TOP◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
メルマガ IDN 【第147号】 Inter Depending Network
2008年 5月15日発行
IDNのTOPへ
***********************************************************************
このメルマガは自立化(相互)支援ネットワーク(IDN)の会員の皆様と
これまでにIDNと関わりのあった方にお送りしています
お知りあいの方で、このメルマガをお送りしたら喜ばれる方をご紹介下さい
メルマガIDNのバックナンバーをこちらでご覧いただけます
************************************************************************《第147号のご案内》
IDNだより
1.ふれあい充電講演会
=第80回ふれあい充電講演会の案内:《重要文化財「明治生命館」の見学》
2.シニアー情報生活アドバイザー講座
=第62期(5/24開講 東京会場 四谷ひろば):受講生募集のご案内
=第63期(7/12開講 東京会場 四谷ひろば):受講生募集のご案内
3.PCたのしみ隊
=5月のご案内
4.IDNパソコンひろば
=四谷ひろばで講座が始まりました
=6月の講座の開催予定
5.キャリア学習推進プロジェクト
=出前授業への参加のお誘い
6.千葉アドバイザーの会「C−PAK」
=5月の勉強会の報告と次回の予告
=協議事項 C−PAK推進体制など
7.アドバイザー埼玉の会「シニアドさいたま」
8.IDN会員募集のご案内
=入会を考えている方に
9.会員のホームページの紹介
10.アウトドアクラブ「たかお会」
=第31回活動予告《御岳山と日の出山登山》
=今後の活動予告
11.IDNゴルフ会
=2008年の第4回の案内
=2008年の第5回以降の予告
12.ふれあい広場
編集後記
=浅草まち歩き (その2)浅草寺に戻る
**************************************************************************
IDNだより
■四谷ひろばで講座が始まりました
4月7日より4月の講座を開始し、5月2日に終了しました。4月は、50名を越す受講希望者があり、盛況のうちに講座を終了することが出来たことを喜んでいます。
5月からは、四谷ひろば運営協議会主催講座と並行してIDNが自主企画した講座も始めています。知人や近隣の方で受講希望者の発掘と紹介も合わせてお願いします。6月の講座の開催予定を紹介します。
■IDNでVistaを1台購入しました
IDNの事務所の会議室で勉強会などに活用したい方は下記へ問い合わせてください。
idn@npo-idn.com
■ホームページに対する悪意の攻撃や書き込み
先日、IDNのホームページの《IT・PCお助けひろば》に対してアタックを受けました。このページを暫く閉鎖しています。また、シニアドさいたまのブログに悪意の書き込みがありましたので、削除しました。IDNのホームページに対して不審の点を見つけたらすぐにご連絡ください。
TOPへ
*1***************************************************************************
ふれあい充電講演会
■第80回ふれあい充電講演会の予告:《重要文化財「明治生命館」の見学》
明治生命館は、欧米の一流建築様式と比較しても全く遜色のない建物で、オフィスビルの最高傑作と高く評価され、平成9年、昭和の建物として初めて重要文化財に指定されました。
様式の鬼才といわれた岡田信一郎の遺作・明治生命館を、会社生活のほとんどをこの建物で過ごされた井出昭一さん(IDN会員)のご案内で日曜日の午前中をじっくり楽しみましょう。
午後も時間にゆとりがある方は、出光美術館での鑑賞や東京駅前発着のオープンデッキバスによる、お堀ひと回りはいかがですか。バスから見る明治生命館もなかなか見応えがあります。
明治生命館の一般公開の詳細については下記をご覧ください。
・日時:2008年6月8日(日)
・場所:重要文化財「明治生命館
東京都千代田区丸の内2-1-1
・集合:10:30 マイプラザ
・内容:1階ラウンジで明治生命館の概要を説明
11:00 外観、2階、1階を見学経路に沿って説明
12:00〜13:30 懇親会
マイプラザ地下1階 「中華レストラン煌蘭 丸の内店」(03-3287-0151)にて昼食
