IDN NPO自立化支援ネットワーク | ||||||||||||||||||||
メルマガ IDN 【第350号】 2016年11月15日発行 IDNのTOPへ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ |
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このメルマガは自立化支援ネットワーク(IDN)の会員の皆様 これまでにIDNと関わりのあった方にお送りしています お知りあいの方で、このメルマガをお送りしたら喜ばれる方をご紹介下さい メルマガIDNのバックナンバーをこちらでご覧になれます ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ What’s New? 第350号(11月15日号)の見どころ
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*1********************************************************************************************* ふれあい充電講演会 ■第146回の案内:江戸銀座400年のルーツをたどる
今回は中央区のボランティアガイドにお願いして、銀座の発祥から現在の繁栄に至るまでの歴史を交えながらの探索を企画しました。日頃はブランド立ち並ぶ銀座を楽しまれている皆様も、今回は暫し、過去に記憶を逆スリップしながら銀座の秋を仲間と一緒に堪能しませんか。 【開催概要】 ・開催日時:2016年11月16日(水)14:00-16:00 (集合:13:50) ・テーマ:江戸銀座400年のルーツをたどる ・集合場所:銀座数寄屋橋交番前 (銀座4丁目1番2号) ・会費:会員 500円 ビジター1,000円 懇親会費:(3,000円) ・申込み:idn-kouenkai@npo-idn.com ・申込み締めきり:11月13日(日) 今回の当日コーディネーター: 羽澄勝です 緊急連絡:080-5385-4412(羽澄携帯) *障害保険は各自でご加入下さい ふれあい充電講演会のこれまでの開催状況はこちらでご覧ください TOPへ *2****************************************************************************************************** シニア情報生活アドバイザー講座
第128期の講座の開催は中止となりました。 第129期の講座は下記により開催しします。 ・開催時期:2016年11月26日~12月24日 ・会場:四谷ひろば 〒160-0004 新宿区四谷4-20 アドバイザー講座の詳細は下記をご覧ください。 http://www.npo-idn.com/senior2.htm ■シニア情報生活アドバイザー養成講座とは シニア情報生活アドバイザーは、シニアがパソコン・タブレット・スマートホンやネットワークを利用して、より楽しく、活動的な生活を送れるようになることを支援します。シニア情報生活アドバイザー養成講座では、アドバイザーが活動する上で求められる基礎的な知識・技能・能力を伸ばすことを目的に学習や実習を行います。 2016年5月14日に開講し、6月11日に認定試験を行った、第125期のアドバイザー講座より、タブレット・スマホの章が追加されたWindws10の新しいテキストを使用しています。 IDNは109回(第126期まで)の講座を開催し、372名のシニア情報生活アドバイザーを養成した実績を持っています。 NPO(特定非営利活動法人)「自立化支援ネットワーク」(略称IDN)は、「一般財団法人ニューメディア開発協会」(経済産業省の外郭団体)が認定する「シニア情報生活アドバイザー講座」の養成講座実施団体に指定されています。 TOPへ *3***************************************************************************************************** IDNパソコンひろば ■《シニアのためのスマートフォン講座》を開催しています
