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Inter Depending Network
メルマガ IDN
【第267号】
  
2013年 6月 1日発行
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このメルマガは自立化(相互)支援ネットワーク(IDN)の会員の皆様と
これまでにIDNと関わりのあった方にお送りしています
お知りあいの方で、このメルマガをお送りしたら喜ばれる方をご紹介下さい
メルマガIDNのバックナンバーをこちらでご覧いただけます
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《第267号のご案内》
 IDNの活動報告
 1.ふれあい充電講演会
  =第119回の報告:小江戸川越散策
 2.シニアー情報生活アドバイザー講座
  =第102期のアドバイザー講座の終了日の打ち上げ懇親会の案内
  =第103期の開催案内
  =アドバイザー講座の受講感想:井草貴子さん(第101期受講生)
 3.IDNパソコンひろば
  =2013年6月の初心者向け講座の案内
  =講座の報告:デジブックで写真を楽しもう
 5.千葉アドバイザーの会「C-PAK」
  =NTT東日本の「指タッチでインターネット」講座を担当しています
 6.アドバイザー埼玉の会「シニアドさいたま」
 7.IDN会員募集のご案内
   =入会を考えている方に
 8.会員のホームページ・ブログ・ツィッターの紹介
  =IDNの《facebookページ》を公開しています
  =最新のシニアドさいたまのブログ
 9.アウトドアクラブ「たかお会」
  =第76回活動の報告:武蔵丘陵森林公園の探鳥ハイキング
10.IDNゴルフ会
  =第18回 IDNゴルフ会の予告
11.ふれあい広場
12.編集後記
  =七支刀
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IDNだより
IDNの最新の活動状況を紹介します
ふれあい充電講演会
第119回のふれあい充電講演会の報告をしています
5月30日(木)の午後に《小江戸川越散策》をしました
シニア情報生活アドバイザー養成講座 6月15日(土)に第102期の講座を終了。恒例の打ち上げ懇親会を開催します
6月29日(土)に第103期の講座を開講します(最終日:7月27日)
四谷ひろば
 パソコン教室
5月21日(土)に《デジブックで写真を楽しもう》講座を開催しました
6月のシニア向けのパソコン講座を案内しています
パソコン交流会 新年のパソコン交流会を2013年1月8日に開催しました
次回には、Googleの方を講師に迎えることで内容を検討中です
千葉アドバイザーG
 《C-PAK》
NTT東日本の「指タッチでインターネット」講座を担当しています
Kindle fireを使ってインターネット利用の楽しさを紹介しています
埼玉アドバイザー
 《シニアドさいたま》
登録メンバーが33名になりました。昨年の秋に3年ぶりの会員交流会の開催。参加者の近況を報告し合いました。最近の動きをブログで紹介しています
アウトドアクラブ
 《たかお会》
第76回活動の報告をしています
5月16日に武蔵丘陵森林公園の探鳥ハイキングを行いました
アウトドアクラブ
 《IDNゴルフ会》
第17回は参加申し込み者が少なかったので、プライベートのゴルフ会として開催しました
次回は秋に開催すべく準備中です
ホームページ・
 ブログの紹介
IDNのfacebookページ》を公開しています
四谷ひろばパソコン教室のホームページアドレスを変更しました
ふれあい広場  皆さまからの投稿をお待ちしています

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報告


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ふれあい充電講演会

■第119回のふれあい充電講演会の報告:小江戸川越散策
 街歩きで人気のある蔵造りと菓子屋横丁の小江戸川越を探索しました。地元シルバーボランティアの中俣さんの案内で、徳川家光公生誕の間と五百羅漢で有名な喜多院に立ち寄り、大正ロマン夢通りから蔵作りの町並みへ、そして菓子屋横丁へ。
 途中からあいにくの雨模様になりましたが、本川越駅近くの小江戸蔵里まであるき、蔵里のレストラン《八州亭》で懇親会。ゆったりとした蔵の空間で小江戸が誇る地産地消の地酒《川越》と《川越紅芋御膳》を楽しみ、楽しい会話で疲れを癒しました。

・開催日時:5月30日(木) 14:00~16:30 終了後に懇親会を開催
・集 合:東武東上線 川越駅改札口 14:00
・散策ルート
 川越駅→喜多院(五百羅漢)→大正ロマン商店街→蔵の街と時の鐘→菓子屋横丁→小江戸蔵里(懇親会)→川越駅
・参加者:9名


蔵の町を散策
あいにく雨模様となった

小江戸蔵里のレストラン八州亭で懇親会
地酒《川越》と《川越紅芋御膳》を楽しむ

今回のコーディネーターは羽澄さんでした

ふれあい充電講演会のこれまでの開催状況はこちらでご覧ください

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シニア情報生活アドバイザー講座

■第102期のアドバイザー講座の終了日の打ち上げ懇親会のご案内
 第102期のアドバイザー講座を6月15日(土)に終了します。恒例の打ち上げ懇親会を行います。第102期は2名が終了されます。当日、第101期の合格者(4名)への認定証の授与式を行います。
 今回はサイゼリヤで開催します。ご参加ををお待ちします。
・日時:6月15日(土) 5時前より
・場所:サイゼリヤ(東京メトロ四谷三丁目駅のそば)
・申し込み先:idn@npo-idn.com

■第103期のシニア情報生活アドバイザー講座のご案内
受講希望者を募集しています。
・開催時期:2013年6月29日(土)~7月27日(土) 毎週土曜日
会場:四谷ひろば
     〒160-0004 新宿区四谷4-20
詳細は下記をご覧ください
http://www.npo-idn.com/senior2.htm

■アドバイザー講座の受講感想:井草貴子さん(第101期受講生)
 高齢の両親がおり、高齢者にこそインターネットが必要だという気持ちから受講しました。自分にとっては先生方の体験談がとてもおもしろく興味の持てる内容ばかりで、何よりも勉強になりました。
 試験前は「自分の時にはこうだった」というお話から自分なりの覚悟や準備をすることができました。おかげさまで合格できた今、これから実際に初心者の方々と接して行く中で「あぁこのことなんだ」と実感できる場面がたくさん出てくると思うのです。
 テクニックよりも初心者だった頃の気持ちを大切にして、両親や同じ世代の方々のお役に立てればと思います。
 ありがとうございました。

■「シニア情報生活アドバイザー」養成講座とは
  この講座は、高齢期の生活に密着した、情報技術(パソコンやインターネット)の楽しい活用方法を教えることが出来る人を養成する講座です。
 IDNはこれまでに91回(第101期まで)の講座を開催し、343名のシニア情報生活アドバイザーを養成した実績を持っています。
 NPO(特定非営利活動法人)「自立化支援ネットワーク」(略称IDN)は、「一般財団法人ニューメディア開発協会」(経済産業省の外郭団体)が認定する「シニア情報生活アドバイザー講座」の養成講座実施団体に指定されています。

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IDNパソコンひろば

2013年6月の初心者向け講座の案内
 四谷ひろばパソコン教室はシニアや地域の方々がパソコンやインターネットを活用して より楽しく生き生きとした生活を送るお手伝いをします。シニア情報生活アドバイザーの資格を持つ三十数名の講師、アシスタントが シニアや地域の方々のために懇切丁寧にご指導します。
入門コース
・入門1:初めてのパソコン:水曜午後(5、12、19、26日)
・入門2:初めてののインターネットと電子メール:金曜午前(7、14、21、28日)
・入門3:インターネットの活用:月曜午前(3、10、17、24日)

基礎コース
・基礎2:ワードで楽しもう1:金曜日午後(7、14、21、28日)
・基礎4:エクセル入門:火曜日午後(4、11、18、25日)
・基礎6:ワードで楽しもう2:水曜午前(5、12、19、26日)

特別講座
S3:パソコン実践 ~SkyDriveってなんだ?;周辺機器との連携~:中級15名 4回火曜午前(4、11、18、25日)
S4:ラベル屋さんで名刺やCDラベル作成:月曜日午後(3、10、17、24日)
S5:パワーポイント体験(電子紙芝居作成) :月曜午後(3、17日)

補習~パソコンの使い方の練習~
お休み

パソコン相談

何でも相談:火曜日午後(18日)

6月の講座の詳細はこちらでご覧ください


四谷ひろばのパソコン教室 講座実施状況


6月の講座の詳細はこちらでご覧ください

6月の講座の開催案内  【写真をクリックすると拡大します】


■講座の報告:デジブックで写真を楽しもう
 今、評判のデジブック講座を今年も開催しました。自分で撮った思い入れの写真をDigibookに制作しました。講座の最後に制作された作品をプロジェクターで写して、お互いを讃え合いました。

開催風景:デジブックで写真を楽しもう

・開催日:2013年5月21日(火)13:00‐15:00
・講師:(株)DigiBookより専門の講師をお招きしました
(写真参照)

■パソコン交流会

パソコン交流会:連絡方法に関するお知らせ
 パソコン交流会では、IDN-MMS実施に伴い、会員向けの情報発信をこれまでの「Yahoo!グループ」から本システムに変更しています。これまでにご連絡を頂いた方を本システムに登録し、12月30日にメールを発信しています。(Yahoo!グループを利用したご連絡は終了しました)
・会員にも関わらず連絡が着信していない方、新たに交流会登録希望の方はご連絡ください。
・連絡先:IDN-PC交流会グループ管理者:長谷川久之 idn-mms02@npo-idn.com

今後の話題提供をお願いします
 パソコン交流会はアドバイザーの研修の場であり皆様からの話題提供で成り立っています。多くの方々からの話題提供のお話をお待ちしています。また、さしあたり提供する話題のない方は、こんな話が聞きたいこんなことが知りたい、など、メーリングリストを通じて呼びかけていただきたく、よろしくお願いします。

新たに参加ご希望の方へ
 パソコン交流会は、IDNパソコンひろば活動のひとつとして、会員相互のスキルアップ、情報交換の場を提供するものです。このメルマガを定期購読されている方でご興味がありましたら下記、グループ管理者宛にご連絡下さい。IDN-MMSに登録の上、開催情報等発信させて頂きます。参加希望の連絡は下記のグループ管理者へ。
IDN-PC交流会グループ管理者:長谷川久之】
idn-mms02@npo-idn.com

これまでの活動内容はこちらよりご覧ください
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千葉アドバイザーグループ C-PAK

NTT東日本の「指タッチでインターネット」講座を担当しています
 社会の各方面が発する情報から孤立しがちな高齢者に向けて、NTT東日本ではタブレットの普及活動を計画している。NTT東日本-千葉では、5月29日と30日に初回の講座を実施した。
 この講座について、NTT東日本(本社)営業推進部がニューメディア開発協会に委託。同協会は、千葉地区については、IDNに委託したいとの要請があった。IDNはこの要請を受け、C-PAK(IDNの千葉グループ)が担当している。
 なお6月6日に第2回目の講座を松戸市で実施予定である。
・日時:平成25年5月29日と30日 14時~16時
・場所:NTT東日本の光HOUSE 千葉
・使用したタブレット端末:Kindle fire及びKindle fire HD


タブレット講座の開催風景
会場:光
HOUSE 千葉

Kindle fire HDでの読書の楽しみを学ぶ

C-PAKのホームページはこちらからご覧ください
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埼玉アドバイザーの会「シニアドさいたま」

《シニアドさいたま》の活動内容については、下記のブログをご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/seniad_saitama
ブログの内容については《会員のホームページ・ブログ・ツィッターの紹介》をご覧ください

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IDN会員の募集のご案内

■ IDN会員募集中
NPO自立化(相互)支援ネットワークでは、正会員と賛助会員を募集しています。
*会員の方々には、《メルマガIDN》をお届けします
*会員の方々には、会員の活動状況や情報を掲載した機関誌を、発行し配布いたします。
*会員の方々には、各プログラムへの参加に割引が適用されます。
*入会金及び年会費については「入会を考えている方に」を参考にして下さい。
*詳しいことをお知りになりたい方は、事務局までお問い合わせください。

■入会を考えている方に

  会員になるには,自分の意思がなんといっても大切です。少なくとも何のために入会しようとしているのか、目的を決めて入るのが賢明です。
  入会の手続きとしては,入会申込書と、入会金の支払いが必要になります。会員には2つのタイプがあります。どちらの会員になるかは、やはり自分の意思で決めて下さい。
・正会員:主体的に活動を行う会員で、総会の議決権を有する会員
・賛助会員:団体の主旨に賛同し、活動に参加する会員

会費には入会金と年会費とがあります(2013年4月より改訂になりました)
 入会金は正会員が5,000円、賛助会員が1,000円です
 年会費は、正会員が年間5,000円、賛助会員が2,000円です
 (賛助会員から正会員に移行者は、移行時にその年度の差額会費を納入してもらいます)


メール送信先:idn@npo-idn.com
 *申し込みをして2日間応答がない場合は、ご面倒ですが、下記にお電話ください。
   メールが届かないことが時々発生しています。よろしくお願いします。
   電話番号:03-3358-1958

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会員のホームページ・ブログ・ツィッターの紹介

■IDNの《facebookページ》を公開しています
 IDNとして《facebookページ》を公開しました。現在は、メルマガIDNで2週間の間隔でIDNの動きについてお知らせしていますが、《facebookページ》により、もっと短い間隔で情報発信をすること、および、コミュニケーションの場としての活用を図りたいと考えて、ページ作りを行っています。《いいね》の書き込みが増えてきました。《いいね》のあとにひとこと書いて盛り上げてください。

 facebookの効用については大なるものがありますが、その運用においては、注意すべきことも多々あります。
facebookをこれから立ち上げる方は、経験者のアドバイスを受けるのが望ましく、また、まちの本屋で参考書を入手し、一通りのことを理解したうえで始めるのがいいでしょう。

facebookページ」とは
 企業や団体がユーザーとの交流のために作成・公開したページを「facebookページ」といいます。
 IDNの「facebookページ」は、IDNとして公開するもので、会員、シニア情報生活アドバイザー、IDNとかかわりのある方、IDNに興味を持っていただける方々と継続的にコミュニケーションをとることを目的としています。

アクセス方法
 IDNでは、下記に示す「facebookページ」のURLを取得しました。アクセスして、内容をご覧ください。
 そして《いいね》をクリックし、ひとこと書いてください。
http://www.facebook.com/npoidn



IDNのfacebookページのTOP

■最新のシニアドさいたまのブログ(再掲)

 《シニアドさいたま》は、IDN(自立化支援ネットワーク)及びICCH(シニアサロン川越)で《シニア情報生活アドバイザー》の資格を取得した方々のブログです。
 このブログには、会員がそれぞれの居住地や所属する団体に於いて、地域のため、所属団体の目的のために、多岐にわたり資格を生かした活動を展開しており、会員が関わっている諸活動のホームページをここに紹介しています。現在会員は33名です。

 これらの活動に参加したり、パソコンの講習を受講したい方は、各ホームページにアクセスし問い合わせください。また、会員個人が開設しているホームページやブログも閲覧できます。
【世話役:東川征夫さん】

自薦・他薦をお願いします

 ホームページ・ブログ・ツィッターを紹介するコーナーです。遠慮しないでどうぞ手を上げてください。

【趣旨】
 会員のホームページ・ブログ・ツィッターを紹介するコーナーを設けました。会員の顔をもっと見えやすくすることが主な目的です。会員相互の交流のきっかけになればと期待します。ご希望のあった方から順次紹介します。簡単な紹介で結構ですから下記あてにご連絡ください。メルマガIDNで紹介したURLをIDNのホームページでも紹介します。
 最近の更新内容のある方は、再度取り上げます。ご遠慮なくどうぞ。

申し込み先:idn@npo-idn.com
これまでに登場した方のURLと紹介文をIDNのホームページでご覧になれます

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アウトドアクラブ「たかお会」

■第76回活動の報告:武蔵丘陵森林公園の探鳥ハイキング 
 国営武蔵丘陵森林公園は埼玉県北部に広がる総面積304ha、東西7km、南北4kmの広大な自然公園です。今回はアクセスの良い南口から入り、林間の道をたどりながら山田大沼までを折り返すコースをたどりました。ウグイスやメジロ、シジュウカラなどの鳥の声を聞き、山田大沼ではアオサギとカワウの営巣の様子を、望遠鏡を使って全員で観察しました。
 この山田大沼を見下ろす木陰の斜面で、さわやかな5月の風に吹かれながらゆっくりと昼食。この季節、青空の下で食べるおにぎりは最高と話に花を咲かせました。
 コースのあちこちには、貴重種のキンランが見られ、歓声が上がりました。ボランティアの皆さんが丹精している野草の生息地では、エビネをはじめタツナミソウ、シライトソウなどを観察しました。とくにシライトソウの大きな群落は、林間の木陰にあり、幻想的な雰囲気で甘い香りを放っていて、夢中で写真を撮る人、ベンチでゆったりと休む人など、それぞれに堪能しました。

 当日は雷雨の予想もあったので、森林公園駅に早めに戻り、駅前の居酒屋で懇親会をしました。東川さんも、こんなに笑ったのは久し振りというほどの盛り上がりでした。


シライトソウの群落を見る

森林公園南入口で記念写真

【開催概要】
・実施期日:2013年5月16日(木)
・集合場所:東武東上線 森林公園駅北口集合
・集合時間:10時00分
・参加者:11名
コースの概要
東武東上線森林公園駅北口→森林公園南口→あざみくぼ沼→山田大沼(昼食休憩)→野草コース→森林公園南口→森林公園駅

レポート:企画幹事 茂木 勲さん】

たかお会の活動予定および活動状況は下記をご覧ください
http://npo-idn.com/outdoor/outdoor.htm

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*10****************************************************************************************************
IDNゴルフ会

■第18回 IDNゴルフ会の予告:
 次回のIDNゴルフ会を秋に開催します。現在企画中です。

IDNゴルフ会の発足のお知らせと会員募集、これまでの実施報告などこちらよりご覧ください
IDNのTOPページからもご覧になれます

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*11**************************************************************************************************
ふれあい広場

■「ふれあい広場」について
皆様の近況・IDNに対する意見・催しもの案内・等など内容に制約はありません。
思わぬ出会いがあるかもしれません。
自由に投稿して下さい。お待ちしています。

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編集後記

■七支刀
 国宝である《七支刀(しちしとう)》は、《ななつさやのたち》ともよばれ、昭和28年に国宝に指定されている鉄製の特異な形をした剣。七支刀は、石上(いそのかみ)神宮に所蔵されており、見る機会の少ない逸品である。この七支刀が2013年に東京国立博物館で開催された『大神社展』で、4月9日から5月12日までの期間限定で、《伝世の名品》のひとつとして展示された。


東京国立博物館で開催された『大神社展』のチラシ

 
左:象嵌されている金色の文字を見る【絵葉書より】
右:写真より七支刀の寸法を割りだした


中山真知子著『立花と七支刀 いけばなの起源』
『謎の七支刀』の著者宮崎市定氏が解読した銘文が紹介されている


カテドラルのパテオとコリドー
いけばな体験工房にたくさんの子供たちが参加した


カテドラルのコリドーに《七支刀》を活けた
手前は、パテオにある井戸へのインスタレーション


作品:七支刀
七支刀の全長は74.8cm

石上神宮
 石上神宮は奈良県天理市にある日本最古の神社の一つで、武門の棟梁たる物部氏の総氏神として古代信仰の中でも特に異彩を放ち、健康長寿・病気平癒・除災招福・百事成就の守護神として信仰されてきた。
 総称して石上大神(いそのかみのおおかみ)と仰がれる御祭神は、第10代崇神天皇7年に現地、石上布留の高庭に祀られた。
 平安時代後期、白河天皇が当神宮を殊に崇敬し、現在の拝殿(国宝)は天皇が宮中の神嘉殿を寄進したものと伝えられている。

七支刀の謂れ

 七支刀は、鉄製の刀身の両側から枝が3本ずつ互い違いに出ている七本の刃を持つ特異な形をした剣であり、実用的な武器としてではなく祭祀的な象徴として用いられたと考えられる。全長74.8センチで、下から約3分の1のところで折損している。明治時代に錆びついた文字が解読されるまでは、《六叉鉾》、《六叉刀》と呼ばれていた。

 この刀身の表裏両面に金象嵌された(彫った文字の上に金がのせられている)61文字(表に34文字、裏に27文字)の銘文がある。鉄剣であるために錆による腐食がひどく、判読が困難な部分が多い。

(銘文:表)泰和四年□月十六日丙午正陽造百錬鋼七支刀出辟百兵宜供供侯王□□□□作

(銘文:裏)先世以来未有此刀百済王世□奇生聖音故為倭王旨造伝示後世

 銘文の大意はおよそ次のように判読されている。
(訳:表)泰和四年十一月十六日丙午正陽、百錬の鋳の七支刀を造る。出すすみては百兵を辟さけ、供供たる倭王に宜し、□□□□作なり。

(訳:裏)先世以来、未だ此の刀有らず。百済王の世子、奇しくも聖音に生く。故に倭王の為に旨造し、後世に伝示す。

日本書紀の記述
 『日本書紀』によれば、神功皇后52年九月丙子の条に、百済の肖古王が日本の使者、千熊長彦に会い、七枝刀一口、七子鏡一面、及び種々の重宝を献じて、友好を願ったとの記述がある。

 七支刀と日本書紀の七枝刀が同じものであるとすれば、七支刀の銘文の判読と解釈により、この頃の《時》の特定に有力な資料となる。諸説があるが、西暦369年に百済王の太子が製作させた七支刀が3年後に百済使節によって我が国にもたらされたというのが有力な説となっているようだ。

七支刀と立花~七枝にかける願い~
 私がこの七支刀について知ったのは、中山真知子著 『立花と七支刀 いけばなの起源(2002年1月 人文書院発行)』である。著者は、「七」と「北」という視点を通して、石上神宮の宝刀である《七支刀》と伝統いけばな《七枝の型》が酷似していることから、それを検証することにより、いけばなの起源を論証した、と記している。

 本書では、この七支刀の型から発しているのが《立花》であことを論じており、図《仏神の花 華厳秘伝之大事》では、7つの《支・枝》にこめる思いを以下のように説明している。

<一枝:主人賞翫枝・主人敬愛>、<二枝:富貴自在・客人賞翫>、<三枝:主君・親子枝・安全>、<四枝:寿命長遠・命枝・水持>、<五枝:師枝・諸仏列座>、<六枝:諸神・影向か・神枝>、<七枝:天長地久>。

フェスタ・マジョール 2007での花展
 2007年に、ソルソーナ市(スペインのバロセロナの北西約125kmのところに位置する、人口1万人ほどのまち)の秋の大祭《FESTA MAJOR de SOLSONA 2007》に日本から参加し、《花展》を行った。当地の大聖堂(カテドラル)のパテオとコリドーに花を活け、日本の《KADO》を体験してもらうことにより、 日本文化を伝道し、ソルソーナ市民との交流を意図した。

 私は、西洋の精神が凝縮されたカテドラルの空間に、日本の伝統文化である《いけばな》の起源といわれている《七支刀》持ち込んだ。
 『立花と七支刀 いけばなの起源』に示されている七支刀の形と、全長が74.8cmであるとの情報をもとに、原寸大の七支刀をダンボールで作り、原寸大では旅行カバンに収まらないので2分割して現地に運んだ。
 活けこみの日に一体化して表面にアルミホイールをかぶせて光り輝く七支刀に仕上げて、中心に立て、現地で調達した枝物と花を加えて作品に仕上げた。

 『立花と七支刀 いけばなの起源』を書いた中山真知子氏の考えは、《七支刀》が《七枝》の起源であり、七つの枝で作品を構成し、それぞれの枝に思いを込める、というのが正しい解釈であろう。作品の中にズバリ七支刀を立てる(活け込む)ことは論外であるかもしれない。
 しかし、スペインの田舎の立派なカテドラルのコリドーに《七支刀》を立てたお花を活けることにより、日本のお花の原点を伝えることが出来るのではないかと考えて、あえて試みた。

 活け込を終え、フェスタ・マジョールの開会式の直前に、市長がお花を展示してある場所に来てくれた。市長は、会長の作品から巡回し、それぞれの制作者は自分の作品の題名と作品の意図を説明した。
 私のところでは、七支刀を紹介し、一番上の《支》ではソルソーナ市の発展を、2番目の《支》では市長の健康と活躍を祈念していることを告げ、順に私たちの花道会の発展と今回の花展の成功を願っていることなどを説明した。2番目の《支》の説明で市長の表情が和んだ。

エピローグ
 こんなこともあって、この機会を逃すと永久に七支刀を見ることが出来ないと思い、東博へ足を運んだ。会場では七支刀の両面を見ることが出来るように展示してあった。七支刀は赤茶けた錆びた刀だったが、角度を斜めにしてみると、茶色い刀身に象嵌されている金色の文字が光って見え、とてもきれいだった。

<銘文について>
 七支刀に象嵌されている銘文について、『立花と七支刀 いけばなの起源』では、『謎の七支刀』の著者であり、初めて61文字を解読したといわれる宮崎市定の説を採用してあった。
 東博の展示でも銘文の紹介があったが、記録するのを忘れた。ネットでいくつかの判読されているものを見たが、どの説が正しいか私には判断が出来ない。今回紹介したのは、2012年に天理市文化センターで開催されたシンポジウム『国宝「七支刀」の謎』の記録より一部を使わせてもらった。

 文字の判読と解釈、七支刀が作られ贈られたた年代、鍛造か鋳造か、七支刀は百済王から倭王に献上されたものなのか、下賜されたものか、これらについて諸説あるようだ。いくつかの説を読んでみると、当時の大和朝廷と百済の関わりまで視野が広がり興味を注がれるが、奥が深そうである。【生部圭助】

編集後記集
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今後このメールをご不要な方は、大変お手数ですが下記までお知らせ下さい。
自立化支援ネットワーク(IDN)事務所
・住所:東京都新宿区三栄町8-37 
・電話番号:03-3358-1958
・Eメール :idn@npo-idn.com
 *連絡をして2日間応答がない場合は、ご面倒ですが、上記にお電話ください。

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