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メルマガ IDN 【第103号】 Inter Depending Network
2006年 7月15日発行
 
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《第103号のご案内》
 
 1.ふれあい充電講演会
  =第63回(7月24日)の案内 戦国武将と城郭-信玄・信長・秀吉にみる-
  =第64回(8月)の案内 見て、触れて、使って判る「ぐい呑み」の魅力
 2.シニアー情報生活アドバイザー講座
   =第46期・第47期の受講生募集のご案内
 3.IT・PC講座
  =パソコン楽しみ隊:7月の報告と8月の予定
 4.「楽しくパソコンライフ」~武兵衛の近況~
  =第33回 インターネットのURL記入を簡単に
 5.学生,社会人の進路相談
  =
自立化支援プロジェクト(IDP)のこれからの計画
 6.千葉アドバイザーの会「C-PAK」
  =勉強会の報告
  =今後の予定
  =「アクティブ・オフ会 深川ツァー」の案内
 7.アドバイザー埼玉の会「シニアドさいたま」
 8.IDN会員募集のご案内
   =入会を考えている方に(再掲)
 9.海外旅行体験話クラブ
  =次回9月17日(日)予告
  =海外旅行体験話クラブのメーリングリスト(ML)を設定しました
10.会員のホームページの紹介
11.新連載:井出 昭一さん『平成つれづれ草子』
  =第10回 和歌を楽しむ…万葉歌人に詠まれた草花と樹木…
12.アウトドアクラブ「たかお会」
  =第16回(7/19)の案内
  =第17回の日程変更の案内
  =18年度年間活動計画
13.ふれあい広場
14.編集後記
   =龍のコンサート三昧2006-【3】ベルリンフィルが本拠としているホール「フィルハーモニー」

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ふれあい充電講演会

■第63回(7月24日)の案内  戦国武将と城郭-信玄・信長・秀吉にみる
講師:中世城郭研究会 三島 正之氏
 中世城郭は、近世城郭のように天守や石垣・水堀などがなく、土塁・空堀でできた土の城がほとんどである。よくハイキングで出会う城址のように草木に覆われたただの山である。しかし良く見ればそこには昔の人が行った土木工事の跡が今も残っている。これらは全国で数万の数に達し、そのほとんどが中世戦国時代に築かれた城である。
 これらをつぶさに見ることにより、世の中で流布されている史実とは異なる事実を知ることが出来る。
 
 今回は、城郭研究を通じて得られた成果を通して、戦国時代はどのような時代であったのか、武将の特徴や実際の合戦の状況も交えてお話いただきます。【図:三島正之作図  立堀城(千葉市)】
 
◇中世城郭研究会と三島さんのご紹介 http://www.komazawa-u.ac.jp/~kazov/chujoken/ 
  城郭研究会は1971年12月に設立された民間の研究会です。
三島さんは高校時代から城郭に魅せられ、研究会創設の時から参加し、ひたすら城郭に懸けてまいりました。城郭の現地調査・縄張り図の作成は冬期(11月~4月)に行い、夏は室内での研究会や発表会・セミナーなどにあてるそうです。この理由は聞いてのお楽しみとします。
秀吉の朝鮮出兵時に日本軍が築いた倭城の調査もなされたとの事でした。
 
・日時:2006年7月24日(月)午後6時から7時半まで講演会
     講演会のあと場所を変えて9頃時まで懇親会
・会場:京華スクエア 第2会議室 ・懇親会場は近くを予定。
     中央区八丁堀3-17-9  電話03-3551-3200
     地下鉄日比谷線 八丁堀駅/JR京葉線A3出口から歩1分
     案内図はホームページでご覧ください
     http://www.npo-idn.com/event.htm
・会費:会員1200円 ビジター1500円
     懇親会費 2500円 女性2000円
・申込みはこちらへ:kouenkai@npo-idn.com
 *懇親会への参加の有無もお知らせください
・締めきりは7月20日(木)です
・今回のコーディネーター:平田 信一                        

