍する陰陽五行思想と四神信仰 【TOPの写真:恐山 村井博美氏より提供 】 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ |
*1********************************************************************************************************* ふれあい充電講演会 ■第152回の報告:シニアライフを謳歌する~ニューヨーク在住経験と上智大学での学生生活 ふれあい充電講演会では、IDNの会員やシニア情報生活アドバイザーの方に登場してもらうシリーズの企画として、今回は、海外経験が豊富で、上智大学に編入し、本年卒業された高畠明子さんを講師に迎えました。 高畠さんは、スェーデン(1988-1993)、フィリピン(2000-2003)、アメリカのニューヨーク(2012-2014)と3回の海外で暮らした経験をお持ちで、2つの国での体験談のあと、ニューヨークでの約3年間を楽しく過ごした体験をご披露してもらいました。 また、高畠さんは、帰国後の2015年に上智大学外国語学部英語学科の3年に編入し、北米研究を専攻し、とくにアメリカと日本の文化的なつながり、戦前戦後の日本におけるポピュラー音楽の伝搬の仕方や影響に興味を持って勉強されました。 オトナになってからする勉強の以外な楽しさ、2年間の学園生活、若い先生との間合いのとり方、卒業する時にスーツを新調して喜んだことなど、楽しいお話を聞かせてもらいました。 【開催概要】 ・開催日時:6月16日(金) 15:30~17:15 ・テーマ:シニアライフを謳歌する~ニューヨーク在住経験と上智大学での学生生活~ ・講 師:高畠 明子さん(正会員 シニア情報生活アドバイザー第83期生) ・会 場:四谷ひろば3Fパソコン教室 ・懇親会:講演会終了後、近くの居酒屋で開催 【今回の担当幹事は杉田 靖さん ご苦労様でした】
ふれあい充電講演会のこれまでの開催状況はこちらでご覧ください TOPへ *2********************************************************************************************************* シニア情報生活アドバイザー講座
■アドバイザー講座(第134期)を開催中 ・開催時期:2017年6月24日~7月22日 ・会場:四谷ひろば パソコン教室 ■アドバイザー講座(第135期)の開催予告 ・開催時期:2017年8月26日~9月23日 ・会場:四谷ひろば パソコン教室 〒160-0004 新宿区四谷4-20 アドバイザー講座の詳細は下記をご覧ください。 http://www.npo-idn.com/senior2.htm ■ICCHの7名のアドバイザーがIDNに移籍されました(再掲) IDNでシニア情報生活アドバイザーの資格認定を取得した山家 徴さんが代表を務められていた、「NPO法人ICCHシニアサロン川越」がこの度解散することになり、ICCHに所属されているシニア情報生活アドバイザーのうち7名の方がIDNに移籍することになりました。7名の方については、IDNでアドバイザーの資格認定を取得した方と同じ扱いにいたします。今後、共に活動する機会もありますが、よろしくお願いいたします。【生部 圭助】 ■シニア情報生活アドバイザー養成講座とは シニア情報生活アドバイザーは、シニアがパソコン・タブレット・スマートホンやネットワークを利用して、より楽しく、活動的な生活を送れるようになることを支援します。シニア情報生活アドバイザー養成講座では、アドバイザーが活動する上で求められる基礎的な知識・技能・能力を伸ばすことを目的に学習や実習を行います。第125期のアドバイザー講座より、タブレット・スマホの章が追加されたWindws10の新しいテキストを使用しています。 IDNは111回(第132期まで)の講座を開催し、377名のシニア情報生活アドバイザーを養成した実績を持っています。 NPO(特定非営利活動法人)「自立化支援ネットワーク」(略称IDN)は、「一般財団法人ニューメディア開発協会」(経済産業省の外郭団体)が認定する「シニア情報生活アドバイザー講座」の養成講座実施団体に指定されています。 