・主催:NPO自立化支援ネットワーク ・協力:株式会社NTTドコモ ・講座開催実績と予定 第1回 10月17日、24日(月曜日) 10時~12時(終了) 第2回 11月11日、18日(金曜日) 15時30分~17時30分 第3回 11月20日(日曜日) 10時~12時および13時~15時 第4回 12月 4日、11日(日曜日) 10時~12時(中止) 第5回 12月 6日、13日(火曜日) 10時~12時(中止) 第6回 1月22日(日曜日) 10時~12時および13時~15時 第7回 1月29日(日曜日) 10時~12時および13時~15時 以後2017年3月まで毎月開催予定。日程決まり次第案内します。 ・開催場所:四谷ひろばパソコン教室 ・事務局:株式会社ダイナステップ ・実習機:docomoスマートフォン SC-04G(SIM含) ※ SC-04G = Galaxy S6 Edge ■2016年12月の四谷ひろばパソコン教室の案内 入門コース ・入門2:インターネットと電子メール:月曜日午前(5、12、19日) 基礎コース ・ワード入門:金曜午後( 2、 9、16、23日) ・インターネットの活用(2):月曜午後( 5、12、19日) ・インターネットの活用(2):水曜午前(11月30、12月5、12、19日) ・ワードで楽しもう(2):水曜午後(11月30、12月7、14、21日) ・ワードで楽しもう(3):金曜午前( 2、 9、16、23日) 特別講座: ・クリスマスカードを作ろう:火曜午前( 6、13日) ・スマホ使い方講座:火曜午後(6、13、20日) なんでも相談 ・講座受講者対象:日曜午後(11日) ■町会・自治会のためのブログ入門講座を開講 このブログ講座は、「町会・自治会活性化支援事業」として企画されたもので、NPO自立化支援ネットワーク(IDN)が新宿区(東京都)より受託して実施しました。2011年から実施しています。10月に4回の本講座を実施しました。11月より2017年3月まで、月に1回フォローアップ講座を行います。 ・主催:新宿区 地域文化部 生涯学習コミュニティ課 ・対象:町会・自治会の広報ご担当者様にオススメ ・場所:四谷ひろば3Fパソコン教室 ・受講者:8名 ・講師・アシスタント:シニア情報生活アドバイザー(IDN正会員) ■ ■パソコン交流会(第33回)の案内 今年は世界的にも国内的にもいろいろなことがありました。 パソコン交流会では2016年を振り返り、苦戦された方も多いのではないかと思うWindows10と、世間的に大変話題となった「ポケモンGO」 の話題を取り上げます。多くの皆様のご参加をお待ちしています 【開催概要】 ・日 時:12月4日(日曜日)午後2時半~5時頃 (参加テーマにより開始時間が変わります) ・場 所:四谷ひろば B館3階パソコンルーム (新宿区四谷4丁目20) ・テーマ:2016年を振り返って 1.2:30~ ポケモンGOこれから始めようという方(インストールから) 2.3:00~ ポケモンGOの楽しみ方(四谷ひろば内のみでやります) 3.4:00~ Windows10 あれこれ 4.残り時間で 皆さんのお話 ・会 費:500円 *懇親会:会費3,500円程度 詳しいご案内はこちらをご覧ください ⇒パソコン交流会のページ 参加申込みはこちらからお願いします⇒ 第33回交流会申込ページ これまでの開催状況はこちらをご覧ください TOPへ *5****************************************************************************************************** 千葉アドバイザーグループ C-PAK ■2016年11月例会(134回)の速報 【開催概要】 ・日 時:11月10日(木) 12:45-15:00 ・場 所:千葉市生涯学習センター 3F小会議室 AVワゴン設置 (1)課題提案 ・課題提案者:山室輝弘さん ・テーマ:Raspberry Pi 紹介 <内容> 「Raspberry Pi」はイギリスのラズベリーパイ財団が開発、2012年2月に発売された小型ボードコンピューターです。 IOT(Innternet of Things)の基礎である「電子工作」を学習する道具として利用されています。 課題提案者もRaspberry Piとセンサーなどの電子工作部品を購入、気象情報の収集(気温・湿度・気圧)や車両型ロボットの制御を学習しています。 ・はじめに ・機器の主な仕様 ・Raspberry Pi画像 ・筆者の取り組み例 :気象情報の観測・車両型ロボットの製作 ・終わりに (2)市生涯学習センターにおける千葉市民講座の「Windows 10 の教材」について ・教材候補・「ウィンドウズ10かんたん入門」東 弘子著 (株)マイナビ出版 ・この書を参考にしてC-PAK独自教材を作成する (3)秋の畑で「懇親バーベキュー」 ・開催日:11月17日(木) ・参加者確認 ・当日の集合、準備、実施踏査など (4)討議事項 ・千葉市民講座の日程や講師募集について C-PAKのホームページはこちらからご覧ください TOPへ *6***************************************************************************************************** 埼玉アドバイザーの会「シニアドさいたま」 ■会員交流会中止のお知らせ おはようございます。寒い日が続きますがお元気でご活躍の事と思います。 さて、例年実施していました会員交流会は、諸事情により今年度は休会とさせていただきますので連絡いたします。 シニアドさいたまBLOGでは、会員の皆さんの活動状況などの投稿をお待ちしています。 【世話人より:東川 征夫さん】 ■シニアドさいたまのブログとメーリングリストのご案内 ・会員のメーリングリストの投稿アドレス:seniords@freeml.com ・メーリングリストホームページ:http://www.freeml.com/seniords ・シニアドさいたまのブログ:http://blog.goo.ne.jp/seniord-s TOPへ *7***************************************************************************************************** IDN会員の募集のご案内 ■ IDN会員募集中 NPO自立化支援ネットワークでは、正会員と賛助会員を募集しています。 *会員の方々には、《メルマガIDN》をお届けします *会員の方々には、会員の活動状況や情報を掲載した機関誌『ふれあい通信』を、発行しお届けします。 *会員の方々には、各種イベントなどへの参加に割引が適用されます。 *入会金及び年会費については「入会を考えている方に」を参考にして下さい。 *詳しいことをお知りになりたい方は、事務局までお問い合わせください。 ■入会を考えている方に 会員になるには,自分の意思がなんといっても大切です。少なくとも何のために入会しようとしているのか、目的を決めて入るのが賢明です。 入会の手続きとしては,入会申込書と、入会金の支払いが必要になります。会員には2つのタイプがあります。どちらの会員になるかは、やはり自分の意思で決めて下さい。 ・正会員:主体的に活動を行う会員で、総会の議決権を有する会員 ・賛助会員:団体の主旨に賛同し、活動に参加する会員 会費には入会金と年会費とがあります(2013年4月より改訂になりました) 入会金は正会員が5,000円、賛助会員が1,000円です 年会費は、正会員が年間5,000円、賛助会員が2,000円以上です (賛助会員から正会員に移行する方は、移行時にその年度の差額年会費を納入してもらいます) メール送信先:idn@npo-idn.com *申し込みをして2日間応答がない場合は、ご面倒ですが、下記にお電話ください。 メールが届かないことが時々発生しています。よろしくお願いします。 電話番号:03-3358-1958 TOPへ *8***************************************************************************************************** 会員のホームページ・ブログ・ツィッターなどの紹介 ■会員やアドバイザーのホームページ・ブログ・Facebookなどを紹介 会員やシニア情報生活アドバイザーのホームページ・ブログ・Facebookなどを紹介するコーナーを設けています。会員の顔をもっと見えやすくすることが主な目的です。会員相互の交流のきっかけになればと期待します。掲載ご希望のあった方から順次紹介します。簡単な紹介で結構ですから下記あてにご連絡ください。メルマガIDNで紹介したホームページのURLをIDNのホームページに紹介し、リンク集を作ります。 申し込み先:idn@npo-idn.com 会員・アドバイザーのサイトを紹介するページをリニューし、リンク先が不明のページを削除しました。このページでご自分のホームページ・ブログ・Facebookなどの紹介を希望されるかたはあらためて申し出てください。 自薦・他薦をお願いします ■《アドバイザー交流サイト》の開設のご案内 IDNではマイクロソフトよりOffice365を導入し
・アドバイザーの実態把握をするためのアンケート調査
・IDNパソコンひろばの運営管理システムの構築と運用
を行ってきました。
次の展開として、Office365の機能を活用して、アドバイザーの為の交流の場を作りました。
アドバイザー向けの行事やイベントなどについては、メルマガIDNでも案内しますが、こちらのサイトでのお知らせが早いことがあります。
アドバイザー交流サイトのURL: https://npoidn.sharepoint.com/teams/adviser/_layouts/15/start.aspx#/ なお、《アドバイザー交流サイト》へサインインするためには、IDとパスワードが必要です。 お分かりにならない方は、下記に気軽にご相談ください。 相談窓口 渡辺加世子(管理者): adm002@npoidn.com
■IDNの《Facebookページ》を公開しています IDNとして《Facebookページ》を公開しました。現在は、メルマガIDNで2週間の間隔でIDNの動きについてお知らせしていますが、《Facebookページ》により、もっと短い間隔で情報発信をすること、および、コミュニケーションの場としての活用を図りたいと考えて、ページ作りを行っています。《いいね》の書き込みが増えてきました。《いいね》のあとにひとこと書いて盛り上げてください。 Facebookの効用については大なるものがありますが、その運用においては、注意すべきことも多々あります。Facebookをこれから立ち上げる方は、経験者のアドバイスを受けるのが望ましく、また、まちの本屋で参考書を入手し、一通りのことを理解したうえで始めるのがいいでしょう。
これまでに登場した方のURLと紹介文をIDNのホームページでご覧になれます TOPへ *9***************************************************************************************************** アウトドアクラブ「たかお会」 ■第107回活動の案内:野火止湧水と平林寺の境内林ハイキング 107回活動は、予告でもお知らせしましたように、年間計画では、11月10日に高川山登山としていましたが、次のように変更させて頂きました。 今年最後の活動として、物足りないかもしれませんが、のんびりと平地のウォーキングと紅葉を楽しむ計画に変更し、紅葉の時期に合わせるため、実施日も12月1日(予備日12月8日)に変更しました。多くの方の参加をお待ちしています。 【開催概要】 ・実施日:平成28年12月1日(木) 予備日:12月8日(木) ・場 所:野火止用水のほとり & 平林寺境内林の紅葉 ・集合場所:JR武蔵野線 新座駅改札口 ・集合時間:10時40分 ・参加申込み:takaokaikanji@freeml.com ・参加申し込み締め切り:11月28日(月) 予備日の場合も含めてご連絡下さい。 詳細は添付のたかお会第107回活動計画書を参照ください。 【企画幹事:山本 政光さん】 たかお会の活動予定および活動状況は下記をご覧ください http://npo-idn.com/outdoor/outdoor.htm TOPへ *10**************************************************************************************************** IDNゴルフ会 IDNゴルフ会の発足のお知らせと会員募集、これまでの実施報告などこちらよりご覧ください IDNのTOPページからもご覧になれます TOPへ *11************************************************************************************************** ふれあい広場: ■「ふれあい広場」について 皆様の近況・IDNに対する意見・催しもの案内・等など内容に制約はありません。 思わぬ出会いがあるかもしれません。 自由に投稿して下さい。お待ちしています。 TOPへ *12********************************************************************************************* 編集後記 ■龍が描かれた襖絵 龍は仏法を守護する存在として禅宗寺院の法堂などの襖絵にしばしば描かれている。襖絵については、見に行く機会があっても、見せて(拝観させて)もらえない、見せてもらえても写真の撮影を許可されないことが多く、自分で撮った写真を紹介したいがままならない。ホームページ《龍の謂れとかたち》にアップしているものより、そのいくつかを紹介する。
建仁寺は、京都市東山区にある臨済宗建仁寺派の大本山で、京都五山のうち第三位の格式を持つ京都最初の禅寺である。建仁2年(1202)鎌倉幕府第2代将軍源 頼家が寺域を寄進し、宋国百丈山を模して栄西禅師を開山として建立された。山号を東山(とうざん)と称す。 <海北友松筆の《雲龍図》> 海北友松筆の《雲龍図(1599年)》は、方丈の玄関に最も近い下間(礼の間)にたてられた襖に描かれた。黒雲の中から姿を現した阿吽二匹の龍が向き合って動と静で対峙し視線をぶつけあう姿が描かれている。襖のサイズは、縦2M近く、横は4面で5~8Mずつの迫力ある大画面である。 海北友松(かいほうゆうしょう 1533~1615)は、琵琶湖の東岸で、浅井氏の家臣、武家の子として生まれ、50~60代から画家として本格的活動に入った。建仁寺大方丈の《雲龍図》は、慶長4年の67歳のときの作ともいわれる。 朝鮮でも有名だった友松は、中国南宋の画僧・牧谿(もっけい)のスタイルをもとに雲龍図襖を描いている。方丈には、ほかにも《竹林七賢図》、《琴棋書画図》、《山水図》、《花鳥図》などの重要文化財を見ることが出来る。 建仁寺方丈で見る《建仁寺方丈障壁画》は《綴(つづり)プロジェクト》で作成された高精細複製品である。《綴プロジェクト》とは、京都文化協会とキヤノンが立ち上げたもので、正式名称は《文化財未来継承プロジェクト》という。キヤノンは本プロジェクトを社会貢献活動と位置付けて、最新のデジタル技術と京都の伝統工芸の技を融合させ、オリジナルの文化財に限りなく近い高精細複製品を制作することを通して、多くの人に貴重な文化財の価値を身近に感じてもらおうとするものである。 大徳寺 龍源院 襖絵《竜と波》の図 大徳寺の龍源院(りょうげんいん)は、臨済宗大徳寺派の寺院。同派大本山大徳寺の塔頭で、南派の本庵とされている。龍源院の名は、大徳寺の山号である龍宝山の《龍》と中国・臨済宗松源派の祖・松源崇岳(しょうげんすうがく)の禅を正しく継承する松源一脈の《源》の2文字を採ったものである。 <室中の襖絵《竜と波》の図> 室中(しっちゅう)は方丈の中心の間で住持(和尚)が、禅の教えを説き、あるいは問法し、時には儀式法要を行うところ。室中の襖絵《竜と波》の図は江戸初期の南画だが、筆者は不詳とのこと。 蕭白の襖絵《雲龍図》 蘇我蕭白は、享保15年(1730)に京都の商家に生まれ、丹波屋という大きな京染めを扱っていた商家に育つ(1781年没)。蕭白は若くして両親を亡くし、17歳で天涯孤独となった。その後どういう経緯で絵師になったかは、今も謎に包まれている。 室町時代の画家曾我蛇足に私淑して曽我蛇足十世孫と称するようになった時期は20代後半のころと推定されている。30歳の頃には伊勢の地で多くの作品を残しており、33歳からは播磨各地をさすらい、34歳の時に今回紹介する《雲龍図》を描いた。 蕭白の襖絵《雲龍図》は、国外で随一の日本美術コレクションを誇るボストン美術館から約90点が里帰りしたもののひとつで、《ボストン美術館 日本美術の至宝 2012年3月20日-6月10日 東京国立博物館》で展示された。 《雲龍図》は、1911年にボストン美術館へ納められた際には「4枚のまくりの状態=襖からはがしたものを丸めた状態」であり、その状態で保存されていた。100年ぶりに、本来の形態である8枚の襖に表具し、汚れや作品を損なう過去の修復を取り除いたもので、縦は165cm、横の全長は10.8mにも及ぶ水墨画。 龍は巨大であるがユーモラスな表情、太く力強い線描で描かれる龍の爪、波をかき分けるように跳ねている尾、飛び跳ねる激しい波、墨特有の滲みと濃淡で生み出した雲など、実物を間近で見ることが出来た。 妙心寺 退蔵院方丈襖絵プロジェクト 《龍と鳳凰》 現在、退蔵院には安土桃山時代の絵師狩野了慶によって描かれた襖絵が現存しているが、普段は取り外して保管されている。寺社では、重要な文化財の代わりに複製したものや何も描かれていない無地の襖を入れていることが多い。 退蔵院が、文化財の保存と若手芸術家の育成を目的に、無名の若手絵師が妙心寺の退蔵院のお抱え絵師となり、無地の襖に若手芸術家の手で新たに方丈(本堂)の襖絵64面を水墨画で描かせるという、新しいプロジェクトを発足させた。 絵師の選考に当たっては、「若く才能がある」、「京都にゆかりのある」、「やりきる度胸がある」、「宗教や文化を尊重できる」という厳しい条件が課せられた。8名の応募者より2011年3月に京都造形芸術大学院を卒業した村林由貴さんが選ばれた。 方丈(本堂)の襖絵64面に取り掛かる前に、村林さんが寝泊りしている6畳の部屋の襖に描くことの許しを得て、うっすらと茶色に変色している襖に描くことからはじめ、習作として描ける最後の襖4面に《龍と鳳凰》を描いた。舞い降りてきた龍と、天空を舞う鳳凰とが円を成して、ひとつの宇宙を描く、そのようなイメージで描いた。 エピローグ 建仁寺方丈にある海北友松筆の《雲龍図》は、《綴(つづり)プロジェクト》で作成された高精細複製品である。特別展『栄西と建仁寺』展(2014年3月25日-5月18日)が東京国立博物館で開催されたときに《雲龍図》のオリジナルを見た。建仁寺方丈の現地で《雲龍図》の高精細複製品を見、東博の展示で現物を見るという不思議な体験をした。 退蔵院方丈襖絵プロジェクトにおいて村林由貴さんが描いた 《龍と鳳凰》は、2013年2月4日から2月17日に 東海東京証券(東京・日本橋)で開催された 《京都・妙心寺退蔵院 村林由貴 襖絵展~美の創造とそれを支える職人たち~》で展示された。 退蔵院には宮本武蔵が逗留し、本堂に住まわせてもらったことがある。武蔵の五輪書には、仏教において万物を構成するとされる五つの要素、地・水・日・風・空を冠した五つの巻に、自らが身に付けた兵法・剣術を書き残した。 退蔵院の本堂は襖によって5つの部屋に分けられる。その各部屋を、武蔵の五つのテーマをモチーフに、彼女なりの世界観を襖絵として描き切ってほしいと、このプロジェクトの立案者であり推進者である退蔵院の松山副住職は村林由貴さんへ依頼している。 【生部 圭助】 編集後記集へ TOPへ ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 今後このメールをご不要な方は、大変お手数ですが下記までお知らせ下さい。 自立化支援ネットワーク(IDN)事務所 ・住所:東京都新宿区三栄町8-37 ・電話番号:03-3358-1958 ・メール :idn@npo-idn.com *連絡をして2日間応答がない場合は、ご面倒ですが、上記にお電話ください TOPへ ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ |