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IDN NPO自立化支援ネットワーク
メルマガ IDN
【第344号】

2016年 8月15日発行
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このメルマガは自立化支援ネットワーク(IDN)の会員の皆様
これまでにIDNと関わりのあった方にお送りしています
お知りあいの方で、このメルマガをお送りしたら喜ばれる方をご紹介下さい
メルマガIDNのバックナンバーをこちらでご覧になれます
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What’s New?  第344号(8月15日号)の見どころ
 ふれあい充電講演会
 第144回の報告 8月10日(水)
 生麦事件とキリンビール横浜工場見学 2016年
 シニア情報生活アドバイザー養成講座  第127期のアドバイザー講座の案内
 
講座ではタブレット・スマホが追加、Windws10の新しいテキストを使用
 四谷ひろば
    パソコン教室
 初めての「スマホ」早わかり講座を開催(8月21-9月11日)
 9月の四谷ひろばパソコン教室での講座を案内
 千葉アドバイザーG
    《C-PAK》
 20168月例会はお休み
 9月の課題提案者:飯塚 渉さん
 アドバイザー埼玉の会
   《シニアドさいたま》
 シニアドさいたまのブログとメーリングリストのご案内
 IDN会員の募集のご案内  NPO自立化支援ネットワークでは、正会員と賛助会員を募集
 アウトドアクラブ
   《たかお会》
 第104回の案内を準備中です
 ホームページ・
   ブログの紹介
 掲載のリクエストお待ちしています 
 ふれあい広場  投稿をお待ちしています
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 《第344号のご案内》
  1.ふれあい充電講演会
   =第144回の報告:生麦事件とキリンビール横浜工場見学 2016年
  2.シニアー情報生活アドバイザー講座
   =第127期アドバイザー講座の案内
  3.IDNパソコンひろば
   =初めての「スマホ」早わかり講座を開催します
   =2016年8月のパソコン教室はお休み、9月の講座の案内
  パソコン交流会
  5.千葉アドバイザーの会「C-PAK」
   =2016年8月の例会はお休みです
  6.アドバイザー埼玉の会「シニアドさいたま」
   =シニアドさいたまのブログとメーリングリストのご案内
  7.IDN会員募集のご案内
   =入会を考えている方に
  8.会員のホームページ・ブログ・ツィッターの紹介
   =会員やアドバイザーのホームページ・ブログ・Facebookなどを紹介
   =《アドバイザー交流サイト》の開設のご案内
   =IDNの《Facebookページ》を公開しています
  9.アウトドアクラブ「たかお会」
   =第104回活動の準備中
   =サイクリング同好者を募ります
 10.IDNゴルフ会
 11.ふれあい広場
 12.編集後記
   =《波の伊八》の写真展とトークショー:伊八会代表の當間隆代さん

【TOPの写真:村井博美氏より提供】
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ふれあい充電講演会

■第144回の報告:生麦事件とキリンビール横浜工場見学 2016年


記念写真:皆で「イチバンシボリー」と叫んでいる


工場見学後、3種の一番搾りの試飲
 猛暑の8月の午後、9年前と同じ『生麦事件碑見学とキリンビール横浜工場見学』を企画した。キリン側の都合も有り人数は15名に制限。3分の2は初めての14名が参加。
 京急生麦駅に集合して、勝手知りたる・・・・のつもりでみなさんを用意した案内図で説明しながら先導して、生麦事件碑を目指した。所がない ! !(^^)! なくなるはずがない事件碑がない! 道路の高架橋設置の工事をして居る。移設の事情を確認して、見学を後回しにしてビール工場へ。
 前述の高架橋工事の関連か、見学範囲は、前回の半分程度に縮小されていたが、ガイドの女性は変わらずにこやかに説明を続けた。 キリンビールの“ウリ”は一番搾り。ビールの製造工程を見学途中に、一番搾りと二番搾りの麦汁を比較試飲。説明の通り、この段階でのまろやかさは、はっきりと違っている。『キリン一番搾り』以外のビールは一番搾りと二番搾りとのブレンドで、その差が各社のビールのテイストの違いになって居るのだろう。
 見学終了後に、出来立ての一番搾り・一番搾り(横浜づくり:アルコール度6%)・一番搾りスタウト(黒ビール)を試飲した。

