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メルマガ IDN 【第160号】 Inter Depending Network
2008年12月 1日発行

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このメルマガは自立化(相互)支援ネットワーク(IDN)の会員の皆様と
これまでにIDNと関わりのあった方にお送りしています
お知りあいの方で、このメルマガをお送りしたら喜ばれる方をご紹介下さい
メルマガIDNのバックナンバーをこちらでご覧いただけます
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《第160号のご案内》
 IDNだより
 =IDNの活動状況を紹介します
  ADF2008開催の案内
  =2008年12月7日に開催します

 1.ふれあい充電講演会
  =第84回ふれあい充電講演会の案内:PhotoStoryで楽しむ《懐かしの昭和(20年代〜30年代)》
 2.シニアー情報生活アドバイザー講座
  =第67期(09年1/22開講 東京会場 四谷ひろば):受講生募集のご案内
  =第68期(09年2/21開講 東京会場 四谷ひろば):受講生募集のご案内
 3.PCたのしみ隊
 4.IDNパソコンひろば
  =12月の開催予定
  =四谷ひろばで講座が始まりました
 5.キャリア学習推進プロジェクト
  =出前授業への参加のお誘い
  =出前授業の実績と予定
 6.千葉アドバイザーの会「C−PAK」
  =12月の勉強会と忘年会の案内
 7.アドバイザー埼玉の会「シニアドさいたま」
  =記録映画《科学映像館を支える》のご紹介
 8.IDN会員募集のご案内
   =入会を考えている方に
 9.会員のホームページの紹介
10.アウトドアクラブ「たかお会」
  =次年度計画のためのアンケート
11.IDNゴルフ会
  =第6回(08年11月20日開催)の報告
  =第7回(09年 3月19日開催)の案内
12.ふれあい広場
編集後記
  =ヨーロッパで出会った龍と仲間たち 【その2】絵画に見るドラゴン(竜)

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IDNだより
IDNの活動状況を紹介します。
アドバイザーフォーラム
  ADF2008の開催(案内)
昨年に引き続いて本年もADF2008を12月7日(日)に四谷ひろばで開催します。
開催の案内をご覧ください。欠席の方もご一報ください 
ふれあい充電講演会 84回:12月22日に《映像に見るレトロ 昭和30年代》講師:飯塚 渉さん 案内しています
09年度の計画を立案中です
シニア情報生活
   アドバイザー講座
第64期を終了し、248名の方が卒業されました
第65期は休み。第66期を11月22日に開講しました。67期は09年1月10日の開講です
パソコンたのしみ隊 2004年の4月に始まり、毎月開催。スキルや資質の向上のために盛り上がっています
10月と11月はお休みしました。
IDNパソコンひろば 四谷ひろばで4月より初心者向け講座を開始。10月までに270名の方が受講されました
地域への貢献が出来、アドバイザーの活躍の場が広がっています
キャリア学習推進
       プロジェクト
昨年は出前授業に延べ7名(他に見学者2名)の方が参加しました
本年度は、7月に羽澄さんと久米さん、10月に平田さんが出前授業を行いました
千葉アドバイザーグループ 
  《C−PAK》
月に1回の勉強会を、講師が輪番制で継続しています
12月11日(木)に今年の最終回を開催。同日忘年会を行います
埼玉アドバイザーの会 
  《シニアドさいたま》
幹事役が山家 澂さんに交代しました
《科学映像館を支える》のご紹介をしています
アウトドアクラブ
  《たかお会》
2008年2月現在、58名皆さんが会員登録されて楽しんでおられます
現在次年度の計画についてアンケート中です。ご希望をお寄せください
IDNゴルフ会 2007年の9月に第1回を開催し、第6回を2008年11月20日に開催。
次会は09年3月19日(木)に開催します
SNF21(シニアネット
       フォーラム21)
IDNでは2004年と2006年度にもSNF21の仕事を受託しました
2008年度に、再び《全体企画》と《東京の当日の運営》を受託。ご協力をお願いします

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IDNアドバイザーフォーラム2008開催のご案内
IDNアドバイザーフォーラム2008のご案内をいたしております。本年度のフォーラムは12月7日(日)10時より四谷ひろばで開催いたします。
30日が申し込みの締切日でしたが、参加希望の方は、申し込んでください。また《近況》は、12月3日まで受け付けます。
開催案内は下記よりご覧ください。
http://www.npo-idn.com/ADF/adf2008-annnai.html

申し込み及び「近況」の送り先:idn@npo-idn.com
ご欠席の方もご一報ください。【生部】

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ふれあい充電講演会

■第83回ふれあい充電講演会の案内
PhotoStoryで楽しむ《懐かしの昭和(20年代〜30年代)》

昭和20年代、30年代の皆さんの思い出は、如何ですか?

