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メルマガ IDN 【第137号】 Inter Depending Network
2007年12月15日発行

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このメルマガは自立化(相互)支援ネットワーク(IDN)の会員の皆様と
これまでにIDNと関わりのあった方にお送りしています
お知りあいの方で、このメルマガをお送りしたら喜ばれる方をご紹介下さい
メルマガIDNのバックナンバーをこちらでご覧いただけます
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《第137号のご案内》
 
 IDNだより
 1.ふれあい充電講演会
  =第76回(12月)の講演会『ハーモニカで語る簾藤美與子と5人の仲間達』の案内
 2.シニアー情報生活アドバイザー講座
  =第58期(東京会場):受講生募集のご案内
  =第59期(川越会場):受講生募集のご案内
   =第60期(東京会場):受講生募集のご案内
 3.IT・PC講座
  =12月の予定
 4.キャリア学習推進プロジェクト
  =最近の出前授業の実績と予定
 5.千葉アドバイザーの会「C−PAK」
  =勉強会(12月)レポート
  =次回勉強会(1月)の予告
  =C−PAK忘年会が行われた
 6.アドバイザー埼玉の会「シニアドさいたま」
 7.IDN会員募集のご案内
   =入会を考えている方に
 8.会員のホームページの紹介
 9.アウトドアクラブ「たかお会」
  =20年度年間活動計画
10.IDNゴルフ会
  =第2回(12月13日)開催速報
  =IDNゴルフ会のホームページを作成しました
11.ふれあい広場
12.編集後記
  =スペイン紀行2007 【その6】美術館三昧

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IDNだより

運営会議に参加してみませんか
IDNのホットな議題を取り上げます。たくさんの方が自由に参加できる開かれた「場」といたします。<話題の提供>や<プロジェクト(事業)の提案>など、歓迎いたします。次回(第9回)は12月25日(火)15時00分より京華スクエア会議室で開催します。

*01************************************************
アドバイザーフォーラム IDN−ADF2007を開催しました
2007年12月2日(日)に東京都立城南職業能力開発センター(旧、都立品川技術専門校)で IDN−ADF2007を開催しました。
フォーラムに42名、懇親会に37名の参加があり、有意義で楽しい一日を過ごしました。
開催内容の詳細は開催速報をご覧ください。
【写真撮影:西野さん】

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*02************************************************************************
四谷ひろばにおいてパソコン教室の開催 講師陣を募集しています
 新宿区四谷四丁目にある旧四谷第四小学校校舎を地域住民が活用できるようにする計画が進行していましたが、本年10月15日に施設の運営組織「四谷ひろば運営協議会」が正式に発足しました。校舎は耐震補強・エレベーター設置などを含む大掛かりな改修工事が3月中旬まで行われるため、施設は2008年4月から利用開始の予定です。

 IDNが四谷ひろば運営協議会に参加し、21台のパソコンと周辺装置を擁する広さ約100uのコンピュータルームの管理を受け持ち、そこで地域住民へのパソコン教室を提供することで、コンピュータルームを優先的に使用する権利が与えられます。

 この四谷ひろばのコンピュータルームという安定した活動の場を得て、IDNとしては2008年4月以降地域住民へのパソコン教室を皮切りにいろいろなパソコン講座を開設することを計画しています。
 長年の念願であったアドバイザー資格取得後の活躍の場が出来ること、実地訓練やレベルアップのための講座を開くことも可能になります。さらにアドバイザー養成講座やパソコン楽しみ隊もこの施設を利用できるようになります。

 この計画遂行にあたってはIDN会員およびアドバイザーの皆様のご理解とご協力を仰がねばなりません。また、ADF2007の中で講師・アシスタントの募集の案内をいたしました。12月12日に、パソコン講師・助手募集の案内をIDNで資格を取得されたアドバイザーの方に送りました。
大勢の方にご応募いただけると幸いです。

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ふれあい充電講演会

■第76回(12月25日)ふれあい充電講演会予告 『ハーモニカで語る簾藤美與子と5人の仲間達』
年末にふさわしい企画を考えました。
ハーモニカを手に、社会教育委会活動に、発展途上国の子供たちの教育支援に、そして寿大学の講師に、と幅広く活動されている、簾藤美与子氏と仲間5名に活動の楽しさを語っていただきながら、年末にふさわしいクリスマスソングをふんだんに演奏していただく事にしました。
会員の皆様、ハーモニカをバックに一緒に楽しい一年の締めくくりを歌いましょう。
・日時:12月25日(火) 18:00−19;30
・場所:京華スクエア 第2会議室
  会場の案内 http://www.npo-idn.com/keika-annaizu.html
・講師:簾藤美與子とその仲間達
・会費:1000円  同伴者:1500円
     懇親会:3000円
講師紹介
簾藤美與子さんはハーモニカの魅力に惹かれ一念発起、日本ハーモニカ芸術協会の難関である師範試験に合格してからは、英国におけるハーモニカ世界大会デュオの部で優勝。国際ハーモニカフランスカップで優勝。などなど、数々の実績を積み重ねながら、ハーモニカ音楽のすそ野拡大に活躍されています。もう一つの顔は世界から貧困をなくそうと国際ボランティア活動にも情熱を注がれているというIDNの元気仲間です。
現在の活躍の一部は:
財団法人 音楽文化創造認定 生涯学習音楽指導員
全日本ハーモニカ連盟  理事
財団法人 音楽文化創造 会員
IFA国際市民交流ボランティア協会 事務局長
そしてシニア情報生活アドバイザー

【レポート:羽澄 勝さん】

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シニア情報生活アドバイザー講座

■「シニア情報生活アドバイザー」養成講座とは

  この講座は、高齢期の生活に密着した、情報技術(パソコンやネットワーク)の楽しい活用方法を教えることが出来る人を養成する講座です。IDNはこれまでに54回の講座を開催し、226名のシニア情報生活アドバイザーを養成した実績を持っています。
 NPO(特定非営利活動法人)「自立化支援ネットワーク」(略称IDN)は、「ニューメディア開発協会」(経済産業省の外郭団体)が認定する「シニア情報生活アドバイザー講座」の養成講座実施団体に指定されています。

第58期(東京会場):受講生募集のご案内
第58期:2008年 1月12日(土)〜 2月 9日(土) すべて土曜日
詳細は下記をご覧ください
http://www.npo-idn.com/senior2.htm
・会場:TEPIA セミナリオ
     東京都港区北青山2丁目8番44号
*会場については変更することがあります
ウイークデイの開催や日程の変更のご希望の方も受け付けます。ご相談ください

第59期(川越会場):受講生募集のご案内
第58期:2008年 1月12日(土)〜 2月 9日(土) すべて土曜日
詳細は下記をご覧ください
http://www.npo-idn.com/senior2.htm
・会場:シニアパソコン塾-川越-
     川越市的場北1−11−4

第60期(東京会場):受講生募集のご案内
第58期:2008年 2月23日(土)〜 3月22日(土) すべて土曜日
詳細は下記をご覧ください
http://www.npo-idn.com/senior2.htm
・会場:TEPIA セミナリオ
     東京都港区北青山2丁目8番44号
*会場については変更することがあります
ウイークデイの開催や日程の変更のご希望の方も受け付けます。ご相談ください

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IT・PCの勉強会


■次回12月の予定
12/23(日):ゆうゆう荻窪東館
國重隊長の「Vistaなんてこわくない?」などなど、どのようなクリスマスプレゼントが頂けるか楽しみです。
詳細は追ってご連絡いたします。
【レポート:西野さん】

■パソコン楽しみ隊へ参加のお誘い
 パソコン楽しみ隊はアドバイザーとしての技術能力、支援能力、活用能力を維持し高める相互研鑚と情報交換の場として平成16年12月からメーリングリストを設置し、毎月1回の勉強会を開催してきました。パソコン楽しみ隊の連絡や日常的な情報交換に利用しているメーリングリストにはIDNで認定を受けたアドバイザーの約30%にあたる50余名が登録しています。
 勉強会は特に形式を定めていませんが、有志がテーマに沿って案内し、その後、参加者が自由にトライアルや意見交換などしています。関心のある方はお問い合わせください。【國重】

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キャリア学習推進プロジェクト

 会員の皆様がこれまで育んできたキャリアを次世代に継承していくことは、我がIDNの目指す重要なテーマの一つです。当面はコアネットのプロジェクトに参加する事からスタートして、少しずつIDNの実績を重ねながら独自のプロジェクト形成まで水平展開して行くことを目指しています。これまでも会員有志のご協力により、出前授業の実績を重ねることにより成果と問題点の把握に努めています。出前授業の現場で体験(見学)することも可能です。
 本年中に6名の経験者(他に見学者1名)が誕生します。体験者の情報交換会も計画中です。また案内をいたしますので、是非ご参加ください

■最近の出前授業の実績と予定
コアネットのプログラムに参加し、下記の出前授業への参加しています
・11月30日(金) 大和東高校 武田 康夫さん ・久米 祐介さん
・12月17日(月) 城山高校 平田信一さん

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千葉アドバイザーグループ C−PAK

■勉強会レポート
・日時:平成19年12月13日(木) 15:00〜17:00
・場所:於:高齢協 佐倉センター 2階
・出席者:9名
・テーマ:『私のデジカメ写真の整理と応用』
・講師:中澤 一 さん
・内容
(1) 現在の手持ちカメラ
既に古い銀塩カメラ数台は壊れたり廃棄してしまったが、残っている11台のカメラが写真で紹介された。
・銀塩カメラ5台 
  Richo:RZ-800
  Nikon:L-35A、 
  Nikon:F-50
  Olimpus:OM-1
  Kyocera:Lynx
・デジカメ5台 
  Panasonic:NV-DS5(DVC)
  Fuji:FinePix2300
  Casio:EX-Z3(300万画素)  
  Casio:EX-Z500(500万画素)
  Casio:EX-Z1050(1050万画素)
・カメラ付き携帯電話1台
  Docomo:F882iES(200万画素)

(2) デジカメから画像を取り込む
 Windows98では取り込みに苦労したが、WindowsMeでFax&Viewerが使えて楽になった。5年前からFujiデジカメに付属のFinePixViewerを使い始め、バージョンアップを繰り返して今も画像閲覧ソフトは専らこれを使っている。画像は一旦そのままフォルダに収納するが写真編集ソフト「GooglePicasa2」にも収納、また別にサムネイル画像を「CasioPhotoRoader」に約7年分全てを保存してある。
 
(3)画像の加工(ブログ用)
 フォトレタッチソフト「JTrim」を使ったブログ用の各種加工例の紹介、縮小画像作成用ソフト「ちびすな!!」の利用法紹介が行われた。
(4) 画像を編集する
 スライドショーで楽しむほかに、Windows-PhotoStoryでの楽しみ方がダイジェスト版サンプルで紹介された。
(5)画像を見る
 パソコンで見る以外に、最近ではSDカードを大画面TVに挿入して画像を見ることが出来る。実際に試してみたケースでデジカメの普通サイズ(4:3)で撮った画像が16:9の大画面TVで見るとどうなるかが示され、カメラ側でワイド(16:9)撮影すれば大画面TVにピッタリ嵌る画像として鑑賞できることが示された。最新の写真撮影メディア「SDHC」の解説も行われた。
 
■次回 勉強会予告
・1月10日(木)14:00〜16:00 
・場所:高齢協 佐倉センター 2階
・講師:巳城雅康さん
・テーマ:後日決定の上、ご案内いたします
 
■審議事項
(1)生涯大学OBパソコンクラブ(略称:パソクラ)後続講座への対応
 12/19(水)先方との打ち合わせの場で、C−PAKの対応方針を以下の通り伝える。
(2)千葉市中核6公民館での市民パソコン講座「初心者コース」への対応。
 前向きに対応する方針のもと、詳細事項を更に調べる

■C−PAK忘年会が行われた
 勉強会々場の1階「炉辺焼 美浜」にて17:30より開催。美酒佳肴を楽しみながら酒食談義・健康情報・医療体験・互いの近況・時事問題、時々ジョークが飛び交う多彩で愉快な談論は尽きることなく、盛会裡に終了した。
 
総括
 中澤さん曰く「カメラ歴は結構永いが技術面や知識は素人です。」また曰く「デジカメは思ったより簡単だったが使いこなしに時間が掛かった。」ヌケヌケとよくおっしゃるものです。
 カメラ遍歴は銀塩時代からすでに十数台、デジカメに至っては画素数の上昇ピッチに遅れず買い換えた(買い増した)足取りをみれば素人であるはずもなく、その時々のデジカメ性能を使い切って飽き足らずに次々と高画素機を追いかけてきたのではないだろうか。“継続は力なり”なのです。数千枚になんなんとする膨大な撮影数、各画像の加工・利用と整理・保存状態を一見すれば、カメラ・写真に注ぐ中澤さんの並々ならぬ情熱とエネルギーの結晶であることが分かります。
 細分類と深い深度でツリー状に整理されたフォルダが並ぶ「中澤写真蔵」は壮観を呈し、感心する一方で、とんでもない物を見てしまったような気もしました。多用しているツールを見ても世に氾濫気味の各種ソフトに惑わされず定番の愛用ソフトを使っている。その都度種々味見をしているとは思うが、自分に適したソフトをぶれずに使い続けるスタンスからも腰の据わった趣味であることが窺える。
 殆ど毎日欠かさずアップし続けている画像入りブログにも大層な力が注がれており、変化に富んだネタと実写画像が多くの方々の共感を呼んでいるらしい。
 中澤さんの内に有る、数々の旅に代表される行動力と対象に向ける鋭い目力(メヂカラ)、そして「記録すること・伝えること」への強い情熱が写真とカメラに注入されるエネルギーの源動力なのかもしれません。
※ 中澤さんのブログはここです。  http://nakasan1941.cocolog-nifty.com/blog/
【レポート:飯塚 渉さん(事務局)】

C−PAKの活動状況を下記でご覧下さい。
http://www.npo-idn.com/c-pak/chiba-c-pak.htm

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埼玉アドバイザーの会「シニアドさいたま」

過去の活動状況をシニアドさいたまブログをご覧下さい。
http://blog.goo.ne.jp/seniad_saitama

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IDN会員の募集のご案内

■ IDN会員募集中
NPO(特定非営利活動法人)自立化(相互)支援ネットワークでは、正会員と賛助会員を募集しています。
*会員の方々には、会員の活動状況や情報を掲載した機関誌を、発行し配布いたします。
*会員の方々には、各プログラムの割引が適用されます。
*入会金及び年会費については「入会を考えている方に」を参考にして下さい。
*詳しいことをお知りになりたい方は、eメールで、事務局までお問い合わせください。
■入会を考えている方に
  会員になるには,自分の意思(Will)がなんといっても大切です。少なくとも何のために入会しようとしているのか,目的を決めて入るのが賢明です。
  入会の手続きとしては,入会申込書と,入会金の支払いが必要になります。会員には,正会員(主体的に活動を行う会員で,総会の議決権を有する会員)と賛助会員(団体の主旨に賛同し,直接、間接時間の許す範囲内で活動する会員)の二つのタイプがあります。
どちらの会員になるかは,やはり自分の意思で決めて下さい。

会費には入会金と年会費とがあります。
 入会金は正会員が1万円,賛助会員が千円です。
 年会費は,正会員が年間一口1万円,賛助会員が一口千円です。
年会費を何口にするかも,ご自身の意思で決定して下さい。

メール送信先:<mailto:idn@npo-idn.com>

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会員のホームページの紹介
■ブログもOK 自薦・他薦をお願いします
 メルマガIDN第69号(2月15日発行)よりホームページの紹介を開始しました。今回までに12名の方のページと「シニアドさいたま」のページを紹介しました。遠慮しないでどうぞ手を上げてください。以下に趣旨を再掲いたします。

 会員のホームページを紹介するコーナーを設けます。会員の顔をもっと見えやすくすることが主な目的です。会員相互の交流のきっかけになればと期待します。ご希望のあった方から順次紹介します。簡単な紹介で結構ですから下記あてにご連絡ください。メルマガIDNで紹介したホームページのURLをIDNのホームページに紹介します。
申し込み先:<mailto:merumaga-idn@npo-idn.com>
これまでに登場した方のURLと紹介文をこちらIDNのホームページでご覧になれます

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アウトドアクラブ「たかお会」

■20年度年間活動計画
 いよいよ師走も半ばを過ぎましたが皆様にはいかがお過ごしですか?
平成20年度もたかお会会員の皆さまのご希望を聞いて活動計画を作りたいと考えまして、アンケートを行いました。ご協力ありがとうございました。
 来年1〜2月に実施予定の活動時に、年間活動計画を提示し検討したいと思います。ご希望あるいはご意見がありましたら下記アドレスへメールして下さい。

 なお、@マークの前後のピリオドは削除して送って下さい。よろしくお願いします。
idn-takaokai-owner.@.yahoogroups.jp
【幹事:東川・滝村】

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IDNゴルフ会

■IDNゴルフ会(第2回)を開催しました
 IDNゴルフ会(第2回)を開催致しました。前回と同じ6名の参加。今回は2名の方が初参加されました。
午前中の雨にもめげることなく若々しいプレイを楽しみました。
・日時:12月13日(木)
・場所:東京湾カントリークラブ 
・参加者:2組 6名
第2回コンペの成績と写真等をホームページに掲載しています
http://www.npo-idn.com/golf/idn-golf.html

■IDNゴルフ会のホームページを作成しました
IDNゴルフ会の発足のお知らせと会員募集などこちらよりご覧ください
IDNのTOPページからもご覧になれます。

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ふれあい広場

■「ふれあい広場」について
皆様の近況・IDNに対する意見・催しもの案内・等など内容に制約はありません。
思わぬ出会いがあるかもしれません。
下記のメールアドレスへ自由に投稿して下さい。お待ちしています。
<mailto:merumaga-idn@npo-idn.com>

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編集後記

■編集後記 スペイン紀行2007 【その6】美術館三昧
 ソルソーナでのすべての行事を終えて、9月9日の朝、全員がバロセロナの空港に行き3つのグループに分かれた。一組はロンドン経由で成田へ、もう一組はパリ経由で成田へ。そして見送った7名が残って、オプショナル・ツアーへ出発した。
 バロセロナからはジローナ、フィゲラス、ポール・リガットへ足を伸ばし、マドリッドからはトレドへも行った。たくさんの美術館を訪問し、スペインの有名な画家たちの作品を見ることが出来たので、その一部をここに紹介する。

ピカソ美術館(バロセロナ)
 スペイン南部のマラガで生まれたピカソは、少年時代、青年時代をバロセロナで過ごし美術の基礎を学んだ。ここではピカソの作品が年代順に展示されているが、私は「青の時代」の作品にピカソの苦悩を興味を持って見た。2004年にもここを訪れているので2回目。

ミロ美術館(バロセロナ)
 バロセロナに生まれたミロは生涯カタルーニャ人として生きた。ジョアン・ミロ財団が所蔵している1万点の作品の中から300点あまりが展示されている。カタルーニャの風土を強く残した作品もあるが、モチーフを極限まで単純化した形と色づかいをしたたくさんの作品を見ることが出来る。ここへくればミロのすべてを見ることが出来る。
  
ミロ美術館正面                              グレコ美術館正面
現代美術館(バロセロナ)
 バロセロナの生活の美と文化にポイントを置いた美術館。アメリカの建築家リチャード・マイヤーの設計により1995年に出来た近代的な建物はバロセロナでは異色である。

カタルーニャ美術館(バロセロナ)
 ロマネスク、ゴシック、バロック、ルネッサンス美術のコレクションを有する。2004年にボイ谷のサン・クレメン・デ・タウユの教会で見た壁画「栄光のキリスト」とサンタ・マリア・デ・タウユの教会の「栄光の聖母子」はレプリカだったが、念願の本物をここで見ることが出来た。この「栄光のキリスト」は16世紀から17世紀に描かれたもので、保存状態を良くするためにバロセロナへ移されている。

カテドラルの宝物館(ジローナ)
 ジローナのカテドラルに併設されている宝物館で「ベアトゥスの写本」を見た。内容はヨハネの黙示録。当日は、「七つの頭と十の角とがあり、その頭に七つの冠をかぶっている赤いドラゴン」の挿絵のページが開いていた。帰国後、「ヨハネの黙示録」を読むことになったが、このお話はまた別の機会に。

ダリ美術館(フィゲラス)
 フィラゲスは、ジローナから1時間弱、フランス国境に近い人口3万人ほどのダリが生まれ眠っている町。ダリ美術館を訪問するためにたくさんの人が訪れる。展示物は絵画だけでなく、オブジェなどダリの多彩で遊び心の豊富な作品が全館に展示されている。

ダリの卵の家(ポール・リガット)
 ポール・リガットは、フィラゲスからさらにバスで1時間ほど、山を越して北上、フランス国境に近いところにある港町。イベリア半島で最東端に位置する。かつての猟師村に画家が集まって、別荘地になった。ダリは、漁師の家を購入し、改築と増築を重ね自分好みの家と庭を造って、年上の妻のガラとここに住んだ。ダリ好みのインテリヤと庭が残されている。

トレドのカテドラル
 トレドはスペインの首都マドリッドから南に70キロメートルに位置する古都。569年に地名をトレドに変えて正式な首都となり、1561年にマドリッドへ遷都されるまでスペインの中心だった。
 トレドのカテドラルはスペインの首座大司教座聖堂(総本山の位置付け)。聖具室の中は美術館ともいえるもので、正面にあるエル・グレコの「聖衣剥奪」が有名である。グレコの作品以外にもベラスケス、ゴヤ、ルーベンス、ラファエロ、ティツィアーノなどの絵画が展示されている。

グレコ美術館(トレド)
 当日、グレコの家は見入ることが出来ないとのことで、カテドラルから旧市街地を歩いて、タホ川が見える高台にあるこじんまりしたグレコ美術館へ行った。1911年にオープンしたが最近は改装中だったらしい。ここでは入ってすぐの部屋に12聖人が展示してある。

プラド美術館(マドリッド)
 スペインの王家の美術コレクションを母体として1819年に王立絵画彫刻美術館として開館し、1868年にプラド美術館として国営化された。中世から19世紀までのスペイン絵画を集めている。ベラスケスの「マルガリータ王女」、ゴヤのの「着衣のマハ」と「裸のマハ」、グレコの「聖三位一体」、ルーベンスの「東方三博士の礼拝」、などを見る。

ソフィア王妃芸術センター(マドリッド)
 サン・カルロス病院を改装して1992年にオープン。スペインの現代美術を系統立てて見ることの出来るモダンアート殿堂。ピカソの「ゲルニカ」が有名。ダリ、ミロ、ファン・グリス、などの作品もあるが、青の時代の「青衣の女」ほかピカソの作品を興味を持ってたくさん見た。

ティッセン・ボルネミッサ美術館(マドリッド)

 ティッセン・ボルネミッサ男爵が親子二代にわたって収集したコレクションをスペイン政府が買い取り1992に開館。14世紀から現代までの作品が年代順に展示されている。グレコの「受胎告知」、カルパッチョの「風景の中の若い騎士」などが印象に残っている。当日は別室で、ゴッホ展が開催されており、「オーヴェルの風景」はそちらに展示されているらしく、見ることが出来なかった。

 美術館を中心に、カテドラルを加えると、12箇所を訪れたことになる。私的な旅行だったので時間配分は自由になったが、それぞれの美術館については、ゆっくりと見たとはいえない。ルーブル、オルセー、ボストンなどに比較して、スペインの美術館は土地のイメージが強烈である。マドリッドの3つの美術館にしても、すべてをじっくり見るためには相当の日時を要すると思われるが、名前を良く知っているスペインの芸術家たちの著名な作品を短期間にたくさん見ることが出来たのは幸運だった。

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自立化支援ネットワーク(IDN)事務所
・住所:東京都新宿区三栄町8-37 
・電話番号:03−3358−1958
・Eメール :idn@npo-idn.com

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