 見学終了後に、工場に隣接するレストラン《スプリングバレーブリユアリー》で懇親会を行った。レストランには6種類のビールが準備されており、各自好みのビールを楽しんだ。
 盛り上がった所で時間となり帰途に就く。積み残しの移設された《生麦事件碑》を見学。そこで解散!!とはならず駅前の居酒屋で二次会に突入と、参加者の交流を深め、今回も最後まで楽しい見学会でした。

【開催概要】
・日 時:2016年8月10日(水)13:30-15:30
・テーマ:生麦事件とキリンビール横浜工場見学 2016年
・参加者:全14名
【レポート:コーディネーターの羽澄 勝】

ふれあい充電講演会のこれまでの開催状況はこちらでご覧ください
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シニア情報生活アドバイザー講座


シニア情報生活アドバイザーのチラシ(部分)

■第127期アドバイザー講座の案内
 第127期の講座下記により開催しします。
・開催時期:
2016年8月27日~9月24日 毎回土曜日
・会場:四谷ひろば
     〒
160-0004 新宿区四谷4-20
アドバイザー講座の詳細は下記をご覧ください。
 http://www.npo-idn.com/senior2.htm


■シニア情報生活アドバイザー養成講座とは
 シニア情報生活アドバイザーは、シニアがパソコン・タブレット・スマートホンやネットワークを利用して、より楽しく、活動的な生活を送れるようになることを支援します。シニア情報生活アドバイザー養成講座では、アドバイザーが活動する上で求められる基礎的な知識・技能・能力を伸ばすことを目的に学習や実習を行います。
 2016年5月14日に開講し、6月11日に認定試験を行った、第125期のアドバイザー講座より、タブレット・スマホの項が追加されたWindws10の新しいテキストを使用しています。

 IDNは109回(第126期まで)の講座を開催し、372名のシニア情報生活アドバイザーを養成した実績を持っています。
 NPO(特定非営利活動法人)「自立化支援ネットワーク」(略称IDN)は、「一般財団法人ニューメディア開発協会」(経済産業省の外郭団体)が認定する「シニア情報生活アドバイザー講座」の養成講座実施団体に指定されています。

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IDNパソコンひろば

初めての「スマホ」早わかり講座を開催します
・開催日:8月21日・28日、9月4日・11日(全4回)
・開催時間:日曜午前10:00-12:00(9月11日は12:30まで)
・開催場所:四谷ひろばパソコン教室(四谷4-20)
・費用:4,000円(4回分)
・主催:NPO自立化支援ネットワーク
・協力:株式会社アクセル
・申込先:NPO自立化支援ネットワーク(坂井 ☏080-2067-8403

2016年9月の四谷ひろばパソコン教室の案内
入門コース
・入門1:はじめてのパソコン:金曜日午後(2、9、16、23日)
・入門3:インターネットの活用:火曜日午後(6、13、20、27日)

基礎コース
・基礎1:ワード入門:火曜午前(6、13、20、27日)
・基礎2:ワードで楽しもう(1):水曜午前(7、14、21、28日)
・基礎3:パソコンで写真を楽しもう:月曜午後(5、12、19日、26日)
・基礎4:エクセル入門:水曜午後(7、14、21、28日)
・基礎6:ワードで楽しもう(2):金曜午前(2、9、16、23日)
・基礎7:インターネットの活用(3):月曜日午前(5、12、19日、26日)

特別コース
S1:ムービーをつくろう:月曜日午後2(5、19日)

なんでも相談(講座受講者対象):火曜午後2(20日)

■パソコン交流会

 4月19日(火曜日)第32回を開催しました。
 第33回の開催について検討中です

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千葉アドバイザーグループ C-PAK

2016年:次回以降の例会の予告
・8月例会は夏休みです
・9月の課題提案者:飯塚渉さん

C-PAKのホームページはこちらからご覧ください
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埼玉アドバイザーの会「シニアドさいたま」

■シニアドさいたまのブログとメーリングリストのご案内
・会員のメーリングリストの投稿アドレス:seniords@freeml.com
・メーリングリストホームページ:http://www.freeml.com/seniords

・シニアドさいたまのブログ:http://blog.goo.ne.jp/seniord-s

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IDN会員の募集のご案内

■ IDN会員募集中
NPO自立化支援ネットワークでは、正会員と賛助会員を募集しています。
*会員の方々には、《メルマガIDN》をお届けします
*会員の方々には、会員の活動状況や情報を掲載した機関誌『ふれあい通信』を、発行しお届けします。
*会員の方々には、各種イベントなどへの参加に割引が適用されます。
*入会金及び年会費については「入会を考えている方に」を参考にして下さい。
*詳しいことをお知りになりたい方は、事務局までお問い合わせください。