世相・街風景・子供の情景

想い出の映画

懐かしのTV番組

第84回講演会は、激変の一年ではありましたが、閉めは楽しくと言うことで、千葉C-PAK仲間に《フォートストーリー》を駆使した画像加工ブームをもたらした、飯塚氏に、この日のために特別編集頂いた作品を紹介頂く事にしました。
 Part−1:世相・街風景・子供の情景
 Part−2:想い出の映画(映画音楽と共に)
 Part−3:懐かしのTV番組とコマーシャルソング
映像に音楽を加えた力作です。ご期待ください。

今回の講師 飯塚 渉さんからのメッセージ
年齢のせいでしょうね、懐かしさへの感度が上がり郷愁は年々刺激的になって、ネットで遭遇する古い写真や想い出の音楽を黙って見過ごせず、収集・保存しながら「溜めるばかりが能ではない」と世代が近い人達と懐かしさを共有する目的でPhotoStoryをコツコツとまとめています。 古い写真の集合体は今時のヴィデオやDVDのように綺麗ではありませんが、BGMなども吟味してストーリーに仕立てればそれなりに楽しめます。 つたない作ですが画像と音楽で昭和の郷愁の一端を味わっていただければ幸いです。
・開催日時:2008年12月22日(月) 18:00−19:30
・テーマ:PhotoStoryで楽しむ 『懐かしの昭和(20年代〜30年代)』
・講師:飯塚 渉氏(IDN会員)
・場所:四谷ひろば 
 〒160-0004 新宿区四谷4-20   詳細は下記をご覧ください
 http://www.yotsuya-hiroba.jp/chizu.pdf
・懇親会 19:30− 四谷三丁目周辺の居酒屋で
・会費:会員1000円 ビジター1500円
     懇親会費:2500円
・申込みはこちらへ:waiwaihiroba@yahoo.co.jp
・懇親会への参加の有無も合わせてお知らせください
・締めきりは 12月19日(金)
・今回のコーディネーター:羽澄 勝さんです   
緊急連絡は:080−5385−4412(羽澄携帯へ)

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シニア情報生活アドバイザー講座

■「シニア情報生活アドバイザー」養成講座とは

  この講座は、高齢期の生活に密着した、情報技術(パソコンやネットワーク)の楽しい活用方法を教えることが出来る人を養成する講座です。IDNはこれまでに63回の講座を開催し、248名のシニア情報生活アドバイザーを養成した実績を持っています。
 NPO(特定非営利活動法人)「自立化支援ネットワーク」(略称IDN)は、「ニューメディア開発協会」(経済産業省の外郭団体)が認定する「シニア情報生活アドバイザー講座」の養成講座実施団体に指定されています。

■第67期(東京 四谷ひろば会場):開講の案内
期間:2009年 1月10日(土)〜 2月 7日(土) すべて土曜日
・会場:四谷ひろば (会場を変更することがあります)
詳細は下記をご覧ください
http://www.npo-idn.com/senior2.htm

■第68期(東京 四谷ひろば会場):開講の案内
期間:2009年 2月21日(土)〜3月21日(土) すべて土曜日
・会場:四谷ひろば (会場を変更することがあります)
     〒160-0004 新宿区四谷4-20
詳細は下記をご覧ください
http://www.npo-idn.com/senior2.htm
ウイークデイの開催や日程の変更のご希望の方も受け付けます。ご相談くださ
い。

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パソコンたのしみ隊


このところパソコン楽しみ隊のテーマ、案内役につきご提案がありませんので、年内はお休みにしたいと思います。
IDNの近況はご存じの方も多いでしょうが、四谷ひろばのパソコン教室がその後もアドバイザーの活躍の場として順調に推移し、また12月にはADF2008でお会いする機会もあるようです。忘年会か新年会といったことで集まって今後のことをご相談してもいいのかもしれません。
【國重隊長】

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IDNパソコンひろば

■四谷ひろばで講座が始まりました
4月7日より4月の講座を開始し、5月からは、四谷ひろば運営協議会主催講座と並行してIDNが自主企画した講座も始めています。
知人や近隣の方で受講希望者の発掘と紹介も合わせてお願いします。

■12月の開催予定
12月は下記の講座を予定しています。

<四谷ひろばで主催する講座>

・はじめてのパソコン 
・はじめてのインターネットと電子メール 
・はじめてのパソコンVista対応
<IDNが企画して実施する講座>
・講座復習なんでも相談
・案内状を作る
・ワード初級2 
・ デジタルカメラ
・フォトストーリーを作ろう

日程や講座の内容などの詳細はこちらをご覧ください

四谷ひろばとは
 新宿区四谷四丁目にある旧四谷第四小学校校舎を地域住民が活用できるようにする計画が具体化しました。2007年10月15日に施設の運営組織「四谷ひろば運営協議会」が正式に発足し、IDNもこの運営協議会に参加することになりました。

 校舎は耐震補強・エレベーター設置などを含む大掛かりな改修工事が終了し、施設は2008年4月から利用開始されました。IDNは四谷ひろば運営協議会に参加し、21台のパソコンと周辺装置を擁する広さ約100uのコンピュータルームの管理を受け持ち、そこで地域住民へのパソコン教室を開催することになりました。
【リーダー:香村敏夫  サブリーダー:森藤和彦】

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キャリア学習推進プロジェクト

■出前授業への参加のお誘い

 IDNにおいては発足当時から、会員がこれまでにいろいろな分野で、貴重な経験を積み重ねながら育んできたキャリアを、次世代に継承していくことを通じて、会員の社会貢献と生きがいを見出していくことを活動テーマに考えています。

 「キャリア推進プロジェクト」が具体的な動きをはじめ、神奈川県の高校と大東文化大学への出前授業に延べ7名(他に見学者2名)の方が参加しました。経験した方々の感想は、伝授したい自分の経験と知識を、学生達に伝えることが如何に難しいか、しかし彼らの顔が理解した反応に輝いた時は、言い知れぬ達成感が湧き出てくると。
 またIDNの会員の皆さんへのメッセージは、私たちにとってはごく普通の経験が、学生たちにとっては通常の授業では得ることのできない貴重な蓄積となるので、あまり難しく考えず気楽に取り組むといいのではないか、教えることから得る達成感はまた格別である、ということです。
 当面は、試行錯誤を重ねながら進めて生きたいと考えています。メルマガに、経験者の感想や次の講師募集を掲載しています。

■2008年の出前授業の実績
・羽澄 勝さん
 2008年7月7日:大東文化大学外国語学部
・久米 祐介さん
 2008年7月17日:茅ヶ崎北陵高校
・平田信一さん
 2008年10月6日:神奈川県立小田原総合ビジネス高等学校

■2008年の出前授業の予定
・生部 圭助さん
 2008年12月18日:神奈川県立横浜桜陽高等学校

【リーダー:羽澄 勝  サブリーダー:武田康男】

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千葉アドバイザーグループ C−PAK

■12月の勉強会と忘年会の予告
・日時:12月11日(木) 15:00〜17:00
 ※勉強会は15時開始とします
・場所:高齢協 佐倉センター2階 
・講師:大村 久吉さん
・テーマ:「ナントナク ハワイな気分」
・内容:吉例年に一度のネットサーフィン、ハワイ編

 ※忘年会は17時にスタートです
 場所は高齢協 佐倉センター1階の炉端焼き「魚炉魚炉亭」 

これまでのC−PAKの活動状況を下記でご覧下さい。
http://www.npo-idn.com/c-pak/chiba-c-pak.htm

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埼玉アドバイザーの会「シニアドさいたま」

■記録映画《科学映像館を支える》のご紹介
埼玉県富士見市にあるNPO法人《科学映像館を支える会》では貴重な記録映画を無料で配信しています。
最近では、
十二単(企画:資生堂)映像時間13分
開拓者達(企画:日立製作所)映像時間13分
などです。十二単と開拓者達の題名に各々ハイパーリンクさせてますので、ちょっとご覧になって見て下さい。
“科学映像館を支える会”では、このような記録映画を170以上無料配信しています。
ジャンルは自然科学、社会科学、工学、産業、祭り、芸術、昔のくらし、などがあり、自分の興味のある分野の記録映画を見ることが出来ます。
どうぞ一度アクセスして見てください。
十二単:http://kagakueizo.org/movie/sdy_junihitoe-jp.html
開拓者達:http://kagakueizo.org/movie/sd_hitachi_kaihatsushatachi.html
【レポート:山家さん】

「シニアドさいたま」の活動内容については、下記のブログをご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/seniad_saitama
【幹事役:山家 澂さん】

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IDN会員の募集のご案内

■ IDN会員募集中
NPO自立化(相互)支援ネットワークでは、正会員と賛助会員を募集しています。
*会員の方々には、会員の活動状況や情報を掲載した機関誌を、発行し配布いたします。
*会員の方々には、各プログラムへの参加に割引が適用されます。
*入会金及び年会費については「入会を考えている方に」を参考にして下さい。
*詳しいことをお知りになりたい方は、事務局までお問い合わせください。

■入会を考えている方に

  会員になるには,自分の意思(Will)がなんといっても大切です。少なくとも何のために入会しようとしているのか,目的を決めて入るのが賢明です。
  入会の手続きとしては,入会申込書と,入会金の支払いが必要になります。会員には2つのタイプがあります。どちらの会員になるかは,やはり自分の意思で決めて下さい。
・正会員:主体的に活動を行う会員で,総会の議決権を有する会員
・賛助会員:団体の主旨に賛同し,活動に参加する会員

会費には入会金と年会費とがあります。
 入会金は正会員が1万円,賛助会員が千円です。
 年会費は,正会員が年間一口1万円,賛助会員が一口千円です。
年会費を何口にするかも,ご自身の意思で決定して下さい。

メール送信先:idn@npo-idn.com

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会員のホームページの紹介

■ブログもOK 自薦・他薦をお願いします

 メルマガIDN第69号(2月15日発行)よりホームページの紹介を開始しました。今回までに12名の方のページと「シニアドさいたま」のページを紹介しました。遠慮しないでどうぞ手を上げてください。以下に趣旨を再掲いたします。

 会員のホームページを紹介するコーナーを設けます。会員の顔をもっと見えやすくすることが主な目的です。会員相互の交流のきっかけになればと期待します。ご希望のあった方から順次紹介します。簡単な紹介で結構ですから下記あてにご連絡ください。メルマガIDNで紹介したホームページのURLをIDNのホームページに紹介します。
申し込み先:idn@npo-idn.com
これまでに登場した方のURLと紹介文をIDNのホームページ(こちら)でご覧になれます

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アウトドアクラブ「たかお会」

■次年度計画のためのアンケート
平成21年(2009年)の活動計画に役立てるため、アンケートにご協力をお願いします。
添付のアンケート用紙に記入の上
idn-takaokai-owner.@.yahoogroups.jp
宛にメールしてください。〆切は12月10日です。
(メールを送る場合は@マークの前後の「.」(ドット)は除いてください。)

【幹事:東川・滝村】

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IDNゴルフ会

■第6回 IDNゴルフ会コンペの報告
  
今回は11月中旬なので、暖かい千葉で晴天の中開催しました。これまでの中で最多の11名の参加がありました。
優勝者は黒瀬和人さんでした。
<開催データ>
・開催日:2008年11月20日(木)
・開催場所:東京湾カントリークラブ
・参加者:11名

第6回の参加者の皆さん 黒瀬さん 優勝おめでとうございます

■第7回 IDNゴルフ会コンペの予告
下記により開催予定です。ふるってご参加ください。
・開催予定日:2009年 3月19日(木)
・開催場所:東京湾カントリークラブ

■IDNゴルフ会のホームページをご覧ください
IDNゴルフ会の発足のお知らせと会員募集、
これまでの実施報告などこちらよりご覧ください
IDNのTOPページからもご覧になれます。

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ふれあい広場

■「ふれあい広場」について
皆様の近況・IDNに対する意見・催しもの案内・等など内容に制約はありません。
思わぬ出会いがあるかもしれません。
下記のメールアドレスへ自由に投稿して下さい。お待ちしています。
<mailto:merumaga-idn@npo-idn.com>

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編集後記

■編集後記 ヨーロッパで出会った龍と仲間たち 【その2】絵画に見るドラゴン(竜)
 前回は、《ヨーロッパで出会った龍と仲間たち》の中で、《彫刻》に着目し、ヘラクレスのことを取り上げた。今回は《絵画》に見るドラゴン(竜)を取り上げる。
 絵画の世界では、悪の象徴としての竜(ドラゴンが)退治されるシーンを描いた絵が多数見られる。以下に、私が出会った絵画におけるドラゴン(竜)の例を紹介する。

ヨハネの黙示録:ティントレットの《サタンと大天使ミカエルとの戦い》

ティントレット
サタンと大天使ミカエルとの戦い




ハンス・フォン・マレー
ドラゴンを退治するひと



 
聖ミカエルと龍
左:バルトロメオ・ヴィヴァリーニ
右:14世紀シエナ派

 ヨハネの黙示録の第12章に、悪魔とか、サタンとか呼ばれ、全世界を惑わす巨大なドラゴン(竜)が登場する。天上で、ドラゴンとその使いは、大天使ミカエルとその御使たちと戦って負け、その使たちもろともに地上へ投げ落とされる、という記述がある

 ここに紹介するのは、ティントレットの《サタンと大天使ミカエルとの戦い》。ドレスデンにある、ツヴィンガー宮殿のアルテ・マイスター(古典巨匠絵画館)のイタリア絵画ゾーンに展示されている。
 アルテ・マイスターは1956年に多難な歴史を潜り抜け、ツヴィンガー宮殿の一角に再びオープンした。ラファエロの《システィーナの聖母》、レンブラント、ルーベンス、ルーカス・クラナッハ、デューラーなどヨーロッパを代表する画家たちの膨大な数の作品が公開されている。

 ティントレットは、マニエリズムの画家の一人で、ミケランジェロの構成、ティツアーノの色彩を受け継ぐ画家。なくなる直前にヨハネの黙示録をテーマにした絵を描いた。この作品もそのひとつであり、天の戦いのシーンを描いている。

 絵の右上には父なる神が両手を広げて愛を示し、その下には大天使ミカエルと彼に続く天使たちが竜に変身したサタンと戦っている。画面左上にはマリアとキリストが三日月を踏んで登場している。
【この項はアルテ・マイスターで求めたパンフレットより要約】

聖ゲオルギウスのドラゴン(竜)退治
 町の近くの湖に悪いドラゴンが住んでいた。人々はドラゴンをなだめるために生贄を毎日捧げていたが、ある日、王は自分の姫を捧げることになった。王は嘆き悲しんで姫を湖のほとりにおいて戻ってきた。たまたま そこを通りかかったゲオルギウスはドラゴンに戦いを挑み、ついにドラゴンを退治する。ゲオルギウスは、王が姫の夫にとの勧めを断って立ち去る。のちにゲオルギウスは聖人になった。

 ここに紹介する絵は、ベルリンの旧ナショナルギャラリー(Alte Nationalgalerie)にあるハンス・フォン・マレー(1837-1887)の1880年の作品。
 旧ナショナルギャラリーは、1867年から9年の歳月をかけて完成。19世紀後半から20世紀初頭のドイツ絵画を中心に展示している。1997年から大規模な修復工事が行われ2000年11月に再オープン。アドルフ・メンツェル、カスパー・ダビッド・フリードリッヒなどドイツ絵画、モネ、セザンヌ、ゴーギャン、ルノアールなどのフランス印象派の作品も展示してある。

 ハンス・フォン・マレーは、ドイツ美術史でも欠かすことができない、19世紀後半のローマのドイツ人画家ないし美術家の代表的人物のひとり。
 対仏戦争に勝利した後成立したドイツ帝国の公権力は美術に対しても国民意識の高揚を図る文化政策を強いた。ハンス・フォン・マレーはアルプスを越えてひとり画業に没頭した。絶えず自然との美術的な関係を直接に表明し得る形を見いだそうと努力していた。

 古代世界、聖書に出てくる物語、聖ゲオルギウス、聖フベルトゥス,聖マルティヌスのような聖人たちこうしたものが彼の想像力を掻き立てた。
【ハンス・フォン・マレーについては、高阪一治氏『コンラート・フィードラー《ハンス・フォン・マレー》』より要約】
 
 これは、スペインのカタルーニャでの話。白い馬に跨がり、甲冑をまとった一人の若い騎士サン・ジョルディがドラゴンと戦い、手にした槍でドラゴンを倒し、お姫様を救出する。溢れ出したドラゴンの血からは、美しい薔薇が咲き、サン・ジョルディは、最も美しい薔薇を手折り、永遠の愛のシンボルとしてお姫様に贈った。後に聖人となったサン・ジョルディが殉教した日を《サン・ジョルディの日》とし、カタルーニャ地方では、街に花や本の市が立ち、ひとびとはプレゼント用に本や薔薇を買い求める。
 聖ゲオルギウスとサン・ジョルディは同じ人で、読み方の違いである。
 
天使のドラゴン(竜)退治
 次に紹介する、バルトロメオ・ヴィヴァリーニの《Der Erzengel Michael mit der Seelenwaage》は《天使のドラゴン(竜)退治》をモチーフとした絵。ベルリンの絵画ギャラリー(絵画館)にある。

 絵画ギャラリーは1998年にティアガルテン地区に建設され、ベルリンフィルの本拠《フィルハーモニー》の隣に位置している。新しい絵画ギャラリーには、従来ボーデ博物館とダーレム美術館にあった絵画のうち、18世紀以前のものが集められた。13〜18世紀のイタリア、オランダ、フランスの名画1400点以上を展示。ラファエロ、ルーベンス、フェルメール、レンブラントなどを所蔵している。
 ここには、世界に30数点しか残っていないフェルメールの作品のうち、《紳士とワインを飲む女》と《真珠の首飾りの女》もある。

 バルトロメオ・ヴィヴァリーニ(1430−1491)は、イタリア初期ルネサンスの画家。ヴィヴァリーニ家の始祖アントニオ・ヴィヴァリーニの実弟。アントニオ・ヴィヴァリーニの引退後は、固定されたポーズや透明感のある光彩表現、明瞭な輪郭線による単純な構図などマンテーニャの影響を強く感じさせる独自の様式を発展させた。ベルガモやヴェネツィア内陸部で成功を収めた。

 《天使のドラゴン(竜)退治》をモチーフにした絵は多く見受けられる。写真に示したもう一つの絵は、上野の国立西洋美術館の2階の常設展のゾーンの一角にある。絵の題は《聖ミカエルと龍》となっており、《14世紀シエナ派、テンペラ板》との解説があるのみである。この二つの絵の構図はよく似ているが、ジローナの美術館にある、修道院の祭壇の背後の上部に飾ってあった祭壇画も同じ構図になっている。
 今回は、悪の象徴としての竜(ドラゴンが)退治されるシーンを描いた絵を4つ紹介した。ここに紹介した絵のほかにも私のホームページで取り上げているので興味のある方はご覧いただきたい。【生部】

・ヨハネの黙示録:ジローナのベアトゥス写本《大天使ミカエルとサタン竜に変身したドラゴン(竜)との戦い》→こちら
・天使のドラゴン(竜)退治:ジローナの美術館にある修道院の祭壇の背後の上部に飾ってあった祭壇画の一つ→こちら
・英雄のドラゴン(竜)退治:ベルリンのリヒャルト・ワグナー駅のホームにある、ジークフリートのドラゴン(竜)退治→こちら

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今後このメールをご不要な方は、大変お手数ですが下記までお知らせ下さい。
自立化支援ネットワーク(IDN)事務所
・住所:東京都新宿区三栄町8-37 
・電話番号:03−3358−1958
・Eメール :idn@npo-idn.com

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