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メルマガ IDN 【第115号】 Inter Depending Network
2007年 1月15日発行
 
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《第115号のご案内》
 
シニアネットフォーラム21 in 2007 開催のご案内

 1.ふれあい充電講演会
  =第68回(1月21日)の案内:飛鳥山散歩
 2.シニアー情報生活アドバイザー講座
   =東京:50期受講生募集のご案内
 3.IT・PC講座
  =パソコン楽しみ隊:1月の案内
 4.「楽しくパソコンライフ」〜武兵衛の近況〜
  =第45回 ライブカメラを使ってみよう
 5.学生,社会人の進路相談
 6.千葉アドバイザーの会「C−PAK」
  =12月の勉強会報告
  =次回(2月)の勉強会予定
 7.アドバイザー埼玉の会「シニアドさいたま」
 8.IDN会員募集のご案内
   =入会を考えている方に(再掲)
 9.海外旅行体験話クラブ
10.会員のホームページの紹介
11.新連載 『大姑娘山(5,025m)に挑戦』 東川 征夫さん
  =第8回 登山基地[日隆]からベースキャンプ地[老牛園子(ラオニューエンツー)]へ
12.アウトドアクラブ「たかお会」
  =18年度年間活動計画
13.ふれあい広場
14.編集後記
  =「縄文的なもの」と「弥生的なもの」 【その2】
        〜「縄文的」なフルトヴェングラー と 「弥生的」なワルター〜
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■シニアネットフォーラム21 in 2007 開催のご案内
「シニアネットフォーラム21 in 2007」が2007年2月に開催されますので、その概要をお知らせします。
【開催概要】
◆統一テーマ:シニアネットの更なる飛躍!大きく楽しみ社会の支えに
                 〜団塊の世代もシニアネット活動に〜
◆日時:平成19年2月15日(木)10:30〜17:00 (懇親会17:30〜19:30)
                       2月16日(金)10:00〜16:30
◆会場:日本青年館(東京都新宿区霞ヶ丘町7番1号)
◆主催:(財)ニュメディア開発協会

◆基調講演T:「シニアの新しい生き様〜シニアネットで大きく楽しみ社会の支えに〜」
  講師:浅野 史郎氏
      慶應義塾大学総合政策学部教授
      前宮城県知事
      宮城県社会福祉協議会 会長
◆基調講演U:「ITはシニアの必需品。ITの進歩はこれからのシニアライフをいかに変えていくか
             〜最近の技術動向を視野に入れて〜」
  講師:加治佐 俊一氏
      マイクロソフト株式会社業務執行役員最高技術責任者

◆パネルディスカッション「シニアネットの更なる飛躍!〜世のため、人のため、自分のため〜」

◆ワークショップ:テーマ
 ワークショップ1 「シニア(含団塊世代)に魅力あるシニアネットを求めて」
 ワークショップ2 「よりよいIT普及活動(IT講習会等)を行うには」
 ワークショップ3 「シニアの知見・ノウハウを生かすコミュニティビジネスを目指して」
 ワークショップ4 「より強く行政等との協働(コラボレーション)を行うには」
 ワークショップ5 「シニアネットのより良い運営を行うためには」

◆シニアネット交流広場

詳細の案内は下記をご覧ください。
http://www.sara-project.or.jp/sf2006/

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ふれあい充電講演会

■第68回(1月21日) 飛鳥山散歩の案内
   〜紙の博物館 北区飛鳥山博物館 渋沢史料館 を巡る〜
 飛鳥山は江戸時代八代将軍徳川吉宗の時代から桜の名所として親しまれてきたところで、明治6年には上野、芝、浅草、深川と並んでわが国最初の公園に指定されました。
 現在、この飛鳥山には3つの博物館が並んでいます。今回は、井出昭一さんの企画で飛鳥山の3館を巡ります。
日本の近代経済社会の基礎を築いた渋沢榮一の大邸宅の跡地に建つ「渋沢史料館」では、大正時代を代表する建物で重文指定の「青淵文庫」と「晩香盧」も内部を見学します(日祝日の午後のみ公開中です)。
 
◆今回の企画と案内をお願いした井出昭一さんからのメッセージ
 飛鳥山の南側の3分の1に当たる約8500坪が曖依村荘(あいいそんそう)と呼ばれた旧渋沢家飛鳥山邸のあったところです。渋沢栄一は論語に心酔し、私心のない経済社会のリーダーで、知れば知るほどその偉大さに圧倒されます。渋沢史料館には、榮一の91年に及ぶ数多くの事業と多彩な交流など諸資料が展示されています。
 田辺淳吉の設計した大正時代を代表する名建築「青淵文庫(せいえんぶんこ)」のなかで、(「晩香盧(ばんこうろ)」を含めて)見どころをご案内します。
【記】
◆開催日時:2007年1月21日(日) 午後1時集合(時間厳守)
◆集合場所:JR京浜東北線「王子駅」南口(東京・上野寄りの小さな改札口)
東京メトロの南北線「王子駅」で下車し、1番出口を出て、上野方面に歩いて3分
◆見学先:
【1】13:10−13:40 紙の博物館
【2】13:45−14:15 飛鳥山博物館  
【3】渋沢史料館 
   14:30−15:00 重文「青淵文庫」〔説明:井出さん〕
     15:10−15:30 重文「晩香盧」 
     15:40−16:40 「本館」の常設展示見学(学芸員の解説を予定)
◆懇親会 17:00−19:00  王子駅周辺で
◆会費(3館共通入場券代を含む):会員1200円 ビジター1500円
                  懇親会費  2500円 女性 2000円
◆申込みはこちらへ:
 *懇親会への参加の有無も合わせてお知らせください
◆締め切りは1月19日(金)です
◆今回のコーディネーター:生部 圭助 (緊急連絡先:090・7256・0810)

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シニア情報生活アドバイザー講座

■「シニア情報生活アドバイザー」養成講座とは

  この講座は、高齢期の生活に密着した、情報技術(パソコンやネットワーク)の楽しい活用方法を教えることが出来る人を養成する講座です。IDNはこれまでに47回の講座を開催し、190名のシニア情報生活アドバイザーを養成した実績を持っています。
 NPO(特定非営利活動法人)「自立化支援ネットワーク」(略称IDN)は、「ニューメディア開発協会」(経済産業省の外郭団体)が認定する「シニア情報生活アドバイザー講座」の養成講座実施団体に指定されています。

■東京:49期・50期 受講生募集のご案内
下記の講座の受講者を募集中です。毎回土曜日の開催です。
知り合いのお方でご興味をお持ちの方を紹介してください。 

第50期:2007年 2月24日(土)〜 3月24日(土) すべて土曜日
詳細は下記をご覧ください
http://www.npo-idn.com/senior2.htm

・会場:TEPIA(財団法人 機械産業記念事業団)
     港区北青山2丁目8番44号(地下鉄外苑前より徒歩4分)
 *会場が変更になることもあります
ウイークデイの開催や日程の変更のご希望の方も受け付けます。ご相談ください

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IT・PCの勉強会


■パソコン楽しみ隊:1月の案内
・日時:1月は28日(日)13時〜16時
・場所:時品川人材開発センター第2教室
案内役のご希望を募集中です。テーマ案をお知らせください。

國重

 パソコン楽しみ隊はアドバイザーとしての技術能力、支援能力、活用能力を維持し高める相互研鑚と情報交換の場として平成16年12月からメーリングリストを設置し、毎月1回の勉強会を開催してきました。パソコン楽しみ隊の連絡や日常的な情報交換に利用しているメーリングリストにはIDNで認定を受けたアドバイザーの約30%にあたる50余名が登録しています。
 勉強会は特に形式を定めていませんが、有志がテーマに沿って案内し、その後、参加者が自由にトライアルや意見交換などしています。関心のある方はお問い合わせください。【國重】

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楽しくパソコンライフ〜武兵衛の近況〜

■第45回 ライブカメラを使ってみよう

 新年から寒さが続いています。幸いなことに雲もなくお天気の日が多い。気になる空模様、観光地の景色などインターネットで見ることが出来ます。家にいながらに全国の今の景色が見られることは有り難いことです。みなさんも挑戦してみてください。
私は毎日のように見るのは、山梨県三ツ峠から見る富士山です。富士山に向かって各所にカメラがありますが、ここからの写真が一番きれいに見えます。年賀メールに添付したこともあります。武兵衛が撮ったのかと聞かれたこともあります。
http://camera.mvkofu.com/cgi-bin/livecam.cgi
 
富士山だけではもの足らない人は下記のURLで見てください。
全国の主な都市、観光地の今の写真を動画で見ることが出来ます。
http://weathernews.jp/livecam/
地方や都道府県ごとの表示も可能と書いてあります。
 
日本だけでなく世界の主だったところもご覧になれます。日本代表は京都の金閣寺です。
http://www.abcoroti.com:8000/~gyorochan/page004.html

 居ながらにして見たいところの今の写真が見られるのはインターネットならではの楽しみです。上記以外でも、お楽しみのURLがありましたら教えてください。

問い合わせ先 kosaka@shinano.eeyo.jp 小坂さんまで

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学生,社会人の進路相談をいたします
■自立化支援プロジェクト(IDP)
しばらくお休みします
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千葉アドバイザーグループ C−PAK

■1月の勉強会報告
・日時:平成19年1月11日(木) 14:00〜16:00
・場所:高齢協 佐倉センター 2階
・出席者:11名
・テーマ:「画像編集処理ソフト〜デイジーコラージュ‐9(nine)〜の紹介」
・コーディネーター:利光 信爾さん
・講師:市川ソフトラボラトリー社員 露崎氏

・資料
1、デイジーコラージュ‐9(nine)製品版CD−ROM
2、デジタル画像サンプル集CD−ROM 
3、デイジーコラージュ‐9(nine) 活用ガイドブック
4、 〃    〃    〃     ユーザーズマニュアル
5、超高画質RAW現像ソフト カタログ『SILKYPIXR Developer Studio 3.0』
 
・内容
1、デイジーコラージュ‐9(nine)概要
2、同上、色々な編集操作方法のガイダンス&実地操作
  @、デイジーコラージュの起動
  A、画像を自動取り込み機能で取り込む
  B、アルバムセクションと各編集カテゴリの確認
  C、各編集カテゴリのメニューと操作説明&実地体験
       イ、変形カテゴリ(回転、トリミング、画像サイズ変更、解像度補正)
       ロ、補正カテゴリ(ホワイトバランス、トーンカーブ等14セクション)
       ハ、合成(重ねる、fitする、ペン合成、消しゴム、移動・拡縮・回転)
       ニ、その他の機能説明と操作
3、SILKYPIXR (超高画質RAW現像ソフト)説明(参照http://www.silkypix.com
※ RAW関連サイト(事務局調べ)
 ・RAWファイルとは:http://www.adobe.com/jp/digitalimag/whatsraw/
 ・写真論「RAWとJPEGの違いを理解する」
  http://www.aquageographic.com/~sato/dslr/theory_raw.html
4、総括質疑応答(体験中にも随時質疑が行われた)
【総括=事務局】
 デイジーコラージュはデジカメ愛好家には著名な画像処理専用ソフトである。
ダイソー版パソコンブック「今日から楽しむデジタルメカメラ」にも紹介されている他、Canonを除く殆どのカメラメーカー仕様に対応していて、ハイアマチュア、セミプロ、プロにも利用者も多いそうだ。
 
 デジカメにはセット品として何らかの画像処理ソフトが同梱され、プリンターも又同様であるから、誰でもハードを持てば画像としての扱いもプリントすることも簡単だ。 しかし、ハードの更新や別メーカーへの乗り換えが面倒だとか、機能面で「帯に短かしタスキに長し」という声もよく聞かれる。メーカーも機種も多種多様で付属アクセサリーやソフト内容の独自性も強く、共通性や互換性が必ずしも十分でない上に、付属ソフトゆえに機能にも一定の限界が付いて回る。
 
一方で、デジカメの普及・進化とともにヘビーユーザーやベテラン愛好家も増え、画像処理ソフトには高度で多彩な機能とオールラウンド性、制作アイデアへの対応力等のニーズが高まっている。 画像処理専用ソフトが求められる所以であり、多数のソフトが日進月歩で登場しているが、良い物の入手にはお金のかかる話でもあり、情報収集やお試し、目利きもそう簡単にはいかず悩ましいところである。 
 
今回のデイジーコラージュ9(nine)紹介は大好評だった。 この種のソフトにあまり馴染みの無いメンバーには画像処理の視野が開け、写真にうるさいハイアマチュアのメンバーやヘビーユーザー・メンバーにも強いインパクトがあったようだ。
相応の市販価格が付く製品版の内容と使い方を余すところなく披露の上、操作指導付きで実体験させていただいた講師(〔株〕市川ソフトーラボラトリー)のご好意に対して参加者一同心から感謝しています。
【レポート:飯塚 渉さん】
■次回 勉強会予定
・日時:平成19年2月8日(木)  14:00〜16:00
・場所:高齢協 佐倉支部 2階
・テーマ:『ふなばし市民活動情報ネット』に参加して
・講師:近藤 泰幹 さん

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埼玉アドバイザーの会「シニアドさいたま」
活動状況をシニアドさいたまブログをご覧下さい。
http://blog.goo.ne.jp/seniad_saitama

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IDN会員の募集のご案内

■ IDN会員募集中
NPO(特定非営利活動法人)自立化(相互)支援ネットワークでは、正会員と賛助会員を募集しています。
*会員の方々には、会員の活動状況や情報を掲載した機関誌を、発行し配布いたします。
*会員の方々には、各プログラムの割引が適用されます。
*入会金及び年会費については「入会を考えている方に」を参考にして下さい。
*詳しいことをお知りになりたい方は、eメールで、事務局までお問い合わせください。


■入会を考えている方に(再掲)
  会員になるには,自分の意思(Will)がなんといっても大切です。少なくとも何のために入会しようとしているのか,目的を決めて入るのが賢明です。
  入会の手続きとしては,入会申込書と,入会金の支払いが必要になります。会員には,正会員(主体的に活動を行う会員で,総会の議決権を有する会員)と賛助会員(団体の主旨に賛同し,直接、間接時間の許す範囲内で活動する会員)の二つのタイプがあります。どちらの会員になるかは,やはり自分の意思で決めて下さい。

会費には入会金と年会費とがあります。
入会金は正会員が1万円,賛助会員が千円です。
年会費の方は,正会員が年間一口1万円,賛助会員が一口千円です。
年会費を何口にするかも,ご自身の意思で決定して下さい。

メール送信先:<mailto:idn@npo-idn.com>

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海外旅行体験話クラブ

次回の開催については後日ご案内いたします。

海外旅行体験話クラブのメーリングリスト(ML)を設定しました。
tabex@yahoogroups.jp
・下記にあります主旨に沿った意見交換
・海外旅行へ出かける前のちょっとした相談
など、楽しさとお役立ちの双方で盛り上がればいいですね。
初めての方も大歓迎です。ご希望の方は下記までご連絡ください。
【コーディネータ:伊藤政弘さん ma-itou@bd5.so-net.ne.jp 】

*これまでの開催状況をこちらでご覧いただけます

■再開にあたってのコーディネーターのメッセージ(再掲)
「海外旅行体験話クラブ」のコーディネイトをしております、伊藤政弘と申します。
  しばらくの間、お休みをしていたクラブですが、05年3月より再開の運びとなりましたのでお知らせいたします。このクラブは、海外旅行(海外滞在)で経験した貴重なお話を、写真や資料、ビデオなどを加えながら楽しくお喋りしていただくクラブです。肩の凝らない楽しいクラブですので、海外旅行に興味のある方もない方も、ぜひ一度のぞきに来て下さい。ご参加お待ち申し上げます!

■海外旅行体験話クラブの趣旨
◇海外旅行者の目で見た、外国の習慣・文化・地理などを、楽しく発表し学習します。
◇海外旅行をした際のハプニング・失敗談・発見・感動したことなどを共有します。
◇日本と外国の習慣(考え方)・文化の違いなどを比較しながら社会の学習をします。
◇珍しい体験をされた方の実話や動機、その後の人生観などを共有します。
◇楽しかった「観光ツアー」や「オプショナルツアー」などの情報交換を共有します。
◇色々な生き方があることを学習し、自立した人生へのヒントを探ります。
【コーディネータ:伊藤政弘さん ma-itou@bd5.so-net.ne.jp

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会員のホームページの紹介

■ブログもOK 自薦・他薦をお願いします
 メルマガIDN第69号(2月15日発行)よりホームページの紹介を開始しました。今回までに12名の方のページと「シニアドさいたま」のページを紹介しました。遠慮しないでどうぞ手を上げてください。以下に趣旨を再掲いたします。

 会員のホームページを紹介するコーナーを設けます。会員の顔をもっと見えやすくすることが主な目的です。会員相互の交流のきっかけになればと期待します。ご希望のあった方から順次紹介します。簡単な紹介で結構ですから下記あてにご連絡ください。メルマガIDNで紹介したホームページのURLをIDNのホームページに紹介します。
申し込み先:<mailto:merumaga-idn@npo-idn.com>
これまでに登場した方のURLと紹介文をこちらIDNのホームページでご覧になれます

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連載 大姑娘山(5,025m)に挑戦』 東川 征夫さん

■第8回 登山基地[日隆]からベースキャンプ地[老牛園子(ラオニューエンツー)]へ
 10時間の長旅で疲れたせいか昨夜はぐっすり眠りました。成都のホテルから二人一部屋の割り当てになっていて、私の相棒は、群馬県桐生市の若林さんです。彼は、工場経営を息子に譲り悠悠自適の身分で、10月にはエベレスト街道のタンボチェからカラパタール(5,300m)に行くと言っていました。毎年、外国の山を積極的に歩いているようで大変羨ましく思いました。

 バイキングの朝食を済ませ、荷物をバスに積み込んでホテルを8時に出発しました。ホテルから5分ぐらいのところに登山口があります。登山口の建物の前には、「公安」と横腹に大きく書いたパトカーが1台停車していて、屈強な警察官が登山客をチェックしています。ここでパスポートを提出し登山許可証を貰います。この許可証は、中国語と英語で書かれていて登山届のような内容でした。
この日は、ベースキャンプ地「大姑娘山BC(老牛園子)」までのトレッキングです。
(登山ルート図を参照)

 バスに積み込んだ荷物は、馬が運び上げてくれますから、我々は登山靴を履きリックを背負い尾根に向かいます。しばらく登ったところにバラックの小屋があり、その前が馬の溜まり場になっていてたくさんの馬が繋留されていました。小屋の前のベンチには馬方が並んで出番を待っています。親方らしき人がいろいろ指図していました。綺麗な鞍を付けた馬は人様用で、通訳の話によるとベースキャンプまで約4,000円だそうで、高山植物を観に来る日本人や中国の観光客がよく利用するとのことでした。
 尾根にでると広々とした草原になります。白と黄色の小さな花が一面に咲いています。
 経文を印刷した青・赤・黄・白の旗を先端から放射線状に飾った仏塔が幾つか並び、左遠方に険しい四姑娘山(6,250m)が聳えていました。二姑娘山・三姑娘山・大姑娘山は雲の中でした。

 草原地帯を詰めると背の低い潅木地帯に入ります。この地帯にも美しい花がたくさん咲いています。相棒の若林さんとデジカメで花を撮りながら登っているうちに、一行と逸れてしまいました。この一帯にはヤクやヒツジが放牧されていて獣道が方々に走っています。その獣道に入ってしまったようです。ヤッホウとかオーイとか大声で呼んでみても返答がありません。詳しい地図もありませんから本能的に上に上にと登ってしまいました。

 上から眺めても一行の姿が見えませんから益々不安になってきました。そのとき馬を連れた牧童らしき青年が下りてきました。「ベースキャンプ・ベースキャンプ」と言ってみましたが全然通じません。そこでやっと気が付いて、老牛園子とメモ帳に書いたら遥か谷の方を指差します。
藪をかき分けてその方向を目指して下りました。大分下ったところで、宮崎隊長と通訳が迎えに来てくれてほっとしました。一行とは大分遅れてのベースキャンプ到着となってしまいました。

 到着は15時10分でしたから、この日の行動時間は約7時間でした。疲れました。

 
草原の登山道                     ベースキャンプに向かう相棒の若林さん

第9回は 高度順応しハイキャンプキャンプ地(4,300m)へです。

第1回から第7回までのぶんは下記でご覧になれます
http://www.npo-idn.com/higasikawa-yama/higasikawa.html

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アウトドアクラブ「たかお会」

■18年度年間活動計画
 たかお会18年度年間活動計画を更新しました。IDNホームページのたかお会ページに掲載していますのでご覧下さい。
 アンケートにお答えいただきありがとうございました。会員のリクエストに応じて中級登山活動を実施するべく計画中です。

【幹事:東川・滝村】
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ふれあい広場

■「ふれあい広場」について

皆様の近況・IDNに対する意見・催しもの案内・等など内容に制約はありません。
思わぬ出会いがあるかもしれません。
下記のメールアドレスへ自由に投稿して下さい。お待ちしています。
<mailto:merumaga-idn@npo-idn.com>

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編集後記

■「縄文的なもの」と「弥生的なもの」 【その2】
     〜「縄文的」なフルトヴェングラー と 「弥生的」なワルター〜
 メルマガIDNの第79号(05年7月15日発行)で「縄文的なもの」と「弥生的なもの」と題して下記の3つを例にして書いた。今回は吉田秀和さんの新聞のコラムより、続きを書いてみたい。
 
<谷川徹三 縄文的原型と弥生的原型 岩波書店 1971年>
 谷川は、日本の美の原型を縄文土器と弥生土器に見ることが出来るとし、この両者は美の性格において対照的に異なっている、と言っている。
 
<高橋富雄 NHK市民大学 地方からの日本史 1987年10月―12月>
 高橋は、「顕著な地域的な違い」に着目し、縄文は東北型日本文化(東日本・東北日本を中心とする東型)、弥生は西南型日本文化(西日本・西南日本を基盤とする西型)と、2つの「風土」の類型として区別している。さらに、弥生型西日本が「先進の中央」、縄文型東日本を「未開の地方」と類型している。
 
<ワルター・グロピウス 丹下健三 「桂」 日本建築における伝統と創造 1960年>
 丹下は、「縄文的なもの」について、ヴァイタルなもの、生成的なもの、ギリシャにおけるディオニュソス的、3次元的、動的、生成的と表現している。「弥生的なもの」については、アポロ的、2次元的、静的、形式的と表現している。ここで丹下は、伊勢神宮に対する考えを詳述している。

 06年11月1日の朝日(夕刊)の「音楽展望」に「モーツァルトってだれ?」と題して、吉田秀和さんが登場している。「長らくお待たせしました。・・・」と言う書き出しであり、久々らしい。毎週火曜日の朝10時に「名曲の楽しみ」で声を聞いているので、しばらく だとは感じないが、この放送はずっと以前の再放送なのだろうか?

 今回の吉田秀和さんのお話の中に、モーツァルトを演奏する「ディオニュソス的」なフルトヴェングラーと「アポロ的」なワルターと記されている。
 私は、先の3つの例から、
「縄文的なもの」=「ディオニュソス的」、
「弥生的なもの」=「アポロ的」
と関係づけているので、「縄文的」なフルトヴェングラーであり、「弥生的」なワルターと言うことになり、このように対比してみると二人の大指揮者をよく理解できると思った。

 吉田秀和さんは、ニューヨークでワルターが指揮した《フィガロの結婚序曲》聞き、ザルツブルグでフルトヴェングラーが指揮した《ドン・ジョヴァンニ》を聞いたときに感じたことを面白い表現で書いている。
 まずワルターについての記述の一部。子ネズミがちょこちょこ動き回るうちだんだん大きくなってゆくような出だしの主題を始め、とんだり跳ねたりの箇所がいくつもあるのに、そんなところまできれいに歌わせながら、「調和のとれた優美な女神の使い」みたいなモーツァルトを聞かせた。
 次にフルトヴェングラーについての記述の一部。作者自身がアンダンテと念を押した序曲からして、うんと遅く重々しく起伏の大きいアダージョにギアを切り替えたのを皮切りに随所で人間の業が顔を出す劇にしてしまう。それもある時は爆発的な力で噴出し、あるときは不気味な低音としてうなるように響いてくる。
 フルトヴェングラーは、ワルターのアポロ的モーツァルトと反対に、ニーチェのいうデュオニソス的芸術の典型みたいなもの。吉田秀和さんはこのように書いている。

 私にとってのワルター感は、コロンビアから出た2500部限定の全集のレコードを聴いたことにより定まった。《35番から41番(除く37番)までの交響曲》、《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》、《劇場支配人》序曲、《コジ・ファン・トッテ》序曲、《フィガロ結婚》序曲、《魔笛》序曲、《フリーメーソンのための葬送音楽》などが、8センチほどの厚さのケースに入っており、盤質も極上、別冊ですべての曲の楽譜がついている。
 このレコードを何回聴いたかわからない。ワルターについては、ニューヨークフィルとの《未完成》、マーラーの《交響曲第1番 巨人》などがクラシックを聞き始めた若い頃の出会いである。

 フルトヴェングラーについては、ベートーベンの《英雄 ウィーンフィル 1952年録音》と《第7番 ウィーンフィル 1950年録音 》、バイロイトの《第九 1951年録音》で確立された感が強い。フルトヴェングラーについては、いろいろな言葉で表現できるが、「縄文的」な演奏をする指揮者であるというのが最もぴったりするのを今回教えてもらった。

 物事を二つの類型で強引に区分するのは乱暴であるかもしれない。「縄文的なもの」の中にも「弥生的なもの」が潜んでおり、逆のことも言えるであろう。しかし、二つの事象を対比させて見ることにより、その本質をより理解できると思い、「縄文的なもの」と「弥生的なもの」を気にしており、吉田秀和さんの「音楽展望」が目にとまった。

「縄文的なもの」と「弥生的なもの」 【その1】は下記の編集後記集でご覧になれます。
http://www15.ocn.ne.jp/~ryuss/index.htm

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  新電話番号:03−3358−1958
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