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メルマガ IDN 【第122号】 Inter Depending Network
2007年 5月 1日発行
 
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《第122号のご案内》
 
 IDNだより
 1.ふれあい充電講演会
  =第71回(5月24日)ふれあい充電講演会の案内 旧岩崎邸庭園の見学と散策
 2.シニアー情報生活アドバイザー講座
   =東京:第52期 受講生募集のご案内
  =恒例の打ち上げ会の開催
 3.IT・PC講座
  =パソコン楽しみ隊:4月の報告
 4.「楽しくパソコンライフ」〜武兵衛の近況〜
  =第52回 CD、DVDの作成
 5.学生,社会人の進路相談
 6.千葉アドバイザーの会「C−PAK」
 7.アドバイザー埼玉の会「シニアドさいたま」
  =例会開催のご案内
 8.IDN会員募集のご案内
   =入会を考えている方に
  =会員の移動(07年1月−4月)
 9.海外旅行体験話クラブ
10.会員のホームページの紹介
11.連載
  =東川 征夫さんの『大姑娘山(5,025m)に挑戦』が終了しました
  =連載希望者者を募集します
12.アウトドアクラブ「たかお会」
  =第21回活動計画ご案内
  =平成19年度年間活動計画
13.ふれあい広場
14.編集後記
  =絵本「りゅうのめのなみだ」

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IDNだより
3月11日に総会(IDN第7期)を開催し、その後の懇談会と講演会にたくさんの方の参加を得ました。
内閣府および法務局への書類提出も無事終了いたしました。
◆当日の結果を受けて
・第2月曜日に理事会(理事懇談会)を開催(四谷事務所会議室)
・第4月曜日運営会議を開催(会議室を手当てする)
することになりました

◆早速、4月9日(月)に理事懇談会を開催しました。
(1)「事業(プロジェクト)」と「事務局」について体制案を話題にし、
主担当とサブの担当を定め、ペア方式での運営を目指すことにしました。

(2)各事業(プロジェクト)の具体的な運営については、メルマガの各項目に反映されています。

◆4月23日(月)に第1回の運営会議を京華スクエアの会議室で開催しました。
運営会議は、下記を原則として開催することにしました。
・テーマ:主として、事業(プロジェクト)の運営に関する事項
・出席者:理事および事業(プロジェクト)のリーダーまたはその代理(双方も可)
・開催を会員に知らせ、有志の参加も広く求める

(1) VISTA講座開催について
NMDAが4月17日にVISTA講座を開催しましたが、受講を希望した方が全員参加できなかったので、
IDN主催の、受講者側の視点からプラスαを加味した内容の講座を、5月20日のAMに開催する事にしました。
内容は、Windows Vista、Office2007およびInternet Explorer7の3つを取り上げます。
まもなく詳細の案内をいたします。

(2)PC講座の開設について
IDN主催のPC講座を開催する件について、総会での提案を具体化するための議論をしました。
廃校となる四谷第4小学校を活用した「初心者のための講座」や「講師のための学習講座」の実施などについて議論しました。

(3)アドバイザー講座 川越地区開催について
山家さんがご自分の教室で開催したいとの計画があり、IDN主催「川越教室」での開催の実現について話題にしました。
その結果、メルマガの「シニアドさいたま」で案内されていますように、5月11日(金)15時より山家PC教室(川越市霞ヶ関)で「例会」も兼ねて打ち合わせを行うことになりました。
 
運営会議には、たくさんの方が自由に参加できる開かれた「場」といたします。
<話題の提供>や<プロジェクト(事業)の提案>など、歓迎いたします。
【以上 生部 記】

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ふれあい充電講演会

第71回(5月24日)ふれあい充電講演会の案内 旧岩崎邸庭園の見学と散策
明治29年、新しい日本の建築文化が始まった大名庭園の形式を残す、岩崎家本邸を訪問します

ご案内

江戸期に越後高田藩・榊原氏、明治期は旧舞鶴藩知事などのお屋敷であった旧岩崎邸の庭は大名庭園の形式を残し、草木や花、自然をとともに安らぎを感じる都会のオアシスです。
庭にあった池を埋め立てて、芝や築山なども造られ、洋館・撞球室・和館などが建設されました。
開園は平成13年10月。
建物は重要文化財に指定されています。