TOPへ *3********************************************************************************************************* IDNパソコンひろば ■2017年7月の四谷ひろばパソコン教室の案内 入門コース ・入門1:パソコン入門:火曜日午前(4・11・18・25日) ・入門2:インターネットとメール:水曜日午前(5・12・19・26日) ・入門3:インターネットの活用:月曜日午後(3・10・17・24日) 基礎コース ・ワード入門:水曜日午後(5・12・19・26日) ・パソコンで写真を楽しもう:金曜日午前(7・14・21・28日) ・インターネットの活用(3):金曜日午後(7・14・21・28日) 特別講座 ・あなたのスマホ教えます:火曜日午後(11・18・25日) ・パソコンの活用:月曜日午後2(3・17日) ・実用 Lineで楽しくコミュニケーション:月曜日午前(10・17日) なんでも相談 ・講座受講者対象:水曜日午後2(19日) ■シニアのためのスマートフォン講座の案内 NPO自立化支援ネットワーク(IDN)では、NTTドコモ殿の協力を得て、2017年もシニアのためのスマートフォン講座を開催します。 参加をお待ちします。 ・開催日 第1回(終了):6月11日(日)10:00-12:00&13:00-15:00 第2回(中止):6月25日(日)10:00-12:00&13:00-15:00 第3回(開催):7月14日(金)10:00-12:00&13:00-15:00 第4回(開催):7月30日(日)10:00-12:00&13:00-15:00 第5回(予定):8月23日(水)10:00-12:00&13:00-15:00 第6回(予定):8月28日(月)10:00-12:00&13:00-15:00 ・開催場所:四谷ひろばパソコン教室 第3回はNPO-ASOのオフィスの会議室(新宿区細工町3-2 NTT牛込ビル) ・実習機:docomoスマートフォン SC-04G(Galaxy S6 Edge SIM含) ・受講料:各回 3,000円 ・申し込み先:yotsuya-pc@live.jp
■ ■第35回パソコン交流会 これまでの開催状況はこちらをご覧ください TOPへ *5********************************************************************************************************* 千葉アドバイザーグループ C-PAK ■2017年7月例会 (第142回) の案内 1.日時:7月13日(木) 12:45~15:00 2.場所:千葉市生涯学習センター 3F小会議室 AVワゴン設置 3.課題提案者:山室輝弘さん ・テーマ: 「Office 2016の新機能」と「ペイント3Dの使い方」 ・コメント:Officeも随時新機能が追加されていますので紹介します。 また、「ペイント3D」の使い方の基本事項も併せて紹介します。 各自のパソコンをお持ちいただくと体験できますのでご検討ください。 4.検討事項等 ① SPK事前アンケートの実施時期について ② SPKの募集案内について 5.次回(143回)案内 2017年9月課題提案者:山本正明さん C-PAKのホームページはこちらからご覧ください TOPへ *6********************************************************************************************************* 埼玉アドバイザーの会「シニアドさいたま」 ■シニアドさいたまのブログとメーリングリストのご案内 ・会員のメーリングリストの投稿アドレス:seniords@freeml.com ・メーリングリストホームページ:http://www.freeml.com/seniords ・シニアドさいたまのブログ:http://blog.goo.ne.jp/seniord-s TOPへ *7********************************************************************************************************* IDN会員の募集のご案内 ■ IDN会員募集中 NPO自立化支援ネットワークでは、正会員と賛助会員を募集しています。 *会員の方々には、《メルマガIDN》をお届けします *会員の方々には、会員の活動状況や情報を掲載した機関誌『ふれあい通信』を、発行しお届けします。 *会員の方々には、各種イベントなどへの参加に割引が適用されます。 *入会金及び年会費については「入会を考えている方に」を参考にして下さい。 *詳しいことをお知りになりたい方は、事務局までお問い合わせください。 ■入会を考えている方に 会員になるには,自分の意思がなんといっても大切です。少なくとも何のために入会しようとしているのか、目的を決めて入るのが賢明です。 入会の手続きとしては,入会申込書と、入会金の支払いが必要になります。会員には2つのタイプがあります。どちらの会員になるかは、やはり自分の意思で決めて下さい。 ・正会員:主体的に活動を行う会員で、総会の議決権を有する会員 ・賛助会員:団体の主旨に賛同し、活動に参加する会員 会費には入会金と年会費とがあります(2013年4月より改訂になりました) 入会金は正会員が5,000円、賛助会員が1,000円です 年会費は、正会員が年間5,000円、賛助会員が2,000円以上です (賛助会員から正会員に移行する方は、移行時にその年度の差額年会費を納入してもらいます) メール送信先:idn@npo-idn.com *申し込みをして2日間応答がない場合は、ご面倒ですが、下記にお電話ください。 メールが届かないことが時々発生しています。よろしくお願いします。 電話番号:03-3358-1958 TOPへ *8********************************************************************************************************* 会員のホームページ・ブログ・ツィッターなどの紹介 ■会員やアドバイザーのホームページ・ブログ・Facebookなどを紹介 会員やシニア情報生活アドバイザーのホームページ・ブログ・Facebookなどを紹介するコーナーを設けています。会員の顔をもっと見えやすくすることが主な目的です。会員相互の交流のきっかけになればと期待します。掲載ご希望のあった方から順次紹介します。簡単な紹介で結構ですから下記あてにご連絡ください。メルマガIDNで紹介したホームページのURLをIDNのホームページに紹介し、リンク集を作ります。 申し込み先:idn@npo-idn.com 会員・アドバイザーのサイトを紹介するページをリニューし、リンク先が不明のページを削除しました。このページでご自分のホームページ・ブログ・Facebookなどの紹介を希望されるかたはあらためて申し出てください。 自薦・他薦をお願いします ■《アドバイザー交流サイト》の開設のご案内 IDNではマイクロソフトよりOffice365を導入し
・アドバイザーの実態把握をするためのアンケート調査
・IDNパソコンひろばの運営管理システムの構築と運用
を行ってきました。
次の展開として、Office365の機能を活用して、アドバイザーの為の交流の場を作りました。
アドバイザー向けの行事やイベントなどについては、メルマガIDNでも案内しますが、こちらのサイトでのお知らせが早いことがあります。
アドバイザー交流サイトのURL: https://npoidn.sharepoint.com/teams/adviser/_layouts/15/start.aspx#/ なお、《アドバイザー交流サイト》へサインインするためには、IDとパスワードが必要です。 お分かりにならない方は、下記に気軽にご相談ください。 相談窓口 渡辺加世子(管理者): adm002@npoidn.com
■IDNの《Facebookページ》を公開しています IDNとして《Facebookページ》を公開しました。現在は、メルマガIDNで2週間の間隔でIDNの動きについてお知らせしていますが、《Facebookページ》により、もっと短い間隔で情報発信をすること、および、コミュニケーションの場としての活用を図りたいと考えて、ページ作りを行っています。《いいね》の書き込みが増えてきました。《いいね》のあとにひとこと書いて盛り上げてください。 Facebookの効用については大なるものがありますが、その運用においては、注意すべきことも多々あります。Facebookをこれから立ち上げる方は、経験者のアドバイスを受けるのが望ましく、また、まちの本屋で参考書を入手し、一通りのことを理解したうえで始めるのがいいでしょう。
これまでに登場した方のURLと紹介文をIDNのホームページでご覧になれます TOPへ *9********************************************************************************************************* アウトドアクラブ「たかお会」 ■たかお会113回活動案内:信州安曇野の自然と美術館巡りバスの旅 今年の1泊2日の活動は信州安曇野を計画しました。7月27日~28日の予定ですが、評判の高い宿故、キャンセル待ちのお客が多いようで、早めの予約確定の依頼がありました。 安曇野の魅力は、間近に見ることができる北アルプスと、その北アルプスの伏流水が育むわさび田や豊かに広がる田園風景の美しさです。それらは日本の原風景と言われ、後世に残したい風景と言われています。町中のいたるところにある道祖神や個性的な美術館など、歴史や文化を身近に感じることができるのも大きな魅力です。男女が仲むつまじく手を取り合っている微笑ましい姿の道祖神は見ていて飽きることがありません。 