・交通:JR東京駅または有楽町駅 徒歩5分
東京メトロ 二重橋前駅3番出口直結
・会 費:会員500円 ビジター1000円
懇親会会費:2500円
・申込みはこちらへ:waiwaihiroba@yahoo.co.jp
・締めきり:6月5日(木)
・今回のコーディネーター:羽澄 勝さん
明治生命館については、井出さんがメルマガIDNの『平成つれづれ草子』の第6回「明治生命館…様式建築の最高傑作…」(2006.05.01)で紹介しています。ご興味のある方は、下記のURLより右下の「エッセイ集欄」の『平成つれづれ草子』をクリックしてご覧ください。
http://www.npo-idn.com/
TOPへ
*2*******************************************************************
シニア情報生活アドバイザー講座
■「シニア情報生活アドバイザー」養成講座とは
この講座は、高齢期の生活に密着した、情報技術(パソコンやネットワーク)の楽しい活用方法を教えることが出来る人を養成する講座です。IDNはこれまでに54回の講座を開催し、235名のシニア情報生活アドバイザーを養成した実績を持っています。 NPO(特定非営利活動法人)「自立化支援ネットワーク」(略称IDN)は、「ニューメディア開発協会」(経済産業省の外郭団体)が認定する「シニア情報生活アドバイザー講座」の養成講座実施団体に指定されています。
■第62期・第63期(東京 四谷ひろば会場):受講生募集のご案内
第62期:2008年 5月24日(土)〜 6月21日(土) すべて土曜日
第63期:2008年 7月12日(土)〜 8月 9日(土) すべて土曜日
・会場:四谷ひろば
〒160-0004 新宿区四谷4-20
詳細は下記をご覧ください
http://www.npo-idn.com/senior2.htm
ウイークデイの開催や日程の変更のご希望の方も受け付けます。ご相談ください
TOPへ
*3***********************************************************************
パソコンたのしみ隊
■パソコン楽しみ隊:5月のご案内
・日時:5月25日(日)13時〜16時
・場所:四谷ひろばB館3Fパソコンルーム
東京メトロ丸ノ内線四谷三丁目駅より徒歩6分
・案内役:杉田 靖さん
・テーマ:『 Excelで筆文字 』
その他
「こんなことですが皆さんにご紹介したい」「皆さん、こんなことはどうしてますか?」など、ありましたら是非ご一報下さい。
TOPへ
*13***********************************************************************
IDNパソコンひろば
■四谷ひろばで講座が始まりました
4月7日より4月の講座を開始し、5月2日に終了しました。4月は、50名を越す受講希望者があり、盛況のうちに講座を終了することが出来たことを喜んでいます。 5月からは、四谷ひろば運営協議会主催講座と並行してIDNが自主企画した講座も始めています。講師やサポートをされる方のご協力をお願いします。また、知人や近隣の方で受講希望者の発掘と紹介も合わせてお願いします。
■6月の講座の開催予定
四谷ひろば運営協議会主催講座Aコース:「はじめてのパソコン」全4日間
(毎週月曜日):2日・9日・16日・23日
Bコース:「インターネットと電子メール」全4日間
(毎週金曜日)3日・10日・17日・24日
IDN自主(企画)講座
・テーマ:こづかい帳・カレンダー・はがき・チラシ
・回数:1テーマを2〜3回
はがきを作ろう (毎週水曜日):4日・11日・18日・25日
案内状を作ろう(毎週金曜日):6日・13日・20日・27日
四谷ひろばとは
新宿区四谷四丁目にある旧四谷第四小学校校舎を地域住民が活用できるようにする計画が具体化しました。2007年10月15日に施設の運営組織「四谷ひろば運営協議会」が正式に発足し、IDNもこの運営協議会に参加することになりました。
校舎は耐震補強・エレベーター設置などを含む大掛かりな改修工事が終了し、施設は2008年4月から利用開始されました。 IDNは四谷ひろば運営協議会に参加し、21台のパソコンと周辺装置を擁する広さ約100uのコンピュータルームの管理を受け持ち、そこで地域住民へのパソコン教室を開催することになりました。
【リーダー:香村敏夫 サブリーダー:森藤和彦】
TOPへ
*4***********************************************************************
キャリア学習推進プロジェクト
■出前授業への参加のお誘い
IDNにおいては発足当時から、会員がこれまでにいろいろな分野で、貴重な経験を積み重ねながら育んできたキャリアを、次世代に継承していくことを通じて、会員の社会貢献と生きがいを見出していくことを活動テーマに考えています。
「キャリア推進プロジェクト」が具体的な動きをはじめ、神奈川県の高校と大東文化大学への出前授業に延べ7名(他に見学者2名)の方が参加しました。経験した方々の感想は、伝授したい自分の経験と知識を、学生達に伝えることが如何に難しいか、しかし彼らの顔が理解した反応に輝いた時は、言い知れぬ達成感が湧き出てくると。
またIDNの会員の皆さんへのメッセージは、私たちにとってはごく普通の経験が、学生たちにとっては通常の授業では得ることのできない貴重な蓄積となるので、あまり難しく考えず気楽に取り組むといいのではないか、教えることから得る達成感はまた格別である、ということです。
当面は、試行錯誤を重ねながら進めて生きたいと考えています。メルマガに、経験者の感想や次の講師募集を掲載しています。2008年には情報交換会も計画中です。
2008年度の計画
5月31日(土)に出前授業などの紹介をしてもらっているNPOコアネットの総会が開催されます。IDNからもオブザーバー参加を予定しており、その後今年の推進計画を調整し予定します。是非「出前講師」を体験してください。
【リーダー:羽澄 勝 サブリーダー:武田康男】
TOPへ
*5***********************************************************************
千葉アドバイザーグループ C−PAK
■勉強会レポート
・日時:平成20年5月8日(木)14:00〜16:00・場所:高齢協 佐倉センター2階
・出席者:計9名・テーマ:Windows Photo Story-3による『Nostalgia写真博物館U号館〜懐かしの昭和30年代〜』
・講師:飯塚 渉さん
内容:懐かしい写真を取り込んだ労作
前回発表された『Nostalgia写真博物館 〜懐かしの昭和〜 T号館』に続く『U号館』の披露上映。
飯塚氏が「世相・庶民生活の移り変わりを訪ね・探す」というテーマに基づき、長年に亘り蓄積された膨大なデータの中から、懐かしの昭和シリーズとして、戦中・戦後の『T号館』に続き、この『U号館』は日本が大きく変貌し、成長した昭和30年代が取り上げられた。
その映像・音楽は我々世代の成長期・青春期とラップしていて、懐かしく、時にはほろ苦い思い出が次々と蘇るのでした。
参加者全員から様々な思いで話が飛び出しまして、誠にあっという間の上映時間80分でした。
『T号館 』では、使用された写真は652枚、今回の『U号館』では写真564枚、BGMの音楽61曲。
氏が目下蓄積中の写真データはクラシックカー・世相や生活など身の回りのもの・街の移り変わり・映画のポスターなどなど約7000件になる。音楽もコマーシャルソングなど異彩を放つ分野のデータが多い。
参加者から次作品期待のアンコールが出ていました。
■次回の勉強会予告
・日時:6月12日(木)14:00〜16:00
・場所:高齢協 佐倉センター2階
・講師:北野 正行 さん
・テーマ:未定
■協議事項
・C−PAK推進体制:各プロジェクトに責任者(Pro−M)を選任
=千葉市生涯学習センター自主企画プロジェクト:大村代表
=千葉市生涯学習センターパソクラプロジェクト:津田
=公民館講習会プロジェクト:利光
=IDN対応プロジェクト対象により、山室・橋本・羽澄
=志津勉強会プロジェクト:津田
・パソクラ新規講座開設の件
=パソクラの要望を受け止め、新規講座として「パソコンを楽しむその一歩」(Cクラス)を担当開設
=大村代表と相談の上、別途、講師、アシスタントの募集人選に入る
【レポート:津田さん】
これまでのC−PAKの活動状況を下記でご覧下さい。
http://www.npo-idn.com/c-pak/chiba-c-pak.htm
TOPへ
*6************************************************************************
埼玉アドバイザーの会「シニアドさいたま」
■次回「シニアドさいたま」の開催予告
年2回程度の交流会を持つ会として継続してまいります。
次回は、暑気払いを兼ねて8月24日(日)で、場所はさいたま市の予定です。
詳細は後日決定しお知らせいたします。
過去の活動状況をシニアドさいたまブログをご覧下さい。
http://blog.goo.ne.jp/seniad_saitama
【幹事役:山家 澂さん】
TOPへ
*7***********************************************************************
IDN会員の募集のご案内
■ IDN会員募集中
NPO自立化(相互)支援ネットワークでは、正会員と賛助会員を募集しています。
*会員の方々には、会員の活動状況や情報を掲載した機関誌を、発行し配布いたします。
*会員の方々には、各プログラムへの参加に割引が適用されます。
*入会金及び年会費については「入会を考えている方に」を参考にして下さい。
*詳しいことをお知りになりたい方は、事務局までお問い合わせください。
■入会を考えている方に
会員になるには,自分の意思(Will)がなんといっても大切です。少なくとも何のために入会しようとしているのか,目的を決めて入るのが賢明です。
入会の手続きとしては,入会申込書と,入会金の支払いが必要になります。会員には2つのタイプがあります。どちらの会員になるかは,やはり自分の意思で決めて下さい。
・正会員:主体的に活動を行う会員で,総会の議決権を有する会員
・賛助会員:団体の主旨に賛同し,活動に参加する会員
会費には入会金と年会費とがあります。
入会金は正会員が1万円,賛助会員が千円です。
年会費は,正会員が年間一口1万円,賛助会員が一口千円です。
年会費を何口にするかも,ご自身の意思で決定して下さい。
メール送信先:idn@npo-idn.com
TOPへ
*8**********************************************************************
会員のホームページの紹介
■ブログもOK 自薦・他薦をお願いします
メルマガIDN第69号(2月15日発行)よりホームページの紹介を開始しました。今回までに12名の方のページと「シニアドさいたま」のページを紹介しました。遠慮しないでどうぞ手を上げてください。以下に趣旨を再掲いたします。
会員のホームページを紹介するコーナーを設けます。会員の顔をもっと見えやすくすることが主な目的です。会員相互の交流のきっかけになればと期待します。ご希望のあった方から順次紹介します。簡単な紹介で結構ですから下記あてにご連絡ください。メルマガIDNで紹介したホームページのURLをIDNのホームページに紹介します。
申し込み先:idn@npo-idn.com
これまでに登場した方のURLと紹介文をIDNのホームページ(こちら)でご覧になれます
TOPへ
*9*********************************************************************
アウトドアクラブ「たかお会」
■第31回活動の速報
平成20年5月15日(木曜日)に《奥多摩 御嶽山 日の出山ハイキング》が行われました。
後日報告をいたします。(写真参照)
■今後の予告
第32回 山菜取りと新緑の松川渓谷散策
・日程:7月3日〜5日(木曜日〜土曜日)
・入浴:七味温泉&レッドウット
・ランク:★★★・内容:4日はタコチコース(13Km)を山菜を取りながら散策します。また、ご希望があれば笠ヶ岳登山も行います。温泉も楽しみましょう。
第33回 観音崎森林探訪と自然博物館見学
・日程:9月18日(木曜日)
・ランク:★★・内容:三浦半島東京湾側 バス停⇒海岸園地⇒灯台⇒展望園地(昼食)⇒自然博物館⇒森のロッジ⇒走水神社⇒バスで横須賀へ(宮本森林インストラクターに案内して戴きます)岩礁と砂浜のある海(東京湾)と照葉樹林を持つ自然環境に恵まれた、広大な県立公園として、1985年に整備開設されました。昭和20年まで、軍の要塞があったので、一般人が入れなかったため、貴重な照葉樹林が残っています。
【幹事】東川征夫 (090-6166-7571)
滝村紘一 (090-5587-5769)
TOPへ
*10**********************************************************************
IDNゴルフ会
■第4回IDNゴルフ会コンペの案内
IDNゴルフ会も、4回目を迎えました。今回は、初めてのコースを、会員の村井さんの紹介で、計画しました。多くの方の参加をお待ちします。
・開催日:2008年5月27日(火)
・開催場所:習志野カントリークラブ
〒270-1327 千葉県 印西市大森7
TEL : 0476-46-3111
http://www.accordiagolf.com/guide/3503404/
・費用:一人当たり
プレー費:17800円
会 費: 4000円
・スタート時間とコース
習志野CC・クイーンコース イン スタート(9時38分)
・アクセス
北総開発鉄道・千葉ニュータウン中央駅下車
クラブバス 千葉ニュータウン中央駅から運行。(所要時間:10分)
7時20分、7時50分、8時20分(推奨)、
8時50分、9時20分、9時50分発。
(参考):浅草橋(7:18発) 都営浅草線(普通)【印旛日本医大行き】⇒千葉ニュータウン中央(8:08着)
・参加申込
締め切りはH20年4月30日までですが、参加希望の方は下記にお問い合わせください。
IDNゴルフ会 idngolf@yahoogroups.jp
■2008年の第5回以降の予告
第4回以降のコンペの計画をお知らせします。
更に多くの方の入会とコンペ参加をお待ちしております。
第5回:H20年 9月30日(火)
第6回:H20年11月25日(火)
参加希望とお問い合わせなどは、下記へお願いします。
IDNゴルフ会 idngolf@yahoogroups.jp
■IDNゴルフ会のホームページをご覧ください
IDNゴルフ会の発足のお知らせと会員募集、
昨年の実施報告などこちらよりご覧ください
IDNのTOPページからもご覧になれます。
【幹事:山本正光・武田康男】
TOPへ
*11**********************************************************************
ふれあい広場
■「ふれあい広場」について
皆様の近況・IDNに対する意見・催しもの案内・等など内容に制約はありません。
思わぬ出会いがあるかもしれません。
下記のメールアドレスへ自由に投稿して下さい。お待ちしています。
<mailto:merumaga-idn@npo-idn.com>
TOPへ
*12**********************************************************************
編集後記
■編集後記 浅草まち歩き その2 浅草寺に戻る
ちょうど1年前の5月15日発行の第123号で《浅草まち歩き》を書いた。浅草寺の本堂を基点に周辺のことを書いた。今回は雷門にもどり、仲見世通りを本殿に向かって歩いてみる。通常《浅草寺》と呼んでいるが、正式には《金龍山浅草寺》というだけあって龍にまつわることがたくさんある。
雷門
雷門は浅草の名所であるばかりでなく、東京のランドマークとなっている。天慶5(942)年に浅草寺の総門として建てられた雷門は、火災による焼失し再建を繰り返し、寛永12年(1635)徳川家光によって建てられた。門の右に《風神》、左に《雷神》を安置してあるところから、正しくは《風雷神門》という。慶応元(1865)年の火災に遭って以来、昭和35年に再建されるまで、約100年近く雷門は幻の存在だった。現在の雷門は鉄筋コンクリート製で、昔の姿そのままに再建されている。
雷門の提燈の下を歩きながら上を見上げると提燈の底に龍の彫刻が見える。提燈の底までの高さは2メートルほどで、真近かに見ることが出来るが、ほとんどの人は気がつかないで通り過ぎる。
土産店
仲見世通りに並んでいる店を覗いてみると面白いものがたくさんある。踊り衣装・着物・帯・袴などを扱っている富士屋の店頭でガウンの背中描かれた龍を見つけて写真を撮らせてもらった。三美堂では《東方神青龍》の色紙を買った。四神のひとつとして東方と春を守護する霊獣とのこと。
伝宝院
左に見る伝法院は浅草寺の院号であったが、現在は住職の居住する本坊の称号になっている。建物の背後には、大泉池を中心とする廻遊式庭園があり、江戸時代初期の築造で、小堀遠州作と言われる。毎年10月に行われる《金龍の舞》の龍はこの伝宝院を出発し、ここに戻ってくる。
宝蔵門
伝宝院を過ぎると宝蔵門が目の前に迫る。楼門の左右に寺域を守護する仁王像を奉安しており《仁王門》とも呼ばれる。右の吽形像の制作は村岡久作、左の阿形像は錦戸新観の作とされる。現在の浅草寺の仁王門は三層のうちの二層が《収蔵庫》になっており《宝蔵門》と呼ばれている。
中央に《小舟町》と書かれた大きな提燈が下がっている。日本橋小舟町奉賛会より昭和63(1988)年に奉納されたが、平成15(2003)年の秋に江戸開府400年を記念して15年ぶりに新調された。提燈の底までの高さは、雷門より少し高くて2.3mほど。提燈の底に龍の彫刻を見ることが出来る。
五重の塔
三代将軍徳川家光時代の五重塔は現在の場所から参道を挟んで反対側、宝蔵門の東北方に建っていたそうである。明治44(1911)年に五重塔は「国宝」に指定されたが、昭和20(1945)年の戦災で焼失の後、昭和48(1973)年参道を挟んで反対側、本堂の西南に再建された。
地上からの高さは53.32m(搭の高さ48.32m、うち九輪部分15.07m)。
手水屋
本堂の前で清める。手水舎には8体の龍が水を吐いており、これまでに見た手水舎のなかでは、最も規模が大きい。水鉢の中央には高村光雲作の《沙竭羅竜王像(さからりゅうおうぞう)》が立っており、像の体から頭にも龍の彫刻が絡んでいる。手水舎の天井にも龍が描かれている。
本堂(観音堂)
推古天皇36(628)年、隅田川に投網漁をしていた漁師の兄弟の網に一体の仏像がかかり、それを豪族の土師真中知(はじのまなかち)は、尊い観音像であることを知り、深く帰依して自宅を寺とし、その観音像を奉安し、礼拝供養に勤めた。これが浅草寺のはじまり。
鎌倉期以降になると将軍自ら帰依、観音霊場として知られるようになった。江戸時代、天海僧正の進言もあって、徳川幕府の祈願所と定められ、江戸の信仰と文化の中心として庶民の間に親しまれ、以後の隆盛をみるようになった。現在の本堂は、昭和33(1958)年に再建されたものである。
提燈の龍の彫刻
雷門、宝蔵門、の提燈の下を通って、本堂の前の階段を上がったところに最も大きい提燈がある。この3つの提灯の底部には龍の彫刻が施されている。実は、東側の二天門の提燈の底にも龍の彫刻があるが、二天門は平成19年9月から平成21年9月までの予定で改修工事が行われており、仮囲いで覆われているので現在は門を見ることが出来ない。
これらの大提燈庭部(底の部分)の雲龍彫刻の製作者は渡邉崇雲。大正13(1824)年に東京都墨田区に生まれ、本名を孝男という。15歳で木彫師に師事、置物彫刻・社寺彫刻・神輿彫刻・等多種にわたり伝統的な江戸木彫刻を手がけている。東京都伝統工芸士、平成14(2002)年に黄綬褒章を授与されている。
龍は大海に棲んで雲をよび、雨を降らす魔力を持つと信じられてきた。木造の建造物である多くのお寺や神社には、火災に遭わないように、と龍の絵や彫刻が奉納されている。浅草寺の提燈の多くは昭和30年代、浅草寺の建物が復元された時に作られたもので、紙と竹の部分は10年おきくらいに張りかえられ、写真に示す現在のものは平成15年と16年に新調されたもの。龍の彫刻部分は塗り直しをしながら使い続けられているが、本堂のものは傷みが激しいように見える。
当初は雷門の提燈だけに龍の彫刻があるかと思っていたが、昨(2007)年《金龍の舞》を見に行った時に,金龍が通るために持ち上げられている宝蔵門の提燈の底に龍の彫刻を見つけ、本堂の提燈を確かめたら、そこにも龍の彫刻があった。製作者が渡邉崇雲と知ったのはつい最近である。
雷門 |
宝蔵門 | 本殿 |
平成15年 | 平成15年 | 平成16年 |
高さ3.9m 直径3.3m 重さ700kg |
高さ:3.75m 直径:2.7m 重さ:400kg |
高さ4.6m 直径3.5m 重さ600kg |
拡大写真はこちらをご覧ください |
川端龍子の龍の天井絵
以前に、本堂(観音堂)外陣に入り賽銭箱の正面に立ち、真上を見上げると3枚の絵があり、その真ん中に龍の絵があるのを見つけた。最初は誰の筆とも知らずに、NikonFに28mmと50mmのレンズ、ストロボを持って写真を撮った。
その後、ふれあい充電講演会で龍子記念館に行き、近くにある池上本文寺の《龍之図》を見たりしているうちに、浅草寺の天井絵も川端龍子筆の《龍之図》であることを知った。
また、目黒不動尊へ《独鈷(どっこ)の瀧》を見に行って、偶然、大本堂外陣の天井に龍子筆の《波涛龍図》を見つけた。
もっと早くしっかりと調べれば、龍子の龍の天井絵が3箇所にあると知ることが出来たはずである。しかし、一見無縁に見えるものが、どこかで糸がつながって徐々に輪郭がはっきり見えてくるのも、それなりに楽しいものである。【生部】
TOPへ
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇
今後このメールをご不要な方は、大変お手数ですが下記までお知らせ下さい。
自立化支援ネットワーク(IDN)事務所
・住所:東京都新宿区三栄町8-37
・電話番号:03−3358−1958
・Eメール :idn@npo-idn.com
TOPへ
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