杉山恵美様(今回案内してくださるボランティアガイド)のコメント
私は、重要文化財の旧岩崎邸ボランティアガイドの一期生です。平成15年1月から研修を受けて活動を始めました。
東京湯島にある旧岩崎邸は、明治29年(1896年)に建てられました。およそ20メートルの高さがある西洋木造建築で、岩崎久弥氏(三菱を創立した岩崎弥太郎氏の長男)のお屋敷でした。四季折々、自然の彩りを見せる広い庭園があり、格調の高さ、凛とした趣があります。
私はこの旧岩崎邸が大好きです。このお屋敷は、平成3年から12年間の修復工事を終えて、一般公開され、一日平均700名ほどが訪れます。洋館の建築面積はおよそ160坪。このお屋敷は、森鴎外の文学作品である「雁」の中にも出ており、北側にある無縁坂は、主人公の岡田青年の散歩コースでした。
洋館の設計者は、英国人のジョサイア・コンドル。工部大学校(現在の東京大学工学部)の教授でした。鹿鳴館やニコライ堂、三井倶楽部、旧島津邸、旧古河邸なども設計しています。
旧岩崎邸庭園では、お天気のよい日には、5,000坪ある敷地の芝庭で近くの保育園の子どもたちが遊んでいます。明治時代の着物を着ている子どもたちの声が聞こえてくるようです。お出かけください。旧岩崎邸へ。

・日時:2007年5月24日(木)午後2時〜4時30分
・懇親会:午後5時から7時 近くで
・集合:正門前
・千代田線「湯島」(C13)下車 徒歩3分
    銀座線「上野広小路」(G15)下車 徒歩10分
    場所などの案内は下記URLよりご覧ください
    http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index035.html
・会費:会員1000円 ビジター1300円
・入園料:400円 65歳以上200円
・懇親会会費:2500円 (お酒を飲まない人2000円)
・申込みはこちらへ:shnshn@m12.alpha-net.ne.jp
・締めきりは5月18日(金)です   
・今回のコーディネーター:平田 信一

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シニア情報生活アドバイザー講座

■「シニア情報生活アドバイザー」養成講座とは

  この講座は、高齢期の生活に密着した、情報技術(パソコンやネットワーク)の楽しい活用方法を教えることが出来る人を養成する講座です。IDNはこれまでに50回の講座を開催し、216名のシニア情報生活アドバイザーを養成した実績を持っています。
 NPO(特定非営利活動法人)「自立化支援ネットワーク」(略称IDN)は、「ニューメディア開発協会」(経済産業省の外郭団体)が認定する「シニア情報生活アドバイザー講座」の養成講座実施団体に指定されています。

■東京:52期 受講生募集のご案内
下記の講座の受講者を募集中です。毎回土曜日の開催です。
知り合いのお方でご興味をお持ちの方を紹介してください。 

第52期:2007年 5月19日(土)〜 6月16日(土) すべて土曜日
詳細は下記をご覧ください
http://www.npo-idn.com/senior2.htm

・会場:TEPIA(財団法人 機械産業記念事業団)
     港区北青山2丁目8番44号(地下鉄外苑前より徒歩4分)
 *会場が変更になることもあります
ウイークデイの開催や日程の変更のご希望の方も受け付けます。ご相談ください

■恒例の打ち上げ会の開催案内
第51期の認定試験が5月12日に終了いたします。
4月25日のメールでご案内しておりますように、打ち上げご苦労さん会を行います。
・開催日時:5月12日(土)17時00分から2時間
・会場:えん屋 四ツ谷店  電話 03−3351−3802
     地下鉄 丸の内線 四谷 徒歩3分
     JR中央線四谷駅 徒歩3分

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IT・PCの勉強会


■パソコン楽しみ隊:4月の報告
4月のPC楽しみ隊もたくさんの方々にご参加をいただきましてありがとうございました。
22日(日)の勉強会は徳堂千恵美さんに「Windows Media Playerを活用して自分専用の音楽ライブラリーを編集し音楽CDを作る」をテーマにご案内いただきました。
後半はなにかと話題のVISTAの特徴をご紹介し音声認識のデモを見ていただきました。
なお、5月のPC楽しみ隊はまだ未定です。決まり次第ご連絡致します。
【レポート:國重さん 西野さん】

【案内役の徳堂さんのコメント】
 昨日は私の拙い案内を聴いてくださいましてありがとうございます。勉強不足で解らない事ばかりで申し訳なかったです。
 今回の案内は自分の作ったCDの発表のような形でした。こんなのでも許されるのかなと、不安を抱えての始まりでしたが皆様のお陰で楽しく終わる事が出来ました。本当にありがとうございました。
 PC楽しみ隊は、唯一「話す」勉強の場だと思っています。PCのスキルを上げる事は個人的にどんな形にせよ勉強をすることができますが「教える立場で話す」経験はそう簡単に出来ることではないと思っています。なので私の個人的姿勢ですが、お話が来た時は未経験の領域であってもできる限り、お受けしたいと思っています。自分から名乗りを上げる事ができればそれが一番良い事なのですが、なかなか「私がやります」のようには行かないと思います。
 皆様も、お話が来た時は、どうぞご自信の事情が許す限り引き受けて見てください。
どうもありがとうございました。

■パソコン楽しみ隊
へ参加のお誘い

 パソコン楽しみ隊はアドバイザーとしての技術能力、支援能力、活用能力を維持し高める相互研鑚と情報交換の場として平成16年12月からメーリングリストを設置し、毎月1回の勉強会を開催してきました。パソコン楽しみ隊の連絡や日常的な情報交換に利用しているメーリングリストにはIDNで認定を受けたアドバイザーの約30%にあたる50余名が登録しています。
 勉強会は特に形式を定めていませんが、有志がテーマに沿って案内し、その後、参加者が自由にトライアルや意見交換などしています。関心のある方はお問い合わせください。【國重】

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楽しくパソコンライフ〜武兵衛の近況〜

■第52回 CD、DVDの作成
パソコン相談室やメールでCDの作成に関する問い合わせも多い。WindowsXP以降では、OSの中にCD作成機能を持っている。これの操作はある程度の知識が必要になる。
パソコン初心者の中で操作を理解せずに作成している人もいる。無理もない。FDDを作成するのと同じように思っている人もいる。
CDの作成には、データのバックアップ、画像を書き込んで仲間にあげる等、いろいろな利用目的がある。その目的にそって作成することが望ましい。作成前に読んでいただきたい事項がある。幸いインターネット上にわかりやすく解説してあります。
https://www.microsoft.com/japan/windows/windowsmedia/player/faq/burn.mspx
http://homepage2.nifty.com/Shouji/raku/kouza/cd-xp/cd-xp.html
私自身は市販のCD作成ソフトを使用している。理由は操作が簡単なことです。
しかしインターネット上に、関連するフリーソフトもあるので紹介します。
http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se315454.html
注意する点は、CD作成ソフトは重複してインストールしない方が望ましいです。
これからの行楽シーズン、デジカメで撮った画像をCDに作成したらいかがですか。
問い合わせ先 kosaka@shinano.eeyo.jp 小坂さんまで

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学生,社会人の進路相談をいたします
■自立化支援プロジェクト(IDP)
しばらくお休みします
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千葉アドバイザーグループ C−PAK
前号で4月の勉強会の報告をしました
C−PAKの活動状況を下記でご覧下さい。
http://www.npo-idn.com/c-pak/chiba-c-pak.htm

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埼玉アドバイザーの会「シニアドさいたま」

■例会開催のご案内
4月23日に開催されたIDNの運営会議に出席しました。
そこで、懸案のアドバイザー養成講座についても意見交換をしました。
我がメンバーの山家さんが9月頃よりご自分の教室で開催したいとのご計画があり、「川越教室」としてIDNが後押しされることになりました。

具体化の話合を連休明けに「川越教室」で行うことになり、この機会にシニアドさいたまの例会も併せて開催したいと思います。
下記の予定ですので是非ご参加下さい。
当然、懇親会も予定しています。
なお、IDNの体制や運営方針も変りましたので、生部さんからもお話をお聞きしたいと思います。

・日時:平成19年5月11日(金)15:00
・場所:山家PC教室(川越市霞ヶ関) 
・内容:アドバイザー養成講座について
    協力体制について
    IDN報告
終了次第懇親情報交換会を行います。
出欠のご返事は 4月28日(土)までに 下記のメールで返信でお願いします。
sho3.iwai@@jcom.home.ne.jp
メールの送信画面を出した後、宛先欄の @マーク をひとつとってから送信してください
【レポート:岩井正三さん】

活動状況をシニアドさいたまブログをご覧下さい。
http://blog.goo.ne.jp/seniad_saitama

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IDN会員の募集のご案内

■ IDN会員募集中
NPO(特定非営利活動法人)自立化(相互)支援ネットワークでは、正会員と賛助会員を募集しています。
*会員の方々には、会員の活動状況や情報を掲載した機関誌を、発行し配布いたします。
*会員の方々には、各プログラムの割引が適用されます。
*入会金及び年会費については「入会を考えている方に」を参考にして下さい。
*詳しいことをお知りになりたい方は、eメールで、事務局までお問い合わせください。
■入会を考えている方に
  会員になるには,自分の意思(Will)がなんといっても大切です。少なくとも何のために入会しようとしているのか,目的を決めて入るのが賢明です。
  入会の手続きとしては,入会申込書と,入会金の支払いが必要になります。会員には,正会員(主体的に活動を行う会員で,総会の議決権を有する会員)と賛助会員(団体の主旨に賛同し,直接、間接時間の許す範囲内で活動する会員)の二つのタイプがあります。
どちらの会員になるかは,やはり自分の意思で決めて下さい。

会費には入会金と年会費とがあります。
入会金は正会員が1万円,賛助会員が千円です。
年会費の方は,正会員が年間一口1万円,賛助会員が一口千円です。
年会費を何口にするかも,ご自身の意思で決定して下さい。

メール送信先:<mailto:idn@npo-idn.com>

■会員の移動(07年1月より4月まで)
07年1月より4月までの会員の移動をお知らせします。敬称を略します。

[入会:正会員] =村井博美・森藤和彦・平松伸一・久米祐介
[入会:賛助会員] =高久哲郎・白瀧康次・永合滝・坂井幸雄・和田富美子
             原川征夫・高橋洋子・市山憲嗣・山下正夫・土田千絵
[移動:賛助会員→正会員]=嶺ひふみ・桶谷重弘
[移動:正会員→賛助会員]=岩井正三・阪田義勝
[退会:正会員] =木原大輔・渡辺蔦江・佐々木令子・保坂房子
[退会:賛助会員] =小野寺芳・柚木さゆり・内山廣志・山浦晴朗・八十島伸次

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海外旅行体験話クラブ

しばらくお休みします
【コーディネータ:伊藤政弘さん ma-itou@bd5.so-net.ne.jp

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会員のホームページの紹介

■ブログもOK 自薦・他薦をお願いします
 メルマガIDN第69号(2月15日発行)よりホームページの紹介を開始しました。今回までに12名の方のページと「シニアドさいたま」のページを紹介しました。遠慮しないでどうぞ手を上げてください。以下に趣旨を再掲いたします。

 会員のホームページを紹介するコーナーを設けます。会員の顔をもっと見えやすくすることが主な目的です。会員相互の交流のきっかけになればと期待します。ご希望のあった方から順次紹介します。簡単な紹介で結構ですから下記あてにご連絡ください。メルマガIDNで紹介したホームページのURLをIDNのホームページに紹介します。
申し込み先:<mailto:merumaga-idn@npo-idn.com>
これまでに登場した方のURLと紹介文をこちらIDNのホームページでご覧になれます

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連載

■東川 征夫さんの『大姑娘山(5,025m)に挑戦』が終了しました
東川さん 長期間お疲れ様でした。
連載第1回から第14回までの分を下記でご覧になれます
http://www.npo-idn.com/higasikawa-yama/higasikawa.html

■連載希望者者を募集します
連載をご希望の方はご遠慮なく申し出てください

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アウトドアクラブ「たかお会」

■第21回活動計画ご案内
長い連休の中日の今日は生憎雨になってしまいました。
皆様如何お過ごしでしょうか、海外へお出かけの方もおられるかと思います。

第21回は筑波山へ行きます。
実施は6月ですが、お忙しい皆さんですから早めにご案内致します。
歩くことはちょっととお思いの方は、つつじヶ丘から女体山までロープウェーを利用しますと簡単に山頂に立つことが出来ます。
つつじヶ丘から女体山までのハイキングコースの標準所要時間は約1時間です。
女体山から男体山までは約30分です。下山はカーブルカーを利用します。
まもなくホームページでもご案内いたします。
計画書をご検討の上、参加される方は早めに申し込みください。
・実施日:6月7日(木曜日)
・集合場所:TXつくば駅 筑波山シャトルバス乗場
・集合時間:9時50分(秋葉原発8:46で出発すればよい)
・帰りの予定:秋葉原駅着 17時54分
不明な点は幹事まで問い合わせ下さい。
【たかお会幹事  東川・滝村】

■19年度年間活動計画
今年、1年間の活動計画をアップしました。詳細は上記ホームページの
「平成19年度年間活動計画(総覧表)」をご覧下さい。
【幹事:東川・滝村】

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ふれあい広場

■「ふれあい広場」について
皆様の近況・IDNに対する意見・催しもの案内・等など内容に制約はありません。
思わぬ出会いがあるかもしれません。
下記のメールアドレスへ自由に投稿して下さい。お待ちしています。
<mailto:merumaga-idn@npo-idn.com>

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編集後記

絵本「りゅうのめのなみだ」

 06年4月26日の朝日新聞のコラムで、俵万智がこの絵本を紹介している。この絵本により、彼女と子供との会話がはずみ、子供とのふれあいが深まる様を紹介している。
 以前からこの絵本を見たいと思っていたが、図書館でも絵本のコーナーへ行くことはなかった。最近、市の図書館のシステムが変更になったのを知り、自宅から検索して、この絵本の存在を知った。図書館のカウンターで案内するひとが親切で、原作が掲載されている「ひろすけ幼年童話文学全集」も絵本とともに収蔵庫から持ってきてくれた。
 
 絵本の原作は、大正14年(1925年)の作で、「なみだの川」と言う題のおはなし。「初等教育研究」に発表になり、後日現在の題に変えられたそうである。
 作者の浜田廣介は「本当の愛の心に根ざしてはじめて勇ましい行動がとられること、そして、それが行われると、どんな者でも感動をうけるであろう、ということを作品のねらいとしました」と言っている。
 
<ものがたり>
  南のほうのある国の山の中に龍が棲んでいるといわれていた。
  龍は凶暴なるがゆえに、人に嫌われ憎しみを受けてきた。
  龍に同情した少年が山の谷間に龍をたずねて行き、誕生日に町へ招待したいと言う。
  りゅうは少年の深い哀れみに心をうたれ、目から涙を流す。
  龍の涙があふれて川になり、龍は少年を背中に乗せて、川を泳いで町へ向かう。
  龍の体は黒い大きな船となり、少年は船に乗って町へ戻ってくる。
 
 絵本では、「文章をつづりなおして、もとの長い作品を適度の量にちぢめました」と作者は書いている。「ひろすけ幼年童話文学全集」では、黒い大きな船は蒸気機関であることを暗示している。
 
 「龍の謂れとかたち」の収集をはじめてから、絵本「竜のはなし」を読み、今回は「りゅうのめのなみだ」を読んで(見て)絵本の持つ力を感じた。子供を相手にしていることから、シンプルでわかりやすい。また、絵を通して想像を掻き立てるものがある。とかく難しく表現をしてわかりにくくしている大人たちも見習うところがあるように思う。
 子供たちの世界で、こちらから優しい言葉をかけると、どんなに意地悪な人でも素直に話を聞いてくれるであろうと言うのは、このお話が書かれた大正時代の考え方であり、いじめが社会問題となっている今日の子供の世界では通用しない考えであろうか。
 メルマガ第118号に書いた「龍のはなし」を子供とともに読んだお母さんたちの感想や、本を通しての子供とのふれあいの様子などを読んでいると、「絵本」の持つ力を感じる。「アニメ」にもない深く広い感動を与えてくれるところに絵本の価値があると思う。
 子供の日も近い。この絵本は、お孫さんへのすてきな贈り物になり、お孫さんとの会話が弾むこと請け合いです。【生部】

<作者について>
浜田廣介(はなだひろすけ)
1893年山形県に生まれ。大学卒業し出版社勤務後文筆生活に入る。「椋鳥(むくどり)の夢」、「ひろすけ童話絵本」などが代表作。1973年に死去
いわさきちひろ
画家。1918年福井県生まれ。絵本「ことりのくるひ」、「戦火のなかの子どもたち」など童画の世界で多くの作品を生む。1974年死去。

<本について>
全集:集英社 1962年 1月11日初版
絵本:偕成社 1965年11月 1日1刷

「龍の謂れとかたち」はこちらをご覧ください。

   
サイズ:絵本は268mm×210mm、全集は224mm×154mm
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