【開催概要】 ・活動名:「信州安曇野の自然と美術館巡りバスの旅」(1泊2日) ・実施月日:2017年7月27日(木)~28日(金) ・集合場所:新宿駅西口センタービル前 ・集合時間:8時集合(時間厳守) ・コースの概要:詳しくは別紙行程表を御覧下さい <27日> 新宿駅西口センタービル前 ⇒ 石川PA ⇒八ヶ岳PA ⇒ 昼食(おっとこ亭)⇒ 安曇野IC ⇒ 大王わさび農場 ⇒ 池田町高台散策⇒ 碌山美術館 ⇒ 安曇野天蚕センター⇒ 穂高温泉(お宿なごみ野) 夕食懇親会(泊) <28日> お宿出発 ⇒ 木崎湖・青木湖 ⇒ 白馬五竜高山植物園 ⇒ 三枝美術館 ⇒ 昼食【アンシャンテ】 ⇒ 松川道の駅 ⇒ 安曇野IC ⇒八ヶ岳PA ⇒ 休憩しながら新宿へ ・参加申し込み:takaokaikanji@freeml.com ・参加申込締切日:6月20日(火) 申し込みは終了しました *初参加の方は、傷害保険契約がありますので、住所・氏名・生年月日・電話番号(携帯番号も)を上記アドレスへ連絡ください。 ・参加費:1,000円 ・旅行費用:宿泊料金・バス代・昼食料金・見学諸費用を含めて、約3万円 *夕食懇親会及び昼食時の飲み物代は個人負担 詳細はこちらをご覧ください 【総務幹事 東川 090-6343-0950 武田 090-5579-4516 渡辺 090-1737-3301】 たかお会の活動予定および活動状況は下記をご覧ください http://npo-idn.com/outdoor/outdoor.htm TOPへ *10******************************************************************************************************** IDNゴルフ会 IDNゴルフ会の発足のお知らせと会員募集、これまでの実施報告などこちらよりご覧ください IDNのTOPページからもご覧になれます TOPへ *11******************************************************************************************************** ふれあい広場 ■「ふれあい広場」について 皆様の近況・IDNに対する意見・催しもの案内・等など内容に制約はありません。 思わぬ出会いがあるかもしれません。 自由に投稿して下さい。お待ちしています。 TOPへ *12******************************************************************************************************** 編集後記 ■龍が活躍する陰陽五行思想と四神信仰 龍は四種の「瑞獣」のひとつとされる。「陰陽五行思想」においては、五行の一つ「木」に龍が相当している。四神信仰において龍は、四神の一つとして東方面を鎮護するとされる。「風水四神獣」ともされる龍は吉祥獣として位置づけられている。 身近な例を紹介すると、横浜中華街には10基の牌楼(パイロウ・門)が建っている。その中の4基が風水思想に基づいて建てられており朝陽門(東:龍)、朱雀門(南:朱雀)、延平門(西:白虎)、玄武門(北:玄武)が中華街を鎮護している。 大相撲の土俵上の吊屋根の四隅に4色の房が垂れ下がっており、これを四房(しぶさ)という。四房のそれぞれの色は四神のシンボルカラーに相応しており、方角、四季、四神獣をあらわし、土俵を守り、五穀豊穰を祈念している。 「陰陽五行思想」と「四神信仰」のかかわりは大きいとされる。今回は、五と四の違いや、両者の共通点などを解明することを主として記してみたい。
瑞獣の《瑞》の字は中国では吉祥、めでたいという意味を表し、麒麟・鳳凰・霊亀・応龍などの四種の獣のことをいう。また、瑞獣は吉祥獣と呼ばれ、四瑞(しずい)とか四大瑞獣と呼ぶことがある。短く、麟(りん)・鳳(ほう)・亀(き)・龍(りゅう)とも言う。 陰陽五行思想 陰陽五行思想は、陰陽思想と五行説が統合されて観念的な陰陽五行思想として完成したとされる。 陰陽思想は、古代中国神話に登場する帝王「伏羲」が作り出したものであり、最初の記録は紀元前1000年前後。 自然界のあらゆるものが「陰」と「陽」という、相反する形で存在し、それぞれが消長をくりかえすという思想である。たとえば、太陽は陽で月は陰、奇数が陽で偶数が陰、表が陽で裏が陰という具合。この陰陽思想はやがて五行説と結びついていくことになる。 五行説は,夏の創始者「禹」が発案したものであり、最初の記録は紀元前400年前後。 五行の思想は、自然界は木(もく)、火(か)、土(ど)、金(ごん)、水(すい)の5つの元素で成り立ち、五行の生成の順序は、水行・火行・木行・金行・土行の順とされる。 