■入会を考えている方に
会員になるには,自分の意思がなんといっても大切です。少なくとも何のために入会しようとしているのか、目的を決めて入るのが賢明です。
入会の手続きとしては,入会申込書と、入会金の支払いが必要になります。会員には2つのタイプがあります。どちらの会員になるかは、やはり自分の意思で決めて下さい。
・正会員:主体的に活動を行う会員で、総会の議決権を有する会員
・賛助会員:団体の主旨に賛同し、活動に参加する会員

会費には入会金と年会費とがあります(2013年4月より改訂になりました)
 入会金は正会員が5,000円、賛助会員が1,000円です
 年会費は、正会員が年間5,000円、賛助会員が2,000円以上です
 (賛助会員から正会員に移行する方は、移行時にその年度の差額年会費を納入してもらいます)

メール送信先:idn@npo-idn.com
 *申し込みをして2日間応答がない場合は、ご面倒ですが、下記にお電話ください。
   メールが届かないことが時々発生しています。よろしくお願いします。
   電話番号:03-3358-1958
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会員のホームページ・ブログ・ツィッターなどの紹介

■会員やアドバイザーのホームページ・ブログ・Facebookなどを紹介
 会員やシニア情報生活アドバイザーのホームページ・ブログ・Facebookなどを紹介するコーナーを設けています。会員の顔をもっと見えやすくすることが主な目的です。会員相互の交流のきっかけになればと期待します。掲載ご希望のあった方から順次紹介します。簡単な紹介で結構ですから下記あてにご連絡ください。メルマガIDNで紹介したホームページのURLをIDNのホームページに紹介し、リンク集を作ります。
申し込み先:idn@npo-idn.com
 会員・アドバイザーのサイトを紹介するページをリニューし、リンク先が不明のページを削除しました。このページでご自分のホームページ・ブログ・Facebookなどの紹介を希望されるかたはあらためて申し出てください。
自薦・他薦をお願いします

■《アドバイザー交流サイト》の開設のご案内
IDNではマイクロソフトよりOffice365を導入し
・アドバイザーの実態把握をするためのアンケート調査
IDNパソコンひろばの運営管理システムの構築と運用
を行ってきました。
次の展開として、Office365の機能を活用して、アドバイザーの為の交流の場を作りました。
アドバイザー向けの行事やイベントなどについては、メルマガIDNでも案内しますが、こちらのサイトでのお知らせが早いことがあります。
アドバイザー交流サイトのURL:
https://npoidn.sharepoint.com/teams/adviser/_layouts/15/start.aspx#/

なお、《アドバイザー交流サイト》へサインインするためには、IDとパスワードが必要です。
お分かりにならない方は、下記に気軽にご相談ください。
相談窓口 渡辺加世子(管理者): adm002@npoidn.com 


《アドバイザー交流サイト》の構成
3つのゾーンを設けています。
(1)IDNからのお知らせ:アドバイザー向けの行事やイベントなどの案内​します
 
(2)コミュニ掲示板:自由に投稿してください。
困ったことなどを質問すれば、お答えしま​す
皆さんが知るといいことを投稿、質問に答えることへのご協力をお願いします。
なお、コミュニ掲示板はFacebookやツイッターなどと違い、アドバイザーだけのSNSですので安全です。
 
(3)IDNブログ​:近況などを投稿してください事例を参考に、自由に投稿してください

アドバイザー交流サイトのURL:
https://npoidn.sharepoint.com/teams/adviser/_layouts/15/start.aspx#/


アドバイザー交流サイトの構成

■IDNの《
Facebookページ》を公開しています
 IDNとして《Facebookページ》を公開しました。現在は、メルマガIDNで2週間の間隔でIDNの動きについてお知らせしていますが、《Facebookページ》により、もっと短い間隔で情報発信をすること、および、コミュニケーションの場としての活用を図りたいと考えて、ページ作りを行っています。《いいね》の書き込みが増えてきました。《いいね》のあとにひとこと書いて盛り上げてください。

 Facebookの効用については大なるものがありますが、その運用においては、注意すべきことも多々あります。
Facebookをこれから立ち上げる方は、経験者のアドバイスを受けるのが望ましく、また、まちの本屋で参考書を入手し、一通りのことを理解したうえで始めるのがいいでしょう。

