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メルマガ IDN 【第118号】 Inter Depending Network
2007年 3月 1日発行
 
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《第118号のご案内》
 
IDN第7期総会開催の案内

 1.ふれあい充電講演会
  =第69回(3月11日)の案内:映画『白神の夢』上映
 2.シニアー情報生活アドバイザー講座
   =東京:51期受講生募集のご案内
  =アドバイザー講座受講感想:市山憲嗣さん(第49期)
 3.IT・PC講座
  =パソコン楽しみ隊:2月の報告
 4.「楽しくパソコンライフ」〜武兵衛の近況〜
  =第48回 おひな祭り
 5.学生,社会人の進路相談
 6.千葉アドバイザーの会「C−PAK」
  =3月の勉強会の案内
  =千葉市民向け『パソコン入門講座』の見学
  =C-PAK「フォローアップ講座ー第2弾(FK-U)」を実施
 7.アドバイザー埼玉の会「シニアドさいたま」
 8.IDN会員募集のご案内
   =入会を考えている方に(再掲)
 9.海外旅行体験話クラブ
10.会員のホームページの紹介
11.新連載 『大姑娘山(5,025m)に挑戦』 東川 征夫さん
  =第11回 大姑娘山登頂
12.アウトドアクラブ「たかお会」
  =第19回たかお会『バードウォッチングとハイキング』の報告
  =平成19年度年間活動計画
13.ふれあい広場
14.編集後記
  =戸田幸四郎の絵本「竜のはなし」
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■IDN第7期総会開催の案内
来る3月11日(日)にIDN第7期総会を開催いたします。
正会員の皆様へは正式の「社員総会召集のご通知」をお送りしました。
ご出席または委任状の提出をお願いいたします。
今回は例年と形式を変えて下記により開催しますので、賛助会員および会員以外の方もオブザーバーとして多数出席頂きますようご案内いたします。 

総会の後半で予定している《IDNの今後に関する懇談》では、
各担当者より、それぞれの昨年度の活動報告と今年度への抱負を発表いたします。
そのほか、
会員よりいただいたアンケートの回答を、集計しまとめた内容を『人材MAP2007』としてご報告し、
今年度の新しい計画案として、PCの初心者に対する「初級者講座」や「個人訪問サポート」の企画案などについて出席者から忌憚のない御意見を受け承ります。
集まって、話し合い、皆で考える会にしたいと考えております。
 
なお、総会のあと「第69回ふれあい充電講演会」を開催し、映画『白神の夢』上映いたします。
 
◆記
・日時:3月11日(日)13:00−14:45
 13:00−13:30 総会 (正会員以外の方はオブザーバーとして参加)
 13:30−14:45 IDNの今後の活動に関する懇談 (全員参加)
 15:00−17:15 ふれあい充電講演会 映画『白神の夢』上映
             =内容についてはふれあい充電講演会の案内をご覧ください
 17:30−19:30 懇親会(総会会場の近くで)
・会場:京華スクエア 第2会議室
     中央区八丁堀3−17−9  電話03−3551−3200
     地下鉄日比谷線 八丁堀駅/JR京葉線A3出口から歩1分
正会員以外の方の申込みはこちらへ:

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ふれあい充電講演会

■第69回(3月11日)
映画『白神の夢』上映

今回はIDNの第7期総会の後に、ふれあい充電講演会を開催します。
映画『白神の夢』を上映します。
この映画は
世界自然遺産白神山地 登録10周年記念作品です。

◆製作者のメッセージ
白神固有の「流域」を舞台に太古の昔から続けられてきた多様な植物や動物が織り成す「種」のつながりによる、生命引継ぎのドラマは、私たちに一体何を教えてくれるのでしょうか。

人間の歴史の時間を遥かに超えた自然の時間が作り出した、多様な「種や遺伝子」の秩序からなる極めて巧妙な「命」の引継ぎの仕組みは、私たち人類の確固たる手本として、今も止まることなくその営みを続けています。

私達は今、「未来の人々」への責任として、この「流域」固有の自然環境の仕組みを守り、そしてそれを生かしながら、自然と共に生きる「術(すべ)」を再び取り戻していかなくてはなりません。

◆主な製作スタッフ
・製作:山下 勉
・監督:小池 正人
・撮影:一之瀬 正史  山田 武則

【記】
・日時:2007年3月11日(日)午後3時から5時15分まで映画上映と質疑
・会場:京華スクエア 第1会議室 ・懇親会場は近くを予定。
     中央区八丁堀3−17−9  電話03−3551−3200
     地下鉄日比谷線 八丁堀駅/JR京葉線A3出口から歩1分
     案内図はこちらでご覧ください 
・会費:会員1200円 ビジター1500円
・申込みはこちらへ:k-shobu@sirius.ocn.ne.jp
・締めきりは3月9日(金)です
・今回のコーディネーター:生部 圭助

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シニア情報生活アドバイザー講座

■「シニア情報生活アドバイザー」養成講座とは

  この講座は、高齢期の生活に密着した、情報技術(パソコンやネットワーク)の楽しい活用方法を教えることが出来る人を養成する講座です。IDNはこれまでに47回の講座を開催し、190名のシニア情報生活アドバイザーを養成した実績を持っています。
 NPO(特定非営利活動法人)「自立化支援ネットワーク」(略称IDN)は、「ニューメディア開発協会」(経済産業省の外郭団体)が認定する「シニア情報生活アドバイザー講座」の養成講座実施団体に指定されています。

■東京:51期 受講生募集のご案内
下記の講座の受講者を募集中です。毎回土曜日の開催です。
知り合いのお方でご興味をお持ちの方を紹介してください。 

第51期:2007年 4月 7日(土)〜 5月 5日(土) すべて土曜日
詳細は下記をご覧ください
http://www.npo-idn.com/senior2.htm

・会場:TEPIA(財団法人 機械産業記念事業団)
     港区北青山2丁目8番44号(地下鉄外苑前より徒歩4分)
 *会場が変更になることもあります
ウイークデイの開催や日程の変更のご希望の方も受け付けます。ご相談ください

■アドバイザー講座受講感想:市山憲嗣さん(第49期) 
 私はパソコン関係には随分と時間を使い、これは便利と思うこと然りであるが、社会にWINDOWSが普及して10数年のことで、学校でコンピュータ教育に触っていない方や触る機会に恵まれなかった方も多数いることも事実である。そうした方々とともに考えていければな〜そんな動機で講習会に参加した。

 シニアに何を教えるの、どのように教えるのと考えながら参加していると、結構、難しい。というのは、WINDOWSは、いろいろなやり方があるなかで、自分の利用しやすい方法を使っており、その方法が操作の基本ではないからだ。例えば、パソコン画面などはクラッシックスタイルを使用、マウスは右クリックを優先して使用、アプリケーションも画像であればフォトショップなどを使用、フリーズしたときは、タスクマネージャーを立ち上げるより再起動する、等々限りない。

 講習会で、初心者にやさしいパソコン設定や使い方、さらにどのように教えたらよいかを私自身が自覚したことは大変な収穫であった。
ご指導いただいた諸先輩に感謝している。私の空いた時間を使い、社会の中で活用していきたいもの。

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IT・PCの勉強会


■2月のPC楽しみ隊勉強会の報告
1月に引き続きPicasa2の楽しみ方Part2を行いました。
今回初めてPicasaに触れる方もおられましたので、前回のおさらいで簡単に写真に対する各種機能の説明が香村さんよりありました。

その後鹿野さんが1ヶ月の間に勉強されたアルバム作成を主に、CDにやいたりWebに公開する方法を披露していただきました。
各機能が簡単に使え初心者に紹介するには1つの選択肢になりそうですが、使い込んでいってこういう機能も欲しいと欲張りを言うときには対応しきれない面を持つことがチラリと見えた気がします。機能満載、拡張性も望めて、いやいやしかしこれはすごいソフトですよ。

インターネットがない環境での発表に機能が実演できず苦労されたようですが良くまとまっていたと思います。与えられた環境で仕事をこなすこともスキルアップに繋がるというところでしょうか。

パソコン関連情報、会の運営に関する報告がありました。今回第49期の方が5名入会され、うち4名が参加されました。初めてにも臆せず活発な御発言をいただき、新風を吹き込んでいただいたかのようです。

テーマ選定研究会を発足させるに当たり、無料通話のSkype等を利用したコミュニケーションを実験的におこなうことになりました。
【レポート:西野さん】

 パソコン楽しみ隊はアドバイザーとしての技術能力、支援能力、活用能力を維持し高める相互研鑚と情報交換の場として平成16年12月からメーリングリストを設置し、毎月1回の勉強会を開催してきました。パソコン楽しみ隊の連絡や日常的な情報交換に利用しているメーリングリストにはIDNで認定を受けたアドバイザーの約30%にあたる50余名が登録しています。
 勉強会は特に形式を定めていませんが、有志がテーマに沿って案内し、その後、参加者が自由にトライアルや意見交換などしています。関心のある方はお問い合わせください。【國重】

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楽しくパソコンライフ〜武兵衛の近況〜

■第48回 おひな祭り
  
 三月と言えば、ももの節句。おひな祭りがある。まつりごとは地方によっていろいろと違いがある。我が茨城県の代表は、真壁町のおひなまつりと言える。昨年この街を訪れたが、各家がひな壇を飾り、見物の人に見せてくれる。中には江戸時代からのもの、斬新なデザインのもの、目を楽しませてくれる。この街のホームページは下記から見られる。
http://www.makabe-hina.com/
この祭りも3月3日まで。メルマガ発行から日もないが、興味がある人はあわてて出かけてみてください。一見の価値はあります。
 
 さて、おひな祭りが終わるとホワイトデー。2月から3月にかけて菱餅を境に楽しみも多い。ホワイトデーは3月14日。心当たりがある人はお忘れなく。インターネットでチョコレートに関する川柳を探してみた。
「キャンディを ほんとに返す 鈍い人」
「この長き 渡した日から 返るまで」
「ホワイトデー 義理でもお返し 期待する」
「チョコもらい 離婚ないなと ほっとする」
「チョコだけで 射止めた割には 良い夫」
「義理チョコに 両手あわせる 年となり」
このくらいにしておこう。笑いながら桜春を迎えましょう。

問い合わせ先 kosaka@shinano.eeyo.jp 小坂さんまで

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学生,社会人の進路相談をいたします
■自立化支援プロジェクト(IDP)
しばらくお休みします
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千葉アドバイザーグループ C−PAK

■3月の勉強会の案内
・日時:3月8日(木) 14:00〜16:00
・場所:高齢協 佐倉支部 2階 
・テーマ:『パワーポイントとハイパーリンクを併用した効果的プレゼンの進め方』
      〜副題 「家裁調停委員が見た人間模様」〜
・講師:羽澄 勝さん
出欠のご回答を3/6(火)までにお願いいたします

■千葉市民向け『パソコン入門講座』の見学(生涯学習センター主催)
1/18(木)に続いて2回目の見学をしました。
・既報(かわら版『070118』掲載)に続く「電子メール講座」見学。
・目的:千葉市が民間業者に委託している市民対象講座でプロ講師が行う授業の実態を知り、C-PAK自主企画講座の糧にする。
・参加者:大村、近藤、飯塚の3名
・日時:2/15(木) 13:00〜14:30(1時間30分講座)
・場所:千葉市生涯学習センター パソコン学習室
・内容
=受講者数:19名(男性 4  女性15)
     ※ 老若混合  30〜40代の人も多い
=講師 メイン 1名  サブ 2名 (いずれも女性)
=使用教材 FOM出版 IT基礎「パソコン入門」 WinXP対応
=学習内容:第7章 電子メールを使ってみよう
 Step−1 電子メールとは
 〃 −2 インターネットに接続する
 〃 −3 電子メールのやり取りをする(ファイル添付送信まで)
・参考になった点
@教え方・・・ツボを押さえて無駄のない授業進行
 =アドレス入力のツボ:@マーク、-(ハイフォン)、O(オー)と0(ゼロ)の識別
            Enterを押さない、ポインタの位置、
 =アドレス、件名、本文:「ドラッグ」〜「反転」や
             「コピー」〜「貼り付け」、「文字入力」の練習も
Aゆったり、整然とした教室の空気
 =極端に遅れる生徒が少ない・・・歩調が揃っている
 =簡潔で必要十分な説明のみ・・・冗長な部分がない
B年齢による消化・吸収力、習熟力差(の大きさ)

■C-PAK「フォローアップ講座ー第2弾(FK-U)」を実施
・日時:2月19日(月) 10:00〜12:00
・会場:千葉市生涯学習センター パソコン学習室
・主題:「インターネットと電子メール」
・対象者:C-PAK自主企画講座「パソコンを楽しむその一歩」の修了生
     (第1期8名 第2期20名)の希望者
・実施条件:会場賃借料、講師交通費、教材費、事務費を参加者均分負担
      今回は1,000円/人)
・受講者:12名(第1期 5名、第2期 7名)
・実施体制:スタッフ総数 6名(M講師 1、S講師 4、事務局 1、)
      山室、大村、近藤、利光、村杉、飯塚
・感想
原講座と殆ど変わらぬ内容をもう一度復習したことでようやくネットとメールの操作が分かったようだ、というより思い出した、といったほうがよいかもしれない。
2回のフォローアップ講座を通じて、参加者の多くが個人勉強と経験時間の不足、記憶力の壁、などにより「三歩進んで二歩退がる」実態であることが判明しつつある。
受講者には概して好評であり継続を望まれているが、今後のあり方についてはここらで総合的によく考えてみる必要がありそうだ。
※ C-PAK自主企画講座第2回(SPK-2)のフォローアップ講座は今回のFK-Uを以って一旦終了といたします。
【レポート:飯塚 渉さん】

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埼玉アドバイザーの会「シニアドさいたま」
活動状況をシニアドさいたまブログをご覧下さい。
http://blog.goo.ne.jp/seniad_saitama

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IDN会員の募集のご案内

■ IDN会員募集中
NPO(特定非営利活動法人)自立化(相互)支援ネットワークでは、正会員と賛助会員を募集しています。
*会員の方々には、会員の活動状況や情報を掲載した機関誌を、発行し配布いたします。
*会員の方々には、各プログラムの割引が適用されます。
*入会金及び年会費については「入会を考えている方に」を参考にして下さい。
*詳しいことをお知りになりたい方は、eメールで、事務局までお問い合わせください。
■入会を考えている方に(再掲)
  会員になるには,自分の意思(Will)がなんといっても大切です。少なくとも何のために入会しようとしているのか,目的を決めて入るのが賢明です。
  入会の手続きとしては,入会申込書と,入会金の支払いが必要になります。会員には,正会員(主体的に活動を行う会員で,総会の議決権を有する会員)と賛助会員(団体の主旨に賛同し,直接、間接時間の許す範囲内で活動する会員)の二つのタイプがあります。どちらの会員になるかは,やはり自分の意思で決めて下さい。

会費には入会金と年会費とがあります。
入会金は正会員が1万円,賛助会員が千円です。
年会費の方は,正会員が年間一口1万円,賛助会員が一口千円です。
年会費を何口にするかも,ご自身の意思で決定して下さい。

メール送信先:<mailto:idn@npo-idn.com>

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海外旅行体験話クラブ

しばらくお休みします
海外旅行体験話クラブのメーリングリスト(ML)を設定しました。
tabex@yahoogroups.jp
・下記にあります主旨に沿った意見交換
・海外旅行へ出かける前のちょっとした相談
など、楽しさとお役立ちの双方で盛り上がればいいですね。
初めての方も大歓迎です。ご希望の方は下記までご連絡ください。
【コーディネータ:伊藤政弘さん ma-itou@bd5.so-net.ne.jp 】

*これまでの開催状況をこちらでご覧いただけます

■再開にあたってのコーディネーターのメッセージ(再掲)
「海外旅行体験話クラブ」のコーディネイトをしております、伊藤政弘と申します。
  しばらくの間、お休みをしていたクラブですが、05年3月より再開の運びとなりましたのでお知らせいたします。このクラブは、海外旅行(海外滞在)で経験した貴重なお話を、写真や資料、ビデオなどを加えながら楽しくお喋りしていただくクラブです。肩の凝らない楽しいクラブですので、海外旅行に興味のある方もない方も、ぜひ一度のぞきに来て下さい。ご参加お待ち申し上げます!

■海外旅行体験話クラブの趣旨
◇海外旅行者の目で見た、外国の習慣・文化・地理などを、楽しく発表し学習します。
◇海外旅行をした際のハプニング・失敗談・発見・感動したことなどを共有します。
◇日本と外国の習慣(考え方)・文化の違いなどを比較しながら社会の学習をします。
◇珍しい体験をされた方の実話や動機、その後の人生観などを共有します。
◇楽しかった「観光ツアー」や「オプショナルツアー」などの情報交換を共有します。
◇色々な生き方があることを学習し、自立した人生へのヒントを探ります。
【コーディネータ:伊藤政弘さん ma-itou@bd5.so-net.ne.jp

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*10**********************************************************************
会員のホームページの紹介

■ブログもOK 自薦・他薦をお願いします
 メルマガIDN第69号(2月15日発行)よりホームページの紹介を開始しました。今回までに12名の方のページと「シニアドさいたま」のページを紹介しました。遠慮しないでどうぞ手を上げてください。以下に趣旨を再掲いたします。

 会員のホームページを紹介するコーナーを設けます。会員の顔をもっと見えやすくすることが主な目的です。会員相互の交流のきっかけになればと期待します。ご希望のあった方から順次紹介します。簡単な紹介で結構ですから下記あてにご連絡ください。メルマガIDNで紹介したホームページのURLをIDNのホームページに紹介します。
申し込み先:<mailto:merumaga-idn@npo-idn.com>
これまでに登場した方のURLと紹介文をこちらIDNのホームページでご覧になれます

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*11**********************************************************************
連載 大姑娘山(5,025m)に挑戦』 東川 征夫さん

■第11回 大姑娘山登頂
 7月8日は、高度順応日です。ハイキャンプの周辺を歩き回り高山植物をデジカメに収めたり、少し高いところまで足を伸ばしたりして過ごしました。高度障害が少し出ていたのか、この日のことはあまり記憶に残っていません。デジカメには沢山の花の写真が残っていましたから、方々歩き回ったことは確かです。
7月9日、いよいよ大姑娘山登頂日です。朝5時に起床しました。快晴です。朝食は6時に済ませ6時50分にハイキャンプを出発しました。少し高度を上げると草木が一本もない岩稜地帯になります。朝露に濡れた岩はとても滑るので注意しなければなりませんでした。
平らな岩が幾重にも積み重なった急な斜面には登山道らしき道はありません。落石を起こさないようゆっくりしたペースで慎重に登りますが、空気が薄いので呼吸と脈拍数は大分多くなっているようです。喘ぎながら尾根に出たら、大姑娘山の姉妹山、四姑娘山(6,250m)三姑娘山(5,355m) 二姑娘山(5,276m)の三山が出迎えてくれました。その雄大な三山にしばし見惚れてしました。
 
尾根への道                           左から四姑娘山・三姑娘山・二姑娘山
 尾根からは雪原を登り、再び急登の岩稜地帯を詰めたところに大姑娘山の山頂がありました。山頂には、経文を印刷した布を幾重にも巻きつけた棒が一本立っていました。
 山頂を踏みしめたときは「とうとうやったー」と叫びたくなりました。周囲は5千メートルを越す山々が連なり、その雄大さは日本の山では味わえない景色です。このときの感動は今も鮮明に覚えています。殿の人には隊長が付き添って登ってきました。みんな拍手で迎えました。目頭が熱くなりました。全員登頂したのは10時10分でした。どなたかが携帯寒暖計を持参していて、マイナス4度だといっていましたが、あまり寒さは感じませんでした。
 山頂では、全員登頂を果たした明るい雰囲気の中で、集合記念写真を撮ったり、それぞれ思い思いの記録写真を撮ったりして過ごしました。その時間は約20〜30分でした。10時半には下山開始になりました。
 
大姑娘山山頂                              大姑娘山下山中
 足取りは軽く、おしゃべりも多くなりましたが、山では下山中の事故が多いことから皆慎重に下りました。
急斜面の岩場を下り雪原を通って、三姉妹山とのお別れの尾根で休憩し、ハイキャンプに到着したのは12時20分でした。ここで昼食を摂りベースキャンプまで一気に下りました。ベースキャンプ到着は15時30分でした。天気は雨に変わっていました。

 食堂テントで夕食までの一時、みんなでお茶をしながら登頂の感想を語り合いました。そのとき気がつきましたが、自分も含めてみんなの顔が一回り大きく丸くなっています。手もこんもりとしています。後で隊長に聞きくと、肝機能の低下によりむくみが出ているが心配無いとのことでした。この日は賑やかな夕食会になりました。就寝は20時でした。久しぶりにぐっすり眠りました。

第1回から第10回までのぶんは下記でご覧になれます
http://www.npo-idn.com/higasikawa-yama/higasikawa.html

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*12*********************************************************************
アウトドアクラブ「たかお会」

■第19回たかお会『バードウォッチングとハイキング』の報告
畑 俊一先生(日本野鳥の会会員)のご指導のもと、バードウォッチングを行いました。
葛飾区金町にある水元公園を散策ハイキングしながら、グリープラザと水元かわせみの里も見学しました。
・実施日:平成19年2月22日(木曜日)
・参加者:畑先生を加えて12名

■19年度年間活動計画
今年、1年間の活動計画をアップしました。詳細は上記ホームページの
「平成19年度年間活動計画(総覧表)」をご覧下さい。
【幹事:東川・滝村】

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*13**********************************************************************
ふれあい広場

■「ふれあい広場」について
皆様の近況・IDNに対する意見・催しもの案内・等など内容に制約はありません。
思わぬ出会いがあるかもしれません。
下記のメールアドレスへ自由に投稿して下さい。お待ちしています。
<mailto:merumaga-idn@npo-idn.com>

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*14**********************************************************************
編集後記

戸田幸四郎の絵本「竜のはなし」

 06年4月に私のホームページで「龍の謂れとかたち」というページを立ち上げた。自分で実際にかかわりのあった「龍」についての簡単なコメントをつけて紹介している。そのいくつかは、編集後記でも取り上げたこともあり、最近になって龍に関するニュースを提供していただくことも多くなった。
 戸田幸四郎の絵本「竜のはなし」を頂いた。大型で手に持ったときのずっしり感がなんともいえない感触。本体はすばらしい装丁が施されており、表紙と同じ絵が描かれているカバーがついている。
 書籍名:竜のはなし
 出版:戸田デザイン研究室
 サイズ:312mm×232mm
 発行年月 1983.12

 戸田幸四郎という作者も始めて聞く人であり、早速ネットで調べてみると有名な人であることがわかった。1931年山形県に生まれる、1982年フリーデザイナーより絵本の創作活動に入る、「とだ幸四郎名作絵本集」他、「あいうえおえほん」をはじめとする、数々の知育絵本がロングセラーとなる、その他、環境問題をテーマにした「おいたてられた2匹のカエル」等がある、との紹介があった。
 また、熱海市の上多賀に戸田幸四郎絵本美術館があることもわかった。太宰治の「走れメロス」、宮沢賢治の「竜のはなし」等、名作絵本の原画や、数々のロングセラー知育絵本の原画をあますところなく展示してあるとのこと。

 キャンバスに油絵とおぼしき重厚な絵と短い文章で構成された絵本である。一度目を通して、あとがきの最後に、「竜のはなし」の書名について、宮沢賢治作品集の中の「手紙一」を了解を得まして「竜のはなし」と致しました、と書いてあり、宮沢賢治とのかかわりを知る。

 宮沢 賢治(1896年−1933)はあまりにも有名。書棚に並んでいる筑摩書房の現代日本文学大系(S44)の宮澤賢治には、《銀河鉄道の夜、風の又三郎、春と修羅、よたかの星、どんぐりと山猫》などが入っているが、「手紙一」は見当たらない。図書館も休みだったのでネットに頼ることにした。

 宮沢賢治学会イーハトーブセンターで、マイクロテクノロジー社の「宮沢賢治全童話集」のテキストファイルからHTML形式に変換して、全98編の童話が読めるようにしているものを見つけた。手紙シリーズに4作があることを知り、「手紙一」の全文を読むことができた。
 改めて絵本の文章と宮沢 賢治の「手紙一」を比較してみると、絵本の文章は平易な言葉に書き換えられており、ルビなども丁寧にふられているが、「手紙一」と全く同じといって良い。

【追記】千葉市の図書館のシステムが変更になり、3月1日に再開したので、校本 宮澤賢治全集第十一巻(筑摩書房発行 昭和49年9月初版発行)を借りてきて、全く同じ文章であることを確認した。
 なお、絵本では、最後の「このやうにしてお釈迦さまがまことの為に身をすてた場所はいまは世界中のあらゆるところをみたしました。」という一文は省かれていることを再確認した。(下記の内容紹介では11の後に相当する)

絵本は11葉の絵と文章で構成されている。以下に絵の順序に沿って内容を紹介する。
 1)むかし、あるところに一疋の竜がすんでいた
 2)あらゆる生き物を、その毒気で死に至らしめる力を持っていたが、すべてのものを悩まさないと誓った
 3)ある時、静なところを求めて林の中にはいり、道理を考えながら眠る
 4)竜は眠ると蛇のかたちになり、からだにはきれいな瑠璃色や金色の紋があらはれる
 5)漁師たちがやってきて、珍しい皮を、王様に差しあげようと思う
 6)無抵抗を誓った竜は、猟師たちに皮を剥がれ、痛さをこらえ、毒を人に当てないように息をこらす
 7)竜は皮のない赤い肉ばかりで地に横たわる
 8)かんかん照りの熱さに耐えかねて、水のある場所へ行こうとした
 9)沢山の小さな虫に、だまつてうごかずにからだの肉を食わせる
10)竜はとうとう乾いて死んでしまう
11)死んで竜は天上に生まれ、後にお釈迦様になってみんなにしあわせを与へた 

 では、ここから何を読み取るか?
宮沢賢治は「手紙一」の最後に、「このはなしはおとぎばなしではありません。」と書いており、絵本ではこの言葉が表紙をめくった最初のページに書かれている。

 戸田幸四郎があとがきに書いているメッセージに思いがこめられている。
 この「竜のはなし」は生きものを愛し自然を愛し、まことの道のために、生きつらぬいた賢治の思想の大事な一面を端的に浮き彫りにしている作品ではないでしょうか。現代社会にこそとりもどさなければならない賢治の精神に感動を覚え真正面から取り組みました、この絵本のテーマについて、本気で語り合える親子を願ってやみません、と言っている。

 この絵本を親が子供に読んで聞かせたり、親と子が一緒に読んだりすることもあろう。子供たちがこのお話の意味を完全に理解できないながらも興味を持って何回も読みかえす様子が想像できる。
 また、子供たちを相手にした読書会で取り上げてほしい。私の周りには現在子供が居ないので、実際に読んであげて、話し合って反応を見る機会がないのは残念である。
 
 私のホームページに、「手紙一」の全文を載せている。宮沢賢治の死後70年以上を経過しているので、著作権としての問題はないと思われるが、宮沢賢治学会イーハトーブセンターでプロデュースを担当している渡辺 宏様より利用する許可をいただいている。【生部】
URL:http://ryuss.cocona.jp/ryu-iware/ryunohanasi.htm

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