五行の行という字は、巡るとか循環するという意味があり、5つの要素が循環することによって万物が生成され自然界が構成されていると考えられていた。(図を参照) <五行(5つの元素)の相生・相剋・比和の関係> 五行の相生関係は、隣り合う相手の元素を補い、強める影響を与えることをいう。水は木を生長させ、木は燃えて火を生む、火が燃えたあとには灰(土)が残る、土の中で養分が固まり金(鉱物)を生じ、金は腐食して水に帰る。 五行の相剋関係は、向かい合う元素が抑制し調整する関係をいう。水は火を消す、木は土から養分を吸い取って生長する、火は金属を溶かす、土は水を吸い取り流れを止める、金属は木を切り倒す。 五行の比和の関係は、木と木、火と火、土と土、金と金、水と水は相乗効果でますます盛んになることをいう。これが良い方向へゆけば「さらに良くなる」となるが、逆に悪い方向へゆくと「ますます悪くなる」ということになる。
四神 風水四神獣 四神の信仰は古代中国で誕生し、日本へ伝えられた。四神の起源は古代中国の天文思想で、星座(二十八宿)をさらに四方七宿ごとにまとめ、まとめた形を龍・鳥・虎・亀の4つの霊獣の姿に見立てたものであり、四獣、四象とも言う。これに五行思想が絡むことで、「黄竜」(おうりゅう)、あるいは麒麟を加えたものが「五神」(ごじん) と呼ばれ、さらに属性という考えが付属されるようになった。 <中国と日本>
前1世紀頃の古代中国の経書『礼記』曲礼篇上に「朱鳥を前にして玄武を後にし、青龍を左にして白虎を右にし、招搖上に在り」 と記されている。また『淮南子』天文訓には五行思想に基づき、中央に黄龍が加えられている。 日本では、『続日本紀』の大宝元年(701)正月元日の条に、「朝賀の儀式に烏形の幢(どう)、左に日像(にっしょう)・青竜・朱雀の幡(ばん)、右に月像(げっしょう)・玄武・白虎の幡が立てられた」ということが記されている。 <四神の役割と属性> 古来、中国では皇帝が王城を築くときに城内の安全と繁栄を願って東南西北に限って通路を開いて、各方位の守護神として四神を置いたとされる。北は玄武(亀と蛇)、東は青龍、南は朱雀(鳥)、西は白虎という神獣がそれぞれ鎮護するというもの。 四神は方位のほか、四季では《春・夏・秋・冬》、一日では《朝・昼・暮・夜》、色としては《青・赤・白・黒》、があてられている。 <風水四神獣 地勢> 四神獣は、風水とも深く関係があり、四神を配した地は風水では最良の地とされ、邪気を遮断し、福禄・無病・長寿を呼び込むとさる。 大地の四方の方角を司る「四神」の存在に最もふさわしいと伝統的に信じられてきた地勢や地相のことを四神相応(四地相応)という。 四神相応の地とされているのは、東に清き流れがあるのを《蒼(青)龍》、南が広く開けた湿地帯(海、湖沼)であるのを《朱雀》、西に大きな道が続くのを《白虎》、北に高くそびえる山があるのを《玄武》とされている。天空の東西南北を司るそれぞれの獣神を風水四神獣とも呼ぶ。 平城京の遷都の詔に四神でなく「四禽」と書かれているが、賀茂川(蒼龍)、巨掠池(朱雀)、山陽道もしくは山陰道(白虎)、舟岡山(玄武)に鎮護される平城京は四神相応の都とされる。江戸も、風水四神獣にのっとって、建都されたと言われている。 エピローグ 陰陽五行思想や四神信仰をもとにした事例を表に示したものも含めいくつか紹介しよう。 冒頭に大相撲の土俵における四神(色や四神獣)について紹介したが、丸い土俵が「陽」で、それを囲む四角が「陰」、中央に土俵があり、それが黄色であるという陰陽五行思想にも添っていることがわかる。 一日の移り変わりを例にとると、東方の霊気は青龍神が見張り、陽気が南方に入ると朱雀神に引き継ぎ、西方に移ると白虎神が受け、陰気が満ちる夜になると北方を玄武神が守護する。 人生を四季に例え、若年期を「青春」、壮年期を「朱夏」、熟年期を「白秋」、老年期を「玄冬」と表現する。 会津藩が武家男子を中心に構成した軍の舞台名に、白虎隊(17歳以下)、朱雀隊(18歳から35歳)、青龍隊(36歳から49歳)、玄武隊(50歳以上)、と名づけていた。 ちらし寿司で使われる四色の具材は、四神または四季を、五色(五行)の具材で宇宙を表現しているといわれる。【生部 圭助】 四神信仰に関して作成したホームページ 編集後記集へ TOPへ ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇ 今後このメールをご不要な方は、大変お手数ですが下記までお知らせ下さい。 自立化支援ネットワーク(IDN)事務所 ・住所:東京都新宿区三栄町8-37 ・電話番号:03-3358-1958 ・メール :idn@npo-idn.com *連絡をして2日間応答がない場合は、ご面倒ですが、上記にお電話ください TOPへ ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇ |