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メルマガ IDN 【第227号】
Inter Depending Network


2011年10月 1日発行

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このメルマガは自立化(相互)支援ネットワーク(IDN)の会員の皆様と
これまでにIDNと関わりのあった方にお送りしています
お知りあいの方で、このメルマガをお送りしたら喜ばれる方をご紹介下さい
メルマガIDNのバックナンバーをこちらでご覧いただけます
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《第227号のご案内》
 IDNだより
  =IDNの最近の活動状況を紹介します
 1.ふれあい充電講演会
  =第106回の開催案内:龍の謂れとかたち
 2.シニアー情報生活アドバイザー講座
  =第89期の開催案内
 4.IDNパソコンひろば
  =2011年10月の初心者向け講座の案内
  =パソコン交流会:10月はお休み
 6.千葉アドバイザーの会「C−PAK」
  =10月の月例会の予告
 7.アドバイザー埼玉の会「シニアドさいたま」
 8.IDN会員募集のご案内
   =入会を考えている方に
 9.会員のホームページ・ブログ・ツィッターの紹介
  =四谷ひろばパソコン教室のWebサイト
10.アウトドアクラブ「たかお会」
  =第61回活動報告:鎌北湖ハイキング
  =第62回活動計画の案内:西沢渓谷ハイキング
11.IDNゴルフ会
12.ふれあい広場
  =シニアネット東日本大震災復興支援委員会設置に向けて
編集後記
  =50年前に提唱された《メタボリズム》が今蘇る

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IDNだより
IDNの最新の活動状況を紹介します

106回ふれあい充電講演会
  〜龍の謂れとかたち〜
10月24日に第106回を開催。龍のことを知るために楽しんだ雑学の一旦や、コンサートツアーでヨーロッパに出かけたときに出会った「竜(ドラゴン)」などについても写真を交えて紹介します。
シニア情報生活
 アドバイザー養成講座
6名の方が受講された第88期の講座を10月1日に終了します
第89期は、10月19日、第90期は11月26日に開講します
IDNパソコンひろば
(四谷ひろばパソコン教室)
四谷ひろばでの講座では3年目を実施中。毎月約50〜60人の方が受講されています
登録者は、講師20名、アシスタント12名となりました。2011年10月の講座を案内しています
IDNパソコンひろば
   (パソコン交流会)
10月はお休みです
話題提供者を歓迎します
千葉アドバイザーグループ
  《C−PAK》
9月8日に月例会を開催しました。講師は中澤 一さんでした
10月は山室輝弘さんが講師。テーマはPCの最新の話題です
アウトドアクラブ
  《たかお会》
9月15日開催に第61回活動《鎌北湖ハイキング》を実施しました
第62回活動計画〜西沢渓谷ハイキング〜の案内をしています
ホームページ・ブログ・
     ツィッターの紹介
会員のホームページ・ブログ・ツィッターを紹介するコーナーを設けました
たくさんの方の登場をお待ちしています
ふれあい広場 100を超すシニアネットと3000人のシニア情報アドバイザーの英知を結集して《シニアネット東関東大震災復興支援活動》がはじまりました。シニアネット交流広場を御覧ください(再掲)

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ふれあい充電講演会

■第106回ふれあい充電講演会の案内:龍の謂れとかたち

龍柄の手ぬぐい(部分) 濱甼高虎
 《龍》といえば最初に私の頭に浮かぶのは、自分のアトリエまで龍になぞらえて建て、限りなく龍を描き続けた川端龍子のこと。第77回 ふれあい講演会で『馬込文士村を散策し、川端龍子記念館(かってのアトリエ)・池上本門寺を訪れた。そして、龍子に負けず劣らず龍を追い続けているのが、知る人ぞ知る我々IDN仲間の生部理事長です。
 今回は、長年かけて収集されてきた画像を通しての、生部氏の龍との交流の楽しさを、共有することにしました。皆様のご参加をお待ちしています。

講師の生部氏よりのメッセージ
辰年生まれの私は「龍」に興味を持っていました。
2004年の夏にホームページ『龍の謂れとかたち』を作り、出会った「龍」と仲間たちを紹介しています。
龍のことを知るために楽しんだ雑学の一端や、コンサートツアーでヨーロッパに出かけたときに出会った「竜(ドラゴン)」などについても写真を交えて紹介します。

龍の謂れとかたちのホームページはこちらをご覧ください

【開催概要】
・テーマ:龍の謂れとかたち
・講 師:生部圭助氏
・開催日時:10月24日(月)17:30−18:45 19時より懇親会
・会 場:四谷ひろば コミュニティールーム  
アクセス詳細(http://yotsuya-pc.web.officelive.com/access.aspx)
・会 費:500円(非会員1,000円)   懇親会:2,500円 
・申し込み:idn-kouenkai@npo-idn.com
・締めきり:10月20日(木 )
・今回の当日コーディネータ:羽澄勝です
・緊急連絡:080-5385-4412(羽澄携帯へ)

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シニア情報生活アドバイザー講座

■第89期の開催案内

・開催時期:2011年10月15日(土)〜11月19日(土) 10月22日はお休み
会場:四谷ひろば
     〒160-0004 新宿区四谷4-20
詳細は下記をご覧ください
http://www.npo-idn.com/senior2.htm

■「シニア情報生活アドバイザー」養成講座とは
  この講座は、高齢期の生活に密着した、情報技術(パソコンやインターネット)の楽しい活用方法を教えることが出来る人を養成する講座です。IDNはこれまでに80回(第87期まで)の講座を開催し、308名のシニア情報生活アドバイザーを養成した実績を持っています。
 NPO(特定非営利活動法人)「自立化支援ネットワーク」(略称IDN)は、「一般社団法人ニューメディア開発協会」(経済産業省の外郭団体)が認定する「シニア情報生活アドバイザー講座」の養成講座実施団体に指定されています。

「シニア情報生活アドバイザー」のアシスタントを募集しています。下記へ申し込んでください。
idn@npo-idn.com

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IDNパソコンひろば

2011年10月の初心者向け講座
 四谷ひろばパソコン教室はシニアや地域の方々がパソコンやインターネットを活用してより楽しく、生き生きとした生活を送るお手伝いをします。シニア情報生活アドバイザーの資格を持つ三十数名の講師アシスタントが、地域の方々のために懇切丁寧にご指導します。

入門講座
パソコン入門:火曜日午後 10月4日に開講し12月までの3か月間
 パソコンが初めての方を対象に、全3ヶ月を同じスタッフが受講者の進捗状況にあわせて講座を進めます。

はじめてのインターネットと電子メール:10月4日に開講 月曜午後全4日
 日本語入力がある程度できる方が対象です

インターネットの活用:10月の開講はありません
 日本語入力のできる方が対象です
 楽しみながらインターネットの世界を飛び回ります

ステップアップ講座
入門講座を終えた方、
基礎講座を終えた方を対象
パソコンでいろいろ楽しもう:金曜日午後
パソコンで写真を楽しもう:金曜日午前
ワードとエクセル:水曜日午後

特別講座

体系的に学ぶWord(2):月曜日午前 全4回
体系的に学ぶExcelの基礎(2):水曜日午前 全4日
カメラを楽しむ 撮影実習:10月23日昭和記念公園のコスモス

講座復習・補習講座
講座復習:講座受講者を対象 参加無料
 ・なんでも相談:10月15日午後
補習講座:講座受講者を対象 参加無料
 ・インターネット:10月16日午後
 ・電子メール:今月の講座はありません


ブロブ入門講座:町会・自治会のためのブログ入門講座
 10月4日、11日、18日、25日 毎週火曜日 午前10:00〜12:00
 新宿区よりIDNが受託して実施する講座です

日程や講座の内容などの詳細は下記をご覧ください
四谷ひろばパソコン教室のWeb Site:http://yotsuya-pc.web.officelive.com/

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パソコン交流会
10月はお休みします

今後の話題提供をお願いします
 パソコン交流会はアドバイザーの研修の場であり皆様からの話題提供で成り立っています。多くの方々からの話題提供のお話をお待ちしています。また、さしあたり提供する話題のない方は、こんな話が聞きたいこんなことが知りたい、など、メーリングリストを通じて呼びかけていただきたく、よろしくお願いします。

新たに参加ご希望の方へ
 パソコン交流会は、IDNパソコンひろば活動のひとつとして、会員相互のスキルアップ、情報交換の場を提供するものです。このメルマガを定期購読されている方でご興味がありましたら下記、グループ管理者宛にご連絡下さい。
 メーリングリストに登録の上、開催情報等発信させて頂きます。会員はグループページにアップさている資料の閲覧が可能となります。参加希望の連絡は下記のグループ管理者へ。

案内がわずらわしいという方は・・・
 グループページ[参加設定の変更]から[投稿に関するお知らせの配信方法]で[重要なお知らせのみ受信]を選択してください。以後はメルマガIDNやグループページの情報をご覧ください。
 退会するという方は、下記管理者宛にメールをください。メーリングリストから削除します。

【IDN-PC交流会 長谷川久之】
mailto:idn-pcex-owner@yahoogroups.jp

これまでの活動内容はこちらよりご覧ください

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千葉アドバイザーグループ C−PAK

■10月の月例会の予告
・日 時:平成23年10月13日(木) 14時から16時
・場 所:高齢協 佐倉センター2階
・テーマ:PCの最新の話題から〜最近のOSとWindows8デモ
・講 師:山室 輝弘さん
・講師コメント:
従来のパソコンに加え、タブレット端末やスマートフォンの新製品発表が相次いでいます。こうした新しい情報端末に使用されているOS(基本ソフト)を整理してみました。
また、2012年秋に発売と報じられている「Windows8」のプリベータ版のデモをご覧頂きその特徴などを紹介致します。
【幹事:巳城雅康 miki-m87@nifty.com

C−PAKのホームページはこちらからご覧ください

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埼玉アドバイザーの会「シニアドさいたま」

《シニアドさいたま》の活動内容については、下記のブログをご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/seniad_saitama

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IDN会員の募集のご案内

■ IDN会員募集中
NPO自立化(相互)支援ネットワークでは、正会員と賛助会員を募集しています。
*会員の方々には、会員の活動状況や情報を掲載した機関誌を、発行し配布いたします。
*会員の方々には、各プログラムへの参加に割引が適用されます。
*入会金及び年会費については「入会を考えている方に」を参考にして下さい。
*詳しいことをお知りになりたい方は、事務局までお問い合わせください。

■入会を考えている方に

  会員になるには,自分の意思(Will)がなんといっても大切です。少なくとも何のために入会しようとしているのか、目的を決めて入るのが賢明です。
  入会の手続きとしては,入会申込書と、入会金の支払いが必要になります。会員には2つのタイプがあります。どちらの会員になるかは、やはり自分の意思で決めて下さい。
・正会員:主体的に活動を行う会員で、総会の議決権を有する会員
・賛助会員:団体の主旨に賛同し、活動に参加する会員

会費には入会金と年会費とがあります。
 入会金は正会員が1万円、賛助会員が千円です。
 年会費は、正会員が年間一口1万円、賛助会員が一口千円です。
 (年の途中で正会員入会さされる場合は割引があります。)
年会費を何口にするかも,ご自身の意思で決定して下さい。

メール送信先:idn@npo-idn.com
 *申し込みをして2日間応答がない場合は、ご面倒ですが、下記にお電話ください。
   メールが届かないことが時々発生しています。よろしくお願いします。
   電話番号:03−3358−1958

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会員のホームページ・ブログ・ツィッターの紹介

■四谷ひろばパソコン教室のWebサイト
 四谷ひろばパソコン教室はシニアや地域の方々がパソコンやインターネットを活用してより楽しく、生き生きとした生活を送るお手伝いをします。
 シニア情報生活アドバイザーの資格を持つ30数名の講師アシスタントが、地域の方々のために懇切丁寧にご指導します。
講座の内容を下記で紹介しています。
http://yotsuya-pc.web.officelive.com/

自薦・他薦をお願いします

 ホームページ・ブログ・ツィッターを紹介するコーナーです。遠慮しないでどうぞ手を上げてください。

【趣旨】
 会員のホームページ・ブログ・ツィッターを紹介するコーナーを設けました。会員の顔をもっと見えやすくすることが主な目的です。会員相互の交流のきっかけになればと期待します。ご希望のあった方から順次紹介します。簡単な紹介で結構ですから下記あてにご連絡ください。メルマガIDNで紹介したURLをIDNのホームページでも紹介します。
 最近の更新内容のある方は、再度取り上げます。ご遠慮なくどうぞ。

申し込み先:idn@npo-idn.com
これまでに登場した方のURLと紹介文をIDNのホームページでご覧になれます

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アウトドアクラブ「たかお会」

■第61回活動報告:鎌北湖ハイキング

 天候は晴ときどき曇りで蒸し暑く、皆さん汗を沢山かいて、水分補給も頻繁でした。午前中に一山越え、午後にもう一山越えるというコースで、初心者向きとはいえ、山歩きの雰囲気を味わえるコースでした。高齢者の中には少々キツイと思われた方もいました。適当な間隔でトイレがあり、便利でした。

【実施概要】
・実施期日:平成23年9月15日(木)
・ルート:西武池袋線 東吾野駅→福徳寺→ユガテ→エビガ坂→鎌北湖→四季彩の丘公園(昼食)
      →北向地蔵→五常の滝→西武池袋線 武蔵横手駅
・参加者:合計16名
・活動内容:
  東吾野駅に10:00に16名全員が集合し出発
  四季彩の丘公園で昼食 12:40〜13:15
  武蔵横手駅到着 15:30
  武蔵横手駅から東飯能駅まで13名が移動
  東飯能のうどんチェーン店でビール等を飲みながら反省会を実施 16:30〜18:00

   

■第62回活動計画の案内〜西沢渓谷ハイキング〜
 笛吹川上流の流れが作り上げた西沢渓谷は、山梨、長野、埼玉3県が境を接する場所にあり、秩父多摩甲斐国立公園に指定されています。渓谷に一歩足を踏み入れると、やがて滝や瀞、奇岩などの素晴らしい見どころが次から次へと目前に現れ、ハイカーを飽きさせる事がありません。歩行所要時間4時間半。ランク:★★
【開催概要】
・実施月日:2011 年10月13 日(木曜日)
・集合場所】:JR 中央線 塩山駅改札口
・集合時間:午前8時55分

・コースの概要
 塩山駅9:05(バス) → 西沢渓谷入口10:05(徒歩) ⇒ 西沢山荘10:45 ⇒ 三重の滝11:15 ⇒ 竜神の滝12:05 ⇒ 七ツ釜五段の滝12:55 ⇒ ネトリ橋14:55 ⇒ 西沢渓谷入口15:20 15:50(バス) → 塩山駅16:50 (歩行時間約4 時間半)

・持参するもの
 雨具・飲料水・常備薬・保険証(写)・敷物・ストック(持っている人)
・食糧:昼食・嗜好品
・服装:トレッキングスタイルで・履きなれた靴・帽子・タオル他

・参加申し込み(締 切 日):10月04日(火)
・参加申込:下記E−メールへお申し込みください。
 メールアドレス idn-takaokai-owner@yahoogroups.jp
・初参加の方は、障害保険契約がありますので、住所・氏名・生年月日を上記アドレスへ連絡ください。
・参 加 費:1,000 円当日幹事に納入してください。
 それにバス代が往復2,000 円かかります。

・緊急連絡先:下記の幹事携帯電話へ
 企画幹事:瀧村 090-5587-5769
 総務幹事:東川 090-6343-0950
 総務幹事:武田 090-5579-4516

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*10****************************************************************************************************
IDNゴルフ会

IDNゴルフ会コンペ
第12回 IDNゴルフ会コンペを2010年9月16日(木)にサンメンバーズカントリークラブで開催して以来、
開催を見合わせています。

IDNゴルフ会のホームページをご覧ください
IDNゴルフ会の発足のお知らせと会員募集、これまでの実施報告などこちらよりご覧ください
IDNのTOPページからもご覧になれます

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*11****************************************************************************************************
ふれあい広場

シニアネット東日本大震災復興支援委員会設置に向けて
全国に存在する100を超すシニアネットと3千数百名のアドバイザーが復興に向けて支援活動の輪を広げようと、当準備委員会を設置しました。長期的に見た復興段階も視野に入れて、何が求めららているか、シニアネットとアドバイザーは知識とスキルを特徴として何ができるかを考え、実行してゆこう、ということになりました。委員として参加いただけるシニアネット、又は個人の方は下記より参加のお申し込み(下に紹介しているサイトより)をお願いします。

参加していただいた方とは、下記の件について情報、意見交換をしながら具体的な行動に繋げたいと考えております。
 ・支援活動提案:シニアネットやアドバイザーができる支援活動のアイディアの提案
  アイディアに対する意見交換
 ・実行中の支援活動の内容の公開:支援活動実践
 ・支援活動実践:終了した活動のアーカイブ化:記録・保存

シニアネット東日本大震災復興支援委員会(仮称)準備委員会 発起人(順不動)
  佐々木敏夫・秋元五郎/NPO法人あびこ・シニア・ライフ・ネット
  生部圭助/NPO法人自立化支援ネットワーク
  掛下尚志/NPO法人ITみらい塾ぷらっと三茶
  山根明/NPO法人シニアSOHO普及サロン・三鷹
  臼倉登貴雄/NPO法人イー・エルダー
  大熊勇雄/NPO法人シニアSOHO横浜・神奈川
  岡部武尚・町貞二・川村健三/一般社団法人ニューメディア開発協会

詳しくは、シニアネット交流広場を御覧ください(ログインは不要です)
支援活動提案等の投稿をお待ちします。
 http://nmda-snr.saloon.jp//?page_id=142

■「ふれあい広場」について
皆様の近況・IDNに対する意見・催しもの案内・等など内容に制約はありません。
思わぬ出会いがあるかもしれません。
自由に投稿して下さい。お待ちしています。

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*12****************************************************************************************************
編集後記

50年前に提唱された《メタボリズム》が今蘇る
 六本木の森美術館で開催中(2011年9月7日〜2012年1月15日)の《メタポリズムの未来都市展 戦後日本・今蘇る復興の夢とビジョン》を見に行った。今回は50年ほど前に提唱された《メタポリズム》について紹介する。また、東日本大震災の被災地の復興計画への《メタポリズム》の考え方の適用についてもふれてみたい。

メタボリズムとは
 《メタボリズム》とは、生理学で使われている《METABOLISM:新陳代謝》のことであり、1960年代に川添登、黒川紀章、菊竹清訓、槇文彦、大高正人らによって提唱された建築・都市デザイン運動である。
 会場のビデオ展示の中で、提唱者の中心的な役割を果たした川添登の説明によると、《新陳代謝》という言葉を英語に置き換えたいと、和英辞典を引いたら《METABOLISM》とあったので《メタボリズム》と命名したと、当時を振り返って、うれしそうな顔で語っていた。


《メタポリズムの未来都市展》パンフレット


中銀カプセルタワービル


静岡新聞・静岡放送
東京支社


層構造モジュールのイメージ
【会場で配布されたパンフレットより】


展示会の構成
展示会場は、以下の4つのセクションで構成されている。
・Section-1:メタポリズムの誕生
 1960年に提案された《METABOLISM/1960 −都市への提案》
 戦中戦後の都市デザインの変遷をたどる
・Section-2:メタボリズムの時代
 都市構想、建築物、住宅に至る様々な事例を紹介
・Section-3:空間から環境へ
 大阪万博、都市建築など、環境をテーマにした事例を紹介
・Section-4:グローバル・メタボリズム
 メタボリズムの思想を海外で展開している事例を紹介

メタボリズムをわかりやすく説明する
 本来、《メタボリズム》を話題にする時は、東京湾を横断する海上都市のアイデア等の都市構想につての説明が必要であるが、今回は2つの建築を例にして説明する。

 《メタボリズム》のイメージをわかり易く説明をするために、銀座へ行って、歩いて数分しか離れていない所にある2つの建築の写真を撮影してきた。
 《中銀カプセルタワービル》と《静岡新聞・静岡放送東京支社》は、前者が黒川起章、後者は丹下健三が設計の責任者である。この2人は有名なので蛇足ではあるが、黒川の最近の作品では国立新美術館の設計、丹下は、代々木の体育館や東京都庁舎の設計の責任者である。

中銀カプセルタワービル:1972年竣工
 中銀 カプセルタワービルは、地下1階 地上11階および13階の集合住宅。新陳代謝というコンセプトを視覚的に理解しやすい建築である。
 写真に見るように、中央の2本のンクリートのコアシャフトに140戸のカプセルが取付けられている。カプセルの大きさは約2.3×2.1×3.8M。カプセルは、単身者用の宿泊、デン(書斎)として想定されたが、家族用としては、数個を扉でつなぐように計画されている。

 電化製品、家具、オーディオ、TV、電話などのすべての内装が工場でセットされたカプセルは現地に搬入され、クレーンでコアシャフトに取り付けられる。
 カプセルは、材料の耐久性など物理的な限界に達した時、または、時代が求める機能を満足できなくなったら、取りはずして新しいカプセルと交換される。
 1ユニットを細胞の1つに喩えて、その細胞が衰えたり壊れたりした場合は、その部分だけ取り替えれば、母体は生命を維持し続けるという《メタボリズム》のコンセプトが実際の建築で示されている。

静岡新聞・静岡放送東京支社:1967年竣工
 樹木を連想させられるこの建築は、コア部分の構造が鉄骨鉄筋軽量コンクリート造の地下1階、地上12階のオフィスビル。中心の円筒形(直径7.7M)のコア部分には、エレベーターや建築設備などが収められ、枝の部分は屋上庭園を持つオフィスユニットである。
 オフィスユニットは増殖や新陳代謝ができるように計画されており、丹下は《メタボリズム》の基本理念と新陳代謝の考え方を象徴的に表現している。

 丹下が設計した、山梨文化会館では、コア部分に相当する円形の筒を、15M×17Mのグリッドの交点に16本立て、コア部分を結ぶ空間にオフィス・工場・スタジオ等を配置した。これらの空間を新陳代謝させようとするものであり、《メタボリズム》の思想を実現している。

震災の復興へメタボリズムの考え方を生かすことができる
 たくさんの展示物の中に、1959年の伊勢湾台風被災地の復興計画として、黒川起章が提案した《農村都市計画》が展示されていた。
 東日本大震災の復興における被災地の再開発が叫ばれているが、具体的なイメージが見えてこない。私は、臨海地区に百年に一度(千年に一度ではなく)の津波に耐えうる高さのところに《人工地盤》を造り、地上面を業務空間とし、人工地盤上を生活空間として利用し、人工地盤の上部に千年に一度の災害に対応できる避難施設を作るのもひとつの案であると考えていた。
 黒川の《農村都市計画》でも人工地盤を提案しており、このアイデアは、東日本の被災地の復興にも適用できる有効な方法であると思う。

エピローグ
 本展では、500点もの図面、模型、ビデオ映像、CG(コンピューター・グラフィックス)等により《メタボリズム》の歴史をたどっている。その中に、会社時代に関わったプロジェクトをいくつか見ることができて、懐かしい思いに浸った。

 日本でのプレハブ建築の元祖と言われている南極の昭和基地に建てられた居住棟については、現地で25年経過したあと、一棟の建物の部材一式を隊員たちが持ち帰った。私が所属した会社がこの部材一式を預かり、技術研究所の大型実験棟の中に復元し、部材の性能実験なども実施した。この仕事を担当させてもらったときに、先人たちのアイデアとモノづくりへの情熱に感激した覚えがある。
 このプレハブ建築の元祖は、建築の工業化の流れとしてとして、中銀カプセルタワービルのカプセルにつながるものとして位置づけて展示されている。
 本件については、《プロジェクトX 南極余話(その2):南極で25年過ごした居住棟の復元》と題して、メルマガIDN第44号(2004年2月1日号)に書いている。

 もう一つは、ここでも紹介している《層構造モジュール》。これは一種の人工地盤であり、立体トラスの大架構空間に居住空間や生活空間を構成し、コミュニティを形成しようとするものである。《層構造モジュール》は、会場で配布されているパンフレットにも、メタボリズム運動が夢見た未来都市の姿として紹介されている。

 東日本大震災で、開幕が2か月遅れたそうだが、本展のタイトルに《戦後日本・今蘇る復興の夢とビジョン》という副題が加えられた。半世紀も前に、当時の建築家や建築評論家たちが提唱した《メタボリズム》のコンセプトが再認識され、今日に生かされることを期待したい。【生部圭助】

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今後このメールをご不要な方は、大変お手数ですが下記までお知らせ下さい。
自立化支援ネットワーク(IDN)事務所
・住所:東京都新宿区三栄町8-37 
・電話番号:03−3358−1958
・Eメール :idn@npo-idn.com
 *連絡をして2日間応答がない場合は、ご面倒ですが、上記にお電話ください。

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