Facebookページ」とは
 企業や団体がユーザーとの交流のために作成・公開したページを「Facebookページ」といいます。
 IDNの「Facebookページ」は、IDNとして公開するもので、会員、シニア情報生活アドバイザー、IDNとかかわりのある方、IDNに興味を持っていただける方々と継続的にコミュニケーションをとることを目的としています。

IDNのFacebookページへのアクセス方法
 IDNでは、下記に示す「Facebookページ」のURLを取得しました。アクセスして、内容をご覧ください。

 《いいね》をクリックし、ひとこと書いてください
http://www.facebook.com/npoidn


IDNのFacebookページのTOP

これまでに登場した方のURLと紹介文をIDNのホームページでご覧になれます
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アウトドアクラブ「たかお会」

■第104回活動の準備中です

たかお会の活動予定および活動状況は下記をご覧ください
http://npo-idn.com/outdoor/outdoor.htm

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IDNゴルフ会

■第19回 IDNゴルフ会の予告
第19回のIDNゴルフ会の開催は未定です

IDNゴルフ会の発足のお知らせと会員募集、これまでの実施報告などこちらよりご覧ください
IDNのTOPページからもご覧になれます

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ふれあい広場:

■「ふれあい広場」について
皆様の近況・IDNに対する意見・催しもの案内・等など内容に制約はありません。
思わぬ出会いがあるかもしれません。
自由に投稿して下さい。お待ちしています。
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編集後記

■《波の伊八》の写真展とトークショー:伊八会代表の當間隆代さん
 江戸時代の中期に、職人仲間では「関東に行ったら波を彫るな、彫ったら笑われる」と語られていたという。外房の荒海を象徴するかのような、《波》の浮き彫りを独得の作風とした《波の伊八》と称される初代武志伊八郎信由がいたからである。
 伊八は、波のみならず、龍の彫りも巧みで、安房・上総を中心に、神奈川、東京にまたがり、神社仏閣の向拝や欄間の彫刻などにすぐれた作品を多く残した。
 寺院の境内や欄間に置かれる龍は仏法を守護する八部衆の一つであり、自称龍楽者は伊八の龍の彫刻に興味を持ち、伊八の龍の存在を知ると、これまでに11か所のお寺を訪ね、鴨川郷土資料館、いすみ市郷土資料館、睦沢町立歴史民俗資料館で開催された伊八の企画展を見に行った。
 2002年に立ち上げた伊八ファンクラブ《伊八会》を主催した當間隆代さんが、写真展を開催、トークショーを行うことを知って、アートスペース・カフェパパ(京成大久保駅近く)へ行った。2016年7月29日に當間隆代さんにお目にかかり、トークショーのあと、親しくお話をする機会を得た。


トークショーの開催風景  壁面に写真が展示されている


當間隆代さん(伊八会代表)


當間隆代さんが、2015年12月1日に上梓した作品集


飯尾寺(千葉県長生郡長柄町)欄間の双龍
當間隆代さんは親子だと思うと言われていた
【撮影:生部】



妙法寺(東京都杉並区)の祖師堂の唐破風の軒先の飛龍【撮影:生部】


大山寺(千葉県鴨川市)の向拝の龍
飛龍(軒先)と地龍が配されている【撮影:生部】


波の伊八 初代武志伊八郎信由
<伊八の生涯>
 初代武志伊八郎信由は、1752年(宝暦2)に、安房の国長狭郡下打墨村(現在の千葉県鴨川市西条地区打墨)に生まれ、1824年(文政7)に没した宮彫師。伊八の名前は、初代から五代にわたり、およそ200年後の、昭和29年まで受け継がれた。
 伊八が18歳ころから70歳近くまでの50年間に手掛けた作品は、千葉県下だけでも50か所を超える寺社などで確認されている。

<伊八の彫刻の特徴>
 伊八は、房総南部をホームグランドにして、作品は江戸中央の様式にとらわれることなく、この地域の人々の求めに応じながら自分自身の裁量で自由に腕を振るった。伊八の作風は、自由でダイナミック、おおらかさとユーモアがあり、江戸期の長狭郡の《鴨川人》の気質、美意識をよく反映している。
 伊八が最も重視した点は、自分の作品を寺社の建築空間に結び付けるかということだった。伊八の作品には、見る人の視点からの距離や角度に対応した工夫が施されている。彼の作は建築空間に収められて初めて最大限の効果を発揮する。

 伊八の彫刻は薄い材(10cm)を用いていながら、実際以上(倍以上の奥行の空間)のボリューム感や立体感を感じさせる。それは、伊八が龍の鱗の大きさを変えるなど見る人の視点による遠近法的な表現を意識的に、巧みに使いこなしているからである。
 伊八は部材を分割して彫った後で接合して一体の彫刻として完成させる、人目に触れない部分(例えば裏面)は彫らないなど、時間や経費の節減にも気を配り、単なる彫師としての職人でないところもある。

當間隆代さんが代表を務める伊八会
 初代波の伊八ファンクラブ《伊八会》は、「房総半島を中心に活躍した江戸時代の彫工波の伊八の作品を鑑賞し、交流するために」2002年に設立された。伊八研究の第一人者、長谷川治一先生(元鴨川市長、2009年に逝去)の指導を仰ぎながら、千葉県内各地にある伊八の作品の年2回の鑑賞会のほか、勉強会や会報発行などの活動を続けてきた。《伊八会》は2012年に解散した。

伊八の作品集
 當間隆代さんを、2012年1月17日の朝日新聞で、写真集『波の伊八~武志伊八郎信由の世界~』が自費出版された記事を見て知った。當間隆代さんがこの写真集を自費や寄付金を投じたものであることが記されていた記事の切り抜きを保管していた。

 當間隆代さんが、2015年12月1日に上梓した作品集は、A4縦サイズ、76ページ、フルカラー、ソフトカバー、53の神社仏閣の作品を収録、写真総点数は316枚。撮影は、當間隆代さんの小学高時代からの友人であるプロのカメラマンである小田嶋信行氏
 當間隆代さんは、「正しい評価と共に、将来に引き継ぎたく、《初代 波の伊八写真集》として刊行いたしました」と言っている。

写真展・トークショー
 2016年7月号の『定年時代』で、波の伊八写真展が開催されること、写真展の会期中に2回のトークショーが開催されることを知った。7月29日に、写真展を見、當間隆代さんのトークショーを聞くために、アートスペース・カフェパパ(京成大久保駅近く)へ行った。

 「農民・庶民のためだけに彫り続けたため現在まで日の目を見ることなく房総半島の片隅忘れられていた。今保存しなければ朽ち果てるのは時間の問題です。一人でも多くの人に知ってもらい、正しい評価と共に、次の世代は継いで行きたいとの思いから《初代 波の伊八写真集》を製作しました」と写真集のチラシに書いてあり、トークショーでも同様の趣旨のことが述べられた。

 トークショーでは、伊八の生涯の概略についての説明があり、10年程前に長柄町の飯尾寺の欄間彫刻「双龍(當間さんは親子だと主張)」を見て伊八を知り、その後、いすみ市の行元寺の欄間彫刻《波に宝珠》に衝撃を受けたこと、伊八会を設立し、精力的に寺社を巡ったこと、寺社にある伊八の彫刻を見せてもらうことの困難なこと、これまでは有名でなかったために伊八の作品は粗末に扱われていることなど、1時間ほど當間さんの思いを聞いた。

エピローグ
 情報を得て、伊八の彫刻を見るためにドライブを兼ねて出かける。外部に面している向拝の彫刻は問題なく見ることが出来るが、欄間については困難な場合が多い。無人の寺社が多く、中に入れないので見ることができない。また、見学を断られることもある。見せてもらえるが、写真撮影を許してくれない、自社で準備してある絵葉書などを入手(有料)出来ても転載を許してくれない。
 このような理由で、実際に見た伊八の龍の彫刻を私のホームページ《龍の謂れとかたち》で紹介できないことが多い。同様のことを當間さんもおっしゃっていた。伊八の彫刻を見せてもらうための手続き、写真撮影の許可をもらうことにご苦労をされたことにより、写真集で紹介されている伊八の龍の数は多い。
【生部 圭助】

《龍の謂れとかたち》 波の伊八の特集
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今後このメールをご不要な方は、大変お手数ですが下記までお知らせ下さい。
自立化支援ネットワーク(IDN)事務所
・住所:東京都新宿区三栄町8-37 
・電話番号:03-3358-1958
・メール :idn@npo-idn.com
 *連絡をして2日間応答がない場合は、ご面倒ですが、上記にお電話ください

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