■第64回
(8月) 見て、触れて、使って判る「ぐい呑み」の魅力
8月の講演会は暑気払いを兼ねて開催します。
講師は、皆さんおなじみの井出昭一氏です
◆講師の井出昭一氏の言葉
日本には多種多様な窯があって、”やきもの天国”です。いろいろな窯で焼かれた「ぐい呑み」を多数持参します。見て、触れて、使っていただいて、やきものを楽しみ、”涼亭”で暑さを忘れたいと思います。
・日時:2006年8月29日
     17時~18時半、その後懇親会
・会場:清澄庭園内 「涼亭」 
     所在地江東区清澄2・3丁目
     管理事務所TEL:03-3641-5892
     アクセス:地下鉄大江戸線・半蔵門線「清澄白河」(E14・Z11)下車 徒歩3分
・会費:会員1200円 ビジター1500円  懇親会費 2500円
懇親会への申し込みも明示してください
申込み先: kouenkai@npo-idn.com

◆「涼亭」への入場は5時5分前より可能です
清澄庭園への一般の入園は4時半まで:150円(65歳以上を証明できる方は70円)
清澄庭園の案内はこちらをどうぞ(最近URLが変更になりました)
 http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index033.html
写真は清澄庭園の「涼亭」(清澄庭園のHPより)

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シニア情報生活アドバイザー講座

■「シニア情報生活アドバイザー」養成講座とは

  この講座は、高齢期の生活に密着した、情報技術(パソコンやネットワーク)の楽しい活用方法を教えることが出来る人を養成する講座です。IDNはこれまでに42回の講座を開催し、180名のシニア情報生活アドバイザーを養成した実績を持っています。
 NPO(特定非営利活動法人)「自立化支援ネットワーク」(略称IDN)は、「ニューメディア開発協会」(経済産業省の外郭団体)が認定する「シニア情報生活アドバイザー講座」の養成講座実施団体に指定されています。

■東京:46期・47期受講生募集のご案内
下記の講座の受講者を募集中です。毎回土曜日の開催です。
知り合いのお方でご興味をお持ちの方を紹介してください。 
・第46期:2006年08月12日(土)~09月 9日(土) すべて土曜日
・第47期:2006年09月16日(土)~10月14日(土) すべて土曜日
詳細は下記をご覧ください
http://www.npo-idn.com/senior2.htm

・会場:TEPIA(財団法人 機械産業記念事業団)
     港区北青山2丁目8番44号(地下鉄外苑前より徒歩4分)
ウイークデイの開催や日程の変更のご希望の方も受け付けます。ご相談ください

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IT・PCの勉強会


■パソコン楽しみ隊:7月の報告と8月のご案内
 13日(木)の勉強会は前回の鹿野さんとその応援団によるブログに引き続き、徳堂さんと吉澤さんの案内役による『ホームページの薦め』でした。お二人の独特の視点と息のあった案内で、初参加の方も交えて和気藹々としたなかにも真剣で有意義な時間をすごしました。
 タグを使ってシンプルなページを作成する演習や、何気なく使っている言葉を再確認する作業を通じてホームページをあらためて身近に感じ、さまざまな楽しみ方に気づくよい機会となりました。
『さっそく演習成果を応用したページをサーバ領域を拡張して公開した、その達成感がうれしい。』との感想や、初歩のホームページ講座の要望、提案などが寄せられています。【記:國重】

【8月の予定】
・日時:8月20日(日)13時~16時
・場所:品川人材開発センター 第3教室
・テーマ:案内役は後日お知らせします。

・連絡先:渡辺 延子 さん
    pc-tanoshimi@npo-idn.com(担当者用宛先)
    関心のある方はどなたでもご連絡ください。

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楽しくパソコンライフ~武兵衛の近況~
 
■第33回 インターネットのURL記入を簡単に
 雑誌や新聞で見たいホームページがあるとそこに書いてあるインターネットアドレス(URL)を一文字ずつ入れる。ところが半角の小さな文字で、しかも記号のドットもある。入れた文字や記号を確認したいがはっきりしない。シニアの方でなくても見づらいものです。ところが世の中には便利なものがある。
 私はお気に入りの一番上に下記のホームページを設定しています。URLを登録するときに重宝している。大きな文字で入れることが出来る。入れ終わったらEnnterキーを押すだけでページを開くことが出来ます。
http://www.724685.com/raku/index.htm
是非一度試してほしい。嬉しくなるはずです。
 
暑いひとときをインターネットで花火見物しませんか。諏訪湖の花火大会。過去10年間の花火の様子が大きな画像で見られます。
http://www.gochomuseum.net/hanabi/suwako.html
この夏もお元気で、パソコンと共に、ご活躍されますように願っています。

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学生,社会人の進路相談をいたします

■自立化支援プロジェクト(IDP)のその後のお知らせ
7月に予定していました、合宿打ち合わせ(青梅)は、延期とさせていただきました。
次回は、8月26日(土)〜27日(日)一泊二日を予定しております。
【レポート:伊藤 政弘さん】

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千葉アドバイザーグループ C-PAK

■勉強会の報告
・日時:7月13日(木) 14:00~16:00
・会場:千葉県高齢者生協 佐倉センター 2F
・参加者:近藤、羽澄、山室、橋本、大村、利光、巳城、村杉、津田、飯塚
           中澤(講師)
テーマ(1) 講師:山室さん
かねてマイクロソフトの次期OS対策を研究中の山室さんから、WindowsVistaβ‐2(試用版)でデスクトップやIEの画面構成がどのように変更されるかのプレゼンがあった。(前回までにOffice2007も概説済み)
折角の機会につき、Acrobatで作成されている今勉強会の資料紹介を β‐2インストール済みのPC(~プロジェクタ)上で試みながら勉強会を進めた。
 
テーマ(2)検索と閲覧を楽しむ 講師:中澤さん
ブロードバンドの普及やPC性能の進化、情報コンテンツの充実などIT環境が目覚しく発展した昨今、HPやサイト閲覧を楽しむ機会も増えているが、情報の大海で目的に合ったコンテンツに効率よく辿り着けるポータルサイトを押さえておけば大変便利だ。特にシニアにとっては、マウス操作だけで使いこなせる点が大いに喜ばれるだろう。
・生活情報/PCライフにお役立ち/趣味を楽しむ
・Googleを楽しむ/使う
・動画を楽しみましょう
 
勉強会総括=事務局
 アドバイザーにとって新知識習得やスキルアップは欠かせないが、それと共に「PC使いこなし」の一環としての様々な楽しみ方やコンテンツ活用の手腕なども大事な素養である。
 PCユーザーの目的や方向性は実に多様で変化に富んでいるから、それに応えるアドバイザー自身の視野もワイドに、マルチに、進化し続けなければならない。
 PCの使い方が、ともすれば仕事のための機械のような使い方や通信装置、固有の趣味用途などに偏りがちであるが、Web上のコンテンツを活用する道具という視点は大事だ。
 くらしに生かす、便利に重宝する、娯楽する、学ぶ、など、コンテンツをフルに利用する「生活者のパソコンライフ」を支援するアドバイザーは「コンテンツ通」であるべし。

■今後の予定
・8月10日(木):山室さん担当
 予定テーマ(仮称)『アドバイザースキルアップ講座の報告』
・9月14日(木):津田さん担当
 予定テーマ(仮称)『モバイルの使いこなし術』
【レポート:飯塚 渉さん】

■「アクティブ・オフ会=深川ツァー」の案内
7月18日(火)16時15分」前に門前中町「魚三」前に集合
門前仲町駅出口2番出てすぐ。
※地下鉄 東西線「門前仲町」  2番出口
2番出口を出ると、永代通りの向こう側に「成田山不動山」の鳥居が見えます。
それを、見ながら、右手に向かうと、すぐに行列が見える。

C-PAK以外の方で参加希望の方はご相談ください
【本件の幹事は津田さん atsuda@a6.rimnet.ne.jp

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埼玉アドバイザーの会「シニアドさいたま」
活動状況をシニアドさいたまブログをご覧下さい。
http://blog.goo.ne.jp/seniad_saitama

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IDN会員の募集のご案内

■ IDN会員募集中
NPO(特定非営利活動法人)自立化(相互)支援ネットワークでは、正会員と賛助会員を募集しています。
*会員の方々には、会員の活動状況や情報を掲載した機関誌を、年4回発行し配布いたします。
*会員の方々には、各プログラムの割引が適用されます。
*入会金及び年会費については「入会を考えている方に」を参考にして下さい。
*詳しいことをお知りになりたい方は、eメールで、事務局までお問い合わせください。


■入会を考えている方に(再掲)
  会員になるには,自分の意思(Will)がなんといっても大切です。少なくとも何のために入会しようとしているのか,目的を決めて入るのが賢明です。
  入会の手続きとしては,入会申込書と,入会金の支払いが必要になります。会員には,正会員(主体的に活動を行う会員で,総会の議決権を有する会員)と賛助会員(団体の主旨に賛同し,直接、間接時間の許す範囲内で活動する会員)の二つのタイプがあります。どちらの会員になるかは,やはり自分の意思で決めて下さい。

会費には入会金と年会費とがあります。
入会金は正会員が1万円,賛助会員が千円です。
年会費の方は,正会員が年間一口1万円,賛助会員が一口千円です。
年会費を何口にするかも,ご自身の意思で決定して下さい。

 メール送信先:<mailto:idn@npo-idn.com>
 
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海外旅行体験話クラブ

■次回予告

次回の「海外旅行体験話クラブ」は、9月17日(日)に開催いたします。
お楽しみに!

海外旅行体験話クラブのメーリングリスト(ML)を設定しました。
tabex@yahoogroups.jp
初めての方も大歓迎です。ご希望の方は下記までご連絡ください。
ma-itou@bd5.so-net.ne.jp
・下記にあります主旨に沿った意見交換
・海外旅行へ出かける前のちょっとした相談
など、楽しさとお役立ちの双方で盛り上がればいいですね。
【レポート:伊藤 政弘さん】

*これまでの開催状況をこちらでご覧いただけます
 

■再開にあたってのコーディネーターのメッセージ(再掲)
「海外旅行体験話クラブ」のコーディネイトをしております、伊藤政弘と申します。
  しばらくの間、お休みをしていたクラブですが、05年3月より再開の運びとなりましたのでお知らせいたします。このクラブは、海外旅行(海外滞在)で経験した貴重なお話を、写真や資料、ビデオなどを加えながら楽しくお喋りしていただくクラブです。肩の凝らない楽しいクラブですので、海外旅行に興味のある方もない方も、ぜひ一度のぞきに来て下さい。ご参加お待ち申し上げます!

■海外旅行体験話クラブの趣旨
◇海外旅行者の目で見た、外国の習慣・文化・地理などを、楽しく発表し学習します。
◇海外旅行をした際のハプニング・失敗談・発見・感動したことなどを共有します。
◇日本と外国の習慣(考え方)・文化の違いなどを比較しながら社会の学習をします。
◇珍しい体験をされた方の実話や動機、その後の人生観などを共有します。
◇楽しかった「観光ツアー」や「オプショナルツアー」などの情報交換を共有します。
◇色々な生き方があることを学習し、自立した人生へのヒントを探ります。
【コーディネータ:伊藤政弘さん ma-itou@bd5.so-net.ne.jp

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会員のホームページの紹介

【今回はお休み】

■ブログもOK 自薦・他薦をお願いします
 メルマガIDN第69号(2月15日発行)よりホームページの紹介を開始しました。今回までに12名の方のページと「シニアドさいたま」のページを紹介しました。遠慮しないでどうぞ手を上げてください。以下に趣旨を再掲いたします。

 会員のホームページを紹介するコーナーを設けます。会員の顔をもっと見えやすくすることが主な目的です。会員相互の交流のきっかけになればと期待します。ご希望のあった方から順次紹介します。簡単な紹介で結構ですから下記あてにご連絡ください。メルマガIDNで紹介したホームページのURLをIDNのホームページに紹介します。
申し込み先:<mailto:merumaga-idn@npo-idn.com>
これまでに登場した方のURLと紹介文をこちらIDNのホームページでご覧になれます

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連載 『平成つれづれ草子』 井出 昭一さん

■第10回 和歌を楽しむ…万葉歌人に詠まれた草花と樹木…
和歌の魅力
 和歌は好きです。古い歌でも、新しい歌でも。和歌は小説と違って、わずか31文字で完結する世界でも例のない日本独特の文芸です。日本人でなければ味わえないものです。和歌よりさらに短いのは17文字の俳句ですが、季語や詠まれている言葉の背景、前提条件を知らないと本当の意味が判りません。文章の「行間を読む」といわれますが、俳句の場合は「字間」を読まなければ、作者の意図を理解できないことがしばしばです。一部の和歌にもその傾向がありますが、俳句より遥かに理解しやすいのが和歌で私が好むひとつの理由です。
 さらに、名歌集といわれるものは、そのほとんどが文庫本、新書版などに収められていますので、持ち歩きにも便利です。厚さも手ごろで、最初から読んでも良く、飛ばし読みもできます。かばんやポケットに忍ばせていけば、電車の中、待ち合わせのひとときにも手軽に楽しめるのが歌集です。
 歌集も、万葉集から始まり、古今和歌集、新古今和歌集……、明治以降も、正岡子規、島木赤彦、斎藤茂吉、若山牧水、会津八一……と続きますが、どうしても原点の万葉集に戻ってしまいます。
 
万葉集…和歌の原点・日本人の心の源流…
 万葉集は、8世紀以来いまなお読み継がれて、日本人の心に生きている歌集です。和歌の原点・日本人の心の源流でもあります。万葉集の全20巻には、天皇から庶民まであらゆる階層で詠まれた4500余首が蒐められています。歌は、恋愛中心の贈答歌である「相聞(そうもん)」、人の死を悼む「挽歌(ばんか)」、相聞・挽歌以外の「雑歌(ぞうか)」の3部立で編纂されています。 長い年月を経ても色あせず、いまなお光り輝き、心を揺さぶる秀歌がちりばめられているのが万葉集なのです。

 万葉集に詠まれた植物はおよそ160種といわれています。ただ現在の名前と異なるものも多く、確定できず諸説があるものがいくつもあります。ひまにまかせて「万葉集事典」(中西進編、講談社文庫)で、どのような樹木、草花が万葉集という土俵に登場するのか数えてみました。番付で横綱は萩で130首、これに次ぐ大関が梅で110首余でした。3位の関脇は「ぬばたま(射干玉)」で、なじみないものですが、植物としての「ひおうぎ」を詠んだものではなく、ほとんどが夜とか黒の枕詞として使われているものです。これに、松、橘と続きます。意外だったのは、桜です。花といえば桜。首位は当然だと思い込んでいたからです。柳と並んで39首、第9位で前頭の中ほどにようやく顔を出しているといったところです。
 
(注1)万葉植物園
万葉集に詠われた植物は、“万葉の故郷”の奈良公園、甘樫丘のほか、東京でも、板橋区立赤塚植物園内の万葉・薬用植物園、国分寺市の万葉植物園でもまとめてみることができます。
(注2)和歌は、本来縦書きです。ここでは横書きのため、読みやすくするために、勝手に字開けをしました。引用した歌の最後の(  )内は、万葉集の巻の番号と通し番号です。万葉集の歌は、「自分の声で歌い、くり返し口ずさんでいると歌の内容はおのずから胸にしっとりと熟してくるはずである」(岡野弘彦)そうですから、万葉植物の詠まれた歌を列挙します。
 
万葉歌人に詠まれた草花と樹木
萩の歌は、数が多い割りには有名なものが少ないようです。山上憶良が秋の七草を詠んだ2首の歌碑が奈良公園内にあります。
秋の野に 咲きたる花を 指(および)折り かき数ふれば 七種の花
(巻8-1537 山上憶良)

萩の花 尾花葛花 なでしこの花 をみなへし また藤袴 朝顔の花
(巻8-1538 山上憶良)
こちらは、五七七・五七七の旋頭歌の形で、その中に秋の七草を詠みこんでいます。ただし、最後の朝顔の花は、桔梗なのか、朝顔なのか、昼顔・むくげなどいろいろな説があって特定できないようです。

高円の 野辺の秋萩 いたづらに 咲きか散るらむ 見るひとなしに
(巻2-231 笠金村)
これは笠金村(かさのかなむら)が、志貴皇子を死を悼んだ長歌に併せて作った反歌です。

我が園に 梅の花散る ひさかたの 天より雪の 流れ来るかも
(巻5-822 大伴旅人)
大伴旅人が大宰府の自邸に九州諸国の官人を招いて盛大な梅の花の宴を開いた時に詠まれた32首の内の1首です。

居明かして 君をば待たむ ぬばたまの 我が黒髪に 霜は降るとも
(巻2-89)
ぬばたまは黒髪の枕詞です。

ぬばたまの 夜の更けゆけば 久木生ふる 清き川原に 千鳥しば鳴く
(巻6-925 山部赤人)
ここでは夜の枕詞です。「久木(ひさぎ)」は植物で、赤芽柏(あかめかしわ)といわれているものです。

磐代の 浜松が枝を 引き結び 真幸くあらば また還り見む
(巻2-141 有間皇子)
これに続く次の歌も有名です。こちらには椎が詠まれています。

家にあれば 笥に盛る飯を 草枕 旅にしあれば 椎の葉に盛る
(巻2-142 有間皇子)
この歌に関して、正岡子規は、昔は食物を木の葉に盛ったこともあったが、5月5日に柏の葉に餅を包んで祝うという名残をとどめているのはゆかしいことだとして、かしわ餅の歌を10首作っています(明治34年)。
椎の葉に もりにし昔 おもほえて かしはのもちひ 見ればなつかし
白妙の もちひを包む かしは葉の 香をなつかしみ くへど飽かぬかも
いにしへゆ 今につたへて あやめふく 今日のもちひを かしは葉に巻く
 
わらびを詠って早春をさわやかに称えた歌があります。
石走る 垂水の上の さ蕨の 萌え出づる春に なりにけるかも
(巻8-1418 志貴皇子)
巻8の巻頭「春雑歌」を飾る志貴皇子の歌です。早春のすがすがしい状況が目に浮かびあがる歌です。「垂水の上の さ蕨の」と美しいリズムを刻み、「なりにけるかも」と余韻を残している歌でもあります。

これが新古今和歌集では、
岩そそぐ 垂水の上の さ蕨の 萌え出づる春に なりにけるかな
(巻1-32 志貴皇子)
となって登場しますが、万葉集の方が、数段優れているのではないかと思います。

志貴皇子の影響を受けたと見られる2首も好きな歌です。
高槻の 木末にありて 頬白の さへつる春と なりにけるかも
(島木赤彦)
最上川 逆白波の たつまでに ふぶくゆふべと なりにけるかも
(斎藤茂吉)
斎藤茂吉は、「なりにけるかも」を好んで用いていますから、よほど気に入ったのでしょうか、あちこちに登場し、歌集「あらたま」(大正2~6年)には「・・・けるかも」で終る歌が9首も詠まれています。

松かぜの おともこそすれ 松かぜは 遠くかすかに なりにけるかも
(「つゆじも」大正10年)
焼けあとに 草はしげりて 虫が音の きこゆる宵と なりにけるかも
(「ともしび」大正14年)
 
万葉集にすみれの歌はわずか4首ですが、山部赤人の歌が有名です。
4首連作のうち、最初と4首目はすみれと春菜の草を詠み、中の2首は桜と梅の木の花を詠んでいます。
春の野に すみれ摘みにと 来し我ぞ 野をなつかしみ 一夜寝にける
(巻8-1424 山部赤人)
あしひきの 山桜花 日並べて かく咲きたらば いたく恋ひめやも
(巻8-1425 山部赤人)
我が背子に 見せむと思ひし 梅の花 それとも見えず 雪の降れれば
(巻8-1426 山部赤人)
明日よりは 春菜摘まむと 標めし野に 昨日も今日も 雪は降りつつ
(巻8-1427 山部赤人)
 
万葉植物の真打として登場するのは馬酔木(あしび)です。あせび、あしみ、あせぼともいわれています。馬酔木を有名にしたのは、反逆の罪で殺された弟・大津皇子のために大伯皇女が詠んだ挽歌です。
磯の上に 生ふる馬酔木を 手折らめど 見すべき君が 在りと言はなくに
(巻2-166 大伯皇女)

万葉集の中には馬酔木を詠んだ歌が11首収められていますが、以後の歌集には登場していないそうです。有毒で馬が食べると麻痺するので嫌われたのでしょうか。また、大伯皇女は毒があることを知っていて馬酔木を手で折ったのでしょうか。

初回から9回までをこちらでご覧になれます。

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*12*********************************************************************
アウトドアクラブ「たかお会」

■第16回活動の連絡
第16回活動は、やどりき水源林(神奈川県水源林 新松田)の樹木・水棲動物観察ハイキングを計画しています。
・実施日時:平成18年7月19日(水)
・場所:神奈川県 やどりき水源の森
・集合場所と時間:小田急新松田駅前 午前9時30分集合
宮本 聰 神奈川県森林インストラクターにご案内いただく予定です。
詳しくは、IDNホームページのたかお会ページ第16回活動計画を こちら でご覧下さい。

■第17回活動予定変更のお知らせ
第17回活動は下記で予定していましたが、都合により1週間後に変更します。
・実施日時:新 平成18年10月21日(土)~22日(日)
        旧 平成18年10月14日(土)~15日(日)
・場所:南志賀山田牧場に泊まって秋川渓谷の紅葉見物と笠ヶ岳登山
なお、10月20日(金)に先行するコースも考えております。

■18年度年間活動計画
たかお会18年度年間活動計画を更新しました。IDNホームページのたかお会ページに掲載していますのでご覧下さい。今年度は宿泊を伴う計画が2回組まれています。この計画のほか、会員のリクエストに応じて中級登山活動を実施する予定です。
それぞれの計画の詳細は、実施2週間前までにメール添付で連絡します。
【幹事:東川・滝村】

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*13**********************************************************************
ふれあい広場

■「ふれあい広場」について

皆様の近況・IDNに対する意見・催しもの案内・等など内容に制約はありません。
思わぬ出会いがあるかもしれません。
下記のメールアドレスへ自由に投稿して下さい。お待ちしています。
<mailto:merumaga-idn@npo-idn.com>

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*14**********************************************************************
編集後記

■龍のコンサート三昧2006-【3】 ベルリンフィルの本拠「フィルハーモニー」

 ベルリンでベルリンフィルを聞きたいと希望した動機は、演奏を聴きたいことが第一の目的だったが、ベルリンフィルが本拠地としているコンサートホール「フィルハーモニー」へ行きたいという、もうひとつの目的があった。

 日本では、1958年に大阪のフェスティバルホールが完成し、1961年に東京文化会館がオープンした。東京文化会館は、2300席を有する本格的なコンサートホールとして計画されたものであり、バルコニー席も設け、オペラハウスの形式も取りいれられている。我が国でも本格的な音楽ホールの幕開けとも言える時期を迎えていた。
 ベルリンの「フィルハーモニー」は1963年に完成した。完成したばかりのベルリンの新しいホールが掲載されている海外の雑誌を数種類入手した。しばらくして、日本の建築雑誌にも取り上げられ、設計者の意図等も直接知った。

 当時にコンサート三昧状態になりつつあった私は、これらの情報に刺激を受けて卒業設計のテーマに、「演奏者の周辺に客席を配置したコンサートホール」(注、この形式をワインヤード形式という)を選んだ。
 卒業設計の中では、法的に満足していることやすべての客席からの見やすさなど、客席の配置に手間取った。悪戦苦闘の結果、A1版が何枚になったかは忘れたが、すべてロットリングで墨入れをし、外観と内部のパース(透視図)も画いた。
 これが1964年のくれから1965年の初めのこと。それ以来、一度は「フィルハーモニー」を訪れたいという気持ちを暖めていたが、海外出張でもベルリンへ行く機会がなく、今回やっと思いがかなった。

 帰国した後、「フィルハーモニー」のことを具体的に確認したくて、国会図書館ヘ行き、知人の助けを借りて検索システムで調べた。幸いにも、雑誌「新建築」の1964年11月号に、以前私が所有していた雑誌「FORUM」の1964年5月号の内容が掲載されていること突き止めた。国会図書館では、この雑誌はマイクロフィルムのロールになっており、コピーサービスも受けられるが、当日は時間切れ。私が前に勤めていた会社の設計部の図書室にこの雑誌の合本が保管されていることがわかり、記事のコピーを入手することが出来た。

 以下に、新建築の内容と私の記憶も交えて「フィルハーモニー」を紹介したい。
【概要】
 「フィルハーモニー」はベルリンの壁から約140M程はなれたところにある。この地区はベルリン(西側)の再開発地区に指定され、「フィルハーモニー」は、ベルリン市の文化センター構想の一環として生まれた。  
 第二次世界大戦でそれまで使用していたホールが破壊され、戦後世界最高のオーケストラに相応しいコンサート・ホールを建設しようという機運が徐々に高まり、1956年のコンペが実施された。ベルリンの建築家でドイツ芸術院会長でもあったハンス・シャロンの設計が採用され実現した。座席数は2,200席、演奏席の背後には260席が配置されている。
 シャロンのコンセプトは「人・空間・音楽の新しい関係」。当初の概観は、現在の仕上げとは異なっており、サーカスのテントに似ていることから、ベルリンっ子たちは「カラヤンのサーカス小屋」と呼んだ。
 柿落としは、1963年10月15日、カラヤン指揮、ベルリンフィルでベートーヴェンの第九が演奏された。

 「フィルハーモニー」が完成したのが1963年、卒業設計をかき終えたのが1965年の初め。我が国では、この形式のホールとして良く知られている「サントリーホール」の完成には、1986年まで待つことになる。

【劇的な内部空間】
 演奏者の周辺に客席を配置したコンサートホールは、劇的な空間を生み出す。聴衆を演奏者に近づけ、取り囲ませることによって、両者は自由に、強烈に交流することが出来る。指揮者も、伝統的なホールのように聴衆と演奏者の中間に立って演奏を支配するものではなく、演奏者と聴衆と共に音楽をつくる一員になった。
 今では世界各地でこのようなホールを見ることができるが、演奏者周辺に客席があり、後ろの客席からは指揮者の表情を見られるのは、当時としては斬新だった。
 ホールの内部空間の設計の狙いは、まず音楽、つぎに音楽をめぐる聴衆、最後に聴衆をめぐる景観となっている。
(ワインヤード=ぶどう棚と呼ばれる内部空間:写真参照)

【音響設計上の苦労】
 音響設計上の最大の課題は、ステージを囲う大きな反射板がないこと。音響設計者で音楽学者のベルリン工科大学の音響緒物理学のロータル・クレーマー教授は設計者のハンス・シャロンの設計のコンセプトを生かしながら 音づくりに苦労した。
 舞台が中央にあるということで、音響面では様々な工夫を余儀なくされた。客席を18のブロックに分けて仕切ることにより、音を反射させるための壁の量を増した。舞台の上に10枚の反響板「浮雲」を35フィートの高さ(天井高70フィート)に吊し、壁に薄い空気層を設けた木製の軽い壁(低音域の吸音のため)を使用し、天井には低音を吸収する角錐135個を配した。
 舞台の上の反響板は、客席への音の拡散に有効に働いているが、演奏者にとっても、演奏者が発した反射音をすぐに聴くことができ、緊密な合奏のための助けとなる効果がある。
 舞台が中央にあることは、通常は150フィート(46M)も離れる席が出来るが、すべての席が115フィート(35M)以内にあることは、視覚のみでなく音響上の有利な点にもなっている。
 また、1992年には音響効果をさらに高めるための大規模な修復工事が行われたそうだが、その詳細については調査していない。

【その他】
 ホワイエ(いわゆるロビー)もここのホールの目玉であり、十分にスペースが確保されている。喫茶コーナーで軽食をとることもでき、演奏開始前や、途中の休憩の間にゆったりとした時を過ごすのに有効である。(断面図を参照)
*図面と写真は、新建築1964年11月号より

   
          断面図                             客席(写真をクリックすると大きくなります)
 今回は念願がかなって、この「フィルハーモニー」でサイモン・ラトル指揮のベルリンフィルの演奏で、ブラームスの交響曲第四番などを聞くことができて幸せな思いをした。音が良いといわれている、舞台前面Aブロックの後方の席で聞くことができたのはラッキーだった。
 今回の「フィルハーモニー」について書いたことは、「龍のコンサート三昧 第6回さまざまなコンサートホール」の続編とも言えるもの。ホールの形状の種類などについて興味のある方は、下記よりご覧ください。【生部】
http://www15.ocn.ne.jp/